2009/03/08 - 2009/03/08
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yoshipingさん
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砂漠の中のローマ遺跡、パルミラへ行ってきました。シリアに来たからにはココへは行っておかなければ、と思っていたので、実際に行くことができてよかったです。
遺跡のスケールはやっぱり大きくて圧倒されました。最後にアラブ城の山に登って遺跡を一望したときはその眺めに感激しました。
バスでの移動や、現地に着いてからの足など、いろいろ疲れましたが、それも良い経験になりました。
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 高速・路線バス
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ダマスカスからバスでパルミラに向かいます。出発地のバスターミナルは”ガラージュ・アッバスィーン”(聞こえたのをカタカナにしたので正確でないかも)で、ヒジャーズ駅近くのホテルからそこまではタクシーで行きました。降りるときの値段交渉で若干もめましたが、気を取り直してバスに乗り換え。行き先を言って人に訊くとバスのチケットはすぐ買え、バスにもすぐに乗れました。ただチケットに書いてある内容が全く読めず不安でした。ちゃんと着くのかな?
出発してしばらくすると砂漠の中を走るようになったので、方向は合ってるようです。少し安心。 -
ダマスカスから3時間くらいでしょうか。パルミラ遺跡のある町、タドモルに着きました。
バスが停まったのは道路沿いのドライブイン見たいなところで、遺跡へはどうやっていくのやら、ちょっと途方にくれました。遠くにアラブ城の山らしき影が見えるだけ…
仕方ないのでドライブインの方に相談します。なんとかなるので飯食って待ってて、というような感じになり、とりあえず昼食を。
しばらくすると車を出してくれるというおっちゃんが現れ、交渉です。博物館や遺跡を一通りまわって半日で1200SPとのこど。他に手段もないし、OKでした。 -
遺跡方面に向かい、まずは遺跡の入り口にある博物館へ入ります。
中にはローマ時代のモザイク画が数多く展示されていました。当時はもっと色鮮やかだったりしたのでしょうか?いずれにしろ、当時のパルミラの繁栄がしのばれました。 -
遺跡本体の前に、まずは墓の谷と呼ばれる場所へ。貴族の墓と思われる塔型の墳墓が立ち並んでいます。
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その中でも大きいのがこのエラベル家の墓でした。中も公開されていて、塔の中を登ることができました。
この他、三兄弟の墓と言われる地下式の墓も見学でき、そこでは壁画も拝むことができました。
なんだか車を出してくれたおっちゃんが墓のカギを管理していたみたいで、仕組みがよく分かりません。まあそのおかげで待たずに見学できて非常に助かりました。 -
さていよいよ遺跡本体の見学です。日帰り強行スケジュールなので夕方のバスに乗らねばならず、時間はあまりありません。ちょっと急ぎ足の見学になってしまいましたが、まずはベル神殿です。遺跡の中で最も巨大な建物のようです。ここは別に料金をとっていました。
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外壁の内側に写真の本殿があるのですが、御覧のとおり広大な神殿でした。
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ベル神殿を出て列柱回廊の方へ歩きます。シリアでは羊の群れを良く見ます。遺跡でも例外ではないみたいです。
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四面門です。その名の通り、四方から通ることのできる門です。ヨルダンのジェラシュでもありましたが、様式がだいぶ異なるようです。
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この長大な列柱回廊こそ、パルミラのイメージでした。砂漠の中に置き去りにされたような広大なローマ遺跡、この目で見ることができて感激です。
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列柱の向こうにアラブ城の山がそびえています。
ローマ劇場がもう閉まっていたのが残念です。 -
車を待たせているので、入り口の門の方へ向かいます。もっとゆっくり散策したかったのですが、いたしかたありません。
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門の近くに位置するバールシャミン神殿。内部では木が育っていました。時の経過を感じます。
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最後、車でアラブ城の山へ登りました。すでに、遺跡を眺める多くの人がバスなどで集まっていました。
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広大な遺跡を一望します。砂漠の中の古代遺跡、日本ではまず見ることのできない眺めです。
遺跡の向こうには緑の帯が。パルミラがオアシス都市だったことがよく分かります。 -
墓の谷の側を眺めます。空にややガスがかかっていてぼんやりとした眺めにはなってしまいましたが、ダイナミックな景色でした。
少し慌ただしい行程でしたが、パルミラの主要なものは一通り見ることができ、満足です。 -
バスが出る元のドライブインに戻り、おっちゃんに礼を行って支払いを済ませ、バスを待ちます。
子供が人懐っこいですね、しきりに話しかけてきます。店の手伝いしてるのは偉いですねえ。 -
バスが到着しました。乗ってから知りましたが、バスはシリアの北東部、トルコとの国境に近いカミシリの方から来ているとのこと。カミシリはパルミラからさらに300-400km先です。
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バスの中では、ダマスカスの大学に通っているというカップルと、カミシリから来たという、クルドの人(写真)と話しました。ほんの少しクルド語を教えてもらったりして。クルド人てニュースでしか聞いたことがなく、バスで移動してなかったら話すこともできなかったな、と、ちょっと貴重な経験ができました。
ダマスカスに着くともう9時ちかく。マルジェ広場の近くで旨い鳥を食べて、宿に帰りました。あすはダマスカスの旧市街を1日散策します。
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