2009/05/04 - 2009/05/05
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ねりねり(nemo-lin)さん
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4日目は朝も早よから、次の目的地フエへ移動。2つめの世界遺産に訪問です。いろいろ迷ったのですが、GWに無理やり休みをくっつけての旅でしたので、無難に「2泊3日のフエ・ホイアン・ツアー」というのに申し込みまして、それにハノイとホーチミンからの航空券を付けて移動を成立させました。つまり旅のパーツとしてこの部分だけツアーを利用したのでした。
ということなので、フエ空港までは自力で移動し、そこでガイドさんと待ち合わせをし、2泊3日お世話になるということです。
申し込み時点どころか空港でガイドさんとお会いするまでは、おそらくどこかのツアーの日本人団体客と合流してバスで一緒に移動しながら観光して行くんだろうなあ、と思っていたのですが、何と、ガイドさん+ドライバーさんのお二人を丸々専属で付けていただき、セダンでずっと移動という贅沢な内容だったのでした。(想定外!)
【★印がこの記事の該当日でーす♪】
5月
1日 成田出発、ハノイ泊
2日 ハノイ (ハノイ泊)
3日 ハロン湾(ハノイ泊)
★4日 フエ (フエ泊)
5日 ダナン、ホイアン(ホイアン泊)
6日 ミーソン遺跡(ホーチミン泊)
7日 ホーチミン、深夜出発
8日 朝、成田着
【 この日の日程 】
5:15 ホテル出発、ハノイの空港へ
7:10 国内線でフエ空港へ(ベトナム・エアライン)
8:20 フエに到着。
2泊3日で、ガイドさんをお願いしていたので、
空港でお迎えに来たガイドさんとご対面。
午前中 世界遺産物件1 王宮見学、無形世界遺産である宮廷音楽も鑑賞
世界遺産物件2 ティエン・ムー寺、フォーン川のボート・クルーズ
昼 ランチ ベトナム料理
午後 世界遺産物件3 ミンマン帝廟、世界遺産物件4 カイディン帝廟
16時頃 ホテルで休憩 ジャグジー利用♪
18時 フエの宮廷料理の夕べ
20時 好き勝手にフエの町をぶらつき、カフェで一杯ひっかける
フエの町では、日本人はたまーに見かけましたが、夜にカフェで一杯ひっかけてるのは西洋人ばかりでした。
そんな我々も夕食後、カフェで一杯ひっかけたものの、朝早かったので夜電池が切れるのも早くて、ネット接続しながら寝ちゃいました・・・。
翌日はダナン&ホイアンです。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 航空会社
- JAL
PR
-
8時半:
フエ空港の外観。ここで2泊3日お世話になるガイドのグェンさんと待ち合わせ。日本語が話せる、思慮深いかたでした。ドライバーはロックさん。英語は片言ですが、一生懸命配慮くださり、とっても気持ちよい3日間となりました。
当初、どこぞの日本人団体ツアーに混ぜられて、一緒に移動だと思っていたので、専用のガイドさんにドライバーさん、そして綺麗なセダンが用意されていたことにビックリ! -
ガイドのグエンさん。
-
9時過ぎには1件目の世界遺産物件「フエの王宮」に早くも到着です。フエは早朝に雨が降ったとかで、ちょっとどんよりした雲が残っているところから観光スタートです。
この王宮、立派なんですが、ここはベトナム中部。ベトナム戦争時代、南北両軍の最前線。王宮も戦場となり、結構壊されちゃっているというから、もったいないお話です。日本でも名古屋城が燃えちゃいましたね。
そんな、負の遺産的意味合いで、ここは世界遺産になったと私は感じています。 -
左上: 王宮のお堀。朝なので睡蓮の花が綺麗に咲いていました。
左下: 王宮自体は、中国の文化の影響が色濃く、ミニ紫禁城とも言われているほどだとか。因みにこれは復元物だそうです。
右: 王宮の回廊 -
左: 王宮内部。
ベトナム戦争時代の銃や銃剣の痕がそのまま残っていました。米軍のものだそうです。
右上: 宮中庭の白い睡蓮。綺麗♪
右下: 足の長い狛犬。 -
ここには、ベトナム戦争までは立派な宮殿が残っていたのに、今では城壁があるにはあるが、、、
-
ここが王様の住まいでした。
と、言われても、今は昔。敷地と瓦礫の残りがあるだけ。
やっぱり負の遺産ですよね。 -
そんな中、敷地内にある、こちらの図書館だったという建物。
ちょっと目を見張りました。 -
屋根の部分をアップ!
何やらモザイク調なデザインなのがおわかりになりますか?うーん、でもちょっとまだわかり辛いと思います。
もっとアップにしちゃいましょう↓ -
奇抜とも思えますが、陶器やワインボトルなどが、外壁にふんだんに使われているのですよ。
ある意味、小洒落ていると思えてしまうんです。 -
王宮では、無形の世界遺産であるフエの民族舞踊も鑑賞しました。
-
日本の獅子舞のような踊りもありました。エグい舞だなー、と思っていたら子供が生まれる落ちだったので、やはりソノ行為を表現していたらしく・・・。なるほど。
それから韓国の舞にも似たような扇の群舞があったり、アジア同士、いろんなところが色々似ていたりして、そこが面白いですね。 -
王宮を出て、次の観光物件へ移動の途中、ちょうど学生さんの帰る時間帯(この日は午前で終わりだったようで)に遭遇。
噂の女子高校生の制服、白いアオザイ・ガールがたくさん通りまして、旦那ドンは一気にヒートアップ!
でもこちらは車の中だし、おもむろに撮影するのも気が引けますし、でもちょっとは写真に収めたいし、人を撮影するのって、難しいですね。 -
次の物件は、ティエン・ムー寺。
1601年建立というから、古いですねえ。
七重の塔があります。
ガイドさんのおかげで、お寺の出来た由来とか、ベトナム戦争中にこのお寺の住職さんが抗議のために焼身自殺を図ったこととか、様々なお話を伺うことができました。
住職さんが抗議のためにホーチミンまで移動した際に使用した車や、その事件の際の写真パネルが飾ってありましたが、ちょっと写真におさめる心境にならず、お祈りをしてその場を去りました。 -
お寺を参拝した後は、目の前にある船着場から、フォーン川のボート・クルーズ。
ドラゴンの装飾がされた船でしばし川からの景色を堪能します。
これまた、ニモりん夫婦とガイドさんの3名の貸切で出発してビックリした〜。
船からは水上生活者の住まいが見えたり(左下)、対照的に王宮の船着場があったり(右下)します。王様が、この船着場から船に乗り、川の遊覧を楽しまれていたのだとか。
それはいいのですが、気になっていた土産モノの棚は、やっぱり途中でおばさんスタッフによる物売り押し付けタイムがありました。
でも「ごめんね〜。何も買わないわよー。良いお客さんじゃなくて本当にごめんね〜」と言い続けて、最後は無視。
お願いだから景色を堪能させてくださいな。
ガイドさんは苦笑。我々のようにスレたお客さんだと、扱いに困るでしょうね。でも買いたくないものは買いたくないの!! -
ボート・クルーズを終えると、そこには陸を移動していた我々のドライバーさんがお出迎え。そこからすぐのレストランでランチです。朝早かったし、ほとんどろくなものを食べていなかったので、お腹がぺこぺこです。
さて、利用したお店は、夜に一杯ひっかけてもいいなー、とガイドブックでマークしていたベトナム料理のお店でした。
ここの店員さんや店のおやじさんまでも、我がドンちゃんに大受け、かぶりつき。次々に店の女の子がやって来てはドンちゃんさわりまくり。実はゴンちゃんもベトナムに連れてきていたので、2匹をしばらく預けて遊んでもらいました。
このお店はホテルからも近かったので、夜もぶらぶらして店の前を通ったら、またこの店員さんたちが呼び子さんとして店の前に立ってまして、またまたしばしパンちゃんで盛り上がり。Eメールアドレスを教えてもらったので、この旅行記を教えてあげようと思います。 -
お食事は、お腹がすいていたこともあり、完食です!
-
お蔭様でお腹は一杯!やっぱり満腹になるって、幸せですねえ。
-
午後の訪問先は、フエ市街からちょっと離れた帝廟めぐりです。巡りと言っても訪問先は2つでしたけど。
先ずは2代目の王様の「ミンマン帝廟」。
ボートだと結局最後は10分以上歩くらしいです。ちょっと山の中なので、車ですぐ近くまで行けるのはありがたいです。今回、思いがけず専属ドライバーさんがいるツアーになってよかった! -
因みに、時間帯のせいかどうか知りませんが、か・・観光客がですね、本当に数人なんです!!ほぼ貸切状態です。
ちょっと離れているから、あまり無理に来る人はいないのかしら。
廟は2代目の王様ということで、まだまだ権力もある頃ですから、それは素晴らしい造りでした。 -
ミンマン帝廟は実に山奥で、周囲の民家(農家)の家畜なんでしょうか、アヒルさんが敷地のすぐ隣に、集団で歩いていました。
今、私の視界に入る人の数より、アヒルさんの数のほうが多いな。 -
ミンマン帝廟の後は、12代王様の「カイディン帝廟」へ移動します。
途中、稲作畑(田んぼ)で働いている地元のかたがたを見かけました。 -
さてー。
こちらカイディン帝廟です。この頃には既にフランスによる統治が行われており、いわば王様は傀儡政権。お金も自由になったのかどうか。
中はどうなのかな?なんて思っていたのですが(あとで続く) -
こちらは、後でわかるのですが見ごたえがある帝廟ということもあり、先ほどよりは観光客がいますね。
-
兵馬俑などもあり、中国の影響が色濃いなー、と思えば、そのすぐ後ろの塔はヒンドゥー教の塔のデザインだったり、フランス式の建物様式が取り入れられたり、と、当時の時代背景も絡んで、面白い特徴ある帝廟です。
因みに、この山の向こうはラオスだといいます。 -
ところで、この兵馬俑。
人がいるのがおわかりになりますか?
それでは、アップにしてみましょう↓ -
こら!
失礼な西洋BOYめ。
世界遺産にまたがるなーーー。 -
兵馬俑は、王様のお墓を守っているので、廟の左右にあるわけです。
で、先ほどの兵馬俑と反対側を見ますと・・・
あれ? -
君はどうやら、あの西洋BOYの妹なのかーーー???
あなたたち、これはオモチャじゃないのよー。
お母さんはどこかな?って探したら、近くにいて笑ってますよ。もう! -
と、やや西洋の兄妹に立腹しながら進みます。
今度は階段の両側に、獅子舞のような、カンボジアのナーガ(蛇をかたどったレリーフ)のようなデザインの手すりがあります。
そして、この獅子のお目目に注目ですぞよ。 -
このお目目は、ワイン・ボトルの底の部分を利用しているんですって!驚き。
このあたりがフランス統治時代だなあ、と思えますね。 -
ということで、やってまいりました。いよいよ廟のある建物です。
この内装、とても綺麗なんですよ。 -
先ずは祭壇をご覧くだされ。
ここもモザイク柄で飾られております。
全体的に綺麗!派手!でも素敵!
そうそう、ここが撮影禁止かどうか、気になったので最初にガイドさんに確認しましたが、大丈夫と言われたので撮影した次第です。本当のところはどうなのですか? -
綺麗ですねえ。
陶器やガラスがちりばめられております。 -
中でも私が一番気に入ったのが四季を表現したこの一角です。描かれてる絵も素敵なんですが、これまた感激したことが。
春の図(写真右)は梅が描かれていまして、枝の部分は、ビール瓶が使われているのだとか。で、何が驚きかと申しますと、このビール瓶!!
NIPPON BEER と読める刻印部分が発見され、日本から輸入したビールの瓶を使って作製されていることが判明したのだそうです。
100年くらい前の、文明開化したての頃の日本のビール瓶。ここベトナムで廟を飾る材料となり、現在に至っているなんて。それが後から(いつなんでしょうかね、具体的には)判明したそうで。何だか、ロマンを感じるわー。
私はこの梅の木の前でしばし立ち止まり、ずうっと見入ってしまいましたよ。これは世界遺産登録されたのがわかるわー。 -
これで、フエの観光はおしまい。
夕方、ホテルにチェックインして、とにかく蒸し暑くて汗をたくさんかいてしまったのでサッパリしたいと思い、ホテルにあるジャグジーを利用しました。
ホテルは川沿いにある大型ホテル。 -
ホテル内の敷地からフォーン川を眺めるドンちゃん。
部屋もリバービュー・ルームを選べますが、我々はホテルに戻るのは夜だろうから、一番スタンダードな部屋でリクエストしましたため、ガーデンビュー。でもちょっとだけ川も見えるし、十分でしたよ。 -
ジャグジーにはカメラを持って行かなかったので、ポスターの前で記念に。
他に誰も使ってなくて、私たちが入ったときだけ、バブルを稼動させてました。アロマの香りがただよい清潔でしたよ。
ジャグジーだけだと一人US$12.−。
マッサージもありましたが、私たちは、シャワーブースでシャンプーと体を洗って、とにかくジャグジーでゆったりしてで十分でした。部屋付けは出来ませんので、現金を持参してくださいね。 -
ホテルの室内の様子です。
リバービューではないと、暗いとか、蒸し暑いという事前の噂を耳にしましたが、そんなことなかったですよ。プールに面した部屋で、ちょっとは川も見えるし、一泊しかしないし、翌朝はすぐチェックアウトだし、Wi-Fiの電波は良好だし。ということで、十分なお部屋で大満足。ここでお金を無駄に使わずしてよかったな、というのが我々の結論です。 -
ということで、ひとっ風呂浴びて(ジャグジーだけど)サッパリした後は、夕食です。
フエの宮廷料理レストランとして有名なお店に連れて行ってもらいました。
左上: 宮廷なので、王様とお妃様が座るテーブルなんかもあります。レンタル衣装で撮影も出来るらしいです。仮装している人、いました。
今回、ランチもそうですが、2泊3日のツアーを通して嬉しかったのは、他の団体さんはおらず、しかもカップルシートのように静かなテーブルにしてもらえたことですね。 -
料理は、宮廷料理ですから、王様が見て喜ばれるような派手な演出があります。フエ料理、面白ーーい。
私たちのテーブル付けのボーイさんが、ガイドブックにこのお店が載っていて、そのページを指指しながら会話している我々に興味津々。
どうやら、自分の勤めているお店が紹介されいるらしいと知り、嬉しいようです。わざわざお店のパンフレットと名刺を持ってきてくれました。
ところで、我々、普段日本にいるときより、明らかに食べてるなーーー。ダイエッターなのに、マズイです。 -
そして、ホテルに送ってもらってこの日のツアーは解散。
まだまだ夜は早いので、今日もまた私たちは夜のお散歩。ランチをとったお店の前で店員さんたちと盛り上がったあとは、ツアー代理店も兼ねているという噂のカフェまでテクテクテクテク。たくさん食べたから少しカロリーを消費しないとね。
そして入ったお店はマンダリン・カフェ。オーナーのオヤジさんの写真の腕がすごくって、美しい写真がところ狭しと飾られています。ある西洋人が気に入った写真があったらしく、私が感心して別の写真を見てたら、肩をつんつん叩かれて「ねえ、こっちのこの写真、美しいよねえ?」と誰かと共有したかったらしく話しかけられました。「4つの船が四葉ノクローバーのように並んでいて、船が重なる部分にそれぞれおばあちゃんがチョコンと座って4人で笑って話している」という風景だったんですが、まるで船が蓮の花のようにも見えるし、とても美しい写真でした。「まるで蓮の花のようにも見えますね」と答えると、彼はとても嬉しそうでした。
面白いカフェです。私は飲めないけど、ノンアルコールでこの空気を楽しみました。 -
朝4時起きでは21時過ぎには電池が切れちゃいました。ネットをもっとやりたかったけど、まったく歯が立たず断念!
翌朝はおかげで6時には目が覚め、美味しい朝食をいただきます。ところで、毎朝、フォーを食べてるなあ。
朝食会場は川沿いのレストラン。日本人、まったく見かけませんでした。皆、どこにいるのかなー?
ということで、フエの滞在もあっという間に終わり。
8時半にはガイドさんがお迎えに来て、ダナン&ホイアンへ向けて出発です。
本当はもう1泊して、今回行けなかった世界遺産「フォンニャ洞窟」も訪問したかったなあ。残念!
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この旅行記へのコメント (2)
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- 一歩人さん 2009/05/16 15:48:01
- ねえ、中国っぽくない!?
- ねりねりさんへ
なにか、中国王朝っぽくない。
知識不足の一歩人です。
いいですねええ。民族王朝。
ありがとうございました。
失礼しま〜す。
- ねりねり(nemo-lin)さん からの返信 2009/05/17 01:48:54
- 一歩人さまへ
- ベトナムは小さな中国ぽい文化でありますし、そこにフランスだの5年間だけ日本だの、いろんな影響を受けていて、面白い国です。
基本的に仏教国のため、やはり中国っぽい印象がありますかね。
中部ベトナムはまた行きたいエリアです。
ねりねり。
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