山口県の旅：2日目-1（秋吉台編）

2009/05/02 - 2009/05/05

　日本一の鍾乳洞が見たいということで始った山口県の旅。
目的は秋芳洞などの鍾乳洞巡りだけど、
その他にも秋吉台をトレッキングしたり、
昔ながらの佇まいを残す萩を訪ねたりと内容は盛りだくさん。
旅行記を通じて山口県の魅力を味わってもらえればと思う。

5月3日（日）　2日目

　午前は日本一のカルスト台地である秋吉台のトレッキング。
秋芳洞から大正洞まで10キロの道を歩いた。

エリア 秋吉台(山口)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 徒歩

(1)秋吉台

　秋芳洞から大正洞、景清洞にかけて長距離トレッキング。約10キロの道のりを午前中いっぱい歩く。まずは出陣式を兼ねて展望台から写真をぱちり。

(2)秋吉台

　天気は前日と違って曇り空。青空だと良かったが、その分気温が低めで歩きやすかった。なにより紫外線から身を守れるのが大きい。

(3)秋吉台

　秋吉台をトレッキングしているのは友達と自分を除いて誰もいない。広大な台地を一人占め。

(4)秋吉台

　森と草原の境界線がはっきりしている。秋吉台は肥沃な大地ではないので木が育ちにくい。

(5)秋吉台

　草原と剥き出しになった石灰岩がどこまでも続く。

(6)秋吉台

　石灰岩のほとんどが尖っているので腰掛けるのには適していない。

(7)秋吉台

　秋吉台は普通の草原とは違ってデコボコしている。カルスト台地ならではの特徴だ。

(8)秋吉台

　岩の隙間からわずかな栄養を頼りに木が生えている。

(9)秋吉台

　遠くの方が薄っすらと黄緑色になっている。何だろう？

(10)秋吉台（ワラビ）

　黄緑色の正体はワラビの群生。広い範囲に一定の間隔で生えている。

(11)秋吉台（ワラビ）

　とても綺麗な黄緑色。見てるだけで癒される。

(12)秋吉台（ドリーネ）

　秋吉台がデコボコしているのはドリーネと呼ばれる窪地がたくさんあるため。石灰岩が雨水によって浸食され形成される。

(13)秋吉台（ドリーネ）

　ドリーネの形状はすり鉢状になっており、大きさは小さいものから大きいものまでさまざま。大きいものでは直径200メートルの大きさがあった。

(14)秋吉台（ドリーネ）

　またドリーネの底には栄養分を含んだ土が溜まるので木が育ちやすい。草原の所々に小さな林を見かけた。とても不思議な景色だ。

(15)秋吉台（長者ヶ森）

　草原の中にポツンと現れた小さな森。

(16)秋吉台（長者ヶ森）

　この森は長者ヶ森（ちょうじゃがもり）と呼ばれ、平家の子孫が先祖を偲んで植樹したと伝えられている。

(17)秋吉台（長者ヶ森）

　古くから原生林として残っているので大きな木が多い。また周りが草原なので鳥達の住み家にもなっている。

(18)秋吉台（長者ヶ森）

　森の中には小さなほこらが建っている。

(19)秋吉台

　長者ヶ森を過ぎると剥き出しになった石灰岩を見かけることは少なくなった。

(20)秋吉台（ドリーネ耕作）

　写真では分かりづらいが、秋吉台で小さな畑が作られていた。

(21)秋吉台（ドリーネ耕作）

　この畑はドリーネを利用して作られているのでドリーネ耕作と呼ばれる。栄養分がとても豊富なので栽培しやすいのだ。

(22)秋吉台（帰り水）

　予定より時間に余裕があったので途中で帰り水という名所に寄り道することにした。

(23)秋吉台（帰り水）

　帰り水とはドリーネの底から水が湧き出し、再び底に水が帰っていくことから名が付いた。大雨が降ると水量が増えるため一時的に池ができる。

(24)秋吉台（帰り水）

　坂を下って小さな森に入ると、そこには小川が流れていた。今までずっと草原を歩いてきたので不思議な感じだ。

(25)秋吉台

　再び大正洞方面に向かって歩き出すと、石灰岩がたくさん剥き出しになったエリアにでた。化石が見れるらしいがまったく見当たらなかった。

(26)秋吉台

　大正洞まであと少しというところに竹林があった。まさかこんなところで見ることは思ってなったので驚いた。

(27)秋吉台

　かなり広い竹林で大きな竹が何本も生えていた。今度は竹の名所を訪れたいと思った。