2009/07/04 - 2009/07/05
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oneonekukikoさん
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7/4
すっかり慣れ親しんだドロミテの山々を後にしてベローナへ向かったoneonekukikoたち。
せっかくこの時期にベローナに来たのだからと、ミーハー的好奇心からアレーナでのオペラ体験。
演目はアレーナにぴったりの「アイーダ」
しかし、オペラ開催日はホテル代が一気に倍額までに跳ね上がる。そして満室続出。
9:00からに開演で終演は12:00過ぎ。
不慣れな街を夜中にうろつくのは不安なので、フルリーナさんお勧めのアレーナ近くのHotel Mastino
なんと、オペラ開催日の7/4は朝食込みで1室208ユーロ。
ハーフボードで一人43ユーロのチビアーナと比べると・・・。
でも、奮発しました。
その代わりというわけでもないのですが、連泊したら次の日から1室朝食付きで30%オフの105ユーロ。
思い切って5連泊してしまいました。
このところ山は天気が変わりやすく・・・。
雨にやられないといいのですが・・・。
ベローナオペラの始まり始まり・・・。
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山からおりた猿のように、まだ街に馴染めない今ままホテルに到着。
Hotel Masitino
アレーナの近くとは聞いてましたが、ほんとにすぐ近い。首をのばせばアレーナが見えます。
ここならどんなに夜遅くても安心です。
アジア風のアレンジのロビーです。
チェックインを済ませると、お部屋は「新しいビルのほうです」
「????」
ここじゃない?
しかし、新しいビルは道を隔てた向かい側
一安心 -
すぐそばなのにこんな車で移動です。
でも、oneonekukiko達は4人で乗り切れないので、てくてく移動 -
なんと、新しいビルは、普通のビルを改装したようなつくりで、自分でキーを差し込んで、フロントもなくエレベーターに向かいます
-
しかし部屋はすっきりのoneonekukiko好み。
3重のチェックで部屋にたどり着きます。 -
部屋はこんな感じ。
ところで「もしかしたらベローナで会えるかも」と謎の言葉を残して別れたy氏夫妻。
「今頃インスブルックへ抜けたかな」と案じておりました。
そこへ「山道は不安なので、ベローナ経由で帰ります」というメール。
「一緒にオペラが見れるぞ」 -
6時にホテルのロビーで待ち合わせ。
満室でホテル確保にずいぶん時間がかかったようでしたが、アレーナから歩ける範囲のホテルにチェックインでき、思いがけない全員そろってのオペラ鑑賞にさあ、出発。
その前にチケット交換。
ウェブで申し込んだ席は、オペラ通でもないので、1番ボトムの石段の席。30ユーロ也。
9:15開演7:00から開場です。
自由席ですから「なるべく早くアレーナに行きましょう」というわけでその前に腹ごしらえ。 -
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「リーズナブルなレストラン」と言ってホテルのお姉さんに紹介された「Tre Marchetti」
ワインすこーしとセコンドだけ頼んで6人で200ユーロちょっと。
今まで山価格だったので、「ちっともリーズナブルじゃない」
でも、2,3日いるとこれが適正価格だったことに気がついたのでした。
雰囲気のある素敵なレストランでした。
繁盛していましたよ。
人気店なのでしょうね。 -
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ゆっくり食事をしていたら開場時間をオーバー。
7:30を回っています。
ゲートはもう長蛇の列。 -
石の席の人のため、クッションを貸し出してます。
たしか2ユーロ。
「お願いしまーす」 -
どんどん石段を登っていきます。
途中から見下ろすと・・・。
この様子では、舞台は「豆粒」ですね。 -
シートがかぶされているのは、一番いい席でしょうね。きっと、おしゃれをして現れるのでしょう。
石段の1/3くらい上がボトムの30ユーロの席です。
やはり、舞台が見やすい席からどんどん埋まっていきます。 -
7:45。3・1・2で別れて席を確保。こんな感じで、これから開演までの1時間半を石の席で待ちます。
いいに席はまだまだ人影がありません。
シートさえかぶっています。 -
8:00頃
パラパラと落ちてきます。
「雨!」早速どこからともなくおじさんが現れて「ビニ傘ならぬビニコート」5ユーロ也。商売繁盛。
さんざん山では時ならぬ雨にやられていたのに、町ではノーケアでした。
k姉とj子さんは早速購入。
oneonekukiko夫はトイレついでに、ホテルまで戻って雨具確保。マメなのか**なのか。 -
開演時間になっても雨は降りやまず、むしろ遠くの山ではピカピカゴロゴロ。
舞台では、お掃除の人が濡れた舞台をせっせと拭きに現れます。
観客は結構我慢強くなりゆきを見守ってます。
いい席の人たちはドレスが気になりますし、席を移動してもその席は確保されてますから、きっとどこかで雨宿り。
石の席は、席を離れたら、誰かが坐ってしまいますから、離れるわけにもいかず・・・。
イタリア人も忍耐強いこと発見。 -
雨の中若者のグループが、サッカーの応援の如く「チャンチャーン、チャチャチャチャンチャンチャン、チャチャチャチャーンチャチャ・・・」と「アイーダ行進曲」でウェーブを始めます。
ライトがついたし・・・。
始まるのかなあ・・・。
そこへまずイタリア語のアナウンス
「ウオーーーーッ」という歓声。
次いでドイツ語、英語。
英語のアナウンスは歓声にまぎれてほとんど聞こえません。
聞こえても想像で理解すろoneonekukikoですが。
中止ならもっと大騒ぎになるから、「様子見」なのだろうと解釈して・・・。 -
雨は小雨になったかと思うと再び土砂降り。
何回かのアナウンス
「キャンセルって聞こえなかった?」
「だったら、もっと大騒ぎよ」
待つこと2時間余
11時をとうに回って開演を知らせる「ドラ」の音が響き渡ります。
待った甲斐がありました。
順次渡されたろうそくに灯をともし、幻想的な「野外オペラの始まり」です。
観客が一体となってオペラを楽しむ夏の風物詩。
参加できて幸せでした。 -
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開演中こっそりフラッシュなして撮影。
アレーナの立地を最大限発揮した舞台装置と演出。
たくさんの登場人物。
かみなりが遠くででピカピカする中を、アレーナの石段に立つ身じろぎもしない兵士役。
圧倒されっぱなしの3時間。 -
あともう少しというところで再びの大雨で、しばし中断。
時刻は1:30
クライマックスの行進曲が聞けたので、連日の山歩きで少々お疲れ気味のジジ・ババは未練を残しながらアレーナを後にしました。
1週間共にしたy氏とはここでホントにお別れ。
来年はどこに行きましょうか?
y氏にとっては車の思わぬ故障で不完全燃焼のドロミテとなってしまいました。
来年再びチャレンジもいいですね。 -
1夜明けて、アレーナ前には無造作に大道具が置かれています。
近くでみると、結構凝った装飾がなされていますね。 -
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この旅行記へのコメント (4)
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- おでぶねこさん 2009/08/15 22:35:28
- アイーダ。
- oneonekukikoさん、こんばんは。
すっかりドロミテの旅行記も完成ですね。
山のすばらしい空気に癒されたご様子が伝わってきます。
ベローナのアイーダ。。。雨で大変でしたね。
ご主人のマメさに思わず笑っちゃいました。
(ごめんなさい。)
きっと旅の間もユーモアたっぷりで
楽しませてくださった事でしょうね。
それでも遅れてもちゃんと開演になるって凄いです。
イタリア人が辛抱強いって・・・
本当にびっくりですね。
これも芸術に対する情熱なのでしょうか?
おでぶねこも何年か前にイタリアを周遊した時
夏の野外オペラは絶対!!!と、思って
ベローナでアイーダを見ました。
凱旋行進曲が流れると、なじみのある曲だけに
感動もひとしおでした。
通常の開演時間でしたが終わりは深夜。
最後は眠気との戦いでした。お隣のスゥエーデン人のご夫妻は
こっくりこっくり眠っておられました。
歴史の中で、体験する最高のパフォーマンス。
イタリアの懐の深さを感じますね。
ベローナに5泊!!!
きっと旅行記も続きがあるのですね。
楽しみにしています。
おでぶねこ
- oneonekukikoさん からの返信 2009/08/15 23:04:06
- RE: アイーダ。
- おでぶねこさん
書き込みとプレゼントありがとうございます。
おでぶねこさんも「アイーダ」でしたか。
手前味噌ですが
アレーナには「アイーダ」の舞台がぴったりのような気がします。
オペラ通でもないので
ミーハー感覚でお祭りに参加して来ました。
そんな我々には
ボトムの石段の席がぴったりでした。
多少コックリしても悔しくないし。
でも、臨場感たっぷりの舞台でした。
夏にベローナを訪れるなら
是非体験したい野外オペラですね。
ここでイタリア男のマメさを実感しました。
oneonekukikoの後ろの男性
雨具を脱いだり着たりするたびに
oneonekukikoの着衣の乱れを後ろから直してくれるのです。
今までそんなことされたことのないoneonekukiko
うれし恥ずかしデシタ。
夫はマメというより5ユーロがもったいない?
でもoneonekukikoは動かなくていいので助かりま〜す。
まだ続くのですがこのところ小休止です。
oneonekukiko
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- 4nobuさん 2009/08/08 00:16:38
- 友良し景色良し
- 楽しく一気に読ませていただきました。
一昨年、昨年とドロミテだったので今年は(まだこれからですが)スイスだけ!やっぱりドロミテも入れるべきだったかと反省。
共通点が結構多いのも楽しく読ませていただいた原因でしょうか。
・一昨年はレンタカーでした。イタ車でなくドイツ車でしたが。昨年は一人だったのでバスにして能率の悪い旅でした。やっぱり車がいい!
・チビアーナに行く。やっぱりフルリーナさん、カヌ太郎さんなどのご推薦
・ベローナでアイーダを見ました。
oneonekukikoさんやフルリーナさんの記事をよんで次回はシウジでゆっくりしたいなー。
- oneonekukikoさん からの返信 2009/08/08 11:52:51
- RE: 友良し景色良し
- 4nobuさん
書き込みありがとうございます
ドロミテから帰って1か月も過ぎようとしているのに
いまだ気分はドロミテです
みなさんのように健脚ではないので
リフトを利用していいとこどりの
ドロミテでしたが
肩こり。腰痛から解放され
エネルギーたっぷり補給して来ました。
シウジの高原「ひとり占め」は宿泊者ならではの特権です
是非お試しください。
フルリーナさんやカヌ太郎さんには
とってもお世話になりました。
いつかoneonekukikoもどなかたの力になれればと思いながら
ファイリングが苦手で
帰ってくるといろいろな資料が分散してしまいます。
実は4nobuさんのところにもお邪魔しているんですよ。
アパートを借りての長期滞在
いつかしてみたいです
「アイーダ」いい席でみると
こんなによく見えるんだと
感心しました。
ドロミテつながりで今度は是非
スイスにも足を延ばしてみたいものです。
4nobuさんにとって何度目かのスイス楽しんできてくださいね。
oneonekukiko
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