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京都の名庭園といわれる100寺院の写真集です。<br />「京都名庭100選」の一覧リストはコチラをご覧下さい。<br /> →http://shokyoto-kyoto.seesaa.net/<br /><br />「洛翠」から人ごみの中を、「南禅寺」へ向かいました。(表紙の写真は、「天授庵」です)<br /><br />「南禅寺」(なんぜんじ)は、足利義満の時、「五山之上」という最高の寺格として五山文化の中心となったところで、武家の信仰が篤いことから「南禅寺の武家面」(ぶけづら)と呼ばれています。 <br />それだけに、京都の三大門(他は仁和寺、知恩院)で、石川五右衛門の「絶景かな」で有名な「三門」をはじめとする雄大な建物や、内部の狩野探幽ら狩野派の手になるとされる数々の障壁画には目を見張るものがあります。<br />特に「虎の間」と呼ばれる部屋には、40枚の襖絵の「群虎図」があって「水呑みの虎」は有名です。 <br />庭園は、「大方丈前庭園」の他に、「如心庭」、「六道庭」、「龍吟庭」、「華厳の庭」、「還源庭」と6つの庭があり、特に大方丈前の「虎の子渡し」と呼ばれる枯山水庭園は、「小掘遠州」作で、白砂と、松と、苔と、虎の子渡しになっている石で出来た空間は、禅の悟りへの道筋を表現したものだそうです。<br />「虎の子渡し」と言えば、「竜安寺」の作者は不明ということになっていますが、「小掘遠州」という説もあるそうです。また、西賀茂にある私好みの「正伝寺」の庭園も「小掘遠州」ですが、これは両方の寺院の格式を考慮して、南禅寺と同じものにはせず石の代わりにサツキにしたそうで、これを「獅子の児渡し」といいます。<br /><br />「南禅院」(なんぜんいん)は、南禅寺発祥の地として、周辺にある12の塔頭の中でも南禅寺に一番近く、よくロケに使われる赤レンガの水路閣をくぐったところにあります。<br />建物は、総桧の入母屋造りこけら葺きで、その周囲を深い樹林で包まれた池泉回遊式庭園がベストマッチングされて、幽玄閑寂のムードをかもし出しています。<br />作庭は夢想国師といわれ、早くから天竜寺、苔寺とともに京都の三名勝史跡庭園の一つに指定されており、亀山離宮当時の面影を残した鎌倉時代の名園です。<br /><br />「天授庵」 (てんじゅあん)は、南禅寺を開山した大明国師を祀る開山塔で、非公開ではありますが長谷川等伯の襖絵と、池泉、枯山水の2つの庭園があって、苔の青さと新緑の楓が清々しいですが、秋の紅葉の時期にもぜひ来て見たいところです。<br />本堂前の枯山水庭園は小堀遠州作と言われ、白砂の中に幾何学模様の石畳と緑の苔が印象的です。対して書院前の池泉回遊式庭園は鎌倉時代の面影を残し、東西2つに区切られた池は、鎌倉の源平池のように極楽浄土の世界を具現化しているようです。<br />喧騒とした南禅寺界隈にあって、意外と訪れる人も少なく、一度に2つの名園を堪能出来るお勧めスポットです。<br /><br />「金地院」 (こんちいん)は、室町時代の創建ですが、江戸時代家康の息のかかった金地院崇伝というお坊さんが再興したもので、家康の遺髪を納めた東照宮まで存在します。<br />方丈庭園は江戸初期の代表的枯山水の「鶴亀の庭」として有名で小堀遠州の作。<br />中央の東照宮を礼拝する遥拝(ようはい)石と三尊石組をはさんで、庭いっぱいに鶴亀が向かい合う姿があって、禅寺としては珍しく豪快で華やかな、非常に格式の高い仙人が住む蓬莱式枯山水庭園です。<br /><br />

京都名庭100選(35) 桜めぐり2009(4)-2南禅寺、南禅院、天授庵、金地院

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2009/04/10 - 2009/04/10

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Bach

Bachさん

京都の名庭園といわれる100寺院の写真集です。
「京都名庭100選」の一覧リストはコチラをご覧下さい。
 →http://shokyoto-kyoto.seesaa.net/

「洛翠」から人ごみの中を、「南禅寺」へ向かいました。(表紙の写真は、「天授庵」です)

「南禅寺」(なんぜんじ)は、足利義満の時、「五山之上」という最高の寺格として五山文化の中心となったところで、武家の信仰が篤いことから「南禅寺の武家面」(ぶけづら)と呼ばれています。
それだけに、京都の三大門(他は仁和寺、知恩院)で、石川五右衛門の「絶景かな」で有名な「三門」をはじめとする雄大な建物や、内部の狩野探幽ら狩野派の手になるとされる数々の障壁画には目を見張るものがあります。
特に「虎の間」と呼ばれる部屋には、40枚の襖絵の「群虎図」があって「水呑みの虎」は有名です。
庭園は、「大方丈前庭園」の他に、「如心庭」、「六道庭」、「龍吟庭」、「華厳の庭」、「還源庭」と6つの庭があり、特に大方丈前の「虎の子渡し」と呼ばれる枯山水庭園は、「小掘遠州」作で、白砂と、松と、苔と、虎の子渡しになっている石で出来た空間は、禅の悟りへの道筋を表現したものだそうです。
「虎の子渡し」と言えば、「竜安寺」の作者は不明ということになっていますが、「小掘遠州」という説もあるそうです。また、西賀茂にある私好みの「正伝寺」の庭園も「小掘遠州」ですが、これは両方の寺院の格式を考慮して、南禅寺と同じものにはせず石の代わりにサツキにしたそうで、これを「獅子の児渡し」といいます。

「南禅院」(なんぜんいん)は、南禅寺発祥の地として、周辺にある12の塔頭の中でも南禅寺に一番近く、よくロケに使われる赤レンガの水路閣をくぐったところにあります。
建物は、総桧の入母屋造りこけら葺きで、その周囲を深い樹林で包まれた池泉回遊式庭園がベストマッチングされて、幽玄閑寂のムードをかもし出しています。
作庭は夢想国師といわれ、早くから天竜寺、苔寺とともに京都の三名勝史跡庭園の一つに指定されており、亀山離宮当時の面影を残した鎌倉時代の名園です。

「天授庵」 (てんじゅあん)は、南禅寺を開山した大明国師を祀る開山塔で、非公開ではありますが長谷川等伯の襖絵と、池泉、枯山水の2つの庭園があって、苔の青さと新緑の楓が清々しいですが、秋の紅葉の時期にもぜひ来て見たいところです。
本堂前の枯山水庭園は小堀遠州作と言われ、白砂の中に幾何学模様の石畳と緑の苔が印象的です。対して書院前の池泉回遊式庭園は鎌倉時代の面影を残し、東西2つに区切られた池は、鎌倉の源平池のように極楽浄土の世界を具現化しているようです。
喧騒とした南禅寺界隈にあって、意外と訪れる人も少なく、一度に2つの名園を堪能出来るお勧めスポットです。

「金地院」 (こんちいん)は、室町時代の創建ですが、江戸時代家康の息のかかった金地院崇伝というお坊さんが再興したもので、家康の遺髪を納めた東照宮まで存在します。
方丈庭園は江戸初期の代表的枯山水の「鶴亀の庭」として有名で小堀遠州の作。
中央の東照宮を礼拝する遥拝(ようはい)石と三尊石組をはさんで、庭いっぱいに鶴亀が向かい合う姿があって、禅寺としては珍しく豪快で華やかな、非常に格式の高い仙人が住む蓬莱式枯山水庭園です。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • bolivianitaさん 2009/04/21 04:52:05
    京都名庭100選(35) 桜めぐり2009(4)-2南禅寺、南禅院、天授庵、金地院
    さすが名庭100選、素晴らしいですね。一度は、このうな庭付御殿に住んで見たいですね。でも、手入れは、大変でしょうね。やはり、普通の人は、普通の住宅がいいでしょうね。  bolivianitaより

    Bach

    Bachさん からの返信 2009/04/21 22:57:04
    RE: 京都名庭100選(35) 桜めぐり2009(4)-2南禅寺、南禅院、天授庵、金地院
    こんばんわ。

    昔も、今も、庭園は権力と金持ちの象徴みたいなものですかね。

    せめて、入場料を払って、歴史的名園を見させてもらうのが、

    庶民の楽しみです。

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