1998/05/15 - 1998/05/25
256位(同エリア4542件中)
さみーさん
はじめてのアジア旅行にミャンマーを選びました。
大変な暑さで意識もうろうの私は、「つちのこ」や「髭女」など、まぼろしとも区別のつかぬ何かを見たのです。
10年以上も前の旅行ですが、思い出し思い出しながら記録します
【5/15】
関空(25時30分発タイ航空775便)、バンコク経由、ヤンゴンへ
【5/16】
ヤンゴン、ピャイー、バガン
【5/17】
バガン
【5/18】
バガン、マンダレー
【5/19-20】
マンダレー(マンダレー近郊、アマラプラ他)
【5/21】
マンダレー、バゴー
【5/22】
バゴー、ヤンゴン、バンコク
【5/23-25】
バンコク(10時50分タイ航空620便)マニラ経由関空へ
バンコクの旅行記はおいといて、ミャンマーに絞ります。
ヤンゴンではGREEN HILL INN ホテルに泊まっています。
No.12 Pho Sein Road,Tamwe Township,Yangon,Myanmar
Fax 095‐1‐549388
他の都市は記録がありません。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 航空会社
- タイ国際航空
-
第一印象は、「えらいとこきてもうた」でした。
イミグレーションを出るや否や、客引きのタクシードライバー*がたくさん寄ってきた。その中の一人の言われるままタクシーに乗り、どこか安ホテルへ行ってくれというと、グリーンヒルホテルへ案内された。ホテルまでの車内でのやり取りで、バガン、マンダレーへの旅を提案され、到着したばかりの私は、判断材料もないままその提案を了承したのであった。
*HTUN NAING(ツーリストトランスポートサービス) FAX:95−1−525400
ヤンゴン空港 -
グレーンヒルホテルについて早速、
ミャンマー旅の行程についての説明を受け、価格交渉をし、彼は明日朝迎えに来るからと言って去って行った。私はまだ彼が本当に来るのか半信半疑だった。
気を取り直してヤンゴンのツーリストセンターへ、そこで私は、おじいさんみたいな髭をはやした女性(50〜60歳ぐらい)に出会った。なぜひげをはやしているんだろう?ショックを受けたが、彼女は日本人である私に興味があるらしく、それはそれは好意的に接してくれ、親切にも厚意で、ヤンゴン市内の観光案内(ヤンゴン川、スーレーパゴタ他、人力タクシーにも乗った)をしてくれた。私はこの際いろいろミャンマーのことを聞いてみた。ただ一つだけ、某有名な女史の話をした時は、彼女の顔色がさっと変わってあたりを見渡し、その話をしてはいけない!と叱られた。その時ここでは政治の話はタブーだと気付かされた。
お礼に夕食(ウナギのかば焼きみたいなの)をおごらしてもらった。私は見るだけでギブアップだったので遠慮した。彼女はそれを家に持って帰るといい、手持ちのナイロン袋にさっと入れ、あっさりと帰って行った。
暑さでローソクがまがったホテルの部屋で今日のことを思い出していたら、頭が混乱してきた。停電になり電灯も切れたので眠ることにした。
ヤンゴンの写真は一枚もない(何してたんやろ俺)。
ミャンマー旅程 -
翌朝、意外にすっきり目が覚めた。
朝食を食べていたら、昨日のタクシードライバーが、
30代後半ぐらいの夫婦を連れてきた。兄弟だという。
「私の兄が車で新婚旅行に行くからご一緒にどうぞ」
ということらしい。唖然としたが、まあこういうこともアリなんだろうということで、3人でまずはバガンを目指すことになった。
窓から入ってくる風は熱風で、中古の日本車だがクーラーつけても全然利かない。地図で見るとバガンまで500キロもあるではないか!
私はこれからの旅を思うとげんなりした。
ヤンゴンからバガンへ行く途中の寺 -
暑すぎて、はだしでは境内の石の上を歩けない。
この写真、暑さが伝わりませんか?
ヤンゴンからバガンへ行く途中の寺
ピャイー辺りかな -
バナナが吊ってありますね
道路沿い ヤンゴン〜パガン間
-
有名な遺跡です。があまり記憶に残っていません。
思い出すのはバガンの夜が非常に暑かったこと。
夕食時暑さで気分が悪くなり、寝ることにした。
安ホテルの部屋はクーラーをガンガンにかけるが全然冷えない。水浴びするが眠れない。シーツやマットレスまでもが暑かった。しだいに私はこの暑さが怖くなってきた。シートもマットレスも取り払い、木の枠組だけになったベッドをクーラーの真下へ寄せた。びちょびちょに濡らしたバスタオルを引いた。さらにバスルームで水をかぶり体も拭かず、裸のままバスタオルの上に横になった。木の上で硬かったが、疲れていたのかいつのまにか寝ていた。
夢でお経が聞こえてきた。子供達もお経を唱えだした。木魚を叩く音も大きくなり目を覚ました。夢ではなかった。時計を見るとまだ夜中の3時半だ。どうやら隣の家で早朝からお経を唱えているらしかった。
それでもまたなんとか寝ることができ、朝は以外にもすっきり目が覚めた。
悲しいかな、バガンについて思い出せるのはこんなことぐらいしかない。
バガン遺跡 -
一緒に旅行した夫婦。
夫は、エビ加工会社経営しているらしい。ときたまツーリストもするという。
妻は英語の先生をしているらしい。ときおり言う「ふぇっくす、ふぇっくす」という発音が最後まで分からなかった。実はFAXのことだった。
彼女は食事中常に「ゲップ」をしていた。周りの人も旦那さんも何も言わないから、非常識ではないらしい。
バガン遺跡 -
信じてください!とはいいません。
バガンからマンダレーに向かう途中のお寺です。
どうしてここに立ち寄ったのだろうか。
答えは、この寺に「何か」が祀られていたからなのです。写真がないので信憑性も低いのですが、帰国してからも時々思い出すのです。そのたびに記憶を確認するのですが、本堂の中央にはガラスケースが置いてあり、中には胴体が膨らんだ動物のはく製があり、周りで人々がありがたがって拝んでいる姿を。やっぱりツチノコやったよな〜って、でもなんでそれやったら写真をとらなかったなのかな〜って、
ツチノコか蛇の大きいのか今となっては記憶もあやふやなのですが、私は確かにまぼろしではない何かを見たのです。
気のせいか入り口のミャンマー語が蛇の目に見えてきた。 -
マンダレーの暑さは比較的ましだった。
ミャンマー料理に疲れた私は、今日より3日間連続で町で唯一の西洋料理店に通う。
マンダレー山からの眺め -
マンダレーパレス
-
新婚夫婦
マンダレーパレスにて、 -
雨乞いの儀式
といっても男女に分かれての綱引きでした。
私も参加
マンダレー -
女性軍が勝った。大喜び!
マンダレー -
大人も子供もみな楽しそう。
中央に小さな舞台がありここで雨乞いの歌を皆で歌う。私も歌わせてもらう「アメアメフレフレ!アメアメフレフレ!」
みたいな
マンダレー -
水牛が木材を引いていました。
エーヤワディ川 マンダレー -
川で洗髪しています。
エーヤワディ川 マンダレー -
10年前の自分 エーヤワディ川をバックに
エーヤワディ川 マンダレー -
渡し場
といってもただの土手なんですが
マンダレー近郊 -
インフラ整備まだまだかかりそうです
マンダレー近郊 -
ウーペイン橋
アマラプラ -
ブーゲンビリアでしょうか
インワ -
インワ
-
寺子屋みたいなところでお経を唱えています
インワ -
魚の揚げものです。
食べられないなぁって見ていたら、後ろからおじいさんが「イチカワシゲルセンセイ!」と呼びながら近づいてきました。私は市川茂ではありませんが、どうやら戦争(第2次大戦)時、日本軍が駐屯していて、その時に市川茂先生に日本語を習ったというのです。日本の歌も歌っていました。こんなところにまで進攻していたんですね。
インパールやコヒマは、地図を見るとマンダレーからまだ500キロぐらいありそうです。この暑さや道路状況から想像すると相当困難な行軍だったことでしょう。
インワ -
織物工場
マンダレー近郊 -
象が普通に木材を運んでいました。
マンダレーからヤンゴンへ向かう途中 -
マンダレーからヤンゴンへ12時間ぐらいは走ったでしょうか、今日中にヤンゴンに到着するのは無理ということで、バゴーで1泊しました。この町は寝釈迦で有名だそうです。
余談ですが、猿岩石もヒッチハイクでバゴーに来ていて、日本に帰ってテレビを見ていたら、見覚えのある客引きが猿岩石を同じように誘っていました。
ただそれだけ。
バゴー -
3人旅、最初はどうなるかと思いましたが、いろいろと親切に案内してもらいました。最後は家まで連れて行ってくれ事業のえび工場も案内してもらいました。
ウータンナイン夫妻ありがとう。
空港まで送ってもらい最後は感極まって涙が出てきました。
I'll surly come back Myanmar!
ミャンマーウルルン滞在記でした。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- がまだす@熊本さん 2009/07/28 23:20:38
- さみーさん、あったかい旅記でした。
- うわっ〜パチパチです。
ちょこっと覗くつもりで立ち寄ったのですが、グイグイ惹かれて・・・
一気に読んじゃいました。
僕も旅している錯覚に陥って。
久しくなかった刺激です、余韻に引かれながら一票を投じさせて頂きました。
おもしろかったです、ゴッツアン!!
- さみーさん からの返信 2009/07/29 00:23:19
- RE: さみーさん、あったかい旅記でした。
- がまだす@熊本さんへ、書き込みありがとうございます。
最近4トラベルを知って、10年以上も前の旅行をネタに書いたのですが、共感していただいてうれしいです。
ミャンマーは暑さとの戦いだったので、気分が悪くなったり、下痢したり、しんどいことが多かったです。
> ちょこっと覗くつもりで立ち寄ったのですが、グイグイ惹かれて・・・
> 一気に読んじゃいました。
>
> 僕も旅している錯覚に陥って。
>
> 久しくなかった刺激です、余韻に引かれながら一票を投じさせて頂きました。
この書き込みは、私のこそで、
まずは、ラオスの泥にはまったバスは強烈ですね〜
他にもラオス辺りでガテン的なすごい体験をしている!
体力と精神力がないと、とてもまねできない。
今日はもう寝ますが、またじっくり見させてもらいますのでよろしくです!
さみー
-
- SUR SHANGHAIさん 2009/07/01 23:06:19
- 遠い記憶
- デジカメになってからはどんどん写真を撮って、気に入らないものはどんどん削除するようになりましたが、フィルムカメラだった時には撮ろうとも思わなかったものがたくさんありました。
今となってはどうしてあの時撮らなかったんだろうと思う物もあって残念に思っていますが、さみーさんも同じだったんですねえ。
遠くなってしまった思い出を手繰り寄せるのは写真が大きい役割を持っていますよね。今となっては遠い記憶になってしまった昔の旅行、これからもお互いに探し出していきましょう。
- さみーさん からの返信 2009/07/01 23:34:21
- RE: 遠い記憶
- はい!探し出しましょう。
旅行記を見ていただいて共感される方がいるから俄然テンションも上がりますよね。
SUR SHANGHAIのミャンマー写真懐かしかったです。ありがとうございました。
> デジカメになってからはどんどん写真を撮って、気に入らないものはどんどん削除するようになりましたが、フィルムカメラだった時には撮ろうとも思わなかったものがたくさんありました。
> 今となってはどうしてあの時撮らなかったんだろうと思う物もあって残念に思っていますが、さみーさんも同じだったんですねえ。
>
> 遠くなってしまった思い出を手繰り寄せるのは写真が大きい役割を持っていますよね。今となっては遠い記憶になってしまった昔の旅行、これからもお互いに探し出していきましょう。
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