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ブルガリアの首都ソフィアから午後1時にバスは発車し、コプリフシティツァ村へは2時間半ぐらい。<br /><br />はじめバスに乗っていたのは10人ぐらいで、その中に後で仲良くなったオランダ人たちもいた。<br /><br />ギリシャのテッサロニキから乗ったブルガリアへの国際列車は夜行だったので、そこで初めて私は<br />ブルガリアの郊外と田舎町を見ることができた。<br /><br />とはいえ、そこにあったのは、ひたすら大自然の光景。 どの町も規模が小さく、町の周りは、なめらかな<br />曲線を描く丘が幾重にもあった。しかし季節は紅葉まっさかり。写真にはうまく撮れなかったのだが<br />森林のあるところでは紅葉狩りを堪能することができた。<br /><br />コプリフシティツァに着いて私はガイドブックに載っていたホテルに行った。しかしホテルのスタッフには<br />英語が通じない。参った・・・と思っていたら、別の女性スタッフが来て、彼女は英語をペラペラ話せた。<br />一泊40Lvとバック・パッカーには高い方だったけど、私は部屋の設備や雰囲気に興奮した。<br /><br />というのも一つには、ブルガリアの街はどこを見ても寒々しく、人々の表情にも、いまいち<br />温かみがなかったからかもしれない。<br /><br />最初の日、私は村の中を歩き回った。本当は、ハウス・ミュージアムに行きたかったのだが<br />途中で完全に道に迷ったのだ。この村も丘の斜面に家が並んでいるので、坂を下っていけば中心部に<br />出られることは分かっていたが、私は意地でもハウス・ミュージアムを今日中に見たいと思っていた。<br /><br />そんなこともあってか、ようやくひとつハウス・ミュージアムを見つけたと思ったら、閉館ギリギリの時間で<br />チケット売り場のおばさんは少し私を睨んできた(笑)。<br />(そうでなくてもブルガリアでは全体的に、お店の店員は態度が悪い。<br />基本的なサービス精神なんて、露ほども知らないかのようだった)<br />しかし私は内部を見れたので満足してホテルに帰った。<br /><br />次の日は朝から大雨が降っていた。まったくやみそうな気配がなく、私はガッカリして昼過ぎまで部屋の中で<br />テレビを見たり、本を読んだりしていた。それから眠たくなってきたので横になった。で、起きると、奇跡的に?<br />雨が止んでいた!のでビックリして私は外に出て行った。<br /><br />ところが、それも束の間で結局すぐに大雨が降り始めてきたんだけど、今思えばアレで良かった(^^;<br /><br />私は大雨の中、傘をさしながら村中を歩き回った。。。<br /><br />午後2時頃、ビショ濡れになって中心部に戻ってくると、道のほとんどが大きな水たまりで消されていた。<br />というのも事実、村の中央を流れている小さな川が、あふれていた。洪水である。<br />排水設備がまったくなってない。すでに私は全身ビショ濡れで、靴の中にも水が入り込んで<br />グチョグチョだったのだが、これ以上は濡れたくない!と思って、お腹も空いたので一軒のレストランに入った。<br /><br />店内は赤いジュータンが敷かれ、テーブル・クロスも温かみのある色だった。とりあえず私はビールを頼んだ。<br /><br />ホッとして店内を見渡すと、入り口付近に地元の人が5人ほどいて、店の奥に、暖炉があったのだが<br />火にあたりながら金髪の男性2人が座っていた。彼らがブルガリア人でないことはすぐに分かった。<br /><br />すると、すぐに彼らは私に英語で話しかけてきた。<br /><br />「君は昨日バスで一緒に乗っていた人だろう? 良かったら、ちょっと一緒に話さない?」<br /><br />最高の展開だった(笑)。<br /><br />なぜなら私は服を乾かせるだけでなく、外国人と「お友達」にもなれそうだったからだ。<br /><br />しかも。それだけでなく、なんと彼らは私にお酒をおごってくれたのだった(笑)。

ブルガリアでオランダ人と仲良くなり、コニャックをおごってもらう(1)

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2007/10 - 2007/10

47位(同エリア95件中)

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7

gibtal

gibtalさん

ブルガリアの首都ソフィアから午後1時にバスは発車し、コプリフシティツァ村へは2時間半ぐらい。

はじめバスに乗っていたのは10人ぐらいで、その中に後で仲良くなったオランダ人たちもいた。

ギリシャのテッサロニキから乗ったブルガリアへの国際列車は夜行だったので、そこで初めて私は
ブルガリアの郊外と田舎町を見ることができた。

とはいえ、そこにあったのは、ひたすら大自然の光景。 どの町も規模が小さく、町の周りは、なめらかな
曲線を描く丘が幾重にもあった。しかし季節は紅葉まっさかり。写真にはうまく撮れなかったのだが
森林のあるところでは紅葉狩りを堪能することができた。

コプリフシティツァに着いて私はガイドブックに載っていたホテルに行った。しかしホテルのスタッフには
英語が通じない。参った・・・と思っていたら、別の女性スタッフが来て、彼女は英語をペラペラ話せた。
一泊40Lvとバック・パッカーには高い方だったけど、私は部屋の設備や雰囲気に興奮した。

というのも一つには、ブルガリアの街はどこを見ても寒々しく、人々の表情にも、いまいち
温かみがなかったからかもしれない。

最初の日、私は村の中を歩き回った。本当は、ハウス・ミュージアムに行きたかったのだが
途中で完全に道に迷ったのだ。この村も丘の斜面に家が並んでいるので、坂を下っていけば中心部に
出られることは分かっていたが、私は意地でもハウス・ミュージアムを今日中に見たいと思っていた。

そんなこともあってか、ようやくひとつハウス・ミュージアムを見つけたと思ったら、閉館ギリギリの時間で
チケット売り場のおばさんは少し私を睨んできた(笑)。
(そうでなくてもブルガリアでは全体的に、お店の店員は態度が悪い。
基本的なサービス精神なんて、露ほども知らないかのようだった)
しかし私は内部を見れたので満足してホテルに帰った。

次の日は朝から大雨が降っていた。まったくやみそうな気配がなく、私はガッカリして昼過ぎまで部屋の中で
テレビを見たり、本を読んだりしていた。それから眠たくなってきたので横になった。で、起きると、奇跡的に?
雨が止んでいた!のでビックリして私は外に出て行った。

ところが、それも束の間で結局すぐに大雨が降り始めてきたんだけど、今思えばアレで良かった(^^;

私は大雨の中、傘をさしながら村中を歩き回った。。。

午後2時頃、ビショ濡れになって中心部に戻ってくると、道のほとんどが大きな水たまりで消されていた。
というのも事実、村の中央を流れている小さな川が、あふれていた。洪水である。
排水設備がまったくなってない。すでに私は全身ビショ濡れで、靴の中にも水が入り込んで
グチョグチョだったのだが、これ以上は濡れたくない!と思って、お腹も空いたので一軒のレストランに入った。

店内は赤いジュータンが敷かれ、テーブル・クロスも温かみのある色だった。とりあえず私はビールを頼んだ。

ホッとして店内を見渡すと、入り口付近に地元の人が5人ほどいて、店の奥に、暖炉があったのだが
火にあたりながら金髪の男性2人が座っていた。彼らがブルガリア人でないことはすぐに分かった。

すると、すぐに彼らは私に英語で話しかけてきた。

「君は昨日バスで一緒に乗っていた人だろう? 良かったら、ちょっと一緒に話さない?」

最高の展開だった(笑)。

なぜなら私は服を乾かせるだけでなく、外国人と「お友達」にもなれそうだったからだ。

しかも。それだけでなく、なんと彼らは私にお酒をおごってくれたのだった(笑)。

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  • コプリフシティツァと言えば、この光景

    コプリフシティツァと言えば、この光景

  • 高台から見る村の全景。この日は雨だった

    高台から見る村の全景。この日は雨だった

  • ハウスミュージアム

    ハウスミュージアム

  • 内部。

    内部。

  • この村ではまだ馬車を使っている

    この村ではまだ馬車を使っている

  • 村の道はほぼ石畳。<br />ただ、どうやら観光地としてあえて残しているらしく<br />村の端っこの方は普通のコンクリートだった

    村の道はほぼ石畳。
    ただ、どうやら観光地としてあえて残しているらしく
    村の端っこの方は普通のコンクリートだった

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