2009/07/10 - 2009/07/20
4位(同エリア42件中)
じゃが♪さん
5日目。
快晴。
ブライスキャニオンの東にあるコダクロームベイスン州立公園を12:00すぎに出発して、モアブを目指します。
12号線を北上して、BoulderからBurr Trail Rdに入りました。
キャピトルリーフ国立公園の南部を通過して、レイクパウエル北部のBullfrogへ到着しました。
そこから、北を目指します。
276号線、95号線、24号線を通過してGreen Riverへ行き、70号線と163号線を経て、モアブへは夜に到着しました。
そんなドライブ記です。
○本日の走行距離:359マイル(574km)
7/10 成田→SFO→ラスベガス
7/11 ラスベガス
7/12 ラスベガス→ザイオン→ブライスキャニオン
7/13 ブライスキャニオン
7/14 ブライスキャニオン→コダクローム→キャピトルリーフ→モアブ
7/15 モアブ→キャニオンランズ→アーチーズ→モニュメントバレー
7/16 モニュメントバレー
7/17 モニュメントバレー→レイクパウエル→ペイジ
7/18 ペイジ→レイクパウエル→ラスベガス
7/19 ラスベガス→SFO→成田
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- ANA
PR
-
12:00すぎに、コダクロームベイスン州立公園を出発。
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ブライスキャニオンが、大きく見えました。
The Pink Cliffs。
(ブライスキャニオンの南部) -
道端に咲いていた花。
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12号線に入ります。
Escalante 30マイル(48km)
Boulder 58マイル(93km)
Boulderへ向かいます。 -
ブライスキャニオンの展望台からも見えていて、とても気になっていた大きな岩山。
かなり近くまできて、感激。♪
下の方が、フードゥ(フィン?)のような形になっていました。 -
ハーレーダビッドソンで、ツーリングをする人たち。
アメリカの大地を、走っています。
とても気持ちがよさそうです。 ♪
彼らの走りを見ているこちらも、雰囲気が盛り上がって、とても気分がよいです。 〜♪ -
ここから、グランドステアケース・エスカランテ国定公園です。
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Hall-In-The-Rock Scenic Backwayの入り口。
55マイル(88km)のダート道で、レイクパウエルまでつながっています。
最後の5マイルは、ひどい悪路で、4WDでも高クリアランスの車両が必要と書かれています。
○Hall In The Rockの由来
1879年、200人を超えるモルモン教徒の開拓者たちが、83のワゴンにのって、グレンキャニオンまで向かいました。
最大の難所は、コロラド川から、高さ1200フィート(400m)もある砂岩の崖です。
彼らは、ダイナマイトで岩壁を砕き、岩に穴を開けて丸太を刺し、土砂などを乗せて、道路を作り、下に降ったそうです。
作業に、6週間かかりました。
このときに、岩に穴を掘って、作った道をHall In The Rockと呼びます。
なお、現在、グレンキャニオンの崖岩に掘られた道(Hall In The Rock)の大半は、人造湖のレイクパウエルに沈んで、見ることができません。 -
Hall-In-The-Rock Scenic Backway。
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ちょっと休憩。
この道は、Scenic Roadと呼ばれることもあり、View Pointがたくさん設けられています。 -
View Pointからの景色。
白い岩が、一面に広がっています。
中央を横切る道路を、これから走ります。 -
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Boyton Overlook。
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こんな景色が見えます。
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Calf Creek Recreation Area。
この奥に、Lower Calf Creek Fallsと呼ばれるきれいな滝につながるTrial(Calf Creek Falls Trail)があります。
旅行前に、興味をそそられました。
滝自体は、12号線沿いにあるのですが、断崖絶壁に阻まれているので、ここからTrailを進みます。
ただし、片道5.5マイル(8.8km)あり、片道2〜3時間かかります。
寄り道ポイントではなく、一日かけて行くところだということがわかり、旅行前にあきらめました。
入り口を撮影。 -
Escalante River。
オアシスのように、川に沿って、緑の木が生い茂っています。 -
Escalante Riverの遠景。
白い岩の大地に、侵食によって、川が形成されているのが見えます。
グランドキャニオンのでき始めみたいなところです。
ちなみにこの川は、レイクパウエル(グレンキャニオン)へ向かって流れ、コロラド川に合流します。
そして、コロラド川は、グランドキャニオンへと流れます。 -
白い岩の大地。
一面に広がっています。
景色は素晴らしいですが、、
道路が、ところどころで、怖いのです。。
この一帯を通過する道路は、断崖の尾根のようなところに作られていますが、道路脇には特に安全柵のようなものは設けられていないところが多く、この絶景景色が開けっ放しになっています。
運転していて、怖いと感じるところが、いくつかありました。(汗)
*ちなみにこの写真は、View Pointからの景色です。 -
それにしても、天気がいい。 ♪
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Boulder。
今まで白い岩肌が続いた景色の中に、突如、緑の広がった町が見えました。 ♪ -
Boulderへ到着。
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ガソリンと飲料水を補給。
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お馬さん。 ♪
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Boulder-Bullfrog Scenic Road(Burr Trail Rd)の入り口。
ここから、曲がります。
*この道は、途中からダート道になり、雨天になると、砂道がぬかるんで、4WDでも走行困難になります。
また、Bullfrogまでいく場合は、Bullfrogの手前で、川底を渡る道があり、晴天時でも、水が流れているときは、通行困難となります。
この日は、ここ数日間、晴天が続いていたことと、この日も、天気予報は一日中、晴天だったため、こちらの道を通ることができました。
ちなみに、もし雨天だった場合は、(前日まで雨天だった場合も含めて)、通行をあきらめるつもりでした。
このまま12号を直進するか、そもそもブライスキャニオンを出発する時点で、89号線からフリーウェイの70号線を通るかを選択する予定でした。
晴れてよかった。 ♪
お天道様に大感謝です。 -
さて、通行すできるからには、Scenic Roadのドライブをしっかり楽しみます。^^
まずは、入り口近辺に広がる、緑の牧草地帯。
ここにくるまで、ずっと岩肌の大地が続いていましたので、ほっとします。 -
グランドステアケース・エスカランテ国定公園の看板。
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こんな道がしばらく続きます。
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断崖絶壁の区間。
断崖の隙間を通ります。 -
道端にあったサボテン。
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アーチのでき始め。
大きさは、2〜3mくらい。
あと、何年(何十年?)かすれば、崩れて、なくなりそうな小さなアーチです。 -
崖が、道路に隣接して、そびえ立っています。
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そびえ立っている崖。
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かなり大きな岩盤が、剥がれそうになっていました。
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岩盤がせり出しています。
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岩壁の崩落危険地帯を抜け出したようで、ほっとしました。
それにしても、青空の下、薄茶色の岩が続き、とてもきれいです。 -
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岩に囲まれたところを抜けました。
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平地が、ずっと広がっていました。
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キャピトルリーフ・ナショナルパークの入り口。
ここから、ダート道に変わります。 -
ダート道。
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Upper Muley Twist Canyon
3 Miles 4 Wheel Drive
と書かれています。
Strike Valleyの一帯を見渡せるView Pointや、いくつかのアーチがあるそうです。
ここは、4WDドライブ天国のようです。
他にも、4WDしか行けない道路がたくさんありました。 -
ターンバック道路。
ちょっと見にくいですが、崖の上から、下にかけて、道路がターンバックになっています。 -
Bullfrog Basin 33 へ向かいます。
-
砂のダート道。
この近辺の地形は、Halls Creakと呼ばれる、川底のような窪みになっています。
道路は、ほとんど砂で、できていました。
先ほどのターンバックの上までは、同じダート道でも、砂岩のような小石が散りばっていたので、走りやすかったのですが、ここは、砂の上を、タイヤが滑りながら走るという感じです。
*雨天時に、砂がぬかるんで、4WDでも走行困難になるのは、この近辺です。 -
道路は走りにくいのですが、景色は抜群です。
かつて見たことのない光景が広がっています。 -
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車が、砂だらけになってしまいました。
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不思議な岩肌。
-
この岩肌の色が、地球の山とは思えない、形容のし難い色をしているのです。
どこか、違う惑星にいったのではないかと、錯覚するような光景です。 -
圧巻だったのは、この光景。
地球上の物体ではない、火星の絵みたいな景色です。
もともと黄色か黒っぽい石灰色か、不思議な色をしているところに、
太陽の角度の影響で、岩に影ができて、
MESAのような形状が、宙に浮かんでいるように見えました。
中間の川のような砂地と、手前の草木が、いい味をだしています。 -
Bullfrog Basin 25 へ向かいます。
砂のダート道は、ここで終わりです。
この先を右に回ると、舗装道になります。
わずか8マイル(15km)の道のりでしたが、距離はとても長く感じました。
タイヤを少しづつ滑らせながら走るため、神経を使い、速度を落としながら走ったためです。
途中、4WDでない、普通の乗用車で走っている車を見かけましたが、車の後輪が左右に大きく振られていて、かなりつらそうでした。 -
久しぶりに、普通の道を走ることができて、快適。♪
-
しばらく走ると、レイクパウエルが見えました。!
感激。 〜♪ -
道中に見えた不思議な岩。
紫色と白色のストライプ模様なのです。 -
ブライスキャニオンで見た、フードゥ(フィン?)のような地形がありました。
この地層は、ブライスキャニオンと同じなのでしょうか。。 -
ここが、川底を通る道路です。
一見、なんてことのない普通の道路ですが、凹んだところは川底です。
もし、ここに水が流れると、渡るのが困難になるそうです。
(今回の旅行で、天気予報とともに、最も心配していたところ。) -
川底からみた川。
普段は干上がっています。 -
きれいな岩肌。
Bullfrogの近辺は、このような赤茶色の岩肌が広がっていました。 -
グレンキャニオン国立レクレーション地域に到着。
この先が、Bullfrogです。 -
Bullfrogに到着。
レイクパウエルが、目の前に見えました。 〜♪ -
レイクパウエル。
ブライスキャニオンからここまでの走行距離は、174マイル(278km)。
結構、走りましたが、まだ中間地点です。^^; -
Bullfrogマリーナ。
時間は、18:00くらいです。
ここで、韓国人ファミリーのお父さんに、声をかけられました。
最初、”韓国人ですか?”と、英語で聞かれたので、
”ノー”と、答えました。
残念そうな顔をしていましたが、次に、
”ブライスキャニオンに行きたいのですが、道はわかりますか?”
と、きかれました。
そこで、
”朝、ブライスキャニオンにいました。
いろいろ寄り道して、今、到着しました。”
と、伝えると、彼らは、大喜びしました。
どれくらい時間がかかるか聞かれたので、
”ゆっくり写真を撮りながらきたので、4,5時間以上、かかりました。”
と、答えました。
到着時間を考えているようです。
話によると、彼らは、なんと、グランドキャニオンからきたそうです。
びっくり!
(どの道を通ってここへきたのでしょう。。)
地図を広げて、ブライスキャニオンへの道を調べたところ、私たちが通ってきた道が、最も最短路でした。
そこで、この道は4WDでないと通行が大変なことを伝えます。
すると、彼らの車は、BMWの4WDでした。
これならば、今日のコンディションならば、問題ありません。
ただし、砂道やターンバックなどの危険箇所があるので、明るいうちに通らないと、真っ暗になって、とても危険であることを伝えました。
念のため、地図上に、曲がる箇所と、標識に書かれている地名を書き込みました。
何しろ、今、通ってきたばかりですので、リアリティーがあります。
彼らは、ドライブの行程イメージができたのと、道路が通行できることがわかって、ものすごく喜ばれました。
それはそうでしょう。
私も、この道を通る前までは、道路状況がとても心配でしたから。
最後に満面の笑顔で、両手で握手を交わして、”サンキュー、サンキュー”と何度も、お礼をいただきました。
そして、すぐ出発しました。
その後の消息は知りませんが、きっと無事に到着できたことでしょう。^^
思いもかけないところで、国際的なプチ人助けができて(?)、ちょっと幸せな気分になりました。 ♪ -
さて、私達もモアブに向かいます。
Bullfrogでガソリンを満タンにしました。
ここからの道路は、ほぼ直線の舗装道路になります。
12号線やBurr Trail Rdと比較すると、遥かに走りやすいのですが、約180マイル(約290km)あります。
今一度、あわてない安全運転を心がけました。^^ -
途中の道路。
この近辺も、とてもきれいな道路が続きます。 -
95号線を左に曲がります。
-
95号線から24号線に入ったところ。
Hanksville。
この前まで、雲に覆われていて、景色が今ひとつ、ぱっとしなかったのですが、
(そのため、写真も少なめ)、
この近辺から、雲がとれて、夕焼けの景色が広がってきました。 -
日の入りのHanksville。
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夕日に照らされた24号線沿いの岩。
-
幻想的な景色にウットリ。 〜♪
-
この景色をみて、運転の疲れが、ぶっ飛びました。
思いもかけない場所で、きれいな夕焼けをみれて、大満足。 〜♪ -
できることならば、この先のゴブリンバレーまで行って、夕焼けを見たかったのですが、
ここでも十分、きれいです。 -
夕日の影で、人間と車が、とても大きく映っています。
まさに、夕日の沈む直前。 〜♪♪ -
24号線の真ん中で、記念撮影。^^
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夕日の沈むところ。
この直後、太陽は、地平線に沈みました。 -
あら!
鹿ちゃん。 〜♪
でも、角があるから、鹿とはちょっと違うなー。
目がくるくるしていて、とてもかわいいのです。 〜♪♪ -
数頭いました。
真ん丸の目と、口元が、愛嬌たっぷり。 ♪
しばらく、ここで鹿ちゃんウォッチングをしました。
見ているだけで、癒される。
とても、ほのぼのした気分になれました。 〜♪ -
モアブのホテルに到着。
途中、夕食を食べたので、時間は23:00すぎくらい。
今日も一日、大変疲れたけれど、すごく楽しかった。 〜♪
○本日の走行距離:359マイル(574km)
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