Wien 3 ★ June 2009

2009/06 - 2009/06

初夏のウィーン3日目






breakfast

美術史博物館

lunch

ベルヴェデーレ宮殿

dinner

エリア ウィーン(オーストリア)

cafe Sacher

ザッハーは朝8時〜やっていて、便利。
入り口で、カフェ？　食事？　って聞かれた。
朝食も食べてみたいけれど、やっぱりトルテ食べないとね。

中は意外にこじんまり。でも深紅で統一された内装で、とっても素敵。
メニューも各テーブルの木枠にこじんまりとかかってる。
給仕は淡々と仕事をこなしているかんじではあるけれど、
いやな感じではなく、注文し終わってボーっとしていたら、別のウエイターさんが、注文すんだ？と
聞きにきてくれたり。

トルテにはたっぷりの生クリームつき。
チョコのスポンジの間の杏ジャムがきいていて、
おいしーーーい！！！
生クリーム自体は全然甘くないので全部つかってきれいに平らげた。

美術史博物館

高くて重い扉を押してチケット購入後
階段を上がって振り返ると…クリムトの絵が。
ちょっと深みのある色合い、
キャンバスと違ってアーチに沿って
構図が考えられていたりして、興味深い。
素敵だなー。

ここ、建物も、所蔵している絵画なども
撮影フリーになっていて、太っ腹！

そして中央部分が吹き抜けになっている
素敵カフェ・ゲルストナーでお茶したかったのだけど…
この日はランチビュッフェをやっていて
それがひとり、50€だか60€だかで
とっても高い！！！
カフェもやっていたのだけど、入り口が別になっていて
中央部分でお茶できないんじゃなー…って諦めた。

Palmenhaus

というわけで、ランチは急遽道を渡った向こう側
ブルク公園奥のパルメンハウスへ。

天気がいいのでテラスには沢山のテーブルが出てる…
でもせっかく天井の高い温室だし、中で。

英語？ドイツ語？とウエイターさんに聞かれ、
英語をお願いすると英語のメニューと、
日替わりメニューを持ってきてくれた。
日替わりはドイツ語だけだら説明するね、と
ひとつひとつ口答で丁寧に教えてくれた。

このひと、写真とってあげようか？とか、
いちいちにっこりしてくれてとっても感じがよかった！

日替わりの肉料理、全然肉っぽくなくてきのこたっぷりでおいしい！
（あ、私ひき肉とか鶏肉以外の肉が苦手なので…）
一緒に注文したアスパラは、ごろっとジャガ芋がついてて
ボリュームあるのだけど、ちょっと味が淡白すぎるかんじかな…。

ベルヴェデーレ宮殿上宮

一部屋まるごとクリムト！　で、暫く動けなかった。
私はあまり好きではないのだけど、『接吻』の存在感に圧倒される。
そしてこの絵、こんなに大きかったんだ！　と、しみじみと…
彼の初期の絵から、接吻、私の好きなユーデットや水蛇まで…。。。
なんだか、こんなに間近に、まとめてみることができるなんて、夢みたいだった。
上に行ったり下に行ったりする度に、何度も何度も見つめてしまった…。
特に、なんといっても水蛇！素敵すぎる！！
モデルに愛されていたというクリムト、
描かれている女性の線の柔らかさ、安心感は
きっとお互いに信頼し合ってのものなんだろうな…
対してユーデットの冷たさ、残酷さ…
その中にある、グラフィック的なデザイン要素…
なにからなにまで素敵…

やはり一番感動したのはセセッシオンの
ベートーベンフリースだけども…
美術館としてはMAKが一番素敵だった。
それでも、この上宮の点数の多さは素晴らしい。

Salm Brau

上宮を出て下宮までてくてく歩き、
下宮出口すぐわきにある自家製ビールが飲めるという店。

店内には醸造タンクが。
天気がいいし、ビアガーデンみたいなテラス席はにぎわってる。
ビールは、わりとあっさりしたかんじかな。

お店の目の前の停留所から乗り継いでシュテファンプラッツまで。


暑いのでアイスを買って歩きながら食べつつ散策…
と、しまっている店が多い…
あっ日曜日だーーー！道理でひとが少ない…
店が閉まっているので一昨日通ったときとは
比べ物にならないくらいひとが少なくて、寂しい…

書店のカワイイディスプレイ


ただ本を並べるんじゃなくて
こんなにカワイイディスプレイ！！！　素敵！


ホテルに戻ってロビーにあった地図を物色していると
フロントのおじさんが、あっ、それ日本語のもあるよ！
持ってくるからちょっと待ってて！　と、
奥の方から持ってきてくれたそれは中国語だったので
それ中国語だよ、って言ったら
あっそうだった。でもこれは日本語でしょ？って
その束の下のほうから日本語のを出してきてくれた。
こっちが中国語で、こっちが日本語。わかってるよ、って。
中国語の方が数が多くて日本語が混じってたみたい。

でもそんなやりとりも温かくて楽しい。
ホテルに戻ると毎回声をかけてきてくれて
とっても嬉しかった。
こういうの、旅の楽しみだよね。