海からの風が舞い上がってくる。<br />それは、ときおり激しく僕の身体を襲ってくる。<br />大きく息を吸った。<br />「やっと、ここまでやって来た」<br /><br />目の前には海原が広がる。<br />海が青い。<br />どこまでも青い。<br />霧の隙間から、丸い水平線が見える。<br />遠くの、はるか彼方まで見渡せる。<br /><br />“さいはて”の地。<br />大陸の最西端に立った。<br />北緯３８度４７分、西経９度３０分、ロカ岬。<br />目の前には、大西洋が広がる。<br />僕は、もう一度大きく息を吸った。<br />

イベリア　『光と影の紀行』“さいはて”の地へ、ロカ岬　　３

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2009/08/14 - 2009/08/14

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#その他

レモンパパさん

海からの風が舞い上がってくる。
それは、ときおり激しく僕の身体を襲ってくる。
大きく息を吸った。
「やっと、ここまでやって来た」

目の前には海原が広がる。
海が青い。
どこまでも青い。
霧の隙間から、丸い水平線が見える。
遠くの、はるか彼方まで見渡せる。

“さいはて”の地。
大陸の最西端に立った。
北緯３８度４７分、西経９度３０分、ロカ岬。
目の前には、大西洋が広がる。
僕は、もう一度大きく息を吸った。

エリア

ロカ岬(ポルトガル)

朝のエドゥアルド７世公園

靄の向うにテージョ川が見える。
レスタウラドーレス広場とオベリスク
シントラ行の電車が発着するロシオ駅
大きな屋根のあるホームは４階にあります。
さあ、乗り込みましょう！

車内はガラガラ^^;
約４０分ぐらいでシントラに着きました。
シントラ駅
シントラ駅のホームから
シントラの町
シントラの町
山の頂には城跡が見える。
駅前のバス停から、ロカ岬経由　カスカイス行のバスが出ている。
料金は、岬まで４.５５ユーロ。
ごく普通の路線バスで、近所のおじさんやおばさんも乗っている。
海水浴に行くのか、浮き輪を持った子供達も一緒だ。
バスは小さな村を通り過ぎる。
いくつかの曲がりくねった田舎道を走る。
右手奥に海が見えてきた！
青い空に、赤い灯台が映える。
バス停から岬まで歩く。
ユーラシア大陸の最西端だ。
石碑には、ポルトガルの詩人ルイス・デ・カモンイスの叙事詩が刻まれています。
『ここに地終わり、海始まる（AQUI... ONDE A TERRA SE ACABA E O MAR COMCA）』
岬は１４０ｍの断崖だ。
海上から崖をつたって、風が吹く。
目の前には、荒々しい岩が広がる。
風は突風となり、ときおり激しく全身を襲う。
青い海と水平線。
幾多の旅人がここに立ったのだろう？
岬には、遊歩道もある。
霧が足に　まとわりつく。
そこは“さいはて”の地の代名詞に、ピッタリだ。
青い、生まれたての　空気を吸おう！
僕は、大きく深呼吸をする。
最西端到達証明書

今日の日付と名前を書き込んでくれます。