ルドルフ皇太子ツアー　ブダペスト４日目　その５

2009/04/01 - 2009/04/11

　ブダの丘を散歩して、マルチパン博物館を見にいきました。

エリア ブダペスト(ハンガリー)

　地下鉄を乗り継いで、モスクヴァ・テールに来ました。このモスクワ広場から、王宮のあたりを走る、城バスが出ているはず‥‥
　下に見えるのが、地下鉄の駅です。このあたりは、うーん、すっごく小規模の池袋、というか、わたしたちの泊まっているくさり橋付近とは、明らかに雰囲気が違っていて、地元の人たちの生活空間という感じです。
　この近くにマムートという、日本のららぽーとみたいなところがあるはずなので、そこにも行ってみたかったんですが、ブダペスト最終日なので、やっぱりもう一度、王宮を見に行くことにしました。

　ここで道に迷う‥‥どのバスに乗ればいいのか、さっぱりわからないのです。おかしいな〜。路線図を見ると、ここのバス停から出るバスがお城に向かうはずだけど、16番って書いてある‥‥城バスは番号なしのはずじゃないの？
　で、ここでいかにも警備員風のおじさまに、「城に向かうバスはどこで乗ればいいの？」と聞いたら、「駅の上がわでなくて、下の方だ」と言うので、また階段をおりて、駅の前を横切り、えんえん歩いていきました。あ、マムートが見える‥‥スーパーにはいりたい‥‥だめだめ。
　でも、やっぱりどのバス停にも、そんなバスはありません。おかしいな？
　そしたら、スーパーの袋をぶらさげたお兄ちゃんが声をかけてくれて、「城に行くバスはあっちの方だよ」と教えてくれました。
　そして、このお城のような建物をめざして、坂道をのぼり、ずんずん歩いていくと‥‥

　ん？　ここは、さっき通った道？
　そして、このお城風の建物の前に停まっているのは、さっきの16番のバス！
　最初のバスであってたじゃん〜。

　うう、ブダペストの人に道を聞くと、必ずたらい回しになる（笑）。でも、コツをつかみました。地図を持ってうろうろしているわたしに、話しかけてくれる人というのは、たいてい道を知っていました。
　こっちから人をつかまえて聞くと、知らない道でもとりあえず教えてくれます。そして、たいてい間違っている（笑）。

　うん、親切‥‥なんですけどね‥‥いい人ばかりだったよ‥‥でも、てきとーな道を教えるのはやめて〜。

　あとでわかったのですが、モスクワ広場から出る城バスは16番で、番号のない城バスというのは、丘の中を巡回しているだけのようです。まぎらわしい〜。

　とにかく、無事にブダの丘にたどりつきましたよ！　やほー、聖イシュトバーン！
　何年後、とか言ってたけど、もう会いにきちゃったよ！

　東京だと、こんなに青空が広がっている場所がなかなかないので、この青空だけでも御馳走でした。
　しかし、もう５時近くのはずなんですが、いつまでも青空です。

　後光が輝いていて、聖人ぽい。

　漁夫の砦から、ペスト側を見下ろすと‥‥そうか！　午後はあっちに日があたるんです！　わあ、きれい〜。
　夕方に来て、よかったな。

　夕食まで時間があったので、少しショッピングをしようか、美術館に行こうか、迷ったのですが、ブダペストでしか見られないもの、ブダペストでいちばんわたしが気に入った場所、ということで、再びブダに来たのです。
　夜景が有名ですが、昼間の景色も本当にきれいです。

　会いたい人たちもいたし。

　ばいばい、また来るね。

　とても楽しかった。
　ありがとう。

　もうだいぶ時間が遅いので、いろいろな施設が閉まっていく‥‥そんななか、ヒルトンホテルの片隅にある、マルチパン博物館は遅くまでやっているので、行ってみることにしました。

”国会議事堂”

　あのバカ高いブダペストカードのもとを少しでもとらなければ！
　というわけで、ここでもカードを見せて、入場料を半額にしてもらいました。

　100円。

‥‥ほんとにあのカード、使いでがない〜。

”シナゴーグ”

　マルチパン、というのは、マジャール語でマジパンのことです。
　イースター時期だったので、マジパン細工のひよこやうさぎが、あっちこっちのお菓子屋さんで山盛りになっていました。
　ここの模型は全部、マジパン細工です。

”くさり橋”

　これは唯一、外のウィンドウからも見ることのできる細工でした。

　写真で見ると、わりとまともな博物館のように見えるのはなぜだ。
　実際にはですね。ヒルトンホテルとは思えないほどカジュアルなカフェ‥‥ていうか‥‥まあ、カフェですかね‥‥そこのレジに100円払うと、すみっこのちょっとボロいドアを開けて、小部屋にはいれるのです。
　そこがマルチパン博物館。

”聖イシュトバーン”

　ディズニーのお人形なんかもあって、子供たちはけっこう喜んでいました。

”マーチャーシュ教会”

　補修工事が終わったら、こんなふうに見えるんだろうな〜。

　そして、大物が！

　ひいいい！　す、すごいけど、こわい！

　それにしても、どれだけこの博物館がせまいかというと、シシィのケースに、トイレの札がはってある、というところに、すべてがあらわれているような気が‥‥

　これから徒歩でブダの丘をおりて、くさり橋を歩いて渡って帰ります。

　地図は持っていませんでしたが、簡単。
　右下に向かって、下っていけばいいのです。
　というわけで、階段をおりたら、ひたすら右下をめざして、クラーク・アーダム広場につながる坂道をてくてく、くだっていきます。
　その途中で見た、建物の飾りの像。首をひもで留められているなんて苦しそう〜。

　てくてくてくてくてくてく。30分くらいかけて、山のてっぺんからくさり橋を渡って、ペスト地区に到着〜。
　くさり橋の真正面にあるのが、フォーシーズンズホテルです。由緒ある建物をそのまま使っていて、とてもクラシックなところらしい。
　ツアーのメンバーで、ここにお茶しにいった人たちがいました。すっごくすてき、だそうです。

　わたしのホテルは、橋を渡って右に折れたところにある、このソフィテルホテルです。

　そのななめ前にはインターコンチネンタルホテルと、毎朝見上げていた銅像のおじさま。
　やはり、高級ホテル村のこのあたりと、さっきのモスクワ広場とは、雰囲気が全然違います。このあたり、観光客と通勤の人しかいない（笑）。

　いつも朝に見ていたから逆光になっていたけれど、夕方見ると、顔がはっきり見えるんですね。

　ここ数日でとてもきれいに咲いたパンジー。

　このあとは、ブダペスト最後のお食事。
　民族舞踊を見ながら、晩ごはんでーす。

この旅行記へのコメント （4）

• ヴォルさん 2009/05/30 23:12:35

  こ、こわい…(;^_^A

  マジパン、シシィ怖いですね(苦笑)
  でも、ちゃんとマーチャーシュ教会での戴冠式に着用した
  ドレスを着ているあたりにこだわりを感じます(^^)

  ゆきさん からの返信 2009/05/31 11:30:37

  RE: こ、こわい…(;^_^A

  　こんにちは〜。
  
  > マジパン、シシィ怖いですね(苦笑)
  > でも、ちゃんとマーチャーシュ教会での戴冠式に着用した
  > ドレスを着ているあたりにこだわりを感じます(^^)
  
  　そうなんですよ。まだ明るいうちに行ったからいいものの、夜にはいって、あれがぼーっと照明をあびて光っていたら、腰をぬかしたかも。
  　入り口の近くに、どーんと立ってるんですよね〜。
  　うーん、あのドレスは一応、こだわりなのか‥‥なら、わざわざトイレの看板おばさんにしなくても‥‥
  
  　まあ、いま思えば100円でお化け屋敷にはいれた（笑）と思えば、なかなかナイスなスポットだったかもしれません。ブダの丘で５時を過ぎて、どこもここも閉まったら、ヒマつぶしに寄るのにいい場所‥‥かもしれない。

• sate8さん 2009/05/23 22:44:35

  ゆきさん、こんばんは。

  コメントへのお返事ありがとうございました。
  
  そうそう、ヨーカイさんです。
  
  さて、この旅行記の表紙になっている、エリザベート様。
  蝋人形かと思ったら、マジパンだったんですね。
  
  それも、トイレの入り口のすぐ横なんて、、、。
  
  マジパンで作ったブダ・ペストの名所の建物が作られているなんて、
  楽しそうですね。

  ゆきさん からの返信 2009/05/24 13:38:58

  RE: ゆきさん、こんばんは。

  こんにちは〜。
  
  > さて、この旅行記の表紙になっている、エリザベート様。
  > 蝋人形かと思ったら、マジパンだったんですね。
  > それも、トイレの入り口のすぐ横なんて、、、。
  
  　蝋人形のようにてかてかしていないので、質感は粘土細工のように見えました。
  　いちばん雰囲気があっていたのは、ディズニーキャラかも（笑）。
  　シシィがおトイレおばさんになっているので、本当にハンガリーで人気があるのだろうか、と考えてしまいました。ハプスブルク家へのいやがらせだろうか〜。
  　わざわざ行くほどでもないと思いますが、遅い時間まで開いているので、ヒマつぶしにはいいかもしれません。
  　ブダの丘には、ほかにもいろいろ小さい博物館があるようなので、次回はそんなところも行ってみたいです。