2009/08/17 - 2009/08/17
109位(同エリア311件中)
シベックさん
三重県の熊野市で行われた熊野大花火大会を0泊2日で見に行ってきました。情報では往きも復路も渋滞・混雑は尋常ではないらしい。覚悟のうえでの熊野行きでした。自宅を出たのは当日の午前10時頃、一路東名阪道、伊勢自動車道からR42を熊野に向かいました。流れはいたって順調で、途中寄り道をし熊野市内に・・。
この旅記は、道中見た熊野の海岸線や花火開始までの様子をまとめました。次回は花火をアップの予定です。
写真は、熊野大花火の観覧で停泊するクルーズ船・ぱしふぃっくびいなす。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車
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熊野灘の青い海
R42は、尾鷲市内を抜けると
高峰山麓を行く坂やトンネルの多い
熊野街道となり山越えの道。
やっぱり「道の駅きのくに」を
過ぎたあたりで渋滞が始まりました。
しばらく坂を下ったあたりにある
地方道737を左折し、
海岸線を走るR311に抜けることにしました。
はじめて走る道、
狭い山間を縫って走る細い道・・。
すれ違いはやっとの道幅です。
所々落石注意の看板が立っていました。
新鹿の海水浴場を抜け、
海岸伝いに熊野方面に向かいました。 -
峠に建つ家
切り立った峠からは、熊野灘の青い海が望めました。崖のはるか下には集落が見えます。
地図で見ると波田須という集落。
この下の集落をJR紀勢本線が走っています。 -
波田須の入り江
-
世界遺産・熊野古道
したに下ると徐福の宮があり、坂を登る道は波田須の道と書かれた案内看板が立っていました。
それにしても道はどちらも非常に険しいです。 -
大泊の海
急坂を下ると大泊の町と右手に海水浴場が
見えてきました。
右手の岬は、熊野の鬼ヶ城・・。
他ではあまり見られない特徴的な花火が多い
熊野の花火ですが、この岬の反対側から打ち上がる、鬼ヶ城大仕掛け花火も目玉の一つです。 -
クルーズ船
大泊の沖には早くも花火見物のクルーズ船が
スローで移動中でした。 -
R42との合流点
さすがにR42は、混み合っています。
信号10回待ち程で、やっとR42に合流・・。
この先が思いやられます。 -
鬼ヶ城トンネル
時間は、14:30。なかなか前に進みません。
熊野花火大会は、交通事情が非常に悪いため、
電車にしても車にしても大渋滞や長時間の
待ち時間は考慮に入れなくてはならないところ。
それでも、遠方からの来場者は減りません。
魅力的な花火大会なのです。 -
熊野市内・木本町付近
左の堤防上には有料の浜席が見えます。まだ炎天下、観客の姿は見られません。
右側は市内に入る道が何本も見えますが、
お巡りさんがガードしています。一般車は通行止めで、許可証を持つ地元車のみ通行可。
ずらっと熊野市の南外れの臨時駐車場にまで、つながっているようです。 -
海岸道路R42
正面のこんもりした山は獅子岩のようです。
左の堤防側には有料の桟敷が並びます。
それにしても、
空は雲ひとつない青い空、風もなく
最高の花火日和・・。 -
獅子岩のポイント
指定の駐車場に15:00ごろ到着し、シャトルバスで熊野市内のジャスコまで送ってもらいました。
市内では、影で休憩するお客さんでごった返していました。会場に向かう人の波にもまれながら、撮影ベストポイントといわれる獅子岩へ・・。
今頃、場所などないとは思っていましたが、一目見てみたく、のこのことやってきました。時間は、陽も西に傾いた16:00。日蔭は涼しい・・。 -
獅子岩とカメラマン
日蔭になった獅子岩展望台。
16:15ごろの光景。
女性のカメラマン多し・・。 -
獅子岩と七里御浜
午後5時前といっても夏の太陽は
身をさすように暑いです。
ましてや浜辺の黒い砂利は焼けています。
皆さんは日陰で陽が落ちるのを待っておられました。獅子岩の長く延びた日蔭にも、
たくさんの方々が肩を寄せ合って、日差しを避けていました。
花火開始までの数時間は、ただ忍耐! -
獅子岩
鬼ヶ城から少し南に位置する名勝地。「日本のスフィンクス」とも呼ばれる岩壁。
高さ約25m、周囲約210mの岩塊で、地盤の隆起と波の浸食によってつくられた。獅子が熊野灘に向かって吠えているかのような岩の姿から獅子岩と呼ばれています。
これは、学術的価値も高い岩だそうです。 -
熊野灘
砂利浜に遊ぶ観客・・。
七里御浜の沖合には、豪華客船が停泊中です。
獅子岩の展望台には三脚が林立・・。
潜り込む余地なし。 -
獅子岩全景
-
七里御浜と鬼ヶ城
花火の観覧場所は、鬼ヶ城の岬から浜伝いに数キロ・・。波打ち際は、2.7km進入禁止です。
有料浜席は、獅子岩の北側に設けられています。
見ようと思えば七里御浜南端まで見ることは可能かも知れません。キャパシティーとしては充分・・。 -
展望台のベストボジション
長さ15mほどある崖の手摺をまたいで、60cmほどの間隔で並ぶ三脚。すき間なし・・激戦区です。
この中でも、ベストは5・6人でしょう。
ポイントを外れると、獅子の口が塞がって、吠える獅子のシルエットにならないとか・・。
場所取りは、3ヶ月も前に始まっていたそうな・・。
私のようなへなちょこには無理な話。 -
影もながく・・
諦めて砂利浜を散策・・。
砂浜と違って、砂利浜は靴が潜り込んで歩きにくく、いい運動にはなりますが、疲れます。
昔、登った富士山の須走を思い出しました。
須走は下りだったので楽だったのですが。 -
太平洋・東の方角
黒い砂利浜と青い海。
沖合には白い客船が浮かんでいます。
そよ風の海は、
うねりも小さく穏やかです。
沖に浮かぶ船は、
ぱしふぃっく・びいなす。
横浜港発着3泊4日で
熊野まで、花火見物のようです。
船の煙突を調べ船名が分かりました。
煙突は、ファンネルと呼ばれ、
煙突のほか船の顔であり、
船舶会社の看板だそうです。
各船会社は、色や形、ファンネルマークで
独自性を出しているとか・・。
ちょっと脱線!
http://www.gt-net.co.jp/cruise/venus/2008/pvhanabi.htm
この日、3隻の大型クルーズ船が
来航していました。 -
七里御浜も日蔭
日蔭の気温は、半袖では少し寒さを感じるほど・・。
今は、浜から吹くそよ風です。 -
3隻の客船
左は、豪華客船「飛鳥?」
志摩・熊野大花火クルーズ 横浜港発着。白地に赤い二本線のファンネル(煙突カバー)が目印。
http://www.gt-net.co.jp/cruise/asuka/k3/15_1.htm
中央は、「にっぽん丸」
黒い基台に赤いファンネルが目立ちます。
右は、前出の「ぱしふぃっくびいなす」が来航・・。 -
七里御浜(しちりみはま)
七里御浜は、三重県熊野市から紀宝町にかけて熊野灘に面した20数km(約7里)続く小砂利の浜。
日本の渚百選、日本の白砂青松百選、21世紀に残したい日本の自然百選の一つであり、吉野熊野国立公園の一部。また、熊野古道伊勢路の一部・・。
紀宝町側の井田海岸には、産卵のためアカウミガメが上陸することでも知られています。 -
白波の打ち寄せる浜
熊野灘はゆったりと広がっています。
それに引きかえ陸上は、
時間とともに混み合ってきました。
話は戻りますが、駐車場事情・・。
臨時駐車場が約4000台、民間約2000台、
合わせて合計6000台分くらいの
スペースが用意されているようです。
ただし大半は、
花火大会会場からは結構の距離があり、
メインとなる有馬駐車場でも
花火会場まで3、4kmほどもありました。
迷わず歩いても45分以上はかかります。
浜席近くには3000円の看板も・・。
シャトルバスは昼間は運行されますが、
花火終了後は、
歩いて車まで帰らなければなりません。 -
船の浮かぶ熊野沖
「ぱしふぃっくびいなす」と「にっぽん丸」。
コツコツとお金を貯め、
遠い関東から、はるばる熊野まで大花火を見に
来られる足の悪いお年寄りの話を
聞いたことがありました。
それが唯一の生きがいだとか・・。
・・胸が熱くなります。 -
鬼ヶ城と七里御浜
熊野大花火大会の会場全景。固定の花火の打ち上げは、大雑把に4箇所だそうです。
鬼ヶ城西口と井戸川河口カルバート、海上に浮かぶ台船2隻から・・。中央の岬は鬼ヶ城で、熊野独特の大仕掛け花火や自爆花火の打ち上げ場所。
左側のR42沿いには有料の浜席が見えます。
時間は、17:00。あと2時間余り・・。
〜つづく〜
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