
2007/06/21 - 2007/06/24
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EL CLASICOさん
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もう3回目ですのでお気づきかと存じますが、「見仏っとく?」と言いつつ仏像のことについて多くを割けてません。何故って仏像の写真がないから。っちゅうかどこも撮影禁止だから。私も題名とか帯のコメントだけで判断して買ってしまった本がしょうもない内容だったりして後悔することがありますが、この旅行記の題名だけで興味を持ってクリックしたあなた。大変申し訳ございません。がしかし、これも何かの縁。「戻る」をクリックせずにさらっと最後の方まで読み進めていただければ幸いです。
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- カップル・夫婦
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- 新幹線
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- その他
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【伏見稲荷大社】
日本三大稲荷の一つであり、全国の稲荷社の総本宮である伏見稲荷大社。JR京都駅から奈良線で二つ目の駅(稲荷駅)下車してすぐにある。狛犬ならぬ狐が出迎えてくれる。 -
【伏見稲荷大社・千本鳥居?】
稲荷山の山上から麓まで鳥居がいくつもあるらしいのだが、一回り4Kmということで当然却下。観光客としては、昔JR東日本のCM「そうだ、京都行こう」なんかでも出ていた有名な千本鳥居を抜けておもかる石で願い事が出来れば良しである。
写真は千本鳥居へ向かう入口。 -
【伏見稲荷大社・千本鳥居?】
平日&午前中&雨ということで観光客は非常に少ない。早速有名な鳥居を抜けてみよう。
左右に並んでいるのだがどっちを通ればいいんだ? -
【伏見稲荷大社・千本鳥居?】
どっちかから通らなければいけないという作法があるかもしれんが、取り合えず右側の鳥居を通る。 -
【伏見稲荷大社・千本鳥居?(56)】
こ〜んな感じで鳥居は続く訳で。 -
【伏見稲荷大社・千本鳥居?】
結構、いや、かな〜りいい感じな訳で。 -
【伏見稲荷大社・おもかる石】
千本鳥居を抜けると奥社奉拝所があり、その近くに「おもかる石」がある。石灯篭の上の石がおもかる石である。
まずはこの灯篭の上の石を持ち上げて重さを感じる。そして願い事を念じた後に再び石を持ち上げ、最初に持ち上げた時よりも軽く感じたらその願いは成就し、重く感じたら成就し難いという。
まぁ、気の持ちようである。
(後でネットで調べたら上述のやり方ではなかったようだ。正しくは、灯篭の前で自分の願い事の成就可否を念じながら石を持ち上げ、その時に感じた重さが予想していたよりも軽ければ成就し、重たければ成就し難いのだそうだ。)
まぁ、最初の予想次第である。 -
【伏見稲荷大社・千本鳥居?】
奥社奉拝所からさらに上に進むことが出来、進んでいけば稲荷山を登ることとなるのだが、私たちは西芳寺(苔寺)へ行かなければならないのでUターンで千本鳥居へ。行きは向かって右の鳥居を通ったので帰りはこれまた向かって右側の鳥居を進む。 -
【西芳寺(苔寺)総門】
あれは、何年前だっただろうか。結構昔のJR東海のCMでここの苔がテレビに映し出された時からいつかは行ってみたいと思っていた場所が西芳寺、通称苔寺である。
しかし、ここは完全予約制でふらっと立ち寄っても拝観できない。しかもネットや電話での予約は受け付けておらず往復葉書で申し込むのだ。面倒くせぇ。スーパー面倒くせぇけどこれやっとかないと行ったはいいが、近くの華厳寺(鈴虫寺)で茶を濁すことになる。 -
【西芳寺(苔寺)本堂】
パンフによれば、西芳寺は聖徳太子が創業し、行基が開山、1339年に夢窓疎石を招いて再建した寺とのこと。また、足利義政が銀閣寺を造るにあたって西芳寺の庭を手本にしたとかしないとか。
門を潜り受付(拝観料3,000円。高くないっすか?)を済ますと本堂に案内される。ちなみにここの受付のおばちゃんの一人は異常に愛想が悪い。 -
【西芳寺(苔寺)写経】
通された部屋っつーか広間っつーかだだっ広い座敷に長机と座布団が置かれ、机の上には半紙と硯と毛筆が並んでいる訳であります。そう、すぐに苔の見物には行かせてもらえない仕組みとなっている。「写経」である。何故写経をしなければならないのか不明だが、恐らくお寺さん側からすればメインが写経で庭園拝観がオマケということだろう。
んで、全員が集まったところでお坊さんが何やら語り(有難い話しだったか、注意事項だったか、語った内容は忘れた)、写真の般若心経を皆で声を出して読み、写経に入る。
写経っつーのはアレでしょ?心を落ち着かせて、雑念を振り払い、無の境地で仏さんのありがたいお言葉を一字一字書き写すことに意味があるんでしょ?
すっとこどっこい、いや、ところがどっこい、こちとら苔を観る事がメインで、しかも写経する時間も含めて2時間ちょいで寺から出なきゃなんないんだから落ち着いて写経してる場合じゃないっつーの。しかも周りの参加者が書き終えてちらほら立ち上がるのが目に入るもんだから、焦って最後の方は字体がなんちゃって行書体になること必至だ。
そして、写し終えた半紙を奉納する前に願い事を書く欄があり、「世界平和」とか「交通安全」とか「商売繁盛」とかが頭によぎった。しかしなにかが違う。
で、結局書いたのは「毛髪再生」。哀しすぎる自分の願い。
そして、奉納しようと立ち上がった時に激痛が走る。約30分の正座で足が完全に痺れていたのだ。なんとか奉納を済ませ、連れを待っていると、やっと書き終えた連れも同じように、いや、私以上に足が痺れていたのだろう。立ち上がろうとしたときに、映画『プラトーン』のウィリアム・デフォー状態になっていたのには笑った。
この「ウィリアム・デフォー状態」がピンとこない方はココで要確認。(→http://blog.michaelzhang.com/archives/05/03/images/platoon.jpg) -
【西芳寺(苔寺)の庭園?】
外に出たら雨が本降りに・・・。時間は限られているのに何て運が悪いんだ。 -
【西芳寺(苔寺)庭園?】
以下、 -
【西芳寺(苔寺)庭園?】
西芳寺(苔寺)で、 -
【西芳寺(苔寺)の庭園?】
撮った、 -
【西芳寺(苔寺)の庭園?】
苔いっぱいの、 -
【西芳寺(苔寺)の庭園?】
庭園の、 -
【西芳寺(苔寺)の庭園?】
写真を、 -
【西芳寺(苔寺)の庭園?】
載せて、 -
【西芳寺(苔寺)の庭園?】
ますが、 -
【西芳寺(苔寺)の庭園?】
何か? -
【西芳寺(苔寺)の庭園?】
何か? -
【西芳寺(苔寺)の庭園?】
何か? -
【西芳寺(苔寺)の庭園?】
という訳で、雨であったことと私の撮影の腕が悪いのも多分にあるだろうけど、実際にこの目で見た感じもあまり感動するような所謂「苔」の美はなかった。期待が大き過ぎたからだと思うが・・・。 -
【西芳寺(苔寺)庭園内湘南亭茶室】
幕末に岩倉具視が尊皇攘夷の煽りを受けて失脚した際に京都洛中追放令が出るまでの一時、住んでいたといわれる茶室。 -
【広隆寺】
西芳寺を出て広隆寺へ向かう。
ここのお目当てはもちろん、国宝第一号である弥勒菩薩半跏思惟像だ。
洛西にある広隆寺は京都駅からだと行くにはちょっと不便だが、仏像に興味のない方も太秦の映画村に行った際に立ち寄っては如何?(近くはないが・・・) -
【広隆寺・霊宝殿】
門を潜ると右前方に太子殿(本殿で聖徳太子像が安置されている)があり、さらに奥に進むと霊宝殿がある。拝観料700円。
霊宝殿には弥勒菩薩半跏思惟像だけでなく、国宝および重文指定の仏像が四方にずらりと並んでいる。その中で最も目を引いたのが蔵王権現立像だ。確か、霊宝殿を入って右奥側面に安置されていたと記憶しているのだが、この姿、まさに『サタデー・ナイト・フィーバー』のジョン・トラボルタの決めのポーズに酷似しているのだ。しかしこの映画は1970年代の製作、一方、蔵王権現立像はいつ彫られたかは定かではないが1917年に重文指定。どっちがパクったかは明らかだ。
蔵王権現立像の右腕を上に掲げてのピースサイン、そして左腕を腰に置き、その置かれた腰のくびらせ具合はそのままトラボルタのポーズだ。是非皆さんも見比べて欲しい。 -
【広隆寺・弥勒菩薩半跏思惟像】
そしてお目当ての弥勒菩薩半跏思惟像だ(写真はパンフから)。
昔、見仏にきた京大生がこの仏像に触ろうとして右手を折ってしまったことは有名だが、ガラスケースに囲まれることもなく裸眼で見ることが出来るのはナイスな計らいだ。弥勒菩薩半跏思惟像の前方には畳の長椅子があり座って見ることが可能だ。この日の霊宝殿は私達の貸切状態でゆっくりと眺めることが出来た。
その柔和な表情と、いい感じの俯き加減、全体のシルエット、確かに美しい。他の仏像にはない何かがあるような、ないような。
個人的には、この仏像は事前知識を持って気負って観るよりも、他の多くの仏像が並ぶ状況で見つけたときの方がいいような感じがする。ちと有名に成り過ぎてしまったところがその魅力を一割減しているような気がしないでもないような気がする。 -
【永観堂(禅林寺)】
永観堂は、「秋はもみじの永観堂」と呼ばれるくらい紅葉が有名で、その季節ともなれば入るのに何時間も並び、時間制限もあってゆっくりできないことで有名らしいがこの時期(6月)はガラガラで600円で拝観できる。
お目当てはもちろん、みかえり阿弥陀立像だ。
当時(2007年)、みかえり阿弥陀立像が安置されている阿弥陀堂が修復のため瑞紫殿に移動されていたのだがこれが逆に良かった。
というのは瑞紫殿は結構広めの畳の間となっており、そこに安置されている仏像を「寝転んで」観ることが出来たのだ(もちろん私達の他に拝観者がいない隙にやったのだが)。「この罰当たりが!」との声も聞こえるが、みうらじゅんがこうやって仏像を観るとまた違った感じになるというようなことをどこかで書いていたので一度やってみたかったのである。
しかし、このみかえり阿弥陀立像は素晴らしい。振り返り様とその顔が素晴らしい。
『「すみません」って言え(通勤のラッシュ時に肩がぶつかって)』とか『なんちゅう格好しとんねん(いい年こいてフリフリ系の服を着てる輩とすれ違って)』とか『おぉっ!(滅茶苦茶綺麗な女性とすれ違って)』ではなく、やっぱりこの仏像は振り返ったときに『永観遅し』と言っている。
ただ、もちろん写真撮影不可だしポスト・カード売ってないし、パンフにも仏像の写真がないのが残念だ。という訳で掲載の写真は永観堂内にある釈迦堂前の庭。何もないよりましということで。
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