Wien 4 ★ June 2009

2009/06 - 2009/06

初夏のウィーン4日目






シュテファン寺院

stops for tea

郵便局

クンストハウスウィーン

lunch

フンボルトヴァッサーハウス

国立オペラ座　内部見学ツアー

大観覧車＠プラーター

drink

エリア ウィーン(オーストリア)

朝からシュテファン寺院へ。駅を降りた途端
学校の課外授業らしき学生が何組もいてびっくり。
ステンドグラスが素敵な中を、ぐるりと見てまわって
塔へ…と思ったらチケット売り場は無人…
んんん？　と思いつつ暫く待っていたら、
おじさんがやってきた！　と思ったら。さっさと奥の小さな扉へ。
すると、さあさあおいで、と呼ばれていってみると
それは人が４人も乗ればいっぱいの小さな小さなエレベーター！
円形で高さも低くて、陽気なおじさんには、どうみても小さい。
中にチケットもおいてあって、上部は小さな棚になってる。
エレベーターはあっという間に上について
お礼を言って降りようとしたら「どうもありがとー！」と
おじさんが日本語で陽気に。

エレベーターがつくと、さらに上に行くための階段が
ふたつ、ついてたけど、どちらも10段あるかないかで、
それほど高くないのだけど…
下が透けてみえるやつで、これが苦手の私はへっぴり腰で上に登る。
真ん中には、入れないけど大きな鐘プンメリンが。
ちょっと天気が悪かったので、景色はイマイチだったのだけど、
屋根のモザイク模様など、間近に見られて面白かった。

さてじゃあ下へ…と思ったら…

さっきのエレベーターの扉、まんま普通の扉の取手！
このエレベーター、呼び出し式なのだ！
ドアの横に並んでいる黒いボタンを押したら
赤いのがチカチカ点滅し始めた…。
そばには、ちょっと遅いけど、我慢して待っててね！
という表示が…。

しばらくぼーっと待ってたら
さっきのおじさんが歌を歌いながらドアを開けてくれた。
これすごく小さくてびっくりだよ、と言ったら、
昔階段だった場所だからね、と。
一緒に写真をとってもらったのだけど狭くて上半身しか写らない…
帰りも「どうもありがとーーー！」って
おじさんの日本語に送られつつ塔を後にする。

Cafe Konditorei Demel

外にテラスもでていたけれど
内装チェックもかねて中で食べたい！とケーキを物色。
そばにいた女の子に、中で食べたい旨を伝えると
指したケーキをメモして、わかった、と言われる。
奥にテーブルがあるのは見えるのだけど、
その前に扉があるので、
そこに入ってよいものかどうか迷いつつ…入る。
するとウエイトレスさんが追いかけてきたので
了承を得て席へ。

２階もあるみたいだったけど、
ここだとガラスを隔てて
お菓子を作っている様子が見られる。
ケーキはトルテと、アンナトルテと迷って、
チョコ系ふたつってのもなにかなと思い、
見た目がかわいかった、なんだか白いやつ。
これおいしかった！
杏かオレンジかのペーストがスポンジに入っていて、
周りは生クリーム。
今までウィーンで食べたケーキの中でも
一番日本のに近い、甘い生クリーム。
それの表面にメレンゲが混ぜているのか、
ちょっと焦がして模様がつけてあって、
とってもかわいい！！！
さすがに甘すぎて、最後は
甘いもの大好きなこの私が
生クリームちょっと残したけど。

トルテは、おいしかったのだけど、これまた甘く、
チョコレートの砂糖の甘さが際立っていた。

個人的にはザッハーのトルテが一番好きだな。

飲み物はマリアテレジアを頼んだのだけど、
インペリアルのときよりはリキュールが抑え目で、おいしかった。
でもどっちにしろきつい。
インペリアルはきつすぎたからなー。
これ、注文するときにウエイトレスさんに、
お酒入ってるよ、いいの？って確認された。
日本だったら香り付け程度だと思うのだけど、
しっかり効かせていれてる。
食後、席をたって再度工房をのぞいたら、
ガラスのむこうでおじさんがにっこりしてくれた。

郵便局

銀行と一緒になっているみたいで
銀行窓口かと思ってしまい、
表示があるのに窓口がないない！と、うろうろしてしまった。
日本へのポストカードは1,4€

クンストハウスウィーン

トラムの駅から数分歩くけれど、
表示がでているのですぐにわかった。で、中。

予想外にヴァッサーの絵がたくさんかかっていて、
とてもとてもよかった！

彼が手がけた建築の中で彼の絵が見られるなんて…
贅沢な空間。自然界に直線はない、と言った
彼が手がけた建物は、あらゆるところが歪んでいて
モザイクの模様や色、扉の取手やガラスなどもかわいい。

切手のために描いた絵なども、とても素敵で
複製で良いからショップにないかなーと期待したのだけど
そういう細々したものはあまり売っていなくて残念…

環境問題にも熱心に取り組んでいたという
ヴァッサーが考えた
未来の理想郷みたいなものの模型もあったのだけど
これが実現していたら、どんなにすごかったろう！
お伽の国であり、でも、そうありたい、
いやそうでないと、と思わせるものでもあり。

ずーーーっと、販売しているビデオを流している部屋があったのだけど
絵をかきながら、上にスープを置いて飲んでいたりしてびっくり。

lunch

もちろん中のカフェレストランで。
ちょっと味が濃い目だったけど、おいしかった！

日替わりランチ、
この日はボロネーゼだったのだけど
野菜のポタージュがついてて
これがすごーーくおいしかった！

店内では、勉強してるひとや写生してるひとも。

夜は夜で灯りがついたら素敵だろうなー

そしてヴァッサーハウスへ。
こちらも表示があるので、それに沿っててくてく。

こちらは外観しか見られないのだけど、
カラフルな外観と曲線、控えめなタイルの使い方など
やっぱり素敵。噴水もあって、憩いの場、というかんじ。

この向かいにはヴァッサービレッジという
これも彼が設計した建物があって素敵なのだけど
中はガッカリな土産物屋…

でもヴァッサーハウスの隣にもカフェがあって
こちらにも入ってみたかったなー。

国立オペラ座　内部見学ツアー

15時ちょうどくらいに着くと外には行列が。
みんなチケットを買ってから並んでいるのかなと思ったけど、
列はそのままガイドツアーのチケット売り場につながっていて、
その後チケットを係りの人にちぎってもらって各言語に分かれる、
という流れだった。このときは英語とドイツ語、スペイン語に日本語。

ブルク劇場と同じく、舞台から始まって裏側の装置や
各部屋の内装、その歴史や部屋の説明など。

興味深かったのは、ブルク劇場では、
一切エレクトリックな装置を使っていない、と
説明していて（英語だったのでアヤシいけど…たぶん）
オペラ座はそういった装置を使って壮大に演出している、と
やり方は違うけれど、どちらもそれを誇りにしているところ。
まあ演劇場と歌劇場という違いは大きいだろうけども…

正直ブルク劇場のほうが、舞台や観客席はもちろん内装も素晴らしく、
舞台の奥行きなどもふくめて、私は好きだな。

でも設立当時、あまりにも評判が悪くて
内装・建築を手がけたふたりのうちのひとりは自殺、
もうひとりも心臓発作をおこし、
こけらおとしにはふたりともいなかったとか…
なんだかいたたまれない…

そんなかんじでツアーはあっという間に終了。
最後はオペラ座のショップを通って外にでるようになってた。

ツアー終了後はケルントナー通りを
またもアイス食べながらぶらぶら。
今日はZANONI ZANONIにしてみたのだけど
個人的には昨日のIORIのほうが好きだな。
ピスタチオがおいしかったのよ！

カップはコーンよりもちょっと高いんだけど
もしかしてそれは環境に配慮してのことなのかしらん？？？
でもコーンだとすぐにべたべたしてきちゃう私は
いつもカップ…コーンって結構重いし…


その後、シュテファン寺院裏のチョコレートショップへ。
入ったのが閉店間際だったのに、お店の女の子が
とっても感じよかった。チョコレートも
デコレーションや包装に工夫が凝らしてあって
すごーーーくカワイイ！
店内にボタンが沢山あるのが不思議で聞いてみたら
昔は手芸屋さんだったんだって。

よく見ると、チョコレートの包装に
リボンじゃなくてボタンが使ってあったり
カラフルなボタンをかたどったチョコレートも。

お店を出てもまだまだ明るくて
４時くらいのかんじなのだけど、
７時をすぎると、お店は閉まってしまうので、
いったんホテルに戻って一休みしたあと
プラーターへ。

噂の12人のり観覧車。
乗る前に、ノリのいいお姉さんに
さあっ　私の指を見て！　びっくりよ！　とか
ほらほら下を見て！　と言われて
写真をバシャバシャ撮られ、
風景と合成した写真、いる？
と言われたけど、いらないよ…

でもカップルとかファミリーは
思い出になっていいかもね。
結構デザインもかわいかったし。

シーズンオフということもあるのか
観覧車の中はもう一組のみ。
上から街の様子とかプラーターの中の様子とか
見られて結構楽しかった。結構揺れたけど…

観覧車を降りたあと、ビアガーデンを探して
うろうろしたんだけど、見つけられず…
あるのはスタンドばっかり…
まだ夏じゃなくて、やってないってことなのかな…？

飲食店は全然人が入っていないのに、
プラーターの中は夜遅いのに、
そこそこ人がいて大人の遊園地ってかんじ。
乗り物とかも、すっごいスピードだし、
なによりびっくりしたのがセグウェイ！
園内で、すんごいスピードで走り回ってる！
こんなにスピード出して走ってるの、初めてみた！
日本では公道禁止だけど、なるほど
こういう使い方ならいいかもねー、
と感心してしまった。

そんなこんなでぶらぶらしてたら
10時を過ぎてしまったのもあり、
入った店ではドリンクしかやっていないといわれたので、
入り口そばのファストフードでごはん。
こういうところに来たら、外だし、せっかくだし
ファストフードらしい、ウインナーを食べたい！
この間食べられなかったし…

しかし、ここのカウンターの人、英語が全く通じない…
ピザは目の前に並んでいたんだけど、
ウインナーはなかった…。
でも絶対あるだろー！とウインナー、
それも焼いたやつを食べたい！と
なんとか説明して注文。

ちょっと周りが堅くて中がもっちりした
塩気のあるパンもついてきて、細かく切ってくれた
熱々ウインナーをビールと一緒に。