東京ぶらぶら　東京ミッドタウン、サントリー美術館、稲田みかげ石展

2008/11/05 - 2008/11/05

サントリー美術館にピカソを見に行った。自画像を中心にピカソを堪能した後に、ミッドタウンガーデンをぶらぶらした。思いがけず、「稲田みかげ石」を用いた「INADA Stone Exhibition」を開催しており、面白く鑑賞した。

エリア 赤坂(東京)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 私鉄

１１月５日（水）サントリー美術館

東京ミッドタウンのサントリー美術館で行われていた「巨匠ピカソ」展を見に行く。フランス国立ピカソ美術館が改装中で、世界巡回展が実現し、日本では、国立新美術館、サントリー美術館の2会場を舞台に、展示されている。サントリー美術館では、ピカソの魂の叫びとも言うべき自画像とその周辺の作品を、油彩画を中心とした約60点展示されている。

ミッドタウン・タワー

ミッドタウンの中心となるミッドタウン・タワーは、地下5階・地上54階・高さ248mと、都内で最も高い超高層ビルとなった。日本全体で見ると、横浜ランドマークタワー（296m）、大阪ワールドトレードセンタービルディング（256m）、りんくうゲートタワービル(256m）に次ぐ四番目の高さである。しかし、ミッドタウン・タワーには展望台は設けられていないのは残念である。

ピカソ展

さて、サントリー美術館は平日だったので割と空いて自由に見学が出来た。年代を追って、展示されていたが、会場を行ったり来たりして観た。ピカソは１９８１年生まれで、91歳まで10万点を超える作品を残した。青の時代から始まり、XXの時代と変遷して歳を取ってからも多くの作品と女性に囲まれた超人である。
ポスターの絵はピカソの自画像。1901年作。
いろいろな絵を紹介できないのが残念。

館内

館内を少しぶらつく。ガレリアの吹き抜けを中心にショッピングゾーンが取り囲んでいる。

竹が

ガレリアには竹が植林？されて、建物の内部とは思わせないように自然との調和を考えている。

窓から

窓から庭が見えたのでぶらっと出てみる。大きな芝生の庭でミッドタウンガーデンだった。ビル群の隣で和む。

ミッドタウンガーデン

檜町公園も隣に有り、広大な緑地となっている。防衛庁の跡地をビルだけでなく、これだけの緑地を残したのは拍手。

こんなオブジェも

フロリアン・クラール作の巨大なオブジェだった。ドイツから来日して活躍している若手作家。

INADA Stone Exhibition

丁度、「稲田みかげ石」を用いた「INADA Stone Exhibition」を開催していたので覗いてきた。
昨年に続いての開催。グラフィックデザイナー団体JAGDAと石工技術者のコラボレーションで、「稲田みかげ石」を用いた作品を展示していた。ユニークな作品が多く楽しませてくれた。

五次元のヴィーナス　福田繁雄


三次元のミロのヴィーナスと二次元のポッティチェリのヴィーナスの誕生を合体させた立体。

脚のテーブル　秋田寛

テーブルの脚は日常あまり意識されないけれど、天板を支えるチカラ持ちです。主役の天板はさまざまな材料や寸法でデザインされていて、人々の注目を得ています。そんな脚を主役にしたテーブルです。

月　藤代範雄

夜空に冴える月を美しく、力強く表現したかった。あらためて稲田石という素材の素晴らしさを感じた。

ｍｏｍ　森本千絵

どでかい　石。母なる石。石に抱かれたい。石を肌で感じたい。いつまでも自然の中では子供のような感覚になりたい。そんな誰もが産まれたてな気分になれる椅子。いや、母の存在なのです。

「頭隠して尻隠さず」「頭出して尻隠す」　秋山孝

稲田石シリーズ｢Dog(犬)｣の第三弾。「頭隠して尻隠さず」その意味は愚かなるさまを馬鹿にして言う諺だが、逆に言えば「頭出して尻隠す」ということに成るが、隠すことには変りがないため、諺として差異は無い。故にこの二つの彫刻は同じ意味をなす。

ムダなし上昇志向石　　中西元男

H1000xW500xD500ｍｍの原石与件を一切無駄なく活かし、かつ、稲田石の持つ素材感と石工のさまざまな技術を集約して高さのある作品を心がけました。ご協力の関石材店には、「安全に高くする／可能な技術は採り入れる／削り屑も一切捨てない」を条件にお願いしました。

この指、とまれ！　　U.G.サト−

縞模様に磨き上げて立体的に見せる稲田石の手。その指先にステンレスで型どり、色ガラスをはめ込んだ金色眼鏡のトンボを止まらせた。風で静かに回れば、幼き日の追憶のモニュメントになるだろう。

卵と宇宙　　中村誠

デザイナーになって、はじめて彫刻を作る約束をした。そのあと、「しまった！」と思ったが手遅れだった。しかしアイデアをスタートした日から、頭の中は常に青空一杯の毎日で、屋外彫刻家って幸せな仕事だナァと思った。私の「卵と宇宙」は美しいいなだ石で素敵な仕上がりとなった。

？？

泣き顔？

全部で16作品が展示されていた。夫々の解説も楽しく、次回もまた来てみよう。