2008/05/03 - 2008/05/03
477位(同エリア715件中)
ころっつさん
4トラ旅行記を作成しはじめた当初の目的は過去の旅行の写真を整理しながら、思い出を旅行記とすることでしたが、これが慣れていないせいかなかなか時間がかかり大変。少しずつですがアップするようにしています。
ということで、今、作成中の京都シリーズをちょっとお休みして、今回は大分県・豊後高田の旅行記です。
豊後高田は国東半島の北の付け根にある海岸沿いのまちで、かつては国東半島いで一番の繁栄を誇ったものの、今は人口2万人余りにまで減少した地方都市です。最近昭和の郷愁を残す「昭和の町」として脚光を浴びています。
また古くから宇佐神宮を母体にした神仏習合の「六郷満山」の山岳仏教が栄えたことから、宗教文化財の宝庫としても知られています。
- 交通手段
- 自家用車
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まずは豊後高田に入る前に立ち寄った中津城。
ここは豊臣秀吉の命により、黒田孝高が築城した城です。現在の5層の天守閣は昭和39年に再建されたものです。
中津は幕末に福沢諭吉を輩出したことでも知られています。 -
中津からは海沿いの県道を走り、八幡神宮で有名な宇佐を経て、豊後高田へ。豊後高田の小さな中心市街地の商店街が「昭和の町」となっています。
豊後高田「昭和の町」 http://www.showanomachi.com/index.php -
豊後高田の中心市街地はかつて国東半島で最も繁栄していた商店街でしたが、全国の多くの地方都市と同じように時代の変化とともに取り残されていたそうです。
そうした中、平成に入り、日本が高度経済成長を遂げた昭和という時代への郷愁が高まる中、まちの活性化・再生に向け「昭和の町」づくりが取り組まれました。 -
懐かしいビスコのフラッグ看板も、このまちの中にはうまく溶け込んでいます。
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ここは中心市街地の南にあるバスターミナルで、造りからも感じ取れるようにかつては鉄道の駅だった場所です。鉄道の廃止、駅の消滅とともに繁栄を急速に失っていった町は多くあります。
ここから始まる商店街の通りの名前は今も「駅前通り」となっています。 -
かつての豊後高田の商店街は訪れる人も少なく、犬と猫しか歩いていないと揶揄されたそうです。
今では昭和をテーマにしたことが大成功し、よき時代の懐かしさを求めて多くの観光客がこのまちを訪れています。かつて商店街を闊歩する主人公だった犬も店番をしていますが、きっと今の状況にびっくりのはず。 -
「昭和の町」で営業している「昭和の店」には、それぞれ歴史を物語る「昭和のお宝」が展示してあり、自慢の「昭和の一品」も販売されています。
ここはお肉屋さんで、店で揚げたおいしいコロッケが味わえます。 -
食堂にも懐かしい学校給食をイメージしたメニューがあります。
ていうか、平成生まれの新入社員がもう間もなく入ってくる今、昭和という時代はもう昔になるのかなあ…と、ふと思ってしまいました。 -
こんな民家風な感じの薬局も商店街には必ずあったものです。今やドラッグストアが全盛期…。
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「昭和の町」には商店街のお店だけでなく、昭和の懐かしいグッズを満載した「昭和ロマン蔵」というスポットもあります。
ここはかつて米蔵として使われていた建物を改装したもので、昭和の町のシンボル的な集客施設となっています。
蔵は3棟建っており、それぞれレストラン、絵本と駄菓子の博物館、昭和の民家とまちなみを再現した博物館となっています。
無料ゾーンと有料ゾーンがありますが、気になるところをまわることにしました。まずは東棟にある有料の「駄菓子屋の夢博物館」に入りました。 -
よく見たことはあるが食べた経験はないオリエンタルカレーの懐かしいホーロー看板。
オリエンタルカレーって今もあるのでしょうか…。 -
内部には駄菓子のおまけとして付いていた玩具を中心に5万点もの収蔵品が展示してあるます。
お〜オロナミンCのホーロー看板、今は上戸彩が宣伝しているぞ〜。 -
上から見るとこんな感じ、収蔵品にあふれています。ここのオーナーが収集し九州の違うまちで展示館を開いていたのですが、お声がかかり、ここ豊後高田に引っ越してきたそうです。
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しかし収蔵品の点数が破格。値段をつけられない程のレアなものもあるようです。ここは一見の価値がある場所です。
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今の子どもたちは恐らく知らない鉄人28号の玩具もこの通り、いっぱいです。
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中には昭和30年代ごろの民家の内部を再現したスペースもあります。
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当時の映画のポスターも貼ってあります。園まり主演で杉良太郎などが出演している「愛は惜しみなく」という作品。
私は、昭和40年代後半生まれのため、残念ながら知りません…。園まりという人も名前くらいしか知りません。 -
続いて、昭和のまちなみと民家を再現した北棟の「昭和の夢町三丁目館」に入りました。
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懐かしい、サザエさんに出てくるような昭和の民家の出で立ち。屋内にあるので照明効果で朝から夜までの演出が行われ、犬の遠吠えも聞こえてきます。
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昔はこんな白熱球の暗い街灯でした。私はこれを町中ではあまり見かけませんでしたが、ローカル線の駅のホームでよく見かけたような気がします。
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民家の中はこんな感じ。今では考えらられないような小さなインチサイズの白黒テレビ。そして一般家庭の標準整備だった丸い卓袱台が置いてあります。
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家の庭先では木であつらえた背の高い位置にある物干し竿に洗濯物を干していましたね。昭和の衣装に着がえて出来たらもっと雰囲気が出たかもですが…。
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街を駆け抜けていた超小型の三輪自動車。かわいい外観だけど、果たしてカーブとかでも安定して走行できるのでしょうか?
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昭和の町・豊後高田の市街地を後に、山間部に入っていくと、行者の寺として名を馳せた「天念寺」があります。この寺の背後は岩屋となっており、修験の霊場として知られる岩峰がそびえています。
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そして天念寺の前に流れる長岩屋川の淵に位置する巨岩には「川中不動三尊」と呼ばれる磨崖仏が鎮座しています。
川中に浮かぶ小さな島から拝むことができます。この不動三尊は天念寺の水害除けに彫られたようで、室町時代に作られたと推定されています。 -
天念寺の背後にある修験者の行場となっている岩峰を眺めると、山頂近くには岩場と岩場を跨き、空中に架かるような太鼓橋・無明橋が見えます。渡ってみればきっと凄いスリルなんでしょうね〜。
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最後に杵築市との境界にある「三ノ宮の景」と呼ばれる景観。国東半島にはこのように岩肌が荒々しく露出する険しい岩場が点在しており、独特の神仏習合の信仰にふさわしいエリアのように思えます。
早回りの豊後高田でしたが、魅力いっぱいの国東半島はまたじっくり巡ってみたいものです。
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この旅行記へのコメント (5)
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- ゆういちろうさん 2009/08/26 19:57:06
- 昭和レトロ
- ころっつさん、こんばんは。
豊後高田の町は前々からちょっと気に掛かっていたのですが
今回旅行記を拝見させて頂き、とても参考になりました。
私の旅行記を見ていただければ分かるかと思うのですが
江戸時代の町並みやお城等は勿論、近代の街並や遺物も好きで
特に最近は郷愁をそそるような旅にはまっています。
このころっつさんの旅行記でもなんかほっこりするような
そんな印象を受けました(^o^)
特にバスターミナルの写真にはやられましたよ!
なんか締め付けられるような懐かしさを感じました。
ところで大分のこれ以外のエリアも訪れたんですか?
実は宇佐〜国東〜杵築は近い内に是非とも行ってみたい場所の一つなので
そのエリアの写真もあるのでしたら、是非ともアップをお願いしま〜す♪
ゆういちろう
- ころっつさん からの返信 2009/08/27 08:13:45
- RE: 昭和レトロ
- ゆういちろいうさん、おはようございます。
いつもご訪問&書き込みしていただき、ありがとうございます!
私もゆういちろうさんと同じように古いまちなみが好きです。特に造られたものではなく。生きた生活感の漂うまちがいいですね。私の住んでいるまちも豊後高田と同じような地方都市ですが、同じようなバスターミナルが駅前にありましたが、鉄道の廃止とともに整備され、都会的なターミナルに再生しました。きれいになるのはいいのですが、何かさびしい感じがします。
さてさて、この旅では、別府で夜を過ごし、未明のフェリーで四国に渡ったので、大分県のほかのエリアは残念ながら行っていません。杵築や宇佐、竹田など大分県にはこれまで何度か訪れているのですが、デジカメではなく、フィルムカメラの写真が多いです。また、旅行記をアップするようになってからそれなりに写真をよく撮るようになったので、あまりいい写真がないのです…。申し訳ありません。
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- romanさん 2009/08/26 12:37:08
- オリエンタルカレー!
- ころっつさん はじめまして。
足跡をたどってお邪魔させて頂きました〜♪
こちらに遊びに来て下さってありがとうございます。
豊後高田「昭和の町」レトロ感溢れてて
懐かしくていいですね〜。
思いっきり昭和世代なので、嬉しいわー!
そう、オリエンタルカレーは、今も売っていて
今年、伊香保温泉の「おもちゃと人形 自動車博物館」で
http://4travel.jp/traveler/kikinotabi/album/10339514/
販売していたので、購入しましたよー!
懐かしい味で、昔の母のカレーを想い出しました〜♪
こうして、色々な所で懐かしい物に触れると
今の時代にない何かを再発見出来て、いいですよね。
これからも増々、素敵な旅を〜♪
ろまん
- ころっつさん からの返信 2009/08/27 08:01:56
- RE: オリエンタルカレー!
- romanさん、おはようございます。
そして書き込みありがとうございました。旅行記にはいつも勝手にお邪魔させていただき、楽しく読ませていただいております。
romanさんのプロフィールの写真、いつも素敵だなあ…と思い、拝見させていただいております。
さて、オリエンタルカレー、今も売っているんですね〜。気になっていたので、情報提供いただきありがとうございます!今のカレールーのように変に凝っていないシンプルな味なんでしょうね。想像ですが…。
伊香保温泉にも一度だけ行ったことがあるのですが、博物館に昭和をテーマにした場所があるんですね、はじめて知りました。しかし、自分が生まれた昭和が「レトロ」になるなんて…。もう少しすれば、職場なんかで若者に「昭和生まれのおっさんが…」とか言われるようになるんでしょうね(笑)。
またお邪魔させていただきますので、よろしくお願いします。
romanさんも、その名の通り素敵な旅を続けてくださいね!
- romanさん からの返信 2009/08/28 11:37:31
- RE: イスタンブール!
- ころっつさん、こんにちは。
> そして書き込みありがとうございました。旅行記にはいつも勝手にお邪魔させていただき、楽しく読ませていただいております。
いつでも何度でもお越し下さいませ〜!
> romanさんのプロフィールの写真、いつも素敵だなあ…と思い、拝見させていただいております。
嬉しいお言葉、ありがとうございます〜!
> さて、オリエンタルカレー、今も売っているんですね〜。気になっていたので、情報提供いただきありがとうございます!今のカレールーのように変に凝っていないシンプルな味なんでしょうね。想像ですが…。
ホント、まろやかで優しい懐かしい母の味って感じです。
って、こんな説明では、分かりづらいですよね。(汗)
> 伊香保温泉にも一度だけ行ったことがあるのですが、博物館に昭和をテーマにした場所があるんですね、はじめて知りました。しかし、自分が生まれた昭和が「レトロ」になるなんて…。もう少しすれば、職場なんかで若者に「昭和生まれのおっさんが…」とか言われるようになるんでしょうね(笑)。
時代は確実に流れていきますよね〜。
これだけは、止められませんものね。(笑)
> またお邪魔させていただきますので、よろしくお願いします。
> romanさんも、その名の通り素敵な旅を続けてくださいね!
こちらこそどうぞ宜しく御願いします。
ところで、ころっつさんはイスタンブールがお好きなんですね。
私も昨年初めて行って来たのですが、大ファンになってしまいました。
ころっつさんは、何故お好きなんでしょう?
それでは、増々素敵な旅を〜♪
ろまん
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