2009/08/11 - 2009/08/11
114位(同エリア137件中)
granateさん
- granateさんTOP
- 旅行記220冊
- クチコミ1件
- Q&A回答5件
- 256,652アクセス
- フォロワー6人
2009.8.11
モロッコでの一夜は明け、今日はこれからテトゥアン経由でセウタに戻るぞ!
と、出発に備え早起きをした私たち。
なのに約束の時間を2時間過ぎても
予約した車はやって来ない様子でして。。。
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 観光バス 船 タクシー
- 航空会社
- フィンランド航空
-
明けて翌朝。
と言っても、あたりはまだ真っ暗です。
今日は、朝7時に頼んでおいた専用車でタンジェを出発し、テトゥアンを観光してセウタに抜ける予定です。 -
ホテルの朝食は7時からとのことで、
出発に間に合いそうにありません。
fさんが日本から持ってきたクッキーと、
私がフィンランドのヘルシンキで買ったプリングルスで朝食とします。 -
2人合わせての所持水分は、これだけです。
水のみの私に、fさんが無け無しの水を恵んでくれました。
あぁ、なんとかどこかでお水を買わなきゃ。
ミニバーの冷蔵庫さえ、開いていたら良かったのに。 -
お菓子の朝食を終えると、空には白い月がありました。
-
(お迎えは、朝の7時だし。)
5分前にはレセプションに行き、
チェックアウトをしようかと思いましたが、
とある考えが私の頭に浮かびました。
幸いにも、今回のレセプションの係の男性は、
流暢なスペイン語を話す方でした。 -
「すみません、朝の7時に私たちの迎えの車が来るのですが、実は昨夜から殆ど水分を摂っていなくて、
こちらのレストランでの朝食が7時からと聞いたので、
せめて水分を摂る間の10分位、待って頂けるように伝えていただけないでしょうか?」
「いいですよ。わかりました。」
と、その係の男性は言いました。
「fさ〜ん、水分が摂れますよ!!!!!」 -
しかし、そのレストランは、7時と言ったら7時までは決して開かないのでした。
仕方なくレストランの入口まで戻ると、
その近くに、1人の日本人のビジネスマンの男性が座っておりました。
「すみません、日本からの方ですか?」
と私から声を掛けると、そうであるとのことで、
「ここのレストランはね、時間にならないと始まらないんだよ。」
と、教えてくれました。
そしてさらに、
「そうかぁ、日本は夏休みなんだね。」
とも話されておりました。 -
他の人がいないことをいいことに、
画像を撮りまくりますが、
本当に、おかず類が まだ並べられておりません。 -
美味しそうな、パン!
-
スペインとはまた違った、
異国情緒が素敵です。 -
そして、ようやくレストランの係の方々も姿を現したので、早速水分、もとい朝食を頂きます。
かけつけに2杯、ジュースを飲み、喰らいつくのはもちろんスイカです。 -
海側から、朝日が昇ってきました。
旅の組み立て方の失敗ともいうべきか、
せっかくの個人旅行なので、これからはゆっくりと朝食を楽しめるような計画をしなくては・・・・
と、さらなるジュースを飲みほしながら思いました。 -
再びレセプションに戻りチェックアウトをしましたが、まだ車は来ていないとのことでした。
-
そのまま待つこと、1時間。
それでも車は、やってきません。
その間、先ほどの日本人のビジネスマンの方の方が、私たちよりも早くお迎えの車でホテルを出発してゆきました。 -
先方にはホテルの名前も伝えてありますし、
エル ミンザを知らないはずは ありません。
時折入口を覗きに行く私に、長身でモロッコの装束を着たドアマンのお兄さんが言いました。
「そっかぁ、まだ来ないんだね。
タンジェでは普通、観光のガイドは朝の9時頃から始まることが多いから、もしかしたら、時間を間違えているのかもしれないね。」 -
「予約したのは、モロッコにある日本の会社なんです。
でも、車を出すのは多分他の会社なんですよね。。。」
ため息まじりに話す私に、ドアマンのお兄さんがいいました。
「じゃあ、そっちはやめて僕たちと観光しようか?」
「そうですね。絶対そちらの方がいいですよね。」 -
流石にコレはやばいのではと、今回の予約をお願いしたモロッコのN社さんに電話をしますが
、英語とスペイン語と日本語で話しをしても、電話を切られてしまいました。
その頃、1人の恰幅が良くて身なりの良い男性がレセプションまでやってきて、レセプションの男性と握手をすると、ドアマンの男性とも話しをしておりました。
てっきりその男性がお迎えの人かと思いましたが、
違うようでした。 -
8時半を回り、それでもやって来ないため、
今度はモロッコの担当の方に直接携帯からメールをすることにしました。
しかし、その返事も無く、
(実際のところは電波状況が悪く、こちらが返信の受信をできていなかったようです。)
しびれを切らした私は、レセプションの方に、タンジェの港にいくためのタクシーを呼んでくれるよう、
お願いしました。
そしてそのタクシーを待とうとしたところ、
もうそこにいるというのです。
そう、先ほどの恰幅が良くて、身なりの良い男性がホテルと付き合いのある、タクシーのドライバーさんなのでした。 -
早速車に乗り、タンジェの港にいくことになりましたが、こちらの事情を話したところ、
せっかくだからタンジェの小観光を という話しになりました。
時間と金額を相談し、まぁその位なら・・・
と、ガイドタクシーの運転手ムハマンドさん(仮名)の話に乗ることにしました。 -
確かにタンジェからアルヘシラスに戻るのであれば、まだ時間もあります。
せっかくここまで来たのですから。
ただし、アルヘシラス発17時のバスに乗るという絶対の縛りがあるため、車内からのみの観光でと お願いしました。 -
お迎えをすっぽかされて、落ち込みがちであった気持ちが紛れかけたところで、突然、ムハマンドさんの携帯が鳴りました。
なんと、上記のすっぽかしの会社が私がメールしたN社の方からの連絡を受け、エル ミンザに乗り込んできたのです。
そして、ムハマンドさんの携帯番号まで聞き出して、わざわざ電話を掛けてきたのです! -
「あなた宛てに電話が掛ってきているんだけど。」
と、ムハマンドさんは言いました。
携帯を受け取り、私はそれを耳に当てるやいなや、
甲高い声の女性が、外国語なまりの強い日本語で、
「モシモシ、イマ ドコニイル?」
どこにいるっていったって・・・!
「すみませんが、あなたはどなたですか?」
「ワタシ? ワタシハ ○○ノ ルミコサンヨ!
ナンデ ワタシニ デンワ シナカッタノ?」
「電話も何も、おたくの名前も初めて聞きましたし、電話番号なんて知りませんよ!」 -
「今朝だって、7時の予約でしたよね?
私たち、エル ミンザで2時間も待ってたんですよ!」
「ダカラ、イマカラ ホテルニ モドレバ、セウタニ
マニアイマス カラ!」
「ちょっと待ってくださいよ!
すっぽかされた揚句、なんであなたの言うことを聞かなきゃならないんですか!!!!!」
ここで、すっかりバトルモードに突入です。
「もう、結構です!
今日はもう、これからタンジェの港に行くんですから!」 -
怒り狂った私は、ムハマンドさんに携帯を返しました。
「すみません、変な電話が来てしまって。」
「いや、それよりこれはどういうことなんだい?」
「実は、私たちがテトゥアンとセウタ行きを頼んだ会社の、下請けの会社が電話をしてきたんです。
だから、電話してきた人のことは私も全くしらないんです。
エル ミンザに戻って、自分の会社の車に乗れっていうんです。
そんなの絶対にイヤです!
あの人の会社の車に乗るのだけは、イヤ!
すみません。ご迷惑をお掛けして。」
「いや、それはいいんだけどね。」
と話していると、再度先ほどのルミコサンからの電話攻撃が再度やってきました。 -
そして事情を知ったムハマンドさんも、こちらに加勢してくれましたが、ルミコサンは、再度私と話がしたいと言うのです。
「イマカラ ホテルニ キテクダサイ!」
「だから言っているでしょう?
この先の予定が決まっているんです。
夕方の5時には アルヘシラス発のバスでマラガに行って、そこから寝台列車でバルセロナに行くんです!
分かりますか?
ここでダメになったら、全部ダメになるんです。
ずっと前から楽しみにして、計画してきた旅行なんです!
もう貴女とは、何もお話することはありませんから!」
と、再度バトルモードに入った私は携帯をムハマンドさんに返しました。
「ムハマンドさん、本当にすみません。」 -
せっかくの綺麗なタンジェの街並みなのに。
まさか、日本人同士(?)の電話バトルになるなんて。
でも、それよりもなによりも信じられないのは、
お詫びの言葉が全くないということでした。
「あんた、それでも日本人かーーーー!!!」
と日本語で言う私に、fさんも言いました。
「お金返せ!時間返せ!」
と、そこにまたしてもルミコサンの電話攻撃が!
嗚呼ムハマンドさん、本当にごめんなさい。 -
ムハマンドさんとルミコサンの話しぶりは
先ほどのようなバトルモードではなく、
比較的穏やかなものでした。
「さっきの人が、もう一度話したいと言っている。」
と言って、再度ムハマンドさんは携帯電話を私に渡しました。
「・・・・・何でしょうか?」
「アノ、スミマセン。ホントウニ スミマセンデシタ。
イマ ハナシヲ シテ、ドライバーサンノ リョウキント
タンジェ カラノ フェリーヲ 、 ウチノ カイシャデ ハライマス。
ドライバーサンニハ ナニモ ハラワナイデ クダサイネ。
スミマセン。 ホントウニ スミマセン デシタ。」
「そうですか。」 -
私はため息をつきながら、携帯をムハマンドさんに返しました。
「本当に、何度も何度もすみません。」
ムハマンドさんは言いました。
「あの会社も、上の会社とトラブルを起こしたくないそうなんだ。
そういう訳で、今回の料金は全てあっちから出るようだから、私にはチップだけくれればいいよ。」
と、さらに冗談っぽく言いました。
「なーに、心配しなくていい。
私はエル ミンザとは20年仕事をしているが、一度も問題を起こしたことはないよ。」 -
「おお、そろそろだ。
タンジェでもとても見晴らしの良い場所に着いたから、一緒に外に出よう!」 -
そこには私たちの他にも、やってきている人がいるようでした。
-
「ここからは、スペインが見渡せたりするんだ。
今日は残念ながら、晴れてはいるけど向こうが見渡せないみたいだ。」 -
「ここは見晴らしも良いし、人々はここで良く、お茶をするんだ。」
-
ムハマンドさんの話を聞きながら その方向を見ると、
なんと猫がいるではありませんか! -
タンジェ、初猫さんです!
-
下の海岸部の方から、男の子が上がってきました。
-
ここタンジェでも、思いもよらない旅の行方となりましたが、
ムハマンドさんとエル ミンザ ホテルの方々には、本当に助けられました。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
granateさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
36