2009/07/10 - 2009/07/10
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keithforestさん
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第三日目はアッペンツェルンから東のリヒテンシュタインにいって、はがきを出し、ハイジで知られたマインフェルトの村を散歩します。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- スイスインターナショナルエアラインズ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
何しろ西に向かって飛んでくると大体朝早く目が覚めます。今日の出発予定はそんなに早くありませんからすぐさま朝の散歩に出る訳ですが、この街の朝が雨上がりだったこともあるんでしょうけれど、実にさわやかで気持ちがよいのです。
ビールとリキュールの醸造元があっちとこっちにあって、その上清冽な川が流れているのがよろしうございます。 -
しばらく川に沿って上流に向かって歩くと、ベテランの釣り師がルアーを流れ込みに向かって振るっておいでです。昨日の夕刻に若い釣り師が立ちいっていたのを見ていましたから、ありなんだなと思っておりました。
下流から近づいているうちに彼のロッドがしなったのが見えましたから、カメラをあわせました。
落ち着いた風情でたぐり寄せて取り込みます。どんなベテランでも取り込んだ時は嬉しいものです。取り込んだ直後に彼がこっちを見ましたから思わず親指を立ててかざしますと、彼も手を挙げて嬉しそうにしました。
彼がどこから来た何人なのかも、この街の生まれで育ちなのかも知りませんけれど、少なくとも、この瞬間、私と彼の間には無言のコミュニケーションが成立しました。
しかし、多分これが日本の渓流での出来事でしたら、私はこんな合図は送らなかったでしょう。多分、釣り人からは無視されるだろうと思うからです。
旅が私をこうさせたんですね、きっと。 -
高架になった線路の下はこうして様々なものの貯蔵庫として地域の方に使われているらしいのですが、そのほとんどが燃料用の薪です。綺麗に割って積み重ねてあります。
この国ではどこにいっても必ずこうした薪が積み重ねて蓄えてあります。冬の間の必需品なんだというのがよく分かります。 -
一生懸命割っては、一生懸命積み重ね、一生懸命それをそろえている人のことを想像すると、実に働き者な人たちがいるんだなぁと感心すると同時に、そのあまりにも働き者なところを想像すると、「偉い!君は偉い!」と突き放したくなります。
へそ曲がりだから。 -
こうし建物が軒を連ねる表通りを黙々と自転車のペダルを踏んで仕事に赴く人が通り過ぎます。
駅に向かって電車の時間に合わせて髪の毛をまとめながら先を急ぐ若い女性に追い越されます。
なんたってスイスの電車は日本の電車に負けないほどの正確無比を誇ります。その上、彼らはただの一言のアナウンスだってしませんで、時間が来たら無情にも黙って動き出します。 -
で、その昨日から話題の(っていっても私が勝手にしているのですが)うろこ壁も古くなるとこんな具合になっちゃうんですね。
これは多分昔のやり方なんじゃないでしょうか。きっと今はパネルになったものがあるんじゃないですかねぇ。私だったらそうしますよ。 -
さて、一気にリヒテンシュタインの首都、Vaduzにやってまいりました。
スイス国内の観光地で時々見るこんなものがこちらでも運営されています。なんとわずか2ヶ月前にイタリアから導入されたそうで、われわれの目の前にやってきたので一行20人で借りてぐるっと回りました。あっという間におおよそを見ることができます。
同じコンセプトの観光バス(シティー・トレインと呼んでいるらしいです)にインターラーケンでも遭遇しました。 -
ぶどう畑の向こうの丘の上に見えているのが1712年からリヒテンシュタイン候が所有しているというファドゥーツ城なんだそうです。
住まいだから観光客に公開なんてしていないんだから登ってこないでね、といわれました。そうでなくても私はあんな高いところにまで上がるほど体力はありませぬ。 -
普通に黄色いバスが走ってきたから単純に「あぁ、Post busが来た」と思って良く見たらちゃんとLiechtenstein Busと書いてあったので、あわてて写真に収めました。
それでもやっぱり通貨はスイスフランとユーロがどっちでも通用するっていうんで、やっぱりなんとなく独立しているんだと認識するのが難しくなっちゃいます。
すばらしいレベルのサッカー用のピッチがあるのはアイスランドのレイキャビックみたいで驚きました。
人口わずか3.5万人らしいですよ。 -
中心地はとても限られているスペースにありますが、観光局には日本語のパンフレットもあります。
多分こちらに来られる日本人観光客の中には私のようにこの彫像が気に入っている方もおられると思います。笑えます。 -
それほど派手ではありませんが、結構近代的なパターンのステンドグラスを持つ教会でした。
私ももちろん自宅に当ててここからリヒテンシュタインの切手を貼ったはがきを出しましたよ。これは観光客としては必然ですよ。 -
スイスのガイドブックを知っている方が見ると、すぐにおわかりいただけるものの、そうでない方には俄には信じていただけないのが、この子が「ハイジ」なんだってことです。
日本人は「嘘だぁ〜!」といってしまいます。日本製のあのアニメは実にすばらしいできですものねぇ、とこの石像を見ながらいってしまいますね。
Maienfeldというこの村はこれで村おこしができたのでしょうが、これがなくてもとても美しい村です。
ちゃんとLonely Planetにも記載されています。 -
ということで、そのHeidiにちなんで名付けられたHeidihofというホテルのレストランでランチになりました。
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レタスだけなんですが、これがおいしうございました。メインは鶏肉の料理だったんですが、気がついた時にはあらかた食べてしまっておりましたので、写真はやめておきます。
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食後に歩き始めてみると、まぁ大変に美しい景色で、ガイドブックがこの辺のこうした景色を掲載したがる訳がわかります。
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これって、実際に使っているのか、あるいはわざわざ雰囲気をだすためにおいてあるんですかね?聞き漏らしました。
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ここで既にこんな状態で、一行の足はなかなか進みませぬ。右に寄ってはパチり、左に寄ってはパチり。
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ほうら、ガイドブックで見たことがある!
ハイジの家だ!ということになっている家です。ちゃんと日本語でも看板が出ています。 -
下に降りてくるとずっとこんな感じの建物が連なっている村です。
ここだけの話ではなくていく先いく先みんなそうですが、あっちもこっちも趣があります。そして寂れているんだという雰囲気もありませぬ。 -
下まで降りてくるとこうした放牧場が石の柵で囲ってあります。なんだか英国の放牧地を見るようです。
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英国のコッツウォルズのある村に、ナショナルトラストが保存している納屋とほぼ同じような、実に味がある石造りです。
この頃はこんなことをいっていたものの、時間が経つにつれてどんどんこんなものが出てきちゃってきりがなくなります。 -
アハハ! やられちゃいましたねぇ。うまいなぁ。この類いのデコレーションをアイスランドのアークレイリの街中で見ましたねぇ。
私にとっては相当得点高いです。 -
昼下がりの街の通りはそろそろ夏の陽射しになってきています。
それにしても誰も通らないんですよ。 -
これって、何の意味があるんですかね?
え?知らないで撮ったのかって?
わかんないですよ。それにしても古いっすよ、これ。 -
停めてあった車のダッシュボードにはおなじみのパーキング・カードです。
このシステムは欧州どこにいっても採用されているんですかね。 -
相当昔から日本人観光客は歓迎してもらっているらしいですねぇということがこの幟でわかりますね。
一体どこで作ったんですかね、この幟。合羽橋の道具商店街ですかね?
あ、違うかな、ハイジとペーターが日本のアニメと違うもの。 -
とうとうMaienfeldの駅まで降りてきました。丁度タイミングよくそこに列車が通りかかりました。
私たちはここからまたフランツが運転するバスで
chur経由、Julier Passを越えてサンモリッツに向かいます。
久しぶりに歩いてすっかりバスの中で居眠りしてしまいました。 -
気がついたらBivioの手前の湖のところをくねくね道を快調にバスが飛ばしているところでした。
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見よ、このくねくね道を! いやぁ、商売とはいいながらなかなか大変な商売ですよ、バスの運転というものは。なんていいながらこっちは楽なもんです。
この道にもちゃんとPost Busは走っていて休憩場所にはちゃんとパス亭がありました。
とにかくその頻度はともかくとしてどんな街や村にもPost Busは走っています。どこかの国の郵政民営化という発想とは明らかに一線を画しておりますな。 -
峠の頂で一休みしました。ここがまた小さな可憐な花が何種類も咲いていてあっちを撮ったりこっちを撮ったりしているうちに、連れ合いが「あっ!」と声を上げます。
なんだよ?と聴くと、なんとピアスを飛ばしたというのであります。必死を扱いて探しましたけれど、小さいそれは見つかりませぬ。可憐な花の前ではそんなことはどうでも良くなってしまうのが不思議です。
ま、私のものでもありませんからね。 -
やれやれ、というわけでサンモリッツに到着しました。
何しろ高級リゾートですから、やったな、という雰囲気ですが(セコい話ですが)よくよく話を聞いたら中心地は湖の向こう側のドルフと呼ばれるほうで、名にしおう有名ホテルや高級店はあちらでございます。 -
早速散歩に出ますと、すぐそばのお花屋さんの店頭に・・・あれ!これってエーデルワイスじゃないの!15フランだよ、15フラン!ったって持って歩くわけにはいかないものなぁ・・・・。
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ホテルはLaudinellaという陸上競技場のすぐそばです。
なんでも今日からクラッシック・カーのイベントが開かれているんだそうです。
https://www.laudinella.ch/HOTEL.2.0.html?&L=1 -
夕食は皆さんで地下の「Pizzeria Caruso」というイタめし屋をブックしました。
シュニッツェルがメニューにあるのを見たとたん、もはや我慢ができず、取る物も取り敢えず(ま、そんな意識を持つ必要もないのですが)発注!何年ぶりか、もう記憶にないほどのシュニッツェルを堪能、です!旨い!
部屋に帰ろうとエレベーターを待っているとそこにプレートを持ったアラブ系の女性がやってくる。
ちょっと話すともう既にここに一ヶ月も滞在しているそうで、「娘が日本が大好きだ」というのです。
私たちと同じフロアーでエレベーターを降りるとそこに彼女のその娘がいて、「この人たちは日本人よ!」と聴くととても嬉しそうに「こんにちわ」というのです。
どこで日本語を習ったの?と聴くと日本の歌が好きで、それで覚えたというのです。いやぁ、私はとても嬉しくなりましたけれど、世の中油断しちゃいけないなぁとも思いましたね。
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