京都旅行記(ブログ) 一覧に戻る
京都の名庭園といわれる100寺院の写真集です。<br />「京都名庭100選」の一覧リストはコチラをご覧下さい。<br /> →http://shokyoto-kyoto.seesaa.net/<br /><br />鎌倉時代に後嵯峨天皇が吉野の山桜を移植して以来、嵐山は桜の名所として親しまれ、まさに千年に亘る歴史満載の桜を見ることが出来ますが、今日も平日にもかかわらず国際色豊かなたくさんの花見客が訪れています。<br /><br />混雑を予想して朝早めに出かけ、駐車場無料の「二尊院」からスタートし、途中「落柿舎」を経由して、「常寂光寺」、「大河内山荘」、「天竜寺」から塔頭の「弘源寺」へと、嵯峨野の桜めぐりを楽しみました。<br /><br />「二尊院」は、嵯峨天皇が居住した離宮「嵯峨院」(今の大覚寺)の寺院として建てられ、土御門天皇、後嵯峨天皇、亀山天皇(祖父、父、息子)の三帝が祀られている所で、山号も「小倉山」とし、天竜寺、大覚寺と共に嵯峨三名跡に数えられる嵐山を代表するお寺です。<br />門を入ってすぐに目にはいるのは、小倉山に向かってまっすぐ100メートル続く参道で、「紅葉の馬場」と言われ時代劇のロケにもよく使われるそうですが、春の「桜の馬場」も又素晴らしく、この時期は比較的穴場かもしれません。<br />ここには、鎌倉時代から現代に至るまで、各時代の著名人の墓が多数ありますが、<br />ここを再興した法然上人や、その教えを受けていたお公家さんの三条実美、入り口の総門を寄贈した江戸時代の豪商の角倉了以、映画のメッカらしく俳優の阪東妻三郎など、何の縁も関係もないですが、なんとなく心が落ち着きます。<br />また入ってすぐの所には「西行法師庵跡」があり、境内奥には藤原定家が「小倉百人一首」を選定したとされる「時雨亭」跡地が残っており、あちこちに歌碑が目立ちます。ちなみに「時雨亭跡」は、常寂光寺、厭離庵の3ヶ所あってその真偽にはいろいろと説があるらしい。<br />庭園は、本堂前に龍女が遊んでいて昇天したという伝説をもとにして造られたとされる、整然とした綺麗な「龍神遊行の庭園」と、本堂南に、極楽浄土の世界を現したとされる石庭の「寂光園」があって、静寂な中に獅子脅しの音が響き、法然上人の浄土宗を顕示しているかのようです。<br /><br />途中、数々の百人一首歌碑や「落柿舎」(現在工事中です)を見ながら、「常寂光寺」の前を通ると、門前に「枝垂桜開花中」の立て看板があったので思わず入ってしまいました。ここは、紅葉のイメージしかなく桜を見るのは始めてです。<br /><br />「常寂光寺」は、安土桃山から江戸時代に掛けて活躍した日禎(にっしん)という日蓮宗の高僧が藤原定家に憧れ、この地に建立しましたが、仏教の理想郷である「常寂光土」のような風情があるところから命名されたというように、まさに静寂に包まれ別世界のようです。<br />境内は、一面苔に覆われた山の急斜面に楓の木立ちと山桜が一体となって、ツバキやツツジ、山吹、シャクナゲの他、たくさんの野草がまさに百花繚乱で、全体が庭園になっています。特に急な石段の坂にある「苔むした茅葺きの仁王門」と「多宝塔」がシンボルとなっていますが、今は仁王門手前の枝垂れ桜が豪華な主人公となっています。<br />庭園は、本堂の奥にひっそりとあるのであまり目立たないですが、細長い小池に桜や紅葉を映し、斜面に沿って360℃の角度から楽しめるようになっています。<br />中には、運慶作と伝えられる仁王像や日禎上人の開山堂、この地の提供者と言われる角倉了以家の墓所と、ここでも藤原定家の時雨亭跡の碑と木像、それにどういうわけか、一人で生きる女性のための「女の碑」というのが当時参議院議員であった市川房枝の名の下に建てられています。<br /><br />トロッコ列車の駅の桜を見ながら、少し歩くと「大河内山荘」があります。<br />「大河内山荘」は、時代劇の名役者で丹下左膳で有名な「大河内伝次郎」が、古都の霊峰に魅せられて、34歳から30余年の生涯をかけて、映画出演料の大半をこの庭の創造に注ぎ込んだという壮大な別荘で、秋の紅葉もいいですが、桜の時期の方が好きです。<br />建物は寝殿造や書院造、数寄屋造など日本の全住宅様式を網羅しているそうで、入り口の枝垂れ桜を見ながらの一服のお茶は「まったりほっこり」です。<br />全体が庭園ですが、小倉山に続く山腹を庭園に組み込み、嵐山を背に、比叡山、大文字、東山三十六峰、双ヶ丘と京都市内を一望するパノラマは最高です。<br />大河内伝次郎のように、ここで念仏し、瞑想し、静寂を得て仕事に没頭すれば、いい仕事が出来るような気がします。<br /><br />

京都名庭100選(31) 桜めぐり2009(2)-1二尊院、常寂光寺、大河内山荘

2いいね!

2009/04/03 - 2009/04/03

39798位(同エリア46825件中)

0

127

Bach

Bachさん

京都の名庭園といわれる100寺院の写真集です。
「京都名庭100選」の一覧リストはコチラをご覧下さい。
 →http://shokyoto-kyoto.seesaa.net/

鎌倉時代に後嵯峨天皇が吉野の山桜を移植して以来、嵐山は桜の名所として親しまれ、まさに千年に亘る歴史満載の桜を見ることが出来ますが、今日も平日にもかかわらず国際色豊かなたくさんの花見客が訪れています。

混雑を予想して朝早めに出かけ、駐車場無料の「二尊院」からスタートし、途中「落柿舎」を経由して、「常寂光寺」、「大河内山荘」、「天竜寺」から塔頭の「弘源寺」へと、嵯峨野の桜めぐりを楽しみました。

「二尊院」は、嵯峨天皇が居住した離宮「嵯峨院」(今の大覚寺)の寺院として建てられ、土御門天皇、後嵯峨天皇、亀山天皇(祖父、父、息子)の三帝が祀られている所で、山号も「小倉山」とし、天竜寺、大覚寺と共に嵯峨三名跡に数えられる嵐山を代表するお寺です。
門を入ってすぐに目にはいるのは、小倉山に向かってまっすぐ100メートル続く参道で、「紅葉の馬場」と言われ時代劇のロケにもよく使われるそうですが、春の「桜の馬場」も又素晴らしく、この時期は比較的穴場かもしれません。
ここには、鎌倉時代から現代に至るまで、各時代の著名人の墓が多数ありますが、
ここを再興した法然上人や、その教えを受けていたお公家さんの三条実美、入り口の総門を寄贈した江戸時代の豪商の角倉了以、映画のメッカらしく俳優の阪東妻三郎など、何の縁も関係もないですが、なんとなく心が落ち着きます。
また入ってすぐの所には「西行法師庵跡」があり、境内奥には藤原定家が「小倉百人一首」を選定したとされる「時雨亭」跡地が残っており、あちこちに歌碑が目立ちます。ちなみに「時雨亭跡」は、常寂光寺、厭離庵の3ヶ所あってその真偽にはいろいろと説があるらしい。
庭園は、本堂前に龍女が遊んでいて昇天したという伝説をもとにして造られたとされる、整然とした綺麗な「龍神遊行の庭園」と、本堂南に、極楽浄土の世界を現したとされる石庭の「寂光園」があって、静寂な中に獅子脅しの音が響き、法然上人の浄土宗を顕示しているかのようです。

途中、数々の百人一首歌碑や「落柿舎」(現在工事中です)を見ながら、「常寂光寺」の前を通ると、門前に「枝垂桜開花中」の立て看板があったので思わず入ってしまいました。ここは、紅葉のイメージしかなく桜を見るのは始めてです。

「常寂光寺」は、安土桃山から江戸時代に掛けて活躍した日禎(にっしん)という日蓮宗の高僧が藤原定家に憧れ、この地に建立しましたが、仏教の理想郷である「常寂光土」のような風情があるところから命名されたというように、まさに静寂に包まれ別世界のようです。
境内は、一面苔に覆われた山の急斜面に楓の木立ちと山桜が一体となって、ツバキやツツジ、山吹、シャクナゲの他、たくさんの野草がまさに百花繚乱で、全体が庭園になっています。特に急な石段の坂にある「苔むした茅葺きの仁王門」と「多宝塔」がシンボルとなっていますが、今は仁王門手前の枝垂れ桜が豪華な主人公となっています。
庭園は、本堂の奥にひっそりとあるのであまり目立たないですが、細長い小池に桜や紅葉を映し、斜面に沿って360℃の角度から楽しめるようになっています。
中には、運慶作と伝えられる仁王像や日禎上人の開山堂、この地の提供者と言われる角倉了以家の墓所と、ここでも藤原定家の時雨亭跡の碑と木像、それにどういうわけか、一人で生きる女性のための「女の碑」というのが当時参議院議員であった市川房枝の名の下に建てられています。

トロッコ列車の駅の桜を見ながら、少し歩くと「大河内山荘」があります。
「大河内山荘」は、時代劇の名役者で丹下左膳で有名な「大河内伝次郎」が、古都の霊峰に魅せられて、34歳から30余年の生涯をかけて、映画出演料の大半をこの庭の創造に注ぎ込んだという壮大な別荘で、秋の紅葉もいいですが、桜の時期の方が好きです。
建物は寝殿造や書院造、数寄屋造など日本の全住宅様式を網羅しているそうで、入り口の枝垂れ桜を見ながらの一服のお茶は「まったりほっこり」です。
全体が庭園ですが、小倉山に続く山腹を庭園に組み込み、嵐山を背に、比叡山、大文字、東山三十六峰、双ヶ丘と京都市内を一望するパノラマは最高です。
大河内伝次郎のように、ここで念仏し、瞑想し、静寂を得て仕事に没頭すれば、いい仕事が出来るような気がします。

  • 二尊院

    二尊院

  • 二尊院

    二尊院

  • 二尊院

    二尊院

  • 二尊院

    二尊院

  • 二尊院

    二尊院

  • 二尊院

    二尊院

  • 二尊院

    二尊院

  • 二尊院

    二尊院

  • 二尊院

    二尊院

  • 二尊院

    二尊院

  • 二尊院

    二尊院

  • 二尊院

    二尊院

  • 二尊院

    二尊院

  • 二尊院

    二尊院

  • 二尊院

    二尊院

  • 二尊院

    二尊院

  • 二尊院

    二尊院

  • 二尊院

    二尊院

  • 二尊院

    二尊院

  • 二尊院

    二尊院

  • 二尊院

    二尊院

  • 二尊院

    二尊院

  • 二尊院

    二尊院

  • 二尊院

    二尊院

  • 二尊院

    二尊院

  • 二尊院

    二尊院

  • 二尊院

    二尊院

  • 二尊院

    二尊院

  • 二尊院

    二尊院

  • 二尊院

    二尊院

  • 二尊院

    二尊院

  • 二尊院

    二尊院

  • 二尊院

    二尊院

  • 二尊院

    二尊院

  • 二尊院

    二尊院

  • 二尊院

    二尊院

  • 二尊院

    二尊院

  • 二尊院

    二尊院

  • 二尊院

    二尊院

  • 二尊院

    二尊院

  • 二尊院

    二尊院

  • 二尊院

    二尊院

  • 二尊院

    二尊院

  • 二尊院

    二尊院

  • 百人一首歌碑

    百人一首歌碑

  • 歌碑

    歌碑

  • 西行歌碑

    西行歌碑

  • 去来

    去来

  • 落柿舎

    落柿舎

  • 落柿舎

    落柿舎

  • 常寂光寺

    常寂光寺

  • 常寂光寺

    常寂光寺

  • 常寂光寺

    常寂光寺

  • 常寂光寺

    常寂光寺

  • 常寂光寺

    常寂光寺

  • 常寂光寺

    常寂光寺

  • 常寂光寺

    常寂光寺

  • 常寂光寺

    常寂光寺

  • 常寂光寺

    常寂光寺

  • 常寂光寺

    常寂光寺

  • 常寂光寺

    常寂光寺

  • 常寂光寺

    常寂光寺

  • 常寂光寺

    常寂光寺

  • 常寂光寺

    常寂光寺

  • 常寂光寺

    常寂光寺

  • 常寂光寺

    常寂光寺

  • 常寂光寺

    常寂光寺

  • 常寂光寺

    常寂光寺

  • 常寂光寺

    常寂光寺

  • 常寂光寺

    常寂光寺

  • 常寂光寺

    常寂光寺

  • 常寂光寺

    常寂光寺

  • 常寂光寺

    常寂光寺

  • 常寂光寺

    常寂光寺

  • 常寂光寺

    常寂光寺

  • 常寂光寺

    常寂光寺

  • 常寂光寺

    常寂光寺

  • 常寂光寺

    常寂光寺

  • 常寂光寺

    常寂光寺

  • 常寂光寺

    常寂光寺

  • 常寂光寺

    常寂光寺

  • 常寂光寺

    常寂光寺

  • 常寂光寺

    常寂光寺

  • 常寂光寺

    常寂光寺

  • 常寂光寺

    常寂光寺

  • 常寂光寺

    常寂光寺

  • 常寂光寺

    常寂光寺

  • 常寂光寺

    常寂光寺

  • 常寂光寺

    常寂光寺

  • 大河内山荘

    大河内山荘

  • 大河内山荘

    大河内山荘

  • 大河内山荘

    大河内山荘

  • 大河内山荘

    大河内山荘

  • 大河内山荘

    大河内山荘

  • 大河内山荘

    大河内山荘

  • 大河内山荘

    大河内山荘

  • 大河内山荘

    大河内山荘

  • 大河内山荘

    大河内山荘

  • 大河内山荘

    大河内山荘

  • 大河内山荘

    大河内山荘

  • 大河内山荘

    大河内山荘

  • 大河内山荘

    大河内山荘

  • 大河内山荘

    大河内山荘

  • 大河内山荘

    大河内山荘

  • 大河内山荘

    大河内山荘

  • 大河内山荘

    大河内山荘

  • 大河内山荘

    大河内山荘

  • 大河内山荘

    大河内山荘

  • 大河内山荘

    大河内山荘

  • 大河内山荘

    大河内山荘

  • 大河内山荘

    大河内山荘

  • 大河内山荘

    大河内山荘

  • 大河内山荘

    大河内山荘

  • 大河内山荘

    大河内山荘

  • 大河内山荘

    大河内山荘

  • 大河内山荘

    大河内山荘

  • 大河内山荘

    大河内山荘

  • 大河内山荘

    大河内山荘

  • 大河内山荘

    大河内山荘

  • 大河内山荘

    大河内山荘

  • 大河内山荘

    大河内山荘

  • 大河内山荘

    大河内山荘

  • 大河内山荘

    大河内山荘

  • 大河内山荘

    大河内山荘

  • 大河内山荘

    大河内山荘

  • 大河内山荘

    大河内山荘

  • 大河内山荘

    大河内山荘

この旅行記のタグ

関連タグ

2いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

タグから国内旅行記(ブログ)を探す

PAGE TOP