世界卓球観戦ツアー　２。

2009/05/03 - 2009/05/04

チケットの都合で試合の観戦は２日目に。しかし、目当ての選手は昨日敗退した。ところが…

エリア 東京

• 交通手段: 新幹線

翌日の早朝、断片的に浮かぶ歌詞と光景を重ねることに。湯島聖堂の交差点から駅へ向かう。

湯島聖堂は閉められていた。

作詞、作曲、歌　さだまさし「檸檬」

或の日湯島聖堂の白い石の階段に腰かけて
君は陽溜りの中へ盗んだ
檸檬細い手でかざす
それを暫く見つめた後で、
きれいねと云った後でかじる
指の隙間から青い空へ
金糸雀色の風が舞う

喰べかけの檸檬　聖橋から放る
快速電車の赤い色がそれとすれ違う
川面に波紋の拡がり数えたあと
小さな溜息混じりに振り返り
捨て去る時には　こうして出来るだけ
遠くへ投げ上げるものよ

君は、スクランブル交差点斜めに渡り
乍ら不意に涙ぐんで
まるでこの町は青春達の姥捨山みたいだという
ねぇほらそこにもここにも
かつて使い棄てられた愛が落ちてる
時の流れという名の鳩が舞い下りて
それをついばんでいる

喰べかけの夢を聖橋から放る
各駅停車の檸檬色がそれをかみくだく
二人の波紋の拡がり数えたあと
小さな溜息混じりに振り返り
消え去る時には　こうして出来るだけ
静かに堕ちてゆくものよ

神田川の左岸（下流側）にある橋名のプレートはひらがな。

下流の景色。遠くに秋葉原の市街が見える。走っているのは地下鉄丸の内線。

黄色の総武線と赤い中央線も交差している。

檸檬を放ったのは上流に向かってか。

この曲を作った頃、中央線の車両は全塗装だった。

橋の袂に建つ東京医科歯科大学。

建物の右端上部にはレリーフが。医科大なのでヒポクラテスが描かれているのかな。

橋の右岸側は漢字。

お茶の水駅前。

駅舎。

昨日から気になっていた建物はニコライ堂だった。

帰路、都営バスが停車していた。

行き先は東京大学。橋上のバス停は珍しい。

ホテルの朝食は７時から。大急ぎでトレイを運ぶ。それにしても何という髪・・・

バイキングはありがたい。

御茶ノ水駅のホームから見た聖橋。

お腹を満たした一行は横浜へ。

カナリヤ色の風は吹かなかったが、緑色の心地よい風がそよいでいた。

東京駅では大急ぎで東海道本線へ向かう。

かつて父親が暮らしていた街。もう来ることはないだろう。

「卓球少女」のふたりはここから新横浜へ。息子はまたまたひとりで何処かへ。老夫婦はそれぞれの思いを胸に秘め、潮風と歩きつかれた体を山下公園のベンチでいたわる。

娘が（ぼくのカメラで）撮った写真。

観戦会場。

目当ての選手は昨日で敗退。少し気落ちしていたところ、隣のブースに愛ちゃんや石川佳純選手が。後日、娘が卓球雑誌に応募した石川選手のサイン色紙が送られて来た。

試合が早く終わったので列車を繰り上げ帰洛することに。ところが変更した指定列車の座席にはすでに乗客が…。
これが指定席変更後の切符。よく見ると日付けが翌日に変わっている。車掌と交渉し、グリーン車に。オーバー・ブッキングのお陰でリッチな体験をした。（ひと足先に帰っていった息子はこの顛末に悔しがっていた。）

リッチな世界への入口。

車内空間はシックな雰囲気。

ジッと座っているのが勿体ないような…。

帰路の富士は裾野だけしか見えなかった。

瞬く間に車窓には比叡山が。

そして京都タワーが。

無粋な駅ビル。

何だか気恥ずかしい。

お疲れさま。

記念に駅標を撮っている。手に下げた袋にはクラブへのお土産が。