2009/06/13 - 2009/06/15
17位(同エリア107件中)
ころっつさん
忙しい仕事の合間をなんとかぬって3年連続の韓国へ。
2日目、公州(コンジュ)から百済最後の都・扶余(プヨ)に向かいました。扶余は6世紀中ごろに朝鮮三国時代に高句麗の南侵に伴い百済の都が置かれたまちで、仏教文化が栄えたそうです。
【1日目】
関西空港=(JAL)=金浦空港=(バス)=水原・華城=(特急セマウル)=太田=(地下鉄)=
儒城温泉(泊)
【2日目】
儒城温泉=(バス)=公州<公山城・武寧王稜>=(バス)=扶余<扶蘇山城・白馬江・宮南池>=
(バス)=論山=(KTX)=ソウル・龍山駅=明洞=ソウル市内(泊)
【3日目】
宿泊ホテル=ソウル市内観光<景福宮・宗廟・昌慶宮・南大門>=(バス)=仁川空港=(JAL)
=関西空港
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 航空会社
- JAL
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公州から同じ百済の都だった扶余にバスで向かいます。一般道を走り、所要時間は1時間弱で運賃は3800W(約300円)、便数も多くあります。
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扶余のバスターミナルは市街地の真ん中にあります。近くには市場や商店街があり、日曜日ということで若者を中心ににぎわっています。扶余は行政区上は市ではなく人口約8万人を誇る郡で、ここはその中心となる扶余「邑」というところになります。
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バスターミナルから扶余観光のメイン・扶蘇山城(プソサンソン)の入口までは距離にして1kmもないくらい。歩いて向かう途中、午後1時前でまだ昼御飯を食べていなかったので持参のガイドブックに載っていた「忠南食堂(チュンナムシクタン)」に入りました。
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この日の天気は曇りでしたが、気温も高く暑かったので、涼しげな水冷麺(ムルネンミョン)をいただきます。日本の冷麺とは違い、灰色をした長〜い細麺で、料理用ハサミでチョキチョキと適当な長さに切ってから味わいます。
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水冷麺とともに石焼ビビンパブも注文しました。辛すぎず日本人にはなかなか良い味に感じました。
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食堂と扶蘇山城に近い中央路の北側ロータリーには扶余の都を築いた百済の聖王の座像があります。聖王は熊津(公州)から泗(扶余)に遷都した王で、日本に仏教を伝えるなど百済の勢力を保つための努力をしましたが、後に勢力を強めていた新羅に殺害されました。
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扶蘇山城は、北側に白馬江(錦江)が流れる天然の要害となった丘にあります。扶余に遷都した聖王はここに王宮を造成し、現在の市街地が広がる辺りに家臣の屋敷や民家を配置しました。
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入口で入場料2000Wを支払います。山内には百済の遺構に基づき再建された建物が点在しています。
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山内は2つの道がありますが、案内所にいたアジョシの説明に従い、多くの人が進む左側の道を進みます。
この道が近道で、山頂まで25分、右側の道を進むと40分かかるとのことでした。昨日の水原華城、午前中の公山城に続き、三度目の山登りとなります。 -
15分程登ると、山の中腹の展望がよい場所に「半月楼(パンウォルル)」があります。
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「半月樓」に掲げられている額の文字は、かつて民主化運動で活躍した三金氏の1人・金鐘泌(キムジョンピル)氏が国務総理のときに揮毫したものです。
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半月楼からは扶余の市街地が眼下に広がっています。
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半月楼からさらに山上まで登ると城の北側を流れる白馬江が一望できる場所に「百花亭(ペッカジョン)」と呼ばれる木造の楼閣が建っています。
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百花亭から松の木越しに、扶余のまちの北側を緩やかに流れる白馬江が眼下に見えます。
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百花亭のすぐ北側にある落花岩と呼ばれる場所。白馬江から垂直に切り立った断崖となっており、その名が示すように百済王朝の滅亡時に百済最後の義慈王と敵の手に落ちることを拒んだ王宮の官女3000人が身を投げた場所です。
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百花亭から断崖横の急階段を下ると皐蘭寺(コランサ)という小さなお寺があります。落花岩から身を投げた多くの人々の霊を慰めるために建立された寺です。
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皐蘭寺で飼われていた携帯電話会社の「おとうさん?」に似た白い犬。暑いので拝観者の子どもがあげた氷をペロペロなめていました。
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皐蘭寺から少し下ると白馬江を行く遊覧船乗り場があります。急な階段を登って今来た道を戻るのはしんどいので船に乗ることにしました。ここに来る場合は、行きか帰りのどちらかで遊覧船に乗って移動する方が、同じ山道を登り降りしないでいいので、おススメです。
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船は人が集まると出発するシステムで、先ほど出発したばかりなので20分程船の上で待ってから出ました。船上から左側に見える屋根がさきほど拝観した皐蘭寺で、右側の絶壁が落花岩です。
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川をのぼってきた船とのすれ違い。遊覧船は城の下から市街地に近いクドゥレ、さらに下流の水北亭のいずれかまで乗ることができます(往復乗船も可能)。私たちは10分程で到着するクドゥレまで乗船しました。
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クドゥレ乗船場からしばらく歩いていると、空車のタクシーが走っていたのでつかまえて、市街地の南のはずれにある「宮南池(クムナムジ)」へ行きました。
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宮南池は百済王朝の別宮があった人造の池で現在は市民憩いの公園となっています。蓮をはじめ初夏の花が咲いています。
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歩いてバスターミナルへ戻る途中、扶余のメインストリート・中央路で北側の聖王像に対峙するように建つのが南側ロータリーに建つ馬にまたがる階伯将軍の像。百済滅亡の際、唐・新羅の連合軍に決死の戦いを挑んだ百済の英雄だそうです。
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扶余のバスターミナルから東へ20kmほどにある論山(ノンサン)までバスに乗り、KTXが停車する国鉄湖南線の論山駅に向かいます。扶余から論山まではバスで約30分、論山のバスターミナルから駅まではタクシーで5分程で行けます。
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論山駅で半時間ばかり待ち、17時18分発の韓国版新幹線(コソクチョルド)・KTXに乗り、ソウル・龍山(ヨンサン)駅まで一気に向かいます。
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ソウルまでここから1時間30分弱。論山に停車するKTXは1日5本ほどですので乗車には注意が必要です。KORAIL(韓国国鉄)の優等列車の時刻表はホームページでも調べられます。論山駅にはKTXだけでなく、特急や急行も多く停車しますので、KTXの全列車が停車する西大田(ソデジョン)までこれらの列車で行って、KTXに乗り換えることもできます。
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KTXは日本のグリーン車に相当する特室(トクシル)に乗車。16両の客車のうち特室は4両でソウルまで運賃は38,100W(約3,000円)でした。特室は2+1の3列シートであるものの、日本のグリーン車に比べると格段に質は落ちます。以前一般室に乗車したことがありますが、シートピッチは新幹線に比較にならないほど狭く、座席も固定式で転換やリクライニングもありませんでした。乗るなら運賃が40%程度高いですが、断然特室がおススメです。移動時間に缶ビールをたしなみます。
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特室の内部。車内の地上デジタル放送テレビはIT先進国・韓国ならではです。また、韓国国鉄が誇る看板列車だけに、キャビンアテンダント顔負けの長身の美しい女性車掌も乗車していました。
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コピー商品第2弾。かっぱえびせんならぬ「セウカン」。お味の方はというと…断然かっぱえびせんの方がマシッソヨ!韓国版かっぱえびせんは形など見た目は本家かっぱえびせんと同じですが、食べてみると中身が詰まっておらずスカスカした食感でお世辞にも美味しいとはいえません。
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西大田駅までは在来線を走るため、在来の特急や急行と大して所要時間に差がありません。ここから専用高架路線を走るので、時速300kmの高速走行を体感しました。揺れが少なく、騒音も聞こえてこない安定した走行です。
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18時43分、ソウル・龍山駅に到着。光州や木浦方面を結ぶ湖南線のターミナルはソウルの1駅手前であるこの駅となっています。それではホテルにチェックインし、夜のソウルに出かけます。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ちゃむたさん 2011/01/14 10:43:18
- ホントだ〜♪似てますね(*^。^*)
- ころっつさん、こんにちは〜♪
先日は訪問ありがとうございました(^^)
扶余の優待旅行の話があり、“扶余って??”とちょっと興味を持っていたところです。
日程が合わないので今回は参加出来ないのですが、なかなか素敵な所なんですね〜
高台から見下ろす扶余の町の景色も見事!
それにしても…
このわんちゃん、お父さん犬にそっくり〜♪
…見に行きたくなってきた(笑)
ちゃむた
- ころっつさん からの返信 2011/01/15 13:44:01
- RE: ホントだ〜♪似てますね(*^。^*)
- ちゃむたさん、こんにちは。ご訪問&書き込みありがとうございます。
優待旅行で扶余ですか?なかなか扶余にとは珍しい優待ですね〜。
扶余は百済王朝終焉の場所で、扶蘇山城からの眺めもよく、舟下りもできる素敵な場所ですよ。私が行った時は、ソウルなんかとは違い、日本人はほとんどいませんでしたよ。
そしてあの白い犬は、少し退屈そうな表情をして、百済王朝の人々の魂を鎮めるために建てられたお寺で守り神のようにじっとたたずんでいましたよ。
日本で携帯電話の宣伝に…なんていったら、怒られるかもしれませんね
ソウルからも日帰りができる場所ですので、扶余にぜひ一度行ってみてください。
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