石畳と絶景の町、エリチェ　

2009/07/15 - 2009/07/18

シチリア最西端の街、トラパニを眼下に見下ろす町「エリチェ」










パレルモを朝１０時のバスで出発し、
正午にトラパニのバスターミナルに到着、
そして１４時発のエリチェ行きのバスに乗る

エリチェまで約３０分
山道は眼下に海を見下ろしながら進むので
絶景が楽しめる


ちなみに
パレルモ〜トラパニ（片道８,８ユーロ）
トラパニ〜エリチェ（片道２,２ユーロ、往復３,４ユーロ）


トラパニのバスターミナルで時間を持て余したので
目の前のセルフサービスのレストランに入ってみた

正午過ぎとはいえ店はガラガラで少々不安がよぎるものの、
他にレストランは見当たらず・・・

ここは港町らしく、魚のクスクスを注文してみる


全く期待しなかったのがよかったのか、
思ったよりも全然美味しい！
フルーツの盛り合わせも美味しかったし、
店員さんの感じもとてもよかった

↑「きれいだね」と言われたから好印象、
・・・というのは否定できないけど、アハハ・・・
まぁ、イタリア男性だからね


ちなみにクスクスとフルーツサラダ、ペットボトルの水で
合計７,５ユーロ也



時間を潰しながらゆっくり食事をしていると
次第に地元の人たちで賑わってきた

地元の人たちには、切り身の魚をグリルした物が人気のようだった
（切り身がたくさん並べてあって注文すると
その都度焼いてくれるシステムらしい）

エリア シチリア島(イタリア)

町の入り口の近くにあるマトリーチェ教会

独特の石畳に覆われているエリチェの町


見ている分にはとても美しいけれど
実際はツルツル滑って、かなり歩き辛い

これで雨が降ったら
恐ろしい事になりそう・・・

きっと水分を含んだら
いっそう美しさを増すのだろうけれど・・・











それにしても、こんなに足元がおぼつかない町は
サンテミリオン以来だ

起伏に富んだ町なので、
時々路地の向こうにティレニア海が覗いていた

メインストリートには小さなお土産屋さんがたくさん

シチリアの食材は心惹かれるけれど、
この後の旅行の事を考えると
重いものは我慢、我慢

この町ではタピスリをよく見かけた


モロッコで買ったものと相性が良さそうだったので
１つ欲しかったのだけれど、
値段がかわいくないのであえなく却下


このシチリア模様欲しかったな

「今日のクスクス」なのか
「今日はクスクスの日」を意味するのかは不明



ちなみにこのレストラン
雰囲気は良かったけれど味は・・・





シチリア西部では
メニューにクスクスをよく見かけた

ポスト（郵便局）で切手を買って
建物を出ようとした時、
フランス人カップルがカメラを構えていたので
慌てて場所を空ける


彼の方が彼女に向かって
一生懸命立ち位置を指示している


「？？切手を買うのに夢中で気付かなかったけど、
何かフォトジェニックな物があったかしら？？
私としたことが（！？）気付かなかった・・・」

と振り返ってみたものの、
どこをどう見渡しても殺風景なポストしかない


思わず彼に近寄って
彼の視線を追ってみたけれど、
どう見ても彼女の背景にはポストしか見えない・・・



全く意味が分からない



意味が分からないのは彼女も同じらしく
後ろのポストを眺めながら

「ねぇ、何でここで撮るの？
ねぇ、ちょっと聞いてる？」
と不審げに、そしてイライラした口調で聞いている
（何せ、とっても暑いから・・・）


しかしアングルを探すのに夢中な彼は聞く耳をもたず、
結局彼女は「やってられるか！」といった表情で
彼がシャッターを押す前に先へ行ってしまった


仕方なく・・・なのか、彼はそれでも
すぐに彼女を追いかけるわけでもなく
淡々とポストを撮っていた


同行しているのが彼女でなければ
何がそんなに彼を惹き付けるのか聞いてみたかった
というより、聞けば良かった

小さい町だけれど
教会がいっぱい

ホテルのそばから見えた景色


あまりに美しいので
朝、昼、晩と通ってしまった

朝も昼も良かったけれど
日が暮れ始める頃、麓の町にイルミネーションが灯り
車のライトが列になって、ゆっくりと進んでいく景色は
息を呑むほど美しかった












コンデジで撮った写真があるので、
いつかUPしますね

ノルマン城と
崖っぷちに建つサン・ジョヴァンニ・バッティスタ教会

町の入り口にある
ロープウェイにも乗ってみた






持参した地球の歩き方（08,09版）によると
片道２ユーロ、往復３、７５ユーロとあるのに、
実際は片道３ユーロ、往復５、５ユーロと
かなり値上がっていた

５０％ＯＮってすごいな・・・

所要時間は片道１５分前後？


景色は美しいけれど、
中は蒸し風呂状態で汗がどんどん湧き出る



朝方や夕暮れ時がオススメかしら

きっとあれは塩田

西の果てにあるので
夕陽が沈むのを心行くまで眺められるエリチェ

のんびりと夕陽が落ちていくのを見ながら帰路につく

この旅行記へのコメント （2）

• procidaさん 2009/08/20 07:48:31

  トラバニ・・・

  おはようございます！
  プロチダです。
  
  朝からトラバニの絶景を見て
  いい気持ちになりました。
  ありがとうございます！
  
  じっくりと見させていただきました。
  （地図帳を片手に・・・＾＾）
  
  シチリアも広いですね。
  いろいろな顔を持っているんですね。
  ますます夢が広がります。
  
  どの写真も魅力的なものばかりです。
  Lahiriワールドに引き込まれた朝でした・・・。
  
  この夏にいろいろな写真集を購入して
  見続けています。
  
  これもLahiriさんの影響ですね・・・。
  
  また素晴らしい旅行記を待っています。

  Lahiriさん からの返信 2009/08/21 07:58:34

  RE: トラバニ・・・

  プロチダさん、こんにちは☆
  
  
  エリチェの風景、実際は私の写真の何倍も素敵でしたよ
  きっとプロチダさんも感動されると思います
  プロチダさんなら、どんな場所を切り取るのかな？
  きっと個性が出てステキな写真になるでしょうね、
  いつか行ってたくさん写真を撮ってきて下さいね　＾＾
  
  
  シチリアは風景が独特で
  それがまた建築物と上手く溶け込んで
  なんともいえない雰囲気になってるんです
  海と内陸とで表情がガラリと異なるのも魅力なんです
  
  とはいえ一体何があんなに自分を惹き付けるんだろうとも
  不思議に思ったりもするんですけどね
  （またすぐにでも行きたいくらいなので）
  
  旅行中知り合った日本人の女性の方も
  シチリアばかりを何度も旅してると仰ってました
  彼女は旅行中イタリア語の語学学校に通っているというので
  シチリアに固執する必要はないと思うんですが・・・
  （なにしろシチリアの方言はひどいらしいので）
  でも気持ちは分かるなぁ〜
  
  
  
  
  話は変わって、この旅行でも写真をたくさん撮ってきたんですが、
  （平均すると１日１本強フィルムを消費してますね・・・
  でも１日３６〜４０、多くて５０枚なので
  デジカメに比べれば少ないのかな？どうでしょう？？）
  とはいえ気に入った写真はわずかです（涙）
  
  一体どうしたら失敗が無くなるんでしょうね、ハァ（ため息）
  
  
  友人に撮り貯めた今回の写真を見てもらったんですが
  
  「モロッコの写真の方が撮ってて楽しかったんじゃない？
  そういう雰囲気が写真から伝わってきたよ」
  
  なんて言われてしまいました・・・
  
  実際その通りなので返す言葉もありませんでした
  何だろう、新鮮さが違うからかな？
  まぁ、その分楽しさと比例してストレスもＭＡＸだったのは
  否めないのですが・・・
  やっぱり写真って難しいです
  上手な人って一体何を考えながら撮ってるんだろう？？
  
  
  まぁ、愚痴はさておき（ごめんなさい）
  プロチダさんは次の旅行はどこに行かれるんでしょうね？
  もう候補は絞れましたか？？
  
  
  私は最近、とりあえずは国だけ決めたら、
  あとは写真の上手な方のサイトなどを覗いて
  訪問する町を決めたりします
  
  で、帰ってきて現像した自分の写真をお手本と見比べて
  がっかりする事もしばしばだったりしますが（笑）
  
  きっとプロチダさんは勉強熱心だし、
  好奇心も旺盛だから、（そしてセンスも！！）
  絶対にいい写真たくさん撮れますよ
  楽しみにしてます　＾＾
  
  
  
  
  Lahiri