小金井花だより（２）野川の桜。

2009/04/04 - 2009/04/04

野川は国分寺崖線が始まる、旧国分寺・薬師堂のある付近の自然の湧き水、弁天堂やお鷹の泉から始まり、小金井、三鷹、調布、狛江等を貫流し、多摩川へ注がれる約２０キロ程度の小川である。

大正時代の国木田独歩「武蔵野」や大岡昇平の「武蔵野夫人」で、既にこの辺りの武蔵野の自然が愛でられているが、１００年経った今でも野川の周辺には自然が豊富に残されていて、春夏秋冬、付近住民の心を癒してくれている。

当方にとっても、この公園は何か時間でもあれば散策にでかける身近な公園でもある。

戦前の軍需工場は敗戦時に進駐軍に撤収され、一時は広大なゴルフ場であったが、調布飛行場の返還と相前後して国に返還され、現在は都内でも１，２を争う広大な都立公園となっている。

広々とした公園内には雄大な桜木が天空を圧している。人々の嬌声も青空に吸い込まれていく。日本にも、東京にもこんな良い場所があったんだ。

そんな武蔵野との自然の享有の中にある野川の桜でした。

エリア 東京

広大な野川公園。大きな桜木はあちおちに散在している。

人々の姿も小さく見える。

高度差、２０ｍ前後の国分寺崖線。あちこちの坂には桜が植えられている。

桜の下で寛ぐ家族。

小さな子供達にもこの公園は芝生が敷き詰められていて、安心だ。

公園を南北に分断している東八道路（東京ー八王子線）。この道路の両側の桜並木も今が満開。

南側には又更に広々した公園が。

この雄大な公園に来ると、人間、人間と言うものが小さく見える。

犬と一緒に桜を愛でる人々。

野川は今日もまた人々に癒しを提供し続けている。