ジジ・ババあこがれのドロミテへーチビアーナ

2009/06/26 - 2009/07/10

３年ほど前、初めて４トラをのぞいて見つけた「ドロミテ」という地名。こんな旅をしてみたいけど、無理だろうなとほとんどあきらめていた「ドロミテ」
ちょっとしたきっかけでそれが実現する運びとなりました。
メンバーはoneonekukiko夫婦とザグレブ在住のy夫妻、兄嫁とその友人の相変わらずのジジ・ババ６人組です。
y夫妻とはチビアーナで合流
平均年齢軽く６５オーバーですので無理をしないがモットーです。
さて「ドロミテ」
あまり情報がありません。
４トラの皆さんが頼りです。
ただただ行ってみたい一心で、ろくに山の知識もないまま準備が始まります。
皆さんのおかげでようやくドロミテの概略がつかめてきました。
変更を重ねまとまったスケジュールは
６/２６　　　　　１９：００ベニス着　当日チビアーナへ
　　　　　　　　　チビアーナ４泊
６/３０　　　　　シウジ高原泊
７/１から　　　　カバレーゼ３泊
７/４から　　　　ベローナ５泊

さて移動手段をどうするか。
バスかレンタカーか迷ったままの出発となりました。
宿泊地は、たまたまのぞいてしまった「チビアーナ」は外せません。不便な場所なのでずいぶん迷いましたが、やはり最初に行きたい！と思ったところはつい目が行ってしまうのですね。
不便を承知で４泊決めました。
宿は勿論みなさんお勧めの「Hotel Remauro」
http://www.remauro.it/
venice着　　19:00
送迎車を頼んでその日のうちにチビアーナ入り。
２００ユーロでしたが4人でしたし、高いベニスで1泊して中途半端に荷物をほどくより、cibianaに行ったのは正解でした。
なにしろホテル代がお安いのです。
この時期２人部屋でハーフボードで一人４３ユーロ。
家族経営のこじんまりとしたホテルです。
ホテルの真ん前にバスが止まります。
コルチナまでなんだかんだで乗り換え含めて２時間。
確かに時間はかかりますが、小さな村で毎日山を見て過ごした日々は何よりの休息となりました。
まずはcibianaから旅の始まり・・・・。
いろいろアドバイス下さったカヌ太郎さん、sienamamaさん、フルリーナさんありがとうございました。

エリア イタリア

• 同行者: その他
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス レンタカー
• 航空会社: ANA

フランクフルト乗り換えで１９：００にベネチアに着いた成田出発組のジジ・ババ４人。
ザグレブから出発するy夫婦はどうしたのでしょうかか。調子が良ければその日のうちにcibianaに入ると言っていましたが、今の我々にメールで確認する余裕はありませんでした。
メールのやり取りだけで、予約番号もなく「迎えのタクシーを手配したよ」というメールを頼りに出口に向かいます。
フライトが４０分ほど遅れてドキドキしましたが待っていてくれました。
高速道路を突っ走り、山道を突っ走り走ること１時間半。
ホテルのH.Pで見慣れた日時計の壁絵が見えてきました。
「あっ、マンマだ」とすぐ分かる笑顔で迎えてくれました。
y夫婦は３時ころに到着して、くつろいでおりました。
第１関門突破です。
一夜明けてホテルの窓から見える風景です。
朝焼けと清浄な空気が心に沁み渡ります

東の山頂を太陽が照らします

朝日を浴びて一気に明るくなったチビアーナの村。
お日さまありがとう

木々も光を浴びて

早々と目覚めてしまい、朝食前に村を一回り。
正面の扉は斡旋してありました。
ちょっとゴチョゴチョやって泥棒さんみたいに裏口から脱出。
初日はまず右回りで散歩です。
すぐそばの小さな廟。
お花がきれいに飾られており、ろうそくも灯されていました。
翌日はろうそくが違っていたので毎日誰かが守ってくれるのでしょうね。

ホテルの前を通って村の中心へ向かいます
私たちの部屋は３階の左側。
６人で４室お願いしました。
それぞれ内装が違います。

お花でいっぱいの墓地。
山に抱かれて眠れるなんて幸せですね。
不謹慎と思いながら、写真に収めてしまいました。

山の天気は変わりやすく、霧がかかってきました。
でも、幻想的

道祖神のようなキリスト像

6/29チビアーナ滞在３日目
今日は朝から霧がかかっています
午前６時

晴れてきました
午前７時

毎日山を見ながら目覚めます。
こんな朝を迎えられる幸せを感じながら、今日は食事前にまた村を一回り。

ホテルに一番近い壁絵の家
雪景色です。
冬は雪が深そうです。

廟のある角を右に曲がって山側を進みます

小さな村の町おこし
たくさんの壁絵があります
今にも崩れそうな家に大胆な絵があったり、これは手を抜いてるぞ、みたいなのもあってりして楽しい散歩道です

山に陽が差してきました
午前７時半

家々の軒先に積み重ねられた薪の束。
子供の頃を過ごした青森を思い出します。

コルチナ行きでお世話になったドロミテバス
http://www.dolomitibus.it/dolomitibus/jsp/orari.jsp
line36(cibiana-calalzo)がホテルの前に止まります
venasa centroでline30(cortina-calalzo)に乗り換えてコルチナまで４ユーロ
接続がうまくいくと１時間ちょっとでコルチナです。
ホテル前午前７時が始発です。
バスに同行者が忘れ物をして、本人も気がつかないほど早く、バスのドライバーが届けてくれました。
曲がりくねった山道を、警笛を鳴らしながら曲がっていきます。カーブにミラーがないのです。ちょっと前（ずいぶん前？）の箱根ってこんな感じでしたね。警笛をを鳴らして向こうからくる車に、バスが通るよって知らせながら走ります。

６/２７
昨日遅く着いたので、実質初日。
当初はモンテリテへ行くつもりが、雲行きがあやしくなり、急遽コルチナへ。
コルチナは町でした。
それでも、ぶらぶら散策してコルチナを下見。
チビアーナが恋しく写真はほとんど撮らず仕舞い。

宿の窓越しに

部屋のドアに描かれた絵
旅心をそそります

食堂前のテラス。
宿泊客だけでなく村の住人も時々お茶に現れます。

現役を退いたアイスクリーム売りの自転車
子供たちが興味深げにのぞきに来ます。

この旅行記へのコメント （12）

• くまゆさん 2012/08/26 17:10:00

  なんて、まぬけでした！

  oneonekukikoさん
  
  こんな素敵なドロミテ、見ていらしたんですね！
  なんてバカなことを書いた私でしょうか。
  
  ひたすら溜息、ためいきの写真たちです。
  チビアーナですね、メモ、メモ。
  
  ここにまた行こうと企んでいらっしゃるわけですね！
  いーなーーー♪
  
  くまゆ
  
  

  oneonekukikoさん からの返信 2012/08/26 21:23:30

  RE: なんて、まぬけでした！

  えへへ
  いいでしょ。
  素朴で静かなチビアーナの村。
  スイスとイタリア国境近くのソーリオもいいですよ！
  
  コバリドも、チビアーナもソーリオもアオスタも
  みーんな４トラのお陰です。
  はじめ４トラを目にしたときは
  「みなさん素敵な旅をしているなあーーー」
  と画像で空想旅行を楽しんでいましたが
  気がつけば、そんな憧れの地にたどりついていました。
  
  年に一度のお楽しみです。
  いつまで続けられるかな。
  
  語学が堪能でもないのに
  これまで、スリやパスポート紛失などの大きな災難にあってなかったことも
  ドタバタ旅行を続けることができた大きな要因だと思います。
  
  アバウトな性格も幸いしているかもね。
  
  そんなこんなで、好奇心と元気が続く限り
  この病気は治らないと思います。
  
  くまゆさんもいろいろいらしているようなので
  是非４トラに情報提供してくださいな。
  
  oneonekukiko
  

  くまゆさん からの返信 2012/08/27 13:39:20

  オルチャ　／　プンタ・アーラ

  oneonekukikoさん
  
  メールでお尋ねのオルチャへの回答、こちらに書きますね。
  情報公開！
  
  2009年に、プンタ・アーラに5泊したとき、オルチャ渓谷に行きました。
  プンタ・アーラって、どこ？　　ですよね。
  今、「地球の歩き方」のイタリアもフィレンツェも見つからないので(-"-)、詳しくは言えないんですが、フィレンツェの南の方にある、グロッセートあたりにある海岸だと思います。(-_-;)
  
  プンタ・アーラでは、ガッリア・パレスというホテルに泊まりました。
  Gallia Palace
  
  http://www.booking.com/hotel/it/galliapalacehotel.ja.html?label=gog235jc-landmark-ja-it-punta_ala_golf-unspec;sid=2ff4ad887d106ea63614393c4f4a60ca;dcid=1
  
  夏しか開いていない、完全なリゾートホテルですが、長期滞在客・リピーターが多くて、従業員がフレンドリーで、とても楽しい滞在ができました。
  ただ、高い。。
  一人一泊、3万円ぐらいすると思います。
  でも、ハーフボード（朝夕食付）ですし（美味しい♪）、素晴らしいプライベートビーチがあり、値段だけのことはあります。
  ちなみに、イタリアでは綺麗な海岸はほとんどホテルのプライベートビーチになっているので、海を楽しむには、いいホテルに泊まるのが一番です。
  プライベートビーチまで、歩いて5分ぐらいかかりますが、そこにあるレストランも、素晴らしいです。
  
  欧米の人たちは、いいホテルに泊まって、プライベートビーチでひたすらのんびりしていますが、日本人である私たちは、エルバ島（ナポレオンが流された島）に行ったり、オルチャ渓谷に行ったりしました。
  
  オルチャ渓谷は、日本人のガイドさんにお願いして、1日で廻りました。
  モンテプルチャーノに住む日本人女性で、イタリア人のご主人が運転してくれます。
  モンタルチーノ、ピエンツァ、モンテプルチャーノを廻り、よく見る写真の景色は、全部効率よく案内してくれました。
  とてもご親切でしたが、小型車なので、6人で乗るのはきつかったです。
  
  http://www.tabitoscana.com/aboutus.html
  
  日本人のガイドさん、フィレンツェからなど他にもあるようなので、お調べください。
  
  私は、今度オルチャに行くなら、秋に、小さい村に泊まりながら、ゆっくり廻りたいと思っています。
  
  
  
  どこに行くのも、車をお願いして移動したので、４トラ的に役に立つ情報はないのですが、プンタ・アーラという素敵な場所を紹介したくて、書きました。
  いつかまたガッリア・パレスに泊まって、1週間ぐらい何もしないで過ごしたいというのが、私と娘の夢です。（多分、果たせない。。。）
  
  くまゆ
  
  
  

  oneonekukikoさん からの返信 2012/08/29 09:51:41

  RE: なんて、まぬけでした！

  くまゆさん
  早速情報ありがとう
  
  エルバ島
  ナポレオンにかかわる島だったのですね。
  今頃知りました。
  こんなoneonekukikoですが、これからも色々情報宜しくね。
  
  プンタ・アーラ
  いいです！！！
  さすがにGallia Palaceには宿泊できませんが
  もう少しリーズナブルなところ探して
  ゆっくりしたいです。
  1週間滞在できたら最高ですよね。
  
  教えてくださった日本人女性のＨ･Ｐ見早速いつでも引き出せるところにおきました。
  いろいろ検索できて楽しみが増えました。
  好きなことは出来るのよね。
  レンタカー利用でなかったら是非お願いしたいと思ってます。
  いつもの旅仲間Y氏が同行するようなら
  車利用となる確率大です。
  
  まだまだ先のことなのに
  妄想を膨らましているoneonekukikoです。

• おでぶねこさん 2009/07/14 16:03:52

  お帰りなさい（^^ｖ　

  oneonekukikoさん、お帰りなさい！！！！
  
  雄大な景色に思わず”おお〜”ってうなってしまいました。
  ついにドロミテですね。
  
  情報の少ない中、ﾊﾞｽを乗り継いでの旅。
  ワクワク、ドキドキでしたね。
  山に抱かれた静かな村での滞在は、
  まさに癒しの世界だったでしょうね。
  
  壁の絵や坂道の向こうの教会、
  親切なﾊﾞｽの運転手さん・・・
  優しさに満ち溢れていますね。
  山々をおおう霧もドラマチック。。。
  
  おでぶねこも一緒に深呼吸したくなりました。
  
  見たことの無いイタリア、
  イタリアも奥深いですね。
  
  続きも楽しみにしていますね。
  どうぞゆっくり休んでくださいね。
  
  　おでぶねこ
  
  

  oneonekukikoさん からの返信 2009/07/14 18:57:41

  RE: お帰りなさい（^^ｖ　

  おでぶねこさん
  書き込みありがとう。
  
  夏はどちらへお出かけですか？
  やっぱりフランスの田舎町？
  イタリアもよかったですよ！
  ただ、イタリア語ばっかり・・・。
  でも、何とかなるものですね。
  手振り、身振りで
  ようやく少ーしわかってきたらもうイタリアとお別れです、
  
  ＜壁の絵や坂道の向こうの教会
  気がついてくれましたか？
  路地の向こうに見える風景
  たまりません。
  のぞき趣味があるなかなぁ・・・。
  
  初めてバスを乗り継いで出かけました。
  ４トラの皆さんのおかげです。
  
  oneonekukiko

• おでぶねこさん 2009/07/14 15:55:22

  お帰りなさい（^^ｖ　

  oneonekukikoさん、お帰りなさい！！！！
  
  雄大な景色に思わず”おお〜”ってうなってしまいました。
  ついにドロミテですね。
  
  情報の少ない中、ﾊﾞｽを乗り継いでの旅。
  ワクワク、ドキドキでしたね。
  山に抱かれた静かな村での滞在は、
  まさに癒しの世界だったでしょうね。
  
  壁の絵や坂道の向こうの教会、
  親切なﾊﾞｽの運転手さん・・・
  優しさに満ち溢れていますね。
  山々をおおう霧もドラマチック。。。
  
  おでぶねこも一緒に深呼吸したくなりました。
  
  見たことの無いイタリア、
  イタリアも奥深いですね。
  
  続きも楽しみにしていますね。
  どうぞゆっくり休んでくださいね。
  
  　おでぶねこ
  
  

• とんちゃん健康一番さん 2009/07/14 13:21:44

  素敵ですねぇ〜♪

  oneonekukikoさんへ☆
  
  お邪魔しますぅ！！
  素敵な街ですねぇ〜！
  空気が美味しそう♪
  
  こちらの絵もすっごく綺麗！！
  見ているだけで癒されます！！
  
  続きの旅行記楽しみにしております！
  またゆっくりお邪魔させて頂きます☆
  
  

  oneonekukikoさん からの返信 2009/07/14 18:50:37

  RE: 素敵ですねぇ〜♪

  とんちゃんさん
  
  書き込みありがとう。
  
  小さな村での４日間は
  ホントにのんびりして、
  山を毎日眺めて暮らしました。
  小さい村ではイタリア語ばかり
  でも、何とか通じるものですね
  みんな親切で温かい人たちばかりでした
  
  とんちゃんみたいに
  ドイツ語やイタリア語覚えたいけど
  なかなかです。
  
  とんちゃんのドイツ語
  半月のドイツ旅行で
  磨きがかかったことでしょうね。
  
  oneonekukiko

• バートンさん 2009/07/13 23:40:46

  おかえりなさーい！

  oneonekukikoさん、こんばんは。
  
  早速拝見させていただきました。
  とある方からドロミテへ行かれると聞いてたので
  とても楽しみにしていました。
  
  石造りの建物に細い路地のイメージを持つ私ですが
  イタリアにもこんなに雄大な景色が楽しめるんですね。
  どもまでも続く険しい山に昇る太陽がなんて神々しいんでしょう！
  空気もとても澄んでいるのが伝わってきます。
  お家にペイントしているんですね。
  どの絵も個性豊かで村の暮らしぶりが分かり
  とても興味深く拝見させていただきました。
  
  私はまだ北の方へ行ったことがないんです。
  とても行きたくなりました。
  続きも楽しみにしていまーす。
  
  まずは旅の疲れをゆっくりお取り下さいね。
  
  ばーとん

• デコさん 2009/07/13 18:55:19

  おかえりなさい

  oneonekukikoさん、お帰りなさい♪
  
  素敵なご旅行だったようですね(~~)
  どうかゆっくりお疲れを癒してくださいね。
  このチビアーナからのご報告、ワクワクして見せていただきました。
  素晴らしい夜明けとともに、旅が続いていくのですね〜
  そしてこのあとのアップを楽しみにしています♪
  私もあと１０日ほどで旅立ちます。
  仕事に追われ、下調べがまたまた不十分なままで行ってしまいそう…
  

  oneonekukikoさん からの返信 2009/07/13 20:38:24

  RE: おかえりなさい

  デコさん
  書き込みありがとう
  先ほどデコさんの北欧にお邪魔したところでした。
  
  今度はどちらへお出かけですか？
  蒸し暑日が続きますが旅でエネルギーをもらってまた元気になりましょう。
  
  チビアーナ「わくわく気分」なんて
  うれしいです。
  待望のドロミテ行きが実現して
  oneonekukikoひとりで舞い上がっております。
  
  まだまだ続きますが
  デコさんの出発までに間に合うか・・。