リーマン２人組ヨルダン・シリアの旅5日目（パルミラ編）

2009/03/06 - 2009/03/14

　きっかけは「ぺトラが見てー」との友人の一言でした。

　昔メキシコやポルトガルに一緒に行った事がある友人との長期休暇の都合が合い「久々に一緒に旅行に行こう」という話になったのです。様々な候補地があったにも関わらず、友人の言葉になびき結局ぺトラ遺跡があるヨルダンやその隣国シリアに行く事にしました。
　
　当初は中東はきな臭いとのイメージを持っておりこのエリアへの旅行は躊躇しましたが、ぺトラやパルミラの事を調べる内に自分もその魅力に取りつかれ「是非この機会に行っておきたい」と決心し行って来ました。
　
　きな臭い中東のイメージしか持ってない会社の上層部から相当な反対を食らいましたが、それにもめげずにヨルダン・シリアの旅を敢行してきました。

　実際に行ってみると遺跡は素晴らしく、更に治安も良く、また日本とは違う価値観を持つアラブの世界に触れる事ができ刺激的で素晴らしい旅になりました。

☆日程
　１日目　羽田から関空、ドバイを経由してアンマンIN
　　　　　そこからバスでワディムーサまで移動
　２日目　ぺトラ観光
　３日目　アンマンへ移動＆アンマン観光
　４日目　ダマスカスへ移動＆ダマスカス観光
　５日目　パルミラへ移動＆観光＆宿泊
　６日目　ダマスカスへ移動＆観光
　７日目　ベイルートへ移動＆ベイルートから帰国
　８日目　ドバイ、関空経由で羽田

エリア パルミラ(シリア)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 高速・路線バス
• 航空会社: エミレーツ航空

ガラージュハラスターにはバス会社が何社もあり、
どこを選べばいいかよー分かりませんでした。

「アレッポ」、「パルミラ」とか声が掛かるので、
オフィスがキレイなバス会社に決めました。

写真のバスです。
パルミラまでは200SP（約400円）。

バスのチケットがアラビア語で書いてあるので、
全くもって読めませんでした。

バスはチケットを購入してから
30分程度で出発しました。
出発して間もなくすると水、飴とお菓子のサービスがありました。
バスの乗務員の兄ちゃんもすっごいフレンドリーで、
感じよく、乗り心地も良かったですよ。

パルミラまでの風景はずーっと砂漠でした

バスは3時間程でパルミラに到着しました。
パルミラとはいえ、町はずれで、
そこからパルミラ（タドモール）までは
タクシーで数キロありました。

ちなみにバス会社によって、
パルミラのバス停は違うようです。
どうやら３ヶ所位あるみたいです。
（バスが休憩する場所がバス停になってました）

タクシー代１００SP

パルミラ博物館の中で（友人Kやんの写真）

自分がトイレに行っている間に、博物館の職員に
「写真と撮れ撮れ」勧められたらしいです。
館内は写真撮影禁止なのに・・・・。

最後には勿論バクシーシの請求です。
画像１枚消去する所を見せて結局
払わなかったそうですが。

自分が長時間のトイレを済ませた後に聞いた話でした。

折角撮影した写真ですので、掲載しておきます。

パルミラ博物館画像?

パルミラ博物館画像?

パルミラ博物館を出ると、
ヒュンダイ車に乗った”有名な”スズキタカシが現れました。日本人がパルミラに来ると、スズキタカシにどうやら情報が流れる仕組みが出来上がっているようです。

「アラブ城や３兄弟の墓を案内するぜ」誘われましたが、断りました。

ついには日本人が書き残したノートを見せて来ました。
悪い人ではないとの口コミは知っていましたが、あまりのしつこさに辟易しました。

本人の画像はありませんが、この辺りまでずーっと車で付いてきました。

ベル神殿

観光客が全然いません。
ラクダ乗りの客引きが顔を合わせる度に声を掛けてきます。

ベル神殿に入ると欧州系の団体客が一組おりましたが、彼らが出て行った後は、我々二人でベル神殿を独占できました。

こんな広大で、歴史的価値もある遺跡を独占できるとは素晴らしく贅沢な時間でした。

もちろんやりたい放題です。

記念門

この辺りにラクダの客引きがいます。

列柱です。

ここからアラブ城方面に向かって歩いて行きました。

四面門

この辺りまでは比較的遺跡の復興が進んでいました。

後は瓦礫の山の様な状態で・・・。

一つ一つの瓦礫に歴史的価値があるんだろうな。

スタンダード神殿

ここにいたベドウィンの子供一人にお菓子をあげたら、その子供の兄弟が現れてきて次々にお菓子を要求されました。

鼻水を垂らした３歳位の女の子が、必死に口を指差し「私にも頂戴」アピールしてきたのには参りました

何も持ってなかったの何も上げませんでしたけどね。

スタンダード神殿の裏にある山に登り始めました。

山の上からみたパルミラ遺跡

素晴らしいっす。

裏山から見たアラブ城

最初はアラブ城に行く気はありませんでしたが、
２０〜３０分位で行けそうだったので、欲を出して登ってきました。

アラブ城までの道程

時間は掛かりますが爽快です。

アラブ城までは２０分程度で到着しました。

見渡す限りの砂漠、砂漠、砂漠

絶景です。

日が暮れて来ました。

アラブ城から見たパルミラ遺跡は幻想的な美しさでした。

この景色はお勧めです。

ずーっと見ていたい景色でしたが、暗くなると帰れそうにないので、暗くなる前にアラブ城を後にしました。

今日の宿泊は遺跡の入口の前にあるISHTAR HOTELです。友人Kやんがインターネットで見つけてきたホテルです。口コミの評価が高かった為宿泊を決めました。

ホテルの部屋です

エアコンはあるし、お湯は出るし、場所はいいし。
それでもって夕食と朝食を合わせても一人＄２６と素晴らしく安価に泊まれました。
ただ残念なのは部屋にテレビがなかった事かな。

夕食はホテルの地下で食べました。

不思議な空間です。
洞窟のような空間がデザインされていました。

夕食はベトウィン料理を注文しました。

久々の米です。
米、チキン、トマト、ヨーグルト＋αをホブスに巻いて食べる料理でした。

意外と美味しかったです。

食事の後にライトアップされた遺跡を見に行きました

人目を忍んで逢瀬を楽しんでいたシリア人カップルはおりましたが、昼間以上に人気がありませんでした。