2009/07/09 - 2009/07/12
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Yoyosaiさん
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さてとうとう南イタリア三人旅も山場。リパリ島からシチリア本
島に渡り、列車でタオルミナへ。2泊して最後は世界遺産の街を
ぜひ見たいという老人たっての希望でシラクーザで1泊したら、
9日の旅も終わり。シラクーザよかったなあ。
-
リパリから高速艇でシチリア本島のミラッツォ港へ。
路線バスで駅へ行き、列車で東へ。3〜40分でメッシー
ナへ。乗り換えて1時間20分でタオルミナ。
メッシーナ駅での乗り換え時間が短かったが、なんと
電光掲示がすべて消えている。紙の時刻表に書いてあ
るホームとも違うようだ。救う神あり、他のお客が
親切に声をかけてくれる。アナウンスがあったよう
で、教えてもらったホームに出発寸前の列車に駆け込
んだ。乗り遅れた人を車内から発見。無常にも一度
閉まった扉は開かず…
タオルミナまで距離はそれほどないのに、どうしてそ
んなに時間がかかるのかわかった。どうやら単線で、
駅で行き違いの列車を待ちながらの1時間20分。そし
て、海岸の見える小さな駅から行商人たちが乗ってく
る…大きな包みを手にした漆黒の肌の人たちだ。ヨー
ロッパの街まちで包みを広げてコピー商品なんかを
売っている…
どうやって生活してるんだろう。食べていけるんだろ
うか。もちろん組織があるのだろうけど。
タオルミナ駅着。2泊お世話になる宿(B&B)のだんな
さんアレックス氏が車で迎えにきた。ダイビングセン
ターの経営者なので6人乗りくらいの車だ。
到着後、一息ついたところで夕飯の時間。
宿のご主人、ユキさんの作るニョッキをいただく。
写真は山のお宿にて。オレンジかな。 -
翌日は、とうとう海へ!
ダイビングボートで青の洞窟を覗いて、ダイバーが
去ったあと老夫婦とシュノーケリング。
ウェットスーツなど初めての2人は足のつかない海で
じたばた。水は思いのほか冷たく、ボートから10メー
トルほど離れた岩と往復して水から出た。
昼はビーチのカフェで。
老人は、イタリア男子(と思っている)の白いシャツ
姿に触発されてさんざん口にするので、リパリで麻の
白シャツを見つけてプレゼントした。タオルミナで
とても重宝したのだが、さてその後日本でどうなった
かな? -
ずばり、ビーチ風景。
-
今回の旅行で一番笑える一枚ではないでしょうか。
背景にいるのは、つい誘いに乗って体験ダイビングを
申し込んだ私。レギュレーターをくわえて初めて水に
顔をつけたところらしい。この時の私といえば、うま
く息ができず、もうやめるから浜に返してくれと訴
え、潜水したら息も楽にできるから大丈夫、大丈夫と
説きふせられた…そんなところ。
結局、水に沈めてもらったところ(体験ダイブなので
自分で気圧調節などしない)無事に息もできた。 -
午後の決死のダイブを終え、ビーチの真上にあるケー
ブルカー乗り場へ。タオルミナの街は山の上にある
のだ。 -
とりもとりあえず、ギリシャ劇場を見学。
イギリスの歌手アナステージヤのコンサートがあるよ
うで設営中。
夏の夜の野外コンサート、気持ちいいだろうなあ。 -
タオルミナ・ギリシャ劇場
-
タオルミナ・ギリシャ劇場
-
タオルミナ・ギリシャ劇場は山の地形を利用して作っ
ているようだ。 -
タオルミナ・ギリシャ劇場から。
-
芸術的1枚。タオルミナ・ギリシャ劇場にて。
-
海の次は山だ。というわけで、タオルミナからシラ
クーザへの移動日にエトナ山を見に。
といっても、標高2000メートル付近、立派な道路の
終点にある駐車場まで。
21世紀に入って噴火があり溶岩流がこの付近まで
流れてきたそうだ。手を尽くして流れの方向を変えた
という。真っ黒な溶岩になぎ倒された木々などがまだ
見える。 -
そんなエトナの山頂。
エトナ山は裾野が広い。 -
鉄道ストのため、バスでシラクーザへ。途中のカター
ニャで乗り継ぎが必要でちと厄介だったが無事到着。
宿はバス停(鉄道駅近く)からオルティージャ島に
向かって徒歩10〜15分、大通りCorso Umbertoに面した
プチホテル「Casa Mia」。
ここからはオルティージャ島は歩いて10分程度。
島に渡る橋の上で。さすが世界遺産。ゴミもなく、落
書きも消されている。整然として本当にきれいな町。 -
ここでも夕日が沈むところを見た。
-
夕暮れ時のオルティージャ島。
-
オルティージャ島にあるDuomo(大聖堂)広場の
レストラン。
ここで夕飯とした。
土曜日ということもあり、大賑わいでテラス席は
ないかと聞くと、なにゆうてまんの?という顔を
された。
店内のテーブルは空いていたので、それで手を打つ。
ここで注文したものはどれもおいしく、大正解。 -
レストランの前にはDuomo。白い大理石(?)がきれい
に掃除されてライトアップに映える。
オルティージャではあちこちに警察が立っているし、
清潔で安全な感じがする。
シラクーザは1泊しかしなかったが、どこに行っても
「勤勉な人がまともに暮らす町」という印象を受け
た。ここなら住みたい、という気すらした。観光客
誘致に相当心をくだいているのだろうが、それを支え
る人たちの心意気を感じた。 -
Duomo広場にて。
ブレブレですが、カメラのせいですね(汗) -
宿の中庭。
品の良いフレンドリーな、家族経営の宿。 -
さて、疲労困憊ながら最後の日がやってきた。
最後にギリシャ劇場などのあるシラクーザの
もう1つの観光地、考古学地区に行こうか!
宿のアリシア嬢は暑いから早めに行ったほうがいい
とアドバイスしてくれた。
チェックアウトして、歩いて行った。たぶん30分
ほどなので徒歩圏内だが…灼熱。
帰りはタクシーを利用した。
これはギリシャ劇場。
そうそう、チケットを買わずに劇場入口まで行って
しまい、また5分ほど歩いて公園の外にある大駐車場
(ここにチケット売り場がある)に戻る羽目に。
繰り返すが、暑いのでつらかった。少し前まで劇場
入口でチケットを買えたのでは?小屋がある。
駐車場は新しくなっていて、たぶん、仕組みが変わっ
たのだろう。 -
ディオニソスの耳。
これもギリシャ劇場の入場券で見学できる。
洞穴の天井に小さな穴をあけて上から耳を当てると中
の話し声が聞こえるそうで、そのため牢獄として政治
犯を入れていたとか… -
何しろ暑い。アリシアさんが忠告してくれたのも
わかる。
体調低下気味。最後だがんばれ。
これは公園の入り口に近い、ローマ劇場跡(入場料は
いらなかった)。 -
飛行機はカターニャ空港発18時20分だったが、日曜日
のため午後2時台の空港バスがなく、1時か3時かという
選択だった。宿のアリシアさんが1時のがいいですよ、
という。時刻表によると4時半過ぎに着くので3時の便
でいいはず、と思っていたが、とりあえず観光した
し、疲れたし、1時で行くか…ということになった。
老夫婦ははじめからその方がいいと思っていたよう
で、正直ほっとしたようだった。
3時にしなくてよかった…バスが30分遅れてきたのだ。
あせることなく余裕で待っていられた。
カターニャ空港では、日本語でチェックインした。
結局18時20分の便の4時間近く前に着いたので、
アリタリア航空のお姉さんが、国内線だけ1本早い便に
変更してくれた。
「ワタシ ニホンゴ スコシ ハナシマス」
写真はロンドン・ヒースローへの乗り継ぎ地点、
ローマ・フィウミチーノ空港。
旅行最後にも日没を拝むことができた。
飛行機に乗り込み、落ち着いたらすぐに寝てしまった
ようだ。一瞬だと思ったが熟睡したようで「あれ?ま
だ出発してないの?」と言ったときは、静かに水平飛
行中。老夫婦にびっくりされた。こんなことは初め
て。相当疲れていたのだろう。
本当にお疲れさま!
楽しかった。
また三人で旅行したいね。
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