2009年の旅　５　秩父へ！ロウバイ花見

2009/02/15 - 2009/02/15

　ロウバイの里がある！初めて知った。これは行くしかない！と言う事になり、友達を誘って秩父へドライブに出た。

エリア 長瀞(埼玉)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車

　新聞にロウバイ鑑賞ツアーが載っていて、結構良さそうだったので友達を誘って秩父に出かけた。
　ロウバイは蝋燭（ろうそく）のような光沢と艶がある事から名が付いたようである。よく聞く花だけど、どこかわからない部分があった。花も地味に感じるし、イメージとしては梅よりも早く咲く早春の花という事ぐらいしか頭になかった。
　コースは山梨から秩父に抜けるルート。これから利用価値が高まると考えていて一度このルートを試したかった。これがすんなり上手く活用できると分かれば埼玉方面はかなりアクセスが楽になる。
　一つ気になったのは、このルートを観光バスなど、ツアーでは使ってないことだ。それなのに格安とはどういうことなのか？大体は関越経由である。それもどういう事なのか確かめる必要があった。

　富士朝霧高原から精進道に入り、山梨に入った。
ここから一気に西沢渓谷まで行くアクセス道が完成していて早い。今では甲府から新道が2本も出来ていて、昔からの道を知ってるとかえって迷うことになる。
　バイパスが出来ただけでも驚きだったのに、東関東自動車道が出来たのには正直ビックリした。この近辺は最も開発が進んだ所で、東京などからの移住者も多い。昔の事を知ってる自分にはまるで浦島状態だ。
　まあいずれこの近辺の事は語る事もあるかもしれない。
　今回は初めて自動車道を使ってみた。無料で、途中からバイパスと一緒になり、工事区間を抜けて西沢渓谷へと達する。途中にある広瀬ダムは奥秩父絶好の見学ポイントである。紅葉の時期は特に美しい。
　休憩してのんびり眺めた。2月上旬で一番寒い時なのにまるで春の陽気だった。
天気にも恵まれ、初めて秩父の甲武信ヶ岳が見れた。ここに来て初めて山々がハッキリ見れる。嬉しかった。

　西沢渓谷から雁坂トンネルを抜け、奥秩父へと入った。このトンネルも当時から反対論が根強かった。かくなる私も反対だった。ものすごい自然破壊で作られたトンネルで、目の当たりに見てきたから余計にそう感じた。
　でもまあ出来てしまったものはしょうがない。逆に使ってあげなければかわいそうだ。
　驚いたのは秩父側。ダムも完成し、すごい道が出来ていた。
　一気にカッ飛んだが、とても遠かった。しかも途中からついに渋滞。やはりこのルートは時間を選ぶ。そして思ったより距離を感じた。
　ひたすら渋滞をのろのろ進み、やっと長瀞に到着。今日の目的地、宝登山のロウバイ園の駐車場を目指した。渋滞が激しく、駐車場も近くは一杯だったので離れた場所に止めて歩く。ロープウェイ乗り場まで歩くと枝垂れ梅が出迎えてくれた。

　ロープウェイ入り口にあったロウバイ。これがロウバイか〜・・・・。初めて見た。話しではいつも聞いていたが、こうやってまじまじと見たことは無い。
きれいな黄色で、香りがとてもよかった。ここまで強い香りは花見では初めてだった。

　こちらはマンサク。これはアルプスの春スキーでもよく見る。これも種類が多くて見分けるのが大変な花だ。

　天気もよかったせいかすごい人出だった。時間待ちで大行列！よく分かんなかったので往復ロープウェイにしてしまったが、片道のぼりを歩きにすればよかった。時間も大して変わんない気がした。

　ロープウェイ頂上駅に到着。すばらしい眺めだった。さっそくロウバイがお出迎え。

　きれいな花です。思った以上に上品だった。

　頂上駅から眺める。ロウバイの香りが漂って素敵だった。

　梅園も規模が大きかった。早咲きが見頃を迎えていたが、梅はこれからが本番。

　見事な梅の花

　近づいてみました。

　ピンク系はやはりきれい。

梅園を一通り歩いていよいよロウバイ園に向かう。梅園の上がロウバイだ。

　足元にも気をつけて。。。名も無い小さな花もがんばっているし、福寿草も咲いていました。

　香りに誘われていい気分。ロウバイの大植林地。見事だった。

　宝登山ロウバイ園から秩父の街並みを眺める。

　天気がよければここから秩父連山が眺められるらしい。最近ボランティアガイドが増えて案内も多くなったが、活用するといい話も聞けるので利用できるならそれに越した事は無い。今回は利用しなかったが、使うと便利。ここの風景もガイドの横耳で知った。

　黄色に染まった山肌と香り、そして人。今日は本当にすごい人出だった。

　ロウバイ園と宝登山山頂を望む。

　秩父連山とロウバイ。山の向こうは山梨だろうか？

　ロウバイ園を過ぎて宝登山山頂に立った。大して変わらない所にあり、景色もないし言われないと分からないほど目立たなかった。
　その近くには宝登山神社奥の院があり、ひっそりと祭られている。

　いつものように案内板を写した。歴史はかなり古く、由緒ある神社らしい。

　おみくじが面白くて撮ってみた。扇子のおみくじなんてね〜。風情があっていい。他にもこういう所あるのかな？

昔から名高い所だったんだね。

　最後にもう一度振り返ってロープウェーに乗った。名残惜しいいいところだった。

　帰りはロープウェイで正解。ゆったりと早く帰れた。そこから下に降りた食堂でちょっと遅めのお昼。
おっ切り込みという名前のうどん定食を食べた。ほうとうみたいな感じ。美味しかった。
　地域によってこんな形のすいとんとかうどん系の所は思ったより多い。

　せっかくなので宝登山神社にお参り・・・・と思ったら改修中。となりに代わりの社殿があった。

　こんな説明がありました。

　隣りのお宮で参拝。完成したらまた訪れるか・・・。

　せっかく来たので長瀞の岩畳を見学。辺りにもいろいろいい店なんかもあったりして楽しめた。
　宝登山からも近く、歩いてすぐだ。駅前もにぎやかで、土産屋などの商店が並び、野菜の露店市が安くてよかった。駐車場もあって、こちらも良さそう。知ってればこちらに入れたのにな〜。
　長瀞は秩父でも知られた所。川下りもあるのでもっとすごい流れかと思ったら渓谷のようだった。上にはダムもあるし、もうダメだろう。

　川岸に広がる岩が岩畳と言われているところで、結構広かった。川辺もきれいだ。

　公園にもなっている。散歩には丁度よい。

　時間も4時を回って帰る事にする。秩父市内はやはり混んだがぼちぼち動いた。バイパスなども作られてきてるのでこれからはよくなるだろう。
　街中を越えると一気にペースアップ。道の駅大滝温泉で温泉博士を使って入浴。ここはこの時期ツララなどの冬の風物詩が楽しめるらしいのだが、まさしく春のような陽気だった。
　おそらくこの時期は雪と思われる。ある意味ガッカリ。大滝温泉は普通の温泉だった。循環だし内湯のみ。まあこんなもんか。でものんびり出来てよかった。
ここからは一気に秩父越え。思ったより遠い。トンネルの値段も往復1500円と高いし考えもんだ。
　感覚がわからなかったが、大滝温泉から静岡まで3時間。ちょっとズレがあった。
石和温泉で食事をして帰ったが、渋滞や距離など、課題は多いことが分かる。かかる時間も問題で、やはり遊び方には注意が必要だった。今回、おかげで楽しいドライブが出来たが、丸々一日のドライブとなった。

END