2009/06/19 - 2009/06/19
25085位(同エリア28796件中)
シュンスケさん
- シュンスケさんTOP
- 旅行記43冊
- クチコミ2件
- Q&A回答1件
- 60,111アクセス
- フォロワー14人
中国赴任が決まり、向こうに行く前に日本の自然を満喫しないと!ということで、三日間で房総半島を自転車で一周することにした。
ちょうど手の手術から一年間が経ち、自転車が乗れるくらいまで回復。そして一年前から千葉に住んでいるものの、全然千葉のこと知らないということで、行き先は三日間で周るにはちょうどいい房総半島に決定。
2006年にシリアで出会って以来、意気投合していた友人YSKと会社休んで自転車漕いできた。
【全日程】
■6/19 千葉 ⇒銚子(鉄道)銚子 ⇒九十九里 ⇒勝浦(走行距離110km)
□6/20 勝浦 ⇒鴨川 ⇒千倉 ⇒館山 ⇒富浦(走行距離85km)
□6/21 富浦 ⇒千葉(鉄道)
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自転車
-
金曜日の朝、眠い目をこすりながら起床するが、5時過ぎの始発に乗るはずが起きた時点ですでに朝6時。すでに銚子で前泊しているYSKに謝りつつ、総武本線で銚子へ向かう。
-
銚子までは千葉から二時間。通学時間帯が過ぎ去った平日の朝の電車はおばあちゃんに独占される。
9時前に銚子着。ここでホームの先にある乗り場に向かい銚子電鉄へと乗り換える。 -
この銚子電鉄、「潮風とロマンのふるさと」とのキャッチフレーズにたがわぬ都電荒川線のような小さなワンマン車両で運転していてなんとも風情があった。手書きの行先プレートが趣あるなあ。
-
この潮風とロマンにあふれた平和な車窓にも、こんな物騒なものが。やれやれいやな世の中になったもんだ。さすがにアルカイダも銚子電鉄にテロをしかけるなんて思いもよらなかったにちがいない。
それにしてもその上に貼られていた「史上初の鉄道擬人化キューピー650円」が気になって仕方ない。 -
総武本線から銚子電鉄へと輪行されるマイチャリ。輪行なんて三年ぶりだったから、バッグへの入れ方を忘れていて千葉駅では焦った。
-
9時半、予定より一時間遅れで犬吠駅に到着。駅についたらテレビ朝日系「スーパーモーニング」の生中継中だった。
-
犬吠駅。アラブ圏を思い出させる青色のタイルが不思議だった。
-
ここで銚子に前泊していたYSKと合流して、いよいよ房総半島ほぼ一周に出発!…とその前に、銚子名物「ぬれせんべい」を食べて腹ごしらえ。
-
新商品、さんまのかば焼き寿司よろしくね〜
-
とりあえずまずはスタート地点の犬吠咲の灯台へ向かう。
-
この日はあいにくの天気で、空は厚い雲に覆われている。それでも雨が降ってないだけマシかな。曇っていると海もなんだか寂しそう。
-
犬吠埼から九十九里に向けてペダルをこぎ出す。犬吠埼から九十九里浜までは両手に畑が広がり、軽いアップダウンが続く。結構風があると聞いていたけど、この日はほとんど風がなくて走りやすい。
-
車の少ない快適な道を10キロほどこいで国道126号線に合流。国道に入ると車が多くてやっぱり走りづらい。
-
犬吠埼から20キロほど進むと、飯岡の港に到着。これぞ、ザ日本の港町!って感じの風景。
-
ここから先は九十九里浜にそって走る「九十九里ビーチライン」沿いに自転車専用道がつくられている。こういうのはチャリダーにとってみると最高にうれしい。みなおしたぜ、千葉県!
-
金曜の午前なのに海はサーファーで大賑わい。風が凪いでいるのでそれほど波は高くないけど気持ちよさそうだなあ。
このへんで薄日が差してきた。やっぱり日が差してくるとテンションがあがるぜ。 -
九十九里をしばらく進んだところで早くも昼ごはん。手ごろなドライブインに入り、かつとじ丼を注文するとものすごいボリュームだった。
-
「いやあ、このへんはサーファーの方が多いから、みんなよく食べるんですよ」とドライブインのお兄ちゃん。いやいや、サーファーだけじゃなくてチャリダーも食べますよー
-
途中、水を買いにセブンイレブンに立ち寄ると、ボディボードが売られていた。さすがサーフメッカ。サーフショップのほかには老人ホームやリタイア組向けのマンションが目立つ。サーファーと老人の町、九十九里。
-
九十九里の町でこんな看板を見かけた。「いわし博物館」…そりゃ、休館になるだろ。
-
九十九里の道の途中で、なにかいいにおいがしてきた。近づいてみると、道の両側いっぱいに煮干しを干していた。
-
これはなかなか見られないぞということで、自転車を降りておばちゃんに話しかけてみる。
煮干しはせいろで蒸し、一日天日で干してから機械で乾燥させるとのこと。やっぱり天日を一日でも加えないと甘味がでないらしい。太陽は偉大だ。まんべんなく日光を当てるため、せいろを使って大量の煮干しを器用に裏返していく。 -
おばちゃん、食べてもいい?と聞くと「一匹と言わず何匹でも食べてきなー」とおばちゃんのうれしい一言。遠慮なくパクリ。生と煮干しの中間でちょっと中途半端な感触だったけど、確かに味はうまかった。こういうの自転車旅ならではだなあ。
-
カタクチイワシを干して煮干しにするのだけれど、中にはタイの子どもも混ざっていたり。
-
煮干しだらけ。
-
煮干しで腹を膨らませた後はひたすら今日の目的地勝浦に向けて自転車を進める。九十九里の自転車道はかなりさびれているところも。
-
上総一ノ宮で60キロ近く続いた九十九里浜も終わり、崖と浜が続く道に。浜では平坦で退屈だった道も細かいアップダウンが続く道になり、少し面白くなってきた。
入江があってそこから登って山を越えるとまた入江に向かって降りていく。この繰り返し。 -
午後5時、勝浦の隣町の御宿に到着。ここは童謡「月の沙漠」発祥の地らしく、それを記念した像があった。僕は恥ずかしながら「月の沙漠」の存在自体を知らなかったんだけど、何とも唐突に浜辺にラクダが出現。
-
この月の沙漠像から少し行ったところには、唐突にアミーゴ・オンジュクの看板が。
後で調べて、江戸時代に現メキシコ人の船員を乗せたスペインの船が御宿沖で沈没した際に御宿の漁民が救出したことがきっかけで、メキシコのアカプルコと姉妹都市ということで納得したんだけど、メキシコ、サボテン、アミーゴって。気持ちはわかるけど、もう少しひねろうよ。 -
午後6時、ようやく本日の目的地勝浦に入る。車で過ぎたら何とも思わないこの看板なんだけど、100キロ以上をこいできてたどり着いたこの文字、ああ感慨深い。それにしても尻が痛い…足は鍛えておいたんだけど、ここまでお尻が痛くなるとは思わなかった。
-
銚子を出て8時間。目的地の勝浦に到着。宿は「金目鯛と漁師料理の宿 くろえむ荘」。汗を流して、海の幸で疲れをとる。一泊二食付きで7,000円とはとても思えないこの豪勢な夕食。ビバ房総!千葉ばんざい!
-
刺身も新鮮!
-
地元でとれた金目鯛の煮付け、たれの甘さもちょうどよく触感もふわふわ。感動的ですらあった。さすが「金目鯛の宿」だけある。
食べ終わった瞬間、電池が切れたように歯磨きも忘れ眠りにつく。この日の走行距離110kmくらい。肩とおしりが猛烈に痛い。 明日はどうなることやら。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
33