NYC Gay Pride Parade 09☆☆

2009/06/28 - 2009/06/28

NYで働いてみて、この街は同性愛について日本では考えられないくらいオープンだと感じた。

例えば、職場内の名簿に配偶者又はパートナー名を書く欄があるのだが（もちろん書くのは任意）、明らかに同性の名前を書いている人が何人もいたり。

だからこそ意外だった。

NY州ではまだ同性同士の結婚を法律上することができない（※）。

※コネチカット、マサチューセッツなど米国内でも一部の州では認められている。NY州は、他国又は他州の法律に基づき成立している結婚については、同性同士でも有効な婚姻関係を認めている。

エリア ニューヨーク(アメリカ)

この日はちょうどStonewall riot (ストーンウォールの反乱）の40周年

ストーンウォールの反乱は69年にグリニッチ・ヴィレッジにあるStonewall Inn（ストーンウォール・イン）というゲイクラブで起こった暴動です。

当時は同性愛は非道徳的で違法とされており、男装・女装も違法とされていた。ゲイ・レズビアンが集まるバーは酒類販売の免許が与えられないか、免許を取り上げられた上、免許なしに酒を販売しているとして度々警察の家宅捜索が入っていた。店の関係者はもちろん、その場に居合わせた女装・男装している人たちも都度逮捕されていたよう。

Christopher Street沿いにあるStonewall Innは同性愛者専用の数少ないダンスクラブとして人気があったらしい。ちなみに今では国定史跡になっている（笑）。

69年6月28日にストーンウォール・インに警察が家宅捜索に入った。それまでは、店と内通している警察関係者がおり、店は事前にいつ捜索が入るか把握していたらしいが、この日はどうやら知らされていなかったらしい。それもあってか、警察が踏み込むと店はちょっとしたパニックになり、IDチェックを通り抜けて外に出た客やその界隈にいた同性愛者たちで店の周囲は人だかりができ、些細なきっかけで暴動に発展したよう。

偶発的な事件ではあるけれども、同性愛者の人権意識を高めるきっかけとなった事件です。

NYではちょうど同性同士の結婚を合法化するか議論になっておりタイムリー

ゲイ・レズビアンのシンボル、レインボーカラー

全然同性愛とは関係なさそうなメッセージを掲げている団体。

ゲイパレードの趣旨に賛同していれば発するメッセージはなんでもいいのかな？

ゲイ・プライド・パレードは5番街は52丁目からクリストファー・ストリートまで南下する。

結構いっぱいいたアイルランドの旗を持っている人たち。

不思議な格好のお兄さん

でもその前にいる黄色いワンピースの女の子が可愛くて気になってしまった。

参加者がどういう人たちなのか、いまひとつよくわからない。

同性愛者が多いのだろうけど、自分はHeterosexualだけど同性愛も合法化していいんじゃない、って考えの人も混ざっているのかしら。

沿道には大きな人だかり

Drag queenの皆様

赤のお姉さん、スリットがセクシーすぎて、おパンツが･･･

こちらは清楚系で（？）

かなり強烈な人たちの団体。沿道は大盛り上がりでした。

楽しそうです。

職場の人がこんな格好でノリノリでパレードしていたら、翌日微妙だなぁ。。

とてもいい感じの3人

旗を持ってノリノリで沿道を歩いていた女の子にカメラを向けると、ポーズをつけてくれた！

なんだかこっちも楽しくなってきた。

レインボー膝上ソックスがかわいー

若者集団

色んな人種の人がいる。

海パンの人もいれば

化粧直しに余念のないレディ風な人もいて

70年代？もっと前？なかんじの人もいます

系統は違えど、みんな楽しそう

レズビアンも負けてません

とてもかっこいいカップルで目立っていた

子供に何を話しているのかしら？

レインボー星条旗♪

実は今回のパレードは偶然見ました。その前夜、グリニッジ・ビレッジに飲みに行って、普段以上にゲイが多いなぁと思っていたのですが、このパレードがあるからだったのかなと納得しました。

彼らにも結婚を認めるべきか、あまりに難しい問題すぎて、シンパシーは感じるものの簡単には答えがだせない。結婚ってなんなのかとか、色々考え始めて深みにはまってしまった一日でした･･･