2009/05/23 - 2009/05/25
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shimonさん
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会社の有給休暇と週末をくっつけ、2泊3日で以前から訪れたかった大分の長湯温泉へと足を運んできました。温泉好きの私にとって、入浴すると体が気泡で包まれるというラムネのような温泉は非常に興味深かったため、今回の旅行を企画したものです。
長湯温泉への玄関口ともいえる竹田の街もじっくりと散策でき、有意義な週末を過ごすことができました。
- 交通手段
- JALグループ JR特急
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九州の玄関口・福岡へ
5月23日、日中は所要があったため、羽田17:10発のJAL337便にて福岡へ向かいました。この日の337便はワン・ワールド塗装機でした。出発前、時間が少しあったのでラウンジにて休憩中。 -
明太オムライスに挑戦
福岡空港から地下鉄で赤坂まで行き、たどり着いたのは「五穀・けやき通り店」。こちらはオムライスが中心ですが、なかでも人気なのがこの明太オムライス。
2種類の明太子を使ったバターライスの上には、トロトロ半熟加減のオムレツが…。美味しかったです。 -
宿泊先は甘木
今回の旅行プランは熊本まで南下してから目的地に向かう予定だったので、とても良い温泉の湧く甘木に寄って泊まっていきました。天然温泉付きのホテルグランスパ・アベニューにお世話になったのですが、こちらの温泉はph10.0のアルカリ性硫黄単純泉で、お肌スベスベになります。 -
朝食バイキング
朝からしっかり食べたい人には、こちらのバイキング・メニューは嬉しいです。少しずつ食べたつもりでも、いつの間にかお腹いっぱいに…。 -
甘木鉄道 甘木駅
観光プラザが併設されている甘木鉄道の甘木駅です。秋月なんかの情報収集もこちらでばっちり。
グランスパ・アベニューは甘木鉄道、西鉄甘木線の両方の駅から歩いて1〜2分で便利です。 -
レールバス
甘木鉄道はレールバスのワンマンカーです。小郡で西鉄に乗り換えれば福岡(天神)へのアクセスも良好です。今回は終点の基山まで乗り、そこからJR鹿児島本線で熊本まで向かうことに…。 -
鳥栖駅にて乗り換え
基山から鳥栖へは数分で到着。佐賀・長崎・佐世保方面への分岐点となる交通の要衝・鳥栖には特急列車が停車するので、3分の待ち合わせで乗り換えです。
駅のホームからサガン鳥栖のホームスタジアムである、ベストアメニティスタジアムが見えます。 -
リレーつばめで熊本へ
鳥栖10:30発の特急リレーつばめ7号に乗車、熊本まではわずか55分で到着しました。リレーつばめの行き先は鹿児島中央となっていますが、新八代で九州新幹線に乗り換えます。鳥栖といえば、藤井フミヤさんもデビュー前、この駅で勤務してたんだそうですね。 -
リレーつばめ
新幹線開業区間は新八代以南ですが、久留米や熊本駅では既に新幹線の高架駅が建設中でした。新幹線が全線開業したら、こちらのリレーつばめ号は引退なのでしょうか…それはそれで寂しいですね。 -
その名も「九州横断特急」
熊本から大分県の豊後竹田までは、大分行きのバスも併走していますが、九州横断特急の利用が便利です。熊本県の人吉〜熊本〜阿蘇〜竹田〜大分〜別府と、その名の通り九州を横断する列車です。
熊本11:36発の九州横断特急4号で竹田まで1時間50分の汽車旅でした。車窓からは雄大な阿蘇の山々を望むことができ、景勝ルートです。 -
温かみのある車内
外観は真っ赤でインパクトがありますが、車内は木材を多用していて温かみを感じました。車内販売では、沿線の名物駅弁のほか、宮崎のアイスクリームなんかも売っていました。豊後竹田までの2時間弱があっという間に過ぎました。 -
竹田に到着
熊本駅を出発して1時間50分後、大分県の豊後竹田駅に予定どおり到着しました。純和風テイストの駅舎で、竹田の街に似合っていると思います。
長湯温泉行きのバスまで3時間弱、街歩きをすることにしました。(翌日も少し、竹田散策をします) -
名物 ごまうどん
訪れて初めて知ったのですが、竹田の名物だそうです。きめ細かくすりおろした白胡麻の香りは食欲増進効果がありました。値段的にもお安く、なかなか魅力のある一品ですね。 -
廉太郎トンネル
竹田は瀧廉太郎のゆかりの地としても有名です。こちらは、瀧廉太郎記念館の近くにある、その名も“廉太郎トンネル”。人が通ると「荒城の月」「花」などのメロディーが流れてきます♪ -
記念館前に
瀧廉太郎記念館の前にはこのような解説入りの碑が立っていました。せっかくの機会なので、記念館に入ることに…。 -
瀧廉太郎記念館
廉太郎が10代の前半を過ごした屋敷が記念館として公開されています。館内には直筆の手紙や写真、譜面などが展示されていました。 -
落ち着いた佇まい
この記念館、瀧家が入居する前は、竹田を治めた藩主の家臣が住んでいたそうです。由緒ある武家屋敷だったようですね…。 -
武家屋敷の街並み
竹田は旧岡藩7万石の城下町として栄え、市内には武家屋敷が今でも残っています。こちらは、殿町の武家屋敷通りです。 -
茶房御客屋
江戸時代、藩営の迎賓館的な施設として利用されていた御客屋敷が食事処「茶房御客屋」になっています。ランチタイム以外では、抹茶などをいただくこともできます。 -
茶房御客屋
座敷で庭園の風景をゆっくり眺めながら寛ぐことができました。食事メニューとしては、鮎や田楽などが付く「竹田御膳」が有名みたいです。 -
抹茶のセットで
竹田銘菓の「荒城の月」と抹茶のセットで休憩してみました。ちょっとした贅沢です。 -
御客屋 枯山水庭園
柱状節理の岩壁がそのまま利用された庭園も見事なものでした。
このあと、竹田駅からバスに乗って今回の旅の目的地、長湯温泉を目指します。 -
本日のお宿
竹田駅前から路線バスに揺られること約40分、長湯温泉にある「かじか庵」へと到着しました。
http://www.kajikaan.com/index.html -
和室もいいですね
シティホテルを利用することが多いので、久しぶりの温泉旅館の和室に癒されました。 -
夕暮れの温泉街を散策
長湯温泉は芹川に沿って宿が点在しています。大きな温泉街につきものの華やかさはありませんが、空気も澄んでいて気持ちよく歩けました。 -
長湯名物 ガニ湯
芹川の川べりに湧く、野趣ある露天風呂です。娘に恋をしたカニが雷に打たれてできた、との言い伝えがあるようです。 -
程よい湯加減
惹かれるお風呂でしたが、あまりにオープン過ぎて入浴する勇気は出ませんでした(笑)
一応、目立ちにくいところに脱衣所はありますが…。 -
湯治場 天風庵
こちらはガニ湯の近くにある外湯めぐりの宿です。1階部分が食事処と喫茶、2階が宿泊施設になっているそうです。「ガニ湯うどん」がここの名物みたいです。 -
長湯温泉の飲泉場
芹川に架かる天満橋を渡ったところに天満神社があり、その境内には飲泉場がありました。結構な勢いで温泉が噴出していて、見ているだけでも面白かったです。 -
名水も湧き出で…
同じく天満神社の境内にあった湧水です。およそ100年前に発見されたそうで、地元の人たちに愛用されていました。 -
かじか庵 温泉
散歩してお腹も空いてきたところで、宿に戻って汗を流すことに…。ここからの数枚は、誰も居ない時間帯を見計らって、お風呂を撮影してみたものです。 -
結晶タイプの湯の花
かじか庵さんのお湯は重炭酸土類泉で、このように濁り湯です。お湯の表面には、うろこ状の湯の花の結晶が多数浮かんでいました。とても効き目がありそうです。 -
露天風呂
男性露天風呂は決して広いわけではありませんが、温度の異なる2種類のお湯を楽しむことができました。かじか庵の温泉の特徴は、常に新鮮な温泉が対流する「底入れ、底出し」法が採用されていること。日本でも数少ないシステムだそうです。 -
家族風呂も
かじか庵には男女別の内湯・露天風呂のほかにも、家族風呂、さらには岩盤浴もありました。長湯温泉で人生初の岩盤浴を体験することに…。 -
夕食も品数豊富
豊後牛の陶板焼、長湯名物エノハの甘露煮等、大分の名産品もたっぷり味わうことができました。エノハとは、九州の一部で用いられている、ヤマメとアマゴを一纏めにした呼称のようです。 -
まだまだ続きます
厨房から出来たての温かい料理がタイミングよく出てきて、有難かったです。地鶏のたたき、鰻のしんじょう、せっかくなので大分特産のカボス酎もいただきました。 -
エノハの姿揚げ
こちらもアツアツ揚げたてが出てくるので、骨まで食べることができました。この後、鯉こく、ご飯と続き、かなりお腹いっぱいになります。 -
田園風景
泊まった部屋からの眺めです。夜は蛙の鳴き声が元気で驚くほどでした。翌日も朝からとても良い天気に恵まれました。 -
早朝散策へ
長湯温泉を訪れるうえで大きなきっかけとなったのが、ラムネ温泉でした。かじか庵から歩いて3分のラムネ温泉館へと足を運ぶことに…。雲ひとつない青空で清々しい朝でした。 -
ラムネ温泉館
営業時間は10時〜22時なのですが、6時〜7時は早朝入浴時間帯としてオープンしています。せっかく訪れるからには人数が少ない時間を狙って、と思い、6時に早起きして向かいました。 -
ラムネ温泉館
写真の左側の建物が男女別の内湯(にごり湯)と露天風呂(ラムネ温泉)、右側の建物が家族風呂の棟になっています。飲泉場もありました。 -
綺麗なコントラスト
ラムネ温泉館は建築に特徴があります。焼き杉と漆喰が見事にゼブラ模様をなし、屋根には手捻りの銅版が張られ、その頂上には松の木が可愛らしく乗っかっています。建築家で東京大学教授の藤森照信氏によるものだそうです。 -
ラムネ温泉館 内湯
やや高温のにごり湯で、泉温42.1℃、遊離炭酸510mg、pH6.4の弱酸性のマグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩泉です。茶褐色の温泉成分の結晶が浴槽や壁を染めていて、効き目抜群に感じさせますね。 -
ラムネ温泉館 露天風呂
ラムネ温泉とも言われ、泉温32.3℃、遊離炭酸1,380mg、pH6.3の弱酸性の含二酸化炭素-マグネシウム・ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉です。 -
世界屈指の炭酸泉
効能はこの掲示板のとおりですが、飲むと胃腸病のほか、糖尿病や痛風にも効果があるそうです。効果を持続させるためにも、体に付着した温泉成分を洗い流さないことが勧められています。 -
効き目あり
ラムネ温泉は浴槽の底から高濃度の炭酸泉がこのように勢いよく湧いています。しばらくじっとしていると体に無数の気泡がまとわりついて、不思議な感覚になります。低温なので、長湯してものぼせません。 -
高温汗室(サウナ)
ラムネ温泉はぬるま湯なので、寒い季節であればサウナと併用するといいかもしれませんね。白と黒のストライプが美しかったです。 -
高温汗室(サウナ)
木の温もりを感じることができます。シャワーもついているようです。 -
ラムネ温泉館 待合室
カフェとしても利用できる待合室です。このほか、館内には美術館が併設されていたり、中庭には犬の顔、人間の体の銅像が建っていたりと、アートも楽しめます。 -
朝からしっかり和食
ふだんは朝食はパン党ですので、旅先で出会う和定食は非常に嬉しいものです:-)
手づくり感に溢れ、朝からお腹いっぱいになりました。
このあとチェックアウトして、温泉の中心街へと向かいました。 -
長湯温泉観光案内所
9時からオープンしている、道の駅ながゆ温泉内にある観光案内所では各種パンフレットが取り揃えられています。 -
長湯温泉療養文化館「御前湯」
芹川の畔にある、ドイツとの交流から生まれた長湯温泉のシンボル的な公衆浴場です。お風呂の種類も豊富みたいです。
http://www.gozenyu.com/index.html -
バーデンバーデンから…
長湯温泉はドイツとの交流が深いんですね。ドイツ村という施設もありました。
バーデンバーデンは2005年1月1日に訪れました。そのときの旅行記はこちら
http://4travel.jp/traveler/shimon/album/10029868/ -
直売所「おんせん市場」
道の駅にある直売所では、干し椎茸や花、野菜、カボスの加工食品などの特産品がありました。ペットボトルに詰めた長湯温泉の飲泉を買って、バスで再びJR竹田駅へと向かいました。 -
再び竹田散策
熊本方面への特急列車が来るまでのあいだ、竹田駅のコインロッカーで荷物を預け、前日に続いて市内を散策することにしました。この写真は、駅前の竹田橋より眺めた稲葉川の流れです。 -
古い街並み
この日の目当ては、市街の南にある岡城址。風情ある街並みを抜けて向かいました。 -
竹田 八幡川横丁
茶房御客屋の近くにある路地の風景です。 -
岡城址への登り口
駅から歩くこと20分あまり、岡城址へと辿り着きました。かなりの勾配なので、タクシーで来るのも手かもしれません。入り口で入場料300円と引き換えに、地図をもらいました。 -
岡城址 三の丸跡の城壁
『荒城の月』のモチーフにもなり、竹田のシンボルともいうべき岡城址です。岡城は、文治元(1185)年に大野郡緒方荘の武将、緒方三郎惟栄が源義経を迎えるため築城したと伝えられています。 -
九重連山
岡城址からは遠くに久住山などを望むことができました。暑かったですが、天気に恵まれてよかったです。 -
新緑のトンネル
岡城阯は山城になっていて、広さは110万?もあります。春は桜、夏は緑が美しく、秋には紅葉の名所になるようです。 -
瀧廉太郎像
岡城址の二の丸跡には廉太郎の銅像がありました。このポイントからの眺望も素晴らしかったです。
特急列車の時間が迫ってきたため、このあと足早に駅へと向かいました。 -
麦蔵にてお土産購入
九重山系の地下水を用いて、昔ながらの製法で造った味噌や醤油などを販売している「麦蔵」さんに立ち寄りました。しょうゆソフトクリーム、なかなかコクがあって美味しかったです。 -
九州横断特急にて熊本へ
豊後竹田12:58発の九州横断特急3号にて、来たときの逆ルートで熊本へ向かいました。 -
阿蘇の眺め
県境のトンネルを抜けてしばらく進むと、進行方向の左手車窓に雄大な阿蘇山が姿を現します。 -
ウインドファーム
熊本の市街へと下っていく途中、山の上に風車が立ち並んでいるのが見えました。阿蘇にしはらウインドファームというものだそうです。 -
とり天弁当
お昼時なので車内で腹ごしらえをしました。大分名物のとり天に加え、由布院の一部地域のみで栽培されるお米のおにぎり(炒り味噌・とりめし・海苔まきの3種)もセットになっています。とり天はもちろん、大分のカボスぽん酢でいただきました。 -
スイッチバック
この路線は急勾配の区間を通るため、珍しいスイッチバックがありました。
熊本駅に定刻の14:49に到着しました。 -
熊本プチ観光
帰りのフライトは福岡空港18:10発でしたので、それまでの時間を活用して足早に熊本市内を探索してみることにしました。駅から路面電車に乗って、熊本城方面を目指しました。 -
熊本城 坪井川
市内の長堀通りから眺めた坪井川です。写真左側が熊本城の公園です。 -
清正公銅像
行幸橋(みゆきばし)に立つ清正公の銅像です。今回は時間がなかったため、お城は遠くから眺めただけでした…。 -
熊本城
熊本城は2008年5月に訪れて以来、ちょうど1年ぶりでした。
http://4travel.jp/traveler/shimon/album/10248686/
このあと、博多行き特急の時間が迫ってきたので、少々慌ててタクシーを拾ってJR熊本駅へと向かいました。 -
JAL336便にて帰京
何とか無事に特急列車リレーつばめに間に合い、福岡空港18:10発の飛行機で横浜に帰りました。
初めての長湯温泉でしたが、名物の炭酸泉にすっかり癒されました。
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