2009/05/06 - 2009/05/07
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にゃんこ姫さん
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2年前行った犬吠埼(いぬぼうさき)の
景色が良かったので、こんどは宿泊して、
海を眺めながら温泉に浸かって、おいしい魚料理を
堪能しよう!と、思い立ちました。
ところが!
これがとんだ思惑違いに・・・。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 観光バス
PR
-
某県の某駅前を起点としたライナーバスは、
東京駅に到着。
風格のある駅で、これが取り壊されなくて
本当によかった。
でも、あいかわらずの工事中です。
ここで、ほとんどの参加者が乗り込んできます。
列車を使うと乗り換えが多くて大変なので、
送迎バス付きが便利かと思ったのですが、
後から考えると、
これが第一の選択の誤りだった気がします。 -
途中はとばして・・・「銚子マリーナ」へ。
これは、「バーベキュー・ランチ」という
オプションの会場です。
これが第二の選択の誤り!でした。
オプションの案内には、
「まだお席が空いております。」
とあったので、当然席が用意されていて、
出来立てをサーブされるものと(たぶん
参加者全員が)思っていたら、
これがとんでもない内容で・・・! -
バスの運転手が道を間違えて、30分も
遅れて着いたところは、ただの空き地。
しかも、天気は雨模様。
鯉のぼりが飾られていましたが、
これだけ勢いよく泳いでいるということは、
かなりの強風!なのです。
幾つかのベンチがあるほかは、みんな地面に
シートを広げて座り、紙皿に載った焼き物を
食べているという光景が・・・! -
どうやら、市のお祭りイベントだった
らしく、こどもたちの踊りなどが
披露されていました。
バーベキューなるものは、空き地にコンロが
並べられ、地元のフツーの人たちが肉やら魚やらを焼いているという、屋台よりヒドイもの。
我々の到着が遅れて、お昼過ぎになったおかげで、
ほかの団体や地元の人々で、延々と長蛇の列が。
それも、1品ずつ別々に並ばなければならず、
列の整理をする人もいないので、割り込みし放題。
真面目に並んでいると、いつまでたっても
順番が回ってきません。 -
挙げ句の果ては、焼くのが間に合わなくて、
ホタテやイカは生焼け、ソーセージはまったく
冷たいまま、魚は焼いたものを積み上げてあって、
すでに冷たくなっている。
野菜は火が通っていなくてガリガリ・・・
という悲惨なありさまでした。
ホテルへ向かうバスの時間が近づいているのに、
並んでいるだけで、まだ食べてもいない!
仕方なく、1品ゲットしては、次の1品の
ために列に並んでいる間に、立ったまま
食べる羽目に・・・。
雨が降り出して、食べ物の上にかかるし、
風にあおられた他の人の紙皿で、服は
汚されるし、泣きたくなりました。
まともなものがひとつもないのに、
これで1200円だなんて、サギだ!!
これなら、レストランで海を見ながら、
もう少しましな「海鮮丼」くらいは
食べられたのに・・・! -
バーベキュー会場から、バス発着の拠点に
なっている「犬吠埼マリンパーク」にて。
2階のレストランで、コーヒーを飲みながら
ホテルからの迎えを待ちます。
テーブルの上には巨大なしっぽのオブジェが。
マグロでしょうか。 -
同。
これはきっと、ブルーマーリン(カジキ
マグロ)の「くちばし」でしょうね。
(上唇の長く伸びた部分、正確には
なんというのでしょうか?)
これだけの長さがあるということは、
さぞかし大物だったのでしょう。 -
2時に送迎バスが来て、ホテルへ。
チェックインは3時ということで、また
ロビーで待たされます。
無駄な時間が多いこと!
ホテルの前で写真を撮ります。
すぐ前は海で、犬吠埼灯台が望めます。
晴れていたら素晴らしい風景なのでしょうが、
雨がパラついていて、空も海も灰色。
怒濤の荒波です。 -
さすがは、外海に面している犬吠埼です。
「銚子は東の突っぱずれ。」
ですものね。
嵐の海って、見ているぶんには
けっこう好きなのですが。 -
宿泊するホテルです。
-
私たちのお部屋は、5階です。
ホテルの建物は古いのですが、
部屋は改装されているようで、
こぎれいです。 -
部屋の外の廊下に、テーブルとソファが
あって、外の景色が眺められます。
表紙の写真のような景色で、眺めのいい
お部屋です。
いよいよもって、この天気が恨めしい。 -
お風呂は、景色のいい露天風呂や岩風呂など、
なかなかいい温泉でした。
夕食は、こんな感じ。
送迎がついているぶんだけ、食事の
予算が削られたのかな? -
各階ごとに食事どころがあって、
この部屋は2組だけ。
隣のひと組は、時間が違うようでした。
それより、私はなぜか食欲がまったくなくて、
半分くらいは手つかずで残してしまいました。
こんなことは、これまでに例がなく、
たとえ多少の不満があっても、文句を言い
ながらでも一応箸はつけるのですが。
どうも、昼間のバーベキューがよくなかった
ようです。(>_ -
こちらは、朝のご飯です。
豪華ではないけれど、おいしい献立でした。
昨夜、あまり食べられなかったこともあり、
完食。
シジミとあおさのみそ汁が、いいダシで、
気に入りました。 -
中でも、この金目鯛の粕漬けは、
その場で焼いて食べたこともあり、
一番おいしかったかな。 -
翌朝、きょうも空はどんよりして、
時折り小雨がぱらついています。
「日本で一番早い日の出が見られる」
はずだったのに・・・。
クスン・・・。
それでも、早めにチェックアウトして、
灯台のところまで散歩に出ました。
左手の建物が、私たちの泊まった
ホテルです。
このあたりでは、大きいほうでしょ
うか。 -
このへんの地層は非常に古い物で、
白亜紀とか。 -
これは、そのうちのひとつ「砂岩
泥岩互層(さがんでいがんごそう)」と
いう地層です。 -
「犬吠埼灯台」です。
「世界の歴史的灯台100選」にも
選ばれた白亜の塔ですが、やはり曇って
いると、その美しさもいまひとつ。
ちなみに、下のURLは、2年前に訪れた
時の旅行記です。
興味がおありの方は、写真を見比べてみて
ください。
http://4travel.jp/traveler/nyankohime/album/10170014/ -
こんな悪天候の中、灯台に登っている
人影が。
元気というか、物好きというか・・・。 -
これは、何の碑?
達筆で読みにくかったのですが、
「犬吠埼ロカ岬友好記念碑」だそうです。
「海終わり 陸始まる 犬吠埼
風と光と土と水 引き継ぐものは美し・・・」
と、刻んでありました。
銚子は日本の東端、ロカ岬(ポルトガル)は
ヨーロッパの最西端ということで、
友好を結んだのでしょうか。
私も端っこが大好きで(笑)、ロカ岬にも
行ったことがあります。
そこには、やはりこんな碑が建っていて、
カモンエスという詩人の
「ここに地果て、海始まる」という
言葉が(もちろん、あちらの言語で)
彫られています。 -
なんということもない地味な花ですが、
海辺の強風の中で、けなげ・・・。 -
別の一角には、高浜虚子の句碑が。
昭和14年、日本探勝会の吟行で
来訪の際、詠んだ句だそうです。
「犬吠の今宵の朧(おぼろ)待つとせん」。
気をつけて見ると、あちらこちらに
いろいろな記念碑や説明板があって、
面白いのです。 -
灯台近くにある「犬吠埼マリンパーク」。
レストラン、おみやげ店、水族館が
併設されています。 -
「マリンパーク」の建物の前。
こんな像、前にもあったかしら?
この地域が白亜紀の地層ということなので、
恐竜がいた可能性もあるわけですが・・・。
ちょっと不気味。 -
別の角度から見ると、表情が
変わります。
キモ可愛い?
う〜ん、微妙・・・。 -
ホテルを早く出過ぎて、何も
することがない。
ツレは、あまり歩き回りたくなさそうなので、
ひとりで近所をぶらつくことにします。
いかにも浜辺らしい植物を見つけました。
ちょうど若葉の頃なので、爽やかな緑が
目に優しい感じです。 -
歩いて数分の、「銚子電鉄」の「犬吠」
駅へ。 -
駅正面です。
2年前に来た時より、心なしか傷んだ
印象。
こんな天気のせい?
赤字で廃線の危機にある路線だから、
修復の費用がないのでしょうか。
よそながら、心配です。 -
タイミングよく、銚子方面行きの
電車が入ってきました。
乗りたいけれど、ツレが待っているし
ね〜。 -
迷っているうちに、数人のお客を
乗せて、発車して行きました。 -
それでは・・・せめて、銚子名物の
「ぬれ煎餅」でも買って、気持だけ
応援いたしましょうか。
駅舎内で、こんなふうに手焼きで
売っているのです。 -
「焼きたてもありますよ。」
のことばにつられて、お腹もすいて
いないのに、さっそく食べます。
温かいのを食べるのは初めて。
うん、なかなか美味♪
冷めると、しょうゆ味が濃くなります。
私の後に来た若い男性が、たくさん買って
いたのを見て、自分のことのように
嬉しくなってしまいました。
私も、もっと買えばよかったけれど、
身近で、私以外の人は、食べないのですよね。 -
11時半頃、「マリンパーク」水族館に
入館。
「マリンパーク」から、今回のバスの
お客全員に、水族館の招待券をプレゼント
されたのです。
「レストランで食事するか、おみやげ物を
買って下さい。」
との条件つきですが。
これは「ヤイトハタ」。
名前の通り、ハタの仲間です。 -
水槽の魚は、良い写真になりにくいですね。
(単に、私の技術の不足のせい?) -
屋上は「地球が丸く見える」という
展望台です。 -
でも、この天候では、水平線どころか
海と空の区別もつきません。(T_T) -
アマゾンの肉食魚、
「ピラニア」で〜す。
ピラニアにも、いろいろな種類が
あるそうですが。 -
苦手な方には、「キャー!」とか
言われそう?
よく見ると、わりと可愛い顔をしている
のですが。
「メキシコ・サンショウウオ」です。
別名の「アホロートル」か
「ウーパールーパー」のほうが、
なじみがあるかも。 -
こちらは、黒いの。
-
大きなナマズ類です。
全般に、あまり珍しい魚はいないみたい。 -
戸外には、ペンギンのプールが
あります。 -
「フンボルト・ペンギン」。
南極ではなく、南米のペルーやチリに
生息している種類です。 -
一番の呼び物は、「イルカのショー」です。
四角い箱を運ぶイルカ。 -
ジャンプするイルカ。
種類は「バンドウイルカ」です。
近くで見ると、その大きさにびっくり。 -
どこから飛び出すか、わからないので、
シャッター・チャンスがすごく難しい。
ほとんど、運任せです。 -
観客席との間には、水よけにプラスチックの仕切りが
あります。
それでも、盛大なしぶきがかかることも。
たぶん、わざとやっているのだと思います。 -
ショーの終わりには、水面から尾ビレだけ
出して、振ります。 -
イルカもトレーナーの人間も、
「さようなら〜。」 -
観客席の近くまで回ってきます。
-
ショーが終わって、のびのび泳ぐ
イルカたち。 -
「ボクたち、上手にできたでしょ。
ごほうび、ちょうだい。」
と言っているのね。
やっぱり、イルカは可愛い♪
折りにふれて披瀝しているように、
私は、イルカが大好きなのです。
通常、水族館の入館料は、1200円?くらい
するので、無料サービスというのは嬉しい。
というわけで、軽い食事とお買い物で、
ちゃんと借りは返しましたよ〜。 -
帰りのバスは、醤油工場に
立ち寄り。
千葉県は、醤油の製造でも有名で、県内には、
この「ヤ○サ」とか「ヒ○タ」「キ○コ○マ○」
などの工場があります。
ここで、「しょうゆができるまで」の
短いプロモーション映画を見ました。
そのあと、工場見学があるのかと思ったら、
それは時間の関係で省略。 -
工場の敷地内に展示されている、大きな
「仕込桶(しこみおけ)」。
昔、しょうゆの原料の麹(こうじ)と、
食塩水を混ぜたものを入れて、熟成させ
た桶だそうです。
五十石(約9千リットル!)の量が
入るとのことです。
工場訪問の記念に、醤油の卓上瓶を
もらって、このツアーの行程が
全部終わりました。
帰路は、連休明けで心配された渋滞も
少なくて、ほぼスムーズに帰宅することが
できました。
期待はずれのところもあったけれど、
これもまあ、旅のうち。
またの機会もあることでしょう。
ー完ー
なお、2年前に銚子を訪れた時の旅行記のURLは、
下記の通りです。
その時は快晴でしたので、今回とはだいぶ印象が
違います。
http://4travel.jp/traveler/nyankohime/album/10170014/
http://4travel.jp/traveler/nyankohime/album/10170265/
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