2009/06/23 - 2009/06/23
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ソフィさん
2009年6月23日(火)
「ゆったりと、心豊かな旅をしたい」
そう願っていたら、「ちょうど良いものがありますよ」と勧めてくれたのが、このツァーだった。
題して「フランスの美しい村を訪ねるケルシー地方からプロヴァンス地方への旅」
「ワールド航空サービス社」の、企画である。
二十歳代までの私は、無銭徒歩旅行に憧れていた。
今でいえば、バックパッキングだろうか。
僅かに時間と金のゆとりができた1949年(昭和24年)から翌50年(昭和25年)にかけて、二年がかりで能登半島一周を試みた。
足元は一番経済的だった朴歯の下駄、それでも足が痛くなった時の予備のためにと、ヤミ市から400円も出して買ってきた大切な宝物の運動靴を、リュックに入れている。
この運動靴は質が悪いため、底が直ぐに擦り減ってダメになり、悲しかった。
ゴムの統制が無くなって、チャンとした材料を使った運動靴が靴屋に出てきたのは、1950年(昭和25年)春、統制開始1938年(昭和13年)から12年ぶりだった。
窮屈な靴に起因する外反母趾は、今に及んでいる。
陸地測量部の5万分の1地図を片手に、見ず知らずの土地に夢を描き、温かい人情に浸りながら、部落をひとつずつ渡り過ぎて行く。
財布には、貯金で蓄えたなけなしの金、500円しか入っていない。
お腹がすいたら道端の畑でイモ掘りを手伝って、手間賃代わりに二三本もらう。
食事のために農家の軒先を借りたら、自慢の自家製お新香サービスに預かった。
時にはコンカニシン(小糠鰊)だったりして、こぬか味噌にわいたウジの生命力を愛でながらの御馳走だった。
こんな体験が、私を旅好きにした、原点のように思っている。
旅の基本パターンは、30歳代は鉄道旅行となり、40歳ころからドライブに変化した。
そして70歳を超えたころから、ツァーを愛用するようになっている。
ツァー旅行の欠点は自由を拘束される点だが、予定を立てる段階から交通機関やホテルの予約まで、すべてコンダクター任せの気楽さは、一度味わったら止められなくなる魅力がある。
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