【お得旅】一石三鳥？タリンク シリヤライン（Tallink Silja Line)セレナーデ号コモドアクラス

2008/06 - 2008/06

フィンランドのヘルシンキからスウェーデンのストックホルムの移動に船を利用しました。飛行機なら数時間の旅を＜夕方発→翌朝着＞の船旅にしたのは、この「タリンクシリヤライン」に乗ってみたかったからです。

「豪華客船でゆったりと旅をする」
良いですよね〜、憧れです！
しかし、現段階ではなかなか長期の休みが取れないのが現実で、それは夢のまた夢…（泣）

ところがそんな私でも、このシリヤラインだったら「17時ごろ乗船＆翌日9時ごろ下船」と、とても短い時間ではありますが、ちょっとした船旅気分が味わえます。（豪華客船ではありませんが…＾＾；）

船室は所謂２等席のようなものからスウィートまで色んななグレードが有りました。今回我が家が利用したのはコモドアクラス。ホテルでいうところのクラブルームかジュニアスウィートの扱いだと思います。（コモドアクラスは専用ラウンジも利用できます）

コモドアクラスにも、「ベランダ付の部屋」と「付かない部屋」と2種類が有ります。専用面積は同じなのでベランダ付きのほうはその分お部屋が狭くなりますが人気があるとの事でした。ご希望がおありになる場合は早めの予約が良いようです。

船旅気分も味わえて、寝ている時間に次の目的国へ移動でき、コモドアクラス1泊2名１室約60,000円程度と、割とリーズナブルです。
ちなみに、一番安い2等にあたる席はとても安い（１人数千円？）です。私が若さ漲る学生時代だったら迷わず利用していました！（笑）

「移動費＋宿泊費（朝食付）」＝船代
と、考えると、欧州はホテル代がお高いですのでかなりコストパフォーマンスが高くお勧めです。

エリア ヘルシンキ(フィンランド)

フィンランド、ヘルシンキ側のフェリーターミナル

ターミナル内のチェックインカウンターです

コモドアクラス以上はこちらの専用チェックインカウンターを利用します。
私が利用した時は混雑していなかったので特別有りがたいとは思いませんでした…（＾＾；）

いよいよ乗船です。
ターミナルの通路を歩いて行くと、

大きなセレナーデ号の船首が見えてきました。

船に乗り込む前のエスカレーター

入口です。
このアザラシ？絵柄のマットから向こうが船です。

入口にはムーミンとミーがお出迎え。
イラストのイメージとは若干違いがありますが…

中に入ると、近距離船とは思えない広さです。
両側にはショップやレストランが並んでいます。
上のほうに見えるガラスの突起は内側キャビンです。

船内にはインフォメーションもあります。

船上ポスト。
航路図のすぐそばに有ります。
旅先からはハガキを出すようにしているので、もちろんここからも投函しました。

インフォメーションから船首に向かうと、ガラスのエレベーターがあります。

エレベーターホールはこんな感じです。
また、エレベーターは船首側と船尾側にありました。

そしてその奥はカジノになっています

中身はというと…
正直あまり大したことは無いです。

エレベーターを昇って上から見ると、写真でよく目にする光景が。
両側のガラスの突起部分は内側船室です。
こうやってみると割と中の方まで見えてしまうので、
ご利用の際にはちょっと用心された方が良いと思います。

船の中にはショップやレストラン、小さなスパや子供の遊び場などが複数あります。

その中から、ほんの一部を紹介すると、

こちらはゲームが無料でできるゲームルーム
子供たちで溢れ返っていました。

アーケード両側に玩具やお土産、洋服やバッグのショップもあります。

実はこの船の上、ＴＡＸフリーなんですよ。
私もここでマリメッコのバッグを買いました。

このピンクの入口から入っていくと階段が有り、

降りて行くと、でかでかと「ＴＡＸ ＦＲＥＥ」と書かれた文字が。

矢印の向こうには、

ちょっと大きめのコンビニエンスストア？の入口です。

フィンランドだったか、スウェーデンだったか忘れてしまったのですが、

特にお酒にかかる税金が高いそうで、現地の人はお酒を買うだけに移動するという話も聞きました。
現に、箱単位で沢山買い込んでいる現地の方々を多く見ました。

お水やソフトドリンクも一概にバカ高いですが、
こちらは日本のスーパー並みでとてもお安かったです。

あまり品数はありませんがシリヤライングッズもあります。
この分厚い本は、予約特典として頂きました。
こんなにお高いものだとは…！

お菓子や、

ムーミングッズもあります。
しかもここだけは日本語で！（笑）
聞いた話によると、多くの日本人が「ムーミン、ムーミン」と買い求めるらしいです。
確かに私も沢山買いました。（＾＾；）
北欧土産としてちょっと配る？ものは余りないですよね。

***ご参考まで***
フィンランド市内のスーパーで売っいるものと同じ商品がありました。ＴＡＸフリーとは言え、商品自体はさすがに市内スーパーの方がお安かったです。

船内にはいくつものレストランやちょっとしたカフェ？があります。
基本的に夕飯は別料金のようです。

各自お腹の加減に合わせて思い思いに楽しみます。

あのマキシムもありました。
メニューを見るとアラカルトのようでした。

私たちは事前調査（？）で得た情報で、現地の方に大人気だという飲み放題（ソフトドリンクやビールなど）食べ放題バフェへ。
お値段は…不確かなのですが大人が5,000円位だったでしょうか？もっと安い？

このバフェは予約でいっぱいになと聞いていたので、乗船後すこし船内を見た後すぐに予約カウンターへ向かいました。しかし、その時はすでに予約者が殺到していました。
ご希望でしたら、お早めに予約される方が良いです。

中は、バフェーのコーナーを取り囲むようなテーブル配置でかなり広く、
子供からお年寄りまでワイワイガヤガヤ！
当然ドレスコードもなく、実にカジュアルなバフェです。

で、内容は、

コールドミールから始まり、

ローストビーフなどの温かいもの、

そしてデザート、

チーズなどまで沢山ありました。

写真には写っていませんが、子供専用のバフェテーブルやアイスクリームのコーナー、それにカレーライスのような和食テイストのものまで有りますので、ご家族連れなどには楽しいと思います。

私の感想はというと、たまたま座った席がハズレ（？）だったのか、子供が騒いでいたり赤ちゃんが泣いたりと、正直少々うるさかったです（すみません）
でもお陰で、いつも食事の際は憚られて撮れずにいる写真を、雰囲気や人目を気にする事もなく沢山撮れました♪

肝心のお味は…
好みの問題もありますし何とも言えませんが、「これはいい！」とも「これはまずい！」とも言えない、普通のお味だったと思います（＾＾；）

どちらにしても旅先での食事は楽しいものです♪

私たちが利用した船室は11112号室、船首側でした。

コモドアクラスは船首側だけに存在するようです。

赤い丸印が私たちが利用した部屋ですが、同じコモドアクラスの隣の部屋と比べサイズが小さいのがわかります。このへこんだ部分がベランダになるわけです。

ベランダの有無、どっちがいいのか？
う〜む…。こればかりは好みですよね。

コモドアクラスの通路へはお部屋のキーが無ければ入れないようになっています。

ベッドはダブルでした。
（ツインもあるのかなぁ？）

ウェルカムフルーツです。
それはいいのですが…

お花が「菊」ってのが、、、、、
日本人の私には仏壇のお花とお供えのようで笑えます（笑）

テレビの下には、

冷蔵庫とＤＶＤプレーヤー、Ｘｂｏｘが入っています。
ＤＶＤやゲームソフトはコモドアラウンジで有料で貸してくれます。

冷蔵庫の中にはシャンパンとソフトドリンクが入っています。
こちらは無料です。

また、カウチがエキストラベッドに変身します。
夕方にはターンダウンに来てくれますので、その際にセットされます。

クローゼットの中にはズボンプレッサーも入っていました。

上質♪とは言い難いですが、ロゴ入りのバスローブも完備しています。

トイレはお風呂にありました。

写真下の方に少ししか写ってませんが、バスタブもそれなりの大きさのものが付いていました。

バスタブを挟んで？トイレの反対側にある洗面台。
青いものはポーチで、オリジナルアメニティーです。
質素な物でしたが、思い出にお持ち帰りしました。＾＾

ラウンジは、私たちが利用したフロアからだと階下に降りることになります。

飲み物類の他は、

ちょっとしたお菓子や、

果物などがありました。

ラウンジの窓は進行方向を向いていて、視界を妨げるものがありません。

陽が沈むのをお部屋のベランダで待っていたのですが、この時期なかなか沈んではくれません。
この時、すでに夜の10時を回っていたと思います。
この写真を撮った後、居眠りしてしまい起きたら夜中でした（＾＾；）

翌朝、朝食は船室のクラス別にとります。

店内に入るとまずシャンパンです。

早く入ったお陰で、窓側のお席に座れました。

コールドミールはバフェで、

温かいものは、好みを聞かれオーダーすると作ってもらえます。

コモドアクラスの場合、デザートまで全て船室料に含まれています。

お部屋に戻るとベランダから島が見えてきました。
飛行機を使うと時間の短縮は可能ですが、寝ている間に目的地に着くし、なにより船の旅もまた違ったものが有って良いですね。
出来るなら豪華客船でゆったりと過ごしてみたいですが、お休みが取れるようになるまで絶対に無理なので、あっという間の船旅もどき？でしたが、とても楽しく過ごすことができました。

機会がおありになるようでしたら、お勧めの移動手段です。

Ｐ．Ｓ．
下船の優先は有りません。
ごったがえした一陣を先にやり過ごしてゆっくり下りました。（＾＾；）


　　　　　　　　　　　　　　　　　　**ＥＮＤ**

この旅行記へのコメント （2）

• mielさん 2009/09/09 15:08:00

  船の旅！

  Duckweedさん、はじめまして。
  こんにちは。
  
  夜だけの船の旅もいいですね。
  お部屋も豪華なんですね。
  シャワーとかもついてるんだーと、知らなかったので勉強になります。
  お土産にムーミン！私も寄っていきそうです。
  ミーとムーミンが人間になると大きいんですね、気になりました（笑）。
  
  またページに遊びにきます。
  
  

  Duckweedさん からの返信 2009/09/10 18:18:07

  RE: 船の旅！

  mielさん
  
  はじめまして！
  コメント有難うございます。
  
  船の旅と言うほどでは無い短いものですが、それなりに雰囲気だけは味わえた気がします。それに、かなりリーズナブルでコストパフォーマンスは良かったですよ。（食べ物とかはいまいちですが…＾＾；）
  
  貧乏暇無し、お休みが取れない現状で船の旅はこの程度で一杯一杯ですが（涙）、将来は是非「ゆったりと豪華客船の旅」をしてみたいと思っています。そのためにも、今は一生懸命働く方に力を注ぎます（笑）
  
  Ｐ．Ｓ．
  ムーミンの着ぐるみは、かなり違和感があります。
  あれはアニメの世界で留めるのが最良かとも…（笑）