2009/04/24 - 2009/04/24
1500位(同エリア1745件中)
もろずみさん
今年は御開帳ですので善光寺詣りは欠かせません。
いつ行こうか考えているうちに終わってしまうので、思い切って行ってきました。
善光寺の御開帳は「七年に一度」と言いますが、数え年と同じ考え方で前回は6年前の2003年でした。
ご本尊の「一光三尊阿弥陀如来」は絶対秘仏なので、御開帳と言ってもご本尊の分身である前立本尊の「中尊阿弥陀如来」の開帳です。
賑やかで楽しいのはお祭りと同じ。前回はGWの人出がディズニーランドを上回ったほどでした。
今年は更に賑わうでしょうからGW前に行って正解だったと思います。
御開帳公式サイト http://www.gokaicho.com/
善光寺公式サイト http://www.zenkoji.jp/
- 交通手段
- 新幹線
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-
信州北回廊シリーズの拠点はやはり長野になります。
新幹線を降りるといきなり御開帳歓迎ムード。
ワクワクしますね。 -
駅の構内には御開帳案内所も設置されていて、ここで情報収集できます。
普段は観光案内所なんですけど。 -
長野は全国でも珍しい「仏都」を名乗ってます。
駅前ターミナルには「如是姫像」。
この姫は天竺(インド)の姫で、お釈迦様によって疫病から回復したという善光寺縁起の物語のヒロインです。 -
善光寺の表参道については前回来たときにレポートしています。
今回もぶらぶらしましたが御開帳バージョンで。
参道には一町毎に「丁目石」があります。善光寺を起点に長野駅が十八丁です。
1里(約4km)=36町ですから18町は約2km。
歩く場合の目安になります。 -
さて、御開帳は大変混雑するのでお勧めは早朝です。
参道に面した宿に泊まって朝早くに善光寺に向かいます。
できれば夜明け前がベストですが、暗くて写真が撮れないので6:00に出ました。 -
善光寺へのメインストリートはお洒落な街並です。
御開帳となればさらに雰囲気が良くなります。
しかし北国の朝は寒い。6:00の気温は6℃でした。(^^; -
表参道である中央通りには桂並木があり、白い花が咲いています。
桂の木は善光寺の本堂を支える柱として檜とともに使われています。
何でも善光寺中心なのが仏都たる所以。 -
駅から善光寺までは緩やかな登り坂です。
早足で歩けば多少体も温まってきます。
何だかこうして歩くことが修行みたいに思えてくるから不思議。 -
大門の常夜灯です。ここまで来ればあと少し。
もはや善光寺の寺域に入って来ました。 -
宿坊の立ち並ぶ中心に大本願があります。
大本願は浄土宗の大本山。
代々住職は尼僧が勤める尼寺です。
詳しくは公式サイト http://www.daihongan.or.jp/info.html -
宿坊の前に立つ「むじな地蔵」。
つい来る度に写真を撮ってしまいます。
「むかしむかし下総の
むじなが燈籠をあげたとさ
むじな燈籠に火がともりゃ
今もお山のむじなたち
なむなむなむと拝むとさ」 -
正面には仁王門。
門の両側には高村光雲・米原雲海作の阿吽2体の仁王像が建ってます。
ところが、金網の目が細かくて写真に写らないんですよね。(^^; -
とにかくこの仁王像は強そうで立派です。
写真がないので仁王像の下にかかっていた奉納草鞋でも。
待てよ、夜ならライティングされているので撮れるかも?
次回挑戦してみましょう。 -
平日の早朝ということで、参道はまだそんなに混雑していないようです。
凛とした朝の空気がまた格別。 -
何といっても驚くのは、この時間に店が開いていることです。
普通の観光地でしたら早朝にお土産は買えませんよね。
前回の御開帳の時もこれに感動しました。 -
三門の手前右手には六地蔵が並び、その隣りに一回り大きな「ぬれ仏」。
明暦の大火を出した八百屋お七の霊を慰めるため、相手の吉三郎が建てた延命地蔵です。
事実かどうか不明ですが、言い伝えそのものもスケールが大きいですね。 -
左手には善光寺本坊の大勧進があります。
http://www.daikanjin.jp/daikanjin/daikanjin.html -
一昨年来たときには平成の大修理中だった三門です。
寛延3年(1750年)に竣工した国の重文。
250年余の歴史を感じさせる檜皮葺(ひわだぶき)の屋根が印象的です。 -
「鳩字の額」と呼ばれる有名な扁額です。
「善」の字の点、「光」の点、「寺」の点が鳩の形をした粋なデザイン。全部で5羽の鳩がいます。
近代のものかと思えば、享和元年(1801年)に輪王寺宮公澄法親王の筆によるものです。 -
境内に入ると、すでにこれだけの人が来ています。
本堂の前の回向柱には人が並んでいました。
でも、あと数時間すると回向柱に辿り着けないほどの列になります。 -
45cm角、長さ10mの巨大な塔婆を回向柱(えこうばしら)と言います。
正面に「奉開龕前立本尊」(前立本尊の御開帳申し上げます)と書かれています。
この回向柱のミニチュアが御開帳の時だけ購入できます。
今回の旅の目的はこれです。(^^)v -
ほとんど並ばずに回向柱に触れることができるのが、早朝にお詣りするメリット。
日中だと1時間は並ぶことになります。
そこに大勧進の貫主さんが朝のお勤めにやってきました。 -
生き仏と呼ばれるほど偉いお坊さんの袈裟に触れることができて、今回の御開帳詣りは御利益ありそう。
皆さんが貫主さんについて本堂に上がった隙に回向柱に触れることにしましょう。 -
回向柱には「善の綱」が結ばれています。
それが前立本尊の右手中指と繋がっているので、回向柱に触れることでご本尊と結ばれるというわけです。
こうしてみると太い柱だとわかりますね。 -
ほら、「善の綱」はずーっと本堂の方に伸びています。
-
ここからさらに本堂の奥のご本尊へと綱は伸びています。
が、本堂内は当然撮影禁止です。
この時間まだ内陣参拝の受付は始まってないので、外陣のみの参拝になります。 -
ということで前立本尊も正面からしっかりと拝んできました。
写真の代わりに貫主さんの書です。 -
早朝は善光寺の全てを取材することはできません。
経堂だけは開いていました。
境内の他の建物については別の機会に紹介したいと思います。
何しろ寒いのでそろそろ撤収したいし。(^^; -
7:00過ぎになると参道もだんだん賑わってきましたね。
観光バスの団体で一番早い組がやって来るのは8:00頃だそうなので、その前が狙い目ということです。 -
宿に戻ったらフロントでコーヒーのサービスがありました。
寒かったのでありがたいです。早速御開帳の御利益?
ということで、御開帳のガイドブックみたいレポートになりました。
現地では、御開帳新聞は出ているし、御開帳FM局もあるし大変な盛り上がりです。
GWの人出は相当凄いことになりそうですね。
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