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お猿さんを見た後、五色の湯旅館へ宿泊しました。<br />山奥の静かな一軒家で、素朴な旅館です。<br />お風呂は源泉かけ流しで、季節や外気の温度により、五色に変わる不思議な温泉です。<br />今回は、夕方は薄緑白色、朝は白色をしていました。<br />温泉の金属の成分が、温度に反応するそうです。<br /><br />温泉は当然すばらしいのですが、何といっても、ここのおじいさんがとてもかわいいのです。<br />現在、89歳。<br />あと2ヶ月で90歳になるのですが、宿泊客想いで、とてもいい笑顔で接してくれます。<br />若い頃には、満州に出兵して、シベリアに抑留された経験の持ち主です。<br /><br />夜、内湯に入っていたら、おじいさんがお風呂に入ってきました。<br />そして、当時の話を昨日の出来事のように話してくれました。<br />しゃべっているうちに気分がのってきて、お風呂につかりながら、歌を歌いました。<br />(満州・シベリア時代によく歌った軍歌なのです。<br /> 歌詞の中に、当時の兵隊さんや従軍看護婦さんなどが登場します。<br /> 頭に情景を浮かべながら、聞き入りました。)<br />最近、私の周囲には、戦争の体験をお持ちの方は皆無です。<br />当時の生のお話を伺うだけでも、とても貴重な体験をできました。<br />しかも、湯船の中で。^^<br /><br />宿のチェックアウト後、おじいさんは、両手を振って、笑顔で見送ってくれました。<br />次は、紅葉の季節に行きたいと思いました。<br /><br />

信州高山温泉郷  「五色の湯旅館」

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2009/05/06 - 2009/05/07

20位(同エリア104件中)

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じゃが♪

じゃが♪さん

お猿さんを見た後、五色の湯旅館へ宿泊しました。
山奥の静かな一軒家で、素朴な旅館です。
お風呂は源泉かけ流しで、季節や外気の温度により、五色に変わる不思議な温泉です。
今回は、夕方は薄緑白色、朝は白色をしていました。
温泉の金属の成分が、温度に反応するそうです。

温泉は当然すばらしいのですが、何といっても、ここのおじいさんがとてもかわいいのです。
現在、89歳。
あと2ヶ月で90歳になるのですが、宿泊客想いで、とてもいい笑顔で接してくれます。
若い頃には、満州に出兵して、シベリアに抑留された経験の持ち主です。

夜、内湯に入っていたら、おじいさんがお風呂に入ってきました。
そして、当時の話を昨日の出来事のように話してくれました。
しゃべっているうちに気分がのってきて、お風呂につかりながら、歌を歌いました。
(満州・シベリア時代によく歌った軍歌なのです。
 歌詞の中に、当時の兵隊さんや従軍看護婦さんなどが登場します。
 頭に情景を浮かべながら、聞き入りました。)
最近、私の周囲には、戦争の体験をお持ちの方は皆無です。
当時の生のお話を伺うだけでも、とても貴重な体験をできました。
しかも、湯船の中で。^^

宿のチェックアウト後、おじいさんは、両手を振って、笑顔で見送ってくれました。
次は、紅葉の季節に行きたいと思いました。

同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
1万円 - 3万円
交通手段
自家用車
  • 五色の湯旅館のそば。<br /><br />山の谷間に、川が流れています。<br />この付近は標高が高いため、桜がちょうど咲き始めていました。

    五色の湯旅館のそば。

    山の谷間に、川が流れています。
    この付近は標高が高いため、桜がちょうど咲き始めていました。

  • 芽吹いたばかりの山腹に咲く山桜。<br /><br />まだ、五部咲きくらいです。

    芽吹いたばかりの山腹に咲く山桜。

    まだ、五部咲きくらいです。

  • 五色の湯旅館に到着。<br /><br />たしかに一軒家なのですが、建物は、結構、近代的です。(笑)<br />玄関の前に、きれいな桜が咲いていました。

    五色の湯旅館に到着。

    たしかに一軒家なのですが、建物は、結構、近代的です。(笑)
    玄関の前に、きれいな桜が咲いていました。

  • 五色の湯旅館の玄関。

    五色の湯旅館の玄関。

  • 「沢かにの から揚 ここは 奥しなの」 竹山<br /><br />ここのおじいさんが作成した句です。<br />俳句が大好きで、宿の内外にたくさん書かれています。

    「沢かにの から揚 ここは 奥しなの」 竹山

    ここのおじいさんが作成した句です。
    俳句が大好きで、宿の内外にたくさん書かれています。

  • 受付。<br /><br />秘湯に関する温泉の本がたくさんおいてあります。

    受付。

    秘湯に関する温泉の本がたくさんおいてあります。

  • 部屋。

    部屋。

  • 部屋からみた露天風呂。<br /><br />お食事の前に、これから入ります。

    部屋からみた露天風呂。

    お食事の前に、これから入ります。

  • 露天風呂。  <br /><br />今日は、お客さんが少ないようで、誰もいません。<br />(おかげで好きなように写真を撮影できます。(爆))<br />  <br />お湯は、緑白色でした。<br />空は真っ白な雲に覆われ、かるく小雨が降っていますが、お風呂からはモクモク湯気がでていて、いかにも山奥の温泉という雰囲気です。<br />

    露天風呂。

    今日は、お客さんが少ないようで、誰もいません。
    (おかげで好きなように写真を撮影できます。(爆))
     
    お湯は、緑白色でした。
    空は真っ白な雲に覆われ、かるく小雨が降っていますが、お風呂からはモクモク湯気がでていて、いかにも山奥の温泉という雰囲気です。

  • 温泉の中からの景色。<br /><br />湯加減はちょうどよくて、お湯は柔らかく、体にやさしい感じがします。<br />とても気持ちがいいです。

    温泉の中からの景色。

    湯加減はちょうどよくて、お湯は柔らかく、体にやさしい感じがします。
    とても気持ちがいいです。

  • 露天風呂から、眼前に見える景色。<br /><br />奥から滝の流れがあり、手前の川へ注がれています。<br />露天風呂の縁石に背中をもたれかけて、目をつぶると、滝と川のせせらぎが聞こえてきます。<br />極楽気分。^^

    露天風呂から、眼前に見える景色。

    奥から滝の流れがあり、手前の川へ注がれています。
    露天風呂の縁石に背中をもたれかけて、目をつぶると、滝と川のせせらぎが聞こえてきます。
    極楽気分。^^

  • 滝の左側には、まだ芽吹き始めたばかりの薄茶色の山肌に、桃色の山桜が咲いています。<br /><br />誰もいない露天風呂から、こんな春の山景色を独り占め。<br /><br />泉質は、もちろん抜群!<br /><br />ああ、気持ちがいい。<br />疲れもとれる。<br /><br />なんて贅沢なひとときなのでしょう。^^

    滝の左側には、まだ芽吹き始めたばかりの薄茶色の山肌に、桃色の山桜が咲いています。

    誰もいない露天風呂から、こんな春の山景色を独り占め。

    泉質は、もちろん抜群!

    ああ、気持ちがいい。
    疲れもとれる。

    なんて贅沢なひとときなのでしょう。^^

  • 露天風呂の全景。<br /><br />小さすぎず、大きすぎず、落ち着いてじっくり入るのに、ちょうどいい大きさなのです。<br />しかも、源泉かけ流し。<br />右奥の2本のパイプから、チョロチョロと、熱いお湯が流れ続けています。<br /><br />ちょっとのぼせ気味になったので、奥の石に座り、足だけお湯につかりました。<br />空からは、相変わらず小雨が降っていますが、体はポカポカに温まり、極楽状態です。^^<br /><br />地獄谷のお猿さんたちも、こんな心地よい気分で温泉につかっていたのでしょう。

    露天風呂の全景。

    小さすぎず、大きすぎず、落ち着いてじっくり入るのに、ちょうどいい大きさなのです。
    しかも、源泉かけ流し。
    右奥の2本のパイプから、チョロチョロと、熱いお湯が流れ続けています。

    ちょっとのぼせ気味になったので、奥の石に座り、足だけお湯につかりました。
    空からは、相変わらず小雨が降っていますが、体はポカポカに温まり、極楽状態です。^^

    地獄谷のお猿さんたちも、こんな心地よい気分で温泉につかっていたのでしょう。

  • 夕食。<br /><br />まずは、ビールで乾杯します。<br /><br />ウーン。 美味い!<br /><br />風呂あがりのビールは、なんて美味しいのでしょう。

    夕食。

    まずは、ビールで乾杯します。

    ウーン。 美味い!

    風呂あがりのビールは、なんて美味しいのでしょう。

  • ここの名物「沢かにのから揚げ」が、一番上にあります。<br /><br />おじいさんが、秘密の場所で、捕まえてくるのです。<br /><br />でも、以前ここにきたときは、2匹いたような気がするのですが、、。<br /><br />後で聞いたのですが、最近は、沢かにの数がめっきり減り、足りない時は、近くの知人から購入するそうです。<br />

    ここの名物「沢かにのから揚げ」が、一番上にあります。

    おじいさんが、秘密の場所で、捕まえてくるのです。

    でも、以前ここにきたときは、2匹いたような気がするのですが、、。

    後で聞いたのですが、最近は、沢かにの数がめっきり減り、足りない時は、近くの知人から購入するそうです。

  • 岩魚の塩焼きと、煮物。

    岩魚の塩焼きと、煮物。

  • 山菜とリンゴの天ぷら。<br /><br />リンゴはこの地方の特産物。<br />山菜は、なんと、おじいさんが山へ行って採ってきたものなのです。<br />サクサクして、ほのかに葉っぱのほろ苦味い、素朴な味です。<br />特に美味しいというものではないのですが、これらを食べると、「ここは山奥の信濃なんだぞ」という、日本昔話しの世界にきたような不思議な気分に浸れます。<br /><br />当然、ビールが進みます。^^

    山菜とリンゴの天ぷら。

    リンゴはこの地方の特産物。
    山菜は、なんと、おじいさんが山へ行って採ってきたものなのです。
    サクサクして、ほのかに葉っぱのほろ苦味い、素朴な味です。
    特に美味しいというものではないのですが、これらを食べると、「ここは山奥の信濃なんだぞ」という、日本昔話しの世界にきたような不思議な気分に浸れます。

    当然、ビールが進みます。^^

  • 信州名物「おやき」。<br /><br />中には、野菜、山菜、野沢菜などが入っています。

    信州名物「おやき」。

    中には、野菜、山菜、野沢菜などが入っています。

  • 釜飯と味噌汁。<br /><br />うーん。<br />決して豪華なメニューではないのですが、信州の地方名物尽くしで、大満足。^^

    釜飯と味噌汁。

    うーん。
    決して豪華なメニューではないのですが、信州の地方名物尽くしで、大満足。^^

  • 夕食を食べたら、ちょっと一休みして、露天風呂へ入ります。<br /><br />誰もいません。<br />本当にお客さんが少ないです。^^;

    夕食を食べたら、ちょっと一休みして、露天風呂へ入ります。

    誰もいません。
    本当にお客さんが少ないです。^^;

  • 夜の露天風呂。<br /><br />雨は止んでいました。<br />周囲は真っ暗で、川のせせらぎだけが聞こえてきます。<br /><br />こんな夜のお風呂につかります。<br /><br />気持ちがいい。

    夜の露天風呂。

    雨は止んでいました。
    周囲は真っ暗で、川のせせらぎだけが聞こえてきます。

    こんな夜のお風呂につかります。

    気持ちがいい。

  • 露天風呂の脱衣場。<br /><br />必要最低限の物置き場が設置してあります。

    露天風呂の脱衣場。

    必要最低限の物置き場が設置してあります。

  • 内湯へ行きます。

    内湯へ行きます。

  • 有名人の色紙や、様々な表彰状などが、額に入れてかざってあります。<br />よくみると、「厚生大臣 渡辺恒三」の表彰状が。。

    有名人の色紙や、様々な表彰状などが、額に入れてかざってあります。
    よくみると、「厚生大臣 渡辺恒三」の表彰状が。。

  • 家族風呂の入り口。<br /><br />小さなお風呂があります。<br />お湯が熱すぎて入れませんでした。

    家族風呂の入り口。

    小さなお風呂があります。
    お湯が熱すぎて入れませんでした。

  • 男風呂。<br /><br />ここに入ります。<br /><br />ちなみに、内湯は家族風呂が二つ、男湯・女湯が一つずつあります。<br />でも、誰も入っていませんでした。<br />2、3組、他のお客さんがいるはずなのですが、本当にいるのでしょうか。。(汗)

    男風呂。

    ここに入ります。

    ちなみに、内湯は家族風呂が二つ、男湯・女湯が一つずつあります。
    でも、誰も入っていませんでした。
    2、3組、他のお客さんがいるはずなのですが、本当にいるのでしょうか。。(汗)

  • 内湯。

    内湯。

  • お風呂はヒノキ作りで、お湯は深緑色。<br />露天風呂に入った時は、緑白色だったので、ちょっと色が変わりました。<br /><br /><br />中央に見えるのが、源泉口。<br />ピンク色のコップが、源泉を飲んでくださいと言わんばかりに置いてあります。<br />もちろん、飲みますよー!<br />口にしたところ、ちょっぴり硫黄の味がして、体によさそうな成分が、体中にしみわたってきました。<br />うーん、快感。<br /><br />内湯に肩までつかります。<br />気持ちいー。<br /><br />しかも、こんな素敵なお風呂を独り占め。<br /><br />なんて快適なのでしょう。^^<br /><br />

    お風呂はヒノキ作りで、お湯は深緑色。
    露天風呂に入った時は、緑白色だったので、ちょっと色が変わりました。


    中央に見えるのが、源泉口。
    ピンク色のコップが、源泉を飲んでくださいと言わんばかりに置いてあります。
    もちろん、飲みますよー!
    口にしたところ、ちょっぴり硫黄の味がして、体によさそうな成分が、体中にしみわたってきました。
    うーん、快感。

    内湯に肩までつかります。
    気持ちいー。

    しかも、こんな素敵なお風呂を独り占め。

    なんて快適なのでしょう。^^

  • このとき、誰かが、男風呂の扉を開けて、入ってきました。<br />お風呂の独り占めもこれまでかと、あきらめます。<br /><br />でも、はいってきた人をみてびっくり!<br />なんと、ここのおじいさんではないですか!!<br /><br />かなりテンションがアップしました。(爆)<br /><br />

    このとき、誰かが、男風呂の扉を開けて、入ってきました。
    お風呂の独り占めもこれまでかと、あきらめます。

    でも、はいってきた人をみてびっくり!
    なんと、ここのおじいさんではないですか!!

    かなりテンションがアップしました。(爆)

  • 「こんばんはー。」<br />「こんばんはー。」<br />挨拶を交わします。<br /><br />前回、この旅館に宿泊したときに知ったのですが、このおじいさんは、妻の亡祖父と同じ年で、同じ東京中野出身、しかも中野から同じように満州へ出兵して、シベリアで抑留された経験の持ち主です。<br /><br />今回も、同様にこの話をします。<br />すると、おじいさんは目を輝かせ、”中野の部隊はどこですか?私は○○部隊です。”、”満州のどこへ行きましたか?”、”シベリアではどこの場所へ連行されましたか?”、など、まるで昨日の出来事のように、聞かれました。<br />しかし、私たちは詳細を知らないので、残念ながら答えられません。<br /><br />おじいさんは、寂しそうな顔をしました。<br />でも、すぐ当時の話を語り出してくれました。<br /><br /><br />

    「こんばんはー。」
    「こんばんはー。」
    挨拶を交わします。

    前回、この旅館に宿泊したときに知ったのですが、このおじいさんは、妻の亡祖父と同じ年で、同じ東京中野出身、しかも中野から同じように満州へ出兵して、シベリアで抑留された経験の持ち主です。

    今回も、同様にこの話をします。
    すると、おじいさんは目を輝かせ、”中野の部隊はどこですか?私は○○部隊です。”、”満州のどこへ行きましたか?”、”シベリアではどこの場所へ連行されましたか?”、など、まるで昨日の出来事のように、聞かれました。
    しかし、私たちは詳細を知らないので、残念ながら答えられません。

    おじいさんは、寂しそうな顔をしました。
    でも、すぐ当時の話を語り出してくれました。


  • お湯につかりながら、当時のいろいろな話が進みます。<br /><br />その中の一つ。<br />ウラジオストックの駅のそばで、旧日本兵捕虜の検閲があったときのこと。<br />駅のそばの建物で、ソ連兵に銃弾の装填されたライフルを突き付けられ、部隊の情報を質問されます。<br />兵の身分や職務内容によって、シベリア鉄道を建設するどこかの収容所や、特別収容所など、今後の収容先が決められます。<br />自分の運命がこの検閲で決められるため、非常に怖かったそうです。<br />おじいさん曰く、たまたま、自分の出身大学”慶応大学”出の将校の先輩がいて、その方の口添えで、比較的、楽な収容先に決定されたそうです。<br />このときほど、”慶応大学”出身で良かったと思ったことはないと喜んだとのことです。<br />楽といっても、シベリア鉄道を建設する収容所の一つで、冬は非常に寒く、かなりの極悪環境です。<br /><br />検閲後、別室で、旧日本軍の従軍看護婦による健康診査を受けました。<br />まだ若い女性の胸ポケットには、小瓶に入れられた青酸カリが入っています。<br />話を聞くと、もしものとき、すぐ死ねるように、用意しているとのこと。<br />そして看護婦さんは、捕虜たちに、”これからの日本を支えるために、がんばって生きてください。”と、伝えたそうです。<br />おじいさんは、(と言っても、当時は25,6才らいですが、、)、言葉が胸にしみて、目に涙が浮かんだそうです。<br />そして検閲所からでると、看護婦さんたちが、笑顔で両手をふっています。<br />道は結構長いのですが、曲がり角で見えなくなるまで、ずっと笑顔で両手を振っています。<br />その後、看護婦さんたちの消息は、全くわからないそうです。。<br /><br /><br />そういえば、この旅館に泊まると、帰りに、おじいさんは、笑顔で、お客さんが見えなくなるまで両手を振ってくれます。<br />このときの体験を、私たちに伝えてくれているかもしれません。<br /><br /><br /><br />

    お湯につかりながら、当時のいろいろな話が進みます。

    その中の一つ。
    ウラジオストックの駅のそばで、旧日本兵捕虜の検閲があったときのこと。
    駅のそばの建物で、ソ連兵に銃弾の装填されたライフルを突き付けられ、部隊の情報を質問されます。
    兵の身分や職務内容によって、シベリア鉄道を建設するどこかの収容所や、特別収容所など、今後の収容先が決められます。
    自分の運命がこの検閲で決められるため、非常に怖かったそうです。
    おじいさん曰く、たまたま、自分の出身大学”慶応大学”出の将校の先輩がいて、その方の口添えで、比較的、楽な収容先に決定されたそうです。
    このときほど、”慶応大学”出身で良かったと思ったことはないと喜んだとのことです。
    楽といっても、シベリア鉄道を建設する収容所の一つで、冬は非常に寒く、かなりの極悪環境です。

    検閲後、別室で、旧日本軍の従軍看護婦による健康診査を受けました。
    まだ若い女性の胸ポケットには、小瓶に入れられた青酸カリが入っています。
    話を聞くと、もしものとき、すぐ死ねるように、用意しているとのこと。
    そして看護婦さんは、捕虜たちに、”これからの日本を支えるために、がんばって生きてください。”と、伝えたそうです。
    おじいさんは、(と言っても、当時は25,6才らいですが、、)、言葉が胸にしみて、目に涙が浮かんだそうです。
    そして検閲所からでると、看護婦さんたちが、笑顔で両手をふっています。
    道は結構長いのですが、曲がり角で見えなくなるまで、ずっと笑顔で両手を振っています。
    その後、看護婦さんたちの消息は、全くわからないそうです。。


    そういえば、この旅館に泊まると、帰りに、おじいさんは、笑顔で、お客さんが見えなくなるまで両手を振ってくれます。
    このときの体験を、私たちに伝えてくれているかもしれません。



  • そして、歌を歌い始めました。<br />満州とシベリアで歌った軍歌だそうです。<br />当然、私は初めて聞きます。<br /><br />歌詞には、当時の地名や、兵隊さんの意気込み、祖国を思う哀愁などが、ありました。<br /><br />毎晩、歌っているそうです。。<br /><br /><br /><br />写真は内湯の天井ですが、中央に一本、くねった梁があります。<br />内湯につかって上を見上げると、天井にどっしりとした重厚感を感じます。<br />聞いたところ、松の木の梁だそうです。<br />この建物を建てるときに、飾り用に一本いれたとのこと。<br />

    そして、歌を歌い始めました。
    満州とシベリアで歌った軍歌だそうです。
    当然、私は初めて聞きます。

    歌詞には、当時の地名や、兵隊さんの意気込み、祖国を思う哀愁などが、ありました。

    毎晩、歌っているそうです。。



    写真は内湯の天井ですが、中央に一本、くねった梁があります。
    内湯につかって上を見上げると、天井にどっしりとした重厚感を感じます。
    聞いたところ、松の木の梁だそうです。
    この建物を建てるときに、飾り用に一本いれたとのこと。

  • この隣は、女性用内湯です。<br />天井でつながっています。<br /><br /><br />せっかくの機会なので、もう少しゆっくりしたかったのですが、さすがに、体が熱くなり、むせてきたので、このあたりでお風呂をでました。<br /><br />久し振りに、日本人がシベリアで捕虜として収容された話を聞いて、胸がぐっとなりました。<br />自分にも、日ごろ、不満・悩みなどを抱えているはずなのですが、ものすごくちっぽけに感じました。<br />

    この隣は、女性用内湯です。
    天井でつながっています。


    せっかくの機会なので、もう少しゆっくりしたかったのですが、さすがに、体が熱くなり、むせてきたので、このあたりでお風呂をでました。

    久し振りに、日本人がシベリアで捕虜として収容された話を聞いて、胸がぐっとなりました。
    自分にも、日ごろ、不満・悩みなどを抱えているはずなのですが、ものすごくちっぽけに感じました。

  • お風呂で一緒に入る写真を撮らなかったので、壁にはってあった写真です。<br />この温泉宿は、たまに雑誌やTVで紹介されますが、その一シーンです。<br />

    お風呂で一緒に入る写真を撮らなかったので、壁にはってあった写真です。
    この温泉宿は、たまに雑誌やTVで紹介されますが、その一シーンです。

  • なぜか、この漫画に目が留まりました。

    なぜか、この漫画に目が留まりました。

  • ロビー。

    ロビー。

  • 朝食。<br /><br />質素ですが、山の幸づくしです。<br />ここの水源がいいからだと思いますが、ご飯の味がとても美味しかったです。

    朝食。

    質素ですが、山の幸づくしです。
    ここの水源がいいからだと思いますが、ご飯の味がとても美味しかったです。

  • 朝の露天風呂。<br /><br />お風呂の色は、真っ白に変わっていました。

    朝の露天風呂。

    お風呂の色は、真っ白に変わっていました。

  • 露天風呂。<br /><br />快適です。^^

    露天風呂。

    快適です。^^

  • 内湯を外からみたところ。

    内湯を外からみたところ。

  • この方が、おじいさんです。<br /><br />五色の湯の前に立ってもらいました。

    この方が、おじいさんです。

    五色の湯の前に立ってもらいました。

  • 自ら作成した俳句と、記念撮影。

    自ら作成した俳句と、記念撮影。

  • 笑顔で両手を振っています。<br /><br />「さよーならー」<br /><br />写真では分かりにくいですが、この笑顔が、ものすごく、かわいいのです。

    笑顔で両手を振っています。

    「さよーならー」

    写真では分かりにくいですが、この笑顔が、ものすごく、かわいいのです。

  • まだ両手を振っています。<br /><br />おじいさんは、すべての宿泊客に対して、このように見送りをしてくれます。<br /><br />おそらく、心の底から、心がこもっているからだと思うのですが、おじいさんに両手を振ってもらうと、本当に気分がよいのです。

    まだ両手を振っています。

    おじいさんは、すべての宿泊客に対して、このように見送りをしてくれます。

    おそらく、心の底から、心がこもっているからだと思うのですが、おじいさんに両手を振ってもらうと、本当に気分がよいのです。

  • おじいさんと旅館は見えなくなりました。<br /><br />信州高山温泉郷の上流の山々は、誰に見られるわけでもなく、ひっそりと、遅い春を迎えています。<br />

    おじいさんと旅館は見えなくなりました。

    信州高山温泉郷の上流の山々は、誰に見られるわけでもなく、ひっそりと、遅い春を迎えています。

  • 高山村のリンゴ畑。

    高山村のリンゴ畑。

  • リンゴの木は、花を咲かせていました。<br /><br />

    リンゴの木は、花を咲かせていました。

  • ここにも遅い春が訪れています。

    ここにも遅い春が訪れています。

  • リンゴの花のつぼみ。

    リンゴの花のつぼみ。

  • リンゴの花。<br /><br />リンゴの花は、葉っぱを広げながら、咲いていました。

    リンゴの花。

    リンゴの花は、葉っぱを広げながら、咲いていました。

  • 桜のような華やかさはありませんが、一輪一輪、しっかり花を咲かせています。

    桜のような華やかさはありませんが、一輪一輪、しっかり花を咲かせています。

  • 高山村のリンゴの花。<br /><br />秋には、立派なリンゴの実に変わるのでしょう。<br /><br /><br /><br />そして、私たちも紅葉の季節に、また訪れたいと思いました。

    高山村のリンゴの花。

    秋には、立派なリンゴの実に変わるのでしょう。



    そして、私たちも紅葉の季節に、また訪れたいと思いました。

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