縄文杉・屋久島２日目

2009/08/18 - 2009/08/18

03:00 起床
04:00 ガイドさんのお迎え
04:45 屋久杉自然館よりシャトルバス乗車
05:30 荒川登山口到着
05:45 登山開始
06:50 小杉谷小・中学校跡にて朝食
11:50 縄文杉到着
12:30 昼食
17:15 荒川登山口到着
17:30 シャトルバス乗車
18:05 屋久杉自然館よりガイドさんの車
18:30 四季の宿 尾之間到着

エリア 屋久島(鹿児島)

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 船 レンタカー JALグループ

05:45 荒川登山口。
準備体操をして、朝食の予定などガイドさんと打ち合わせ後、出発。
荒川登山口までの道は非常にくねくねしているので、酔いやすい方はお気をつけ下さい。ただ、真っ暗なおかげで視覚的には酔わないし、朝早いので眠っている方が多かったです。
真っ暗な中走るバスのボンネットに枝などが当たり、ガサガサっと聞こえる音は何となく不気味。何か生き物が乗ったのかとも思えます。

出発してすぐ、唯一のトンネルを通ります。
中はディズニーシーを彷彿させます。

復路では、このトンネルを見つけた時にみんな「やっと着いた〜」、と安堵と達成感のこもった一言が。

苔も草もみずみずしく、初めて触れる屋久島の自然に思わずシャッターを切りまくってました。
レールの外側の枕木は滑りやすいので気をつけましょう。枕木の真ん中辺りは通る人が多く、敷石がレールのすぐ内側に寄せられて減っているため、つまづきやすいかも。

ウラジロです。
子孫繁栄などの縁起物として、お正月飾りに使われまていますね。

06:45 小杉谷小・中学校跡に到着。
朝食を取りました。
エコツアーのガイドさんの中に１名だけ、この学校の出身者がいらっしゃるそうです。その方にもいろいろお話を聞いてみたいものです。

小杉谷小・中学校跡

ガイドさんたちの中では、ここは食事しても良い場所、悪い場所…というルールのようなものがあるそうです。
気に入った場所で食べるたいがために、苔を踏みにじってその場所へ進んだりするのはやめたいものですね。

映画「もののけ姫」に登場する“ししがみ”が月の光の下で姿を変えるシーン。そのモデルのように見える姿でした。
やはりこうした木々の見方はガイドさんがいないと分からないですよね。

出発時は小雨が降っていましたが、運良く晴れてきました。木漏れ日は心が和みます。

09:00
長いトロッコ道も終わりの場所。トイレは長蛇の列です。
なお、バイオトイレがここまでの道中にありますが、あれは緊急の方用だそうです。バイオトイレの処理限度が70人／日程度だそうなので、自然のためにも極力使用を避けましょう。最善は携帯トイレの使用です。

トロッコ道が終わるとこのような、いわゆる山道に入ります。最初は１時間ほど勾配の厳しい道が続きます。

しばらくするとこれくらいの道になります。
日帰り組の中では、下の中ほどのグループにいました。どんどん追い抜かれていきます。でも周りを気にしてペースを乱すのは疲れの元になるだけだそうです。

動き出しそうな木々がたくさんあります。

身の安全が第一ではありますが、木の根もあまり踏まずに歩きます。トレッキングシューズによって削られた木肌はかわいそうでした。

09:45 ウィルソン株到着。
ハートに見えるのは特定の角度からのみ。
みんながその角度から撮っているので、すぐ分かります。

もっとも勾配が厳しかった階段。
男性でも息を切らしながら上っている方がいました。
下半身全体をケアするサポートタイツを履いていたので、縄文杉登山は筋肉痛を始め関節痛にもならずに済みました。
日常的に運動はしていない体だったにもかかわらず、痛みがどこにも出なかったのだから、サポーター効果は抜群だと思います。

逆さ杉。
「若いガイドの中では「メデューサ」なんて呼ばれてる」と、ガイドさんの補足。ガイドさんにもいろいろあるようです。

着生をいたる木々で見ることができます。
「生命」。この言葉がまさに相応しい島だと、絶えず感じてしまいます。

縄文杉が見つかるまで最大とされていた大王杉。
ただ木こりさんの間では「大王杉より大きな杉がある」という噂が元々あったそうです。

枝によって繋がれた夫婦杉。
そしてそれを見守っているのが、
背後に見える白い白骨樹となった千手観音杉。

倒木して何十年も経っているのに、なお枯れない屋久島の杉。
乏しい栄養の中じっくり育つ屋久島の杉は、油分が多いためだそうです。

やっとヤクシカと遭遇。

こちら側からはマグロに見え…

こちらからは、オオカミに見える。
みんなが食べられてるように見えるポーズを取って記念写真。
そして、ここまで来たら縄文杉まではあと…５分！

12:10 着きました！縄文杉。
一番混んでいる時間だったようで、階段下まで続く長蛇の列！

正直、人が多すぎて感動が半減。
でも迫力満点です！

言葉は要りません。

12:25 昼食。
縄文杉から少し戻り、先ほどのマグロの近くで昼食。
ヤクシカがおこぼれを預かりに出現。
ガイドさんからは汗で足りなくなった塩分を補うため、温かいスープを頂きました。

ひょこっと何か出てきそうな穴。
ちなみに屋久島にはリスはいません。

屋久島と言えば、苔！

竜に見える杉。

髭がうまい具合にあります。

湧き水は本当に美味しい！
ただ、このように管を設けていない場所の水は、上流に何らかの理由があるためで、そこの水は避けた方が良いとガイドさんが仰ってました。

怖いくらいの鷲掴み。

復路のトロッコ道、残り１時間半ほどのところで大雨に見舞われました。雨の中のトロッコ道も体感したかったから、とても良かったです。
みんな疲れもあって黙って下向いて進むのみです。

18:30
荒川登山口から四季の宿 尾之間へ戻りました。
空は見たことない厚さと高さの雲。夏ですね。まさに。

四季の宿 尾之間からの風景です。
モッチョム岳と雲が迫力満点！

前日はバルコニーで夕飯を取りました。
今夜はバーベキューです。

部屋は本館の和室でした。
景色、文句なしです！

19:00
さあ！バーベキュー！
昨夜から同宿の方々と話が盛り上がりました！
たくさん情報交換できて楽しかったです。
みなさんとても良い方ばかりだったな〜♪

明日、三日目は
もののけ姫のモデルとなった森がある「白谷雲水峡」へ。

この旅行記へのコメント （2）

• nonmamさん 2010/04/20 14:26:09

  屋久島、屋久杉の旅行記拝見いたしました。

  tri様
  
  はじめまして　nonmamと申します。
  
  連休明けに屋久杉を見に行くことになりまして、屋久島、屋久杉登山？の情報を集めている最中、triさんの旅行記に遭遇いたしました。
  
  大変参考になりました！
  
  実は山登りなどしたことが無く、１から分からない事だらけなのですが、triさんの旅行記によるとどうもスポーツ用のスパッツ？サポーター？が良いらしいとの事。
  実は先日トレッキング用の靴を買いに行って、靴を買わずにこのスパッツを購入（靴と同じようなお値段でした）。少々後悔をしていたものですから、ちょっと安心いたしました。
  
  ところで、やはりトレッキング用の靴は必要でしょうか？
  ハイカットの物が良いと聞いたのですが、後で街中でも履けるようなロウカットの物ではだめでしょうか？
  
  又、スパッツの上に履くズボンはどのようなものがお勧めですか？
  雨が降る確立が大きい様なのですが、ズボンが濡れると乾かないので歩きづらいと言われたので、最適な形や素材選びで迷っています。
  
  それより何より、事前のトレーニングはどのようなことをすればよいでしょうか？
  私は地下鉄を降りて地上に出るまでに心臓が爆発してしまうかと思う事度々なのですが…
  
  突然のメールでご迷惑かと思いましたが、ご存知の範囲でアドバイスをいただけたら幸いです。
  
  nonmam
  
  
  

  triさん からの返信 2010/04/23 01:17:10

  RE: 屋久島、屋久杉の旅行記拝見いたしました。

  nonmam さま
  
  はじめまして。
  掲示板への書き込みありがとうございます。
  旅行記がご参考になったようで嬉しいです。
  
  ただ、私も山登りの経験はなかったので、
  返事の内容は、あくまで私個人の感覚的な印象として捉えて頂けたらと思います。
  
  【サポーター】
  サポーターは屋久島へ行く前に、近場の山で
  履いた場合と履かない場合に分けてハイキングしたところ、
  翌日の筋肉のハリが違ったので、やっぱり効果あるんだな〜と思いました。
  お値段は高いですが、せっかくの屋久島を疲れを溜めて過ごすことができたので、
  私は満足しています。屋久島後も使っています！
  
  【靴】
  ロウカットを履いたことがないので比べられませんが…
  ロウカットで縄文杉まで歩かれている方はいらっしゃいますよ。
  ハイカットに関しては、
  足首が固定されるので歩いていて安心感が自然と感じられます。
  雨が降った時は、レインウェアを靴の上にかぶせられるので、
  雨が入りにくくなることも大きな利点です。
  実際に大雨に降られたので、とても助かりました。
  
  【ズボン】
  ズボンは、私はゴアテックス素材のレインウェアを持参したので、
  大雨の中でも一切濡れませんでした。
  素材は…ジーンズでないなど、重くならないものでしょうか。
  形は…間接を曲げやすいもの。
  ※上着の素材選びも大切だと思います。
  
  登山グッズ屋さんでたくさん試着するのが一番だと思います。
  
  【トレーニング】
  東京は青梅にある御岳山を１回登った程度でした。
  トレーニングも大事ですが、歩き方の方が大切だと感じました。
  特にトロッコ道は下を見てる時間が長く、枕木の連続性で酔うかも知れません。
  歩幅、給水のタイミング、食事の摂り方、バックパックの背負い方など
  疲労を溜めないための要素はたくさんあるので、何となくでも本を読んでおくと
  長時間歩行の備えになると思います。
  
  長くなってしまい、恐縮です。
  良いご旅行になることを祈っています。
  時期も良いですし、旅行記を楽しみにしています。