旅記録海外編2009　エジプト〔19−サッカラ・ジュセル王のピラミッド編〕

2009/02/11 - 2009/02/11

【憧れのエジプトへ！ツアーに参加して遺跡巡りとナイルクルーズの旅】
久し振りの海外旅行は、長年の思いが叶って実現の運びとなったエジプトへの旅。
旅の６日目、ダハシュール・メンフィスに続き、サッカラを訪れる。

【メンバー】
一人でツアーに申し込み、ツアーメンバー計５名。

【スケジュール】
2/ 6　京橋−＜ＪＲ大阪環状線及び空港線・特急はるか＞−関西空港
　　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10320677/）
　　　　関西空港−＜エジプト航空＞−ルクソール
　　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10320950/）
　　　　《ルクソール宿泊》
　　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10320957/）
2/ 7　ホテル−王家の谷
　　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10320966/）
　　　　−ハトシェプスト女王葬祭殿−センネジェムの墓−メムノンの巨像
　　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10320973/）
　　　　《クルーズ船乗船・船中泊》
　　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10320976/）
2/ 8　クルーズ船−ルクソール神殿
　　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10320985/）
　　　　−カルナック神殿
　　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10320987/）
　　　　−ルクソール出航−エスナの水門通過
　　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10320991/）
　　　　−エドフ停泊・船中泊《ガラベイヤパーティ》
　　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10320996/）
2/ 9　クルーズ船−ホルス神殿
　　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10320998/）
　　　　−エドフ出航−コムオンボ神殿
　　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10321003/）
　　　　−コムオンボ出航−アスワン停泊・船中泊《ベリーダンス》
　　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10321004/）
2/10　《クルーズ船下船》−切りかけのオベリスク−アスワンハイダム−アスワン空港
　　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10321008/）
　　　　−＜エジプト航空＞−アブシンベル空港−アブシンベル神殿
　　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10321012/）
　　　　−アブシンベル−＜エジプト航空＞−カイロ《カイロ宿泊》
　　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10321017/）
2/11　ホテル−ダハシュール・赤のピラミッド
　　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10321019/）
　　　　−メンフィス遺跡
　　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10321021/）
　　　　−サッカラ・ジュセル王のピラミッド
　　　　（以上の旅行記⇒本編）
　　　　−ギザ・ピラミッドとスフィンクス観光及びショッピング
　　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10321025/）
　　　　−カイロ市内エジプト料理店−ホテル《カイロ宿泊》
　　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10321029/）
2/12　ホテル−エジプト考古学博物館−シタデル・ムハンマドアリモスク
　　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10321033/）
　　　　−ハンハリーリ散策−カイロ空港−＜エジプト航空＞−
2/13　−関西空港
　　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10321035/）

【表紙の写真】
サッカラにあるジュセル王のピラミッド。

エリア サッカーラ(エジプト)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 日本旅行

■10:10　サッカラに到着
メンフィスでの観光を終えた一行の車は、また１０分程走った場所で停車する。
ガイド・Ｆ君がどうやらチケットを買いに行ったようなのだが、なかなか戻らないので「もしや、私たちも降りるべきだった？」と、Ｆ君が消えていった建物前で待つことにした。
そうとは知らないＦ君、向こうの道を車に戻っちゃってるよ〜(笑)。

■遺跡へ向かう
「まだここじゃないよ〜」とガイド・Ｆ君に呼ばれた一行は慌てて車に戻り、更に先へ進むことに。
おっ、見えてきたのは階段状のピラミッド♪

■入場
サッカラ遺跡への入場料金は60LE（2009年2月のレートで約1200円）。

■快晴
サッカラに到着した頃は、日差し絶好調。
青い空がとてもキレイだけれど、砂漠や遺跡の照り返しは相当キツい。
珍しくガイド・Ｆ君もサングラス着用。

■観光開始?
向かって右手には、先程から見えているピラミッドがあるのだが、もっと間近で見るには・・・。

■観光開始?
この建物の中を通り過ぎて近付けるらしい。
それでは、細い入口から早速入ってみよう。

■ツルツルの壁
神殿風に見えた建物は、遺跡を取り囲む周壁の一部だったようだ。
外観もそうだが、これまで見てきたナイル上流域の遺跡のように、切り出してきた石をそのまま積み上げているだけではなく、一手間かかっていると感じるツルツルの壁。
石の表面に油を塗り込んであるからこのように見えるのだとか。
ルクソールやアブシンベルよりも古い時代の遺跡なのに、逆に新しい時代の遺跡に感じてしまうほど。

■柱廊?
入口の先には、細かい曲面の集合体のような柱が並ぶ柱廊がある。
柱の間隔が狭いので、行く人・戻る人で時々渋滞。

■柱廊?
これまで見た遺跡では、ルクソールのハトシェプスト女王葬祭殿（⇒http://4travel.jp/traveler/poi/pict/15762299/）・ルクソール神殿（⇒http://4travel.jp/traveler/poi/pict/15811609/）・カルナック神殿（⇒http://4travel.jp/traveler/poi/pict/15838785/）や、エドフのホルス神殿（⇒http://4travel.jp/traveler/poi/pict/15893772/）・コムオンボのコムオンボ神殿（⇒http://4travel.jp/traveler/poi/pict/15927845/）と、「柱が並ぶところレリーフあり」だったけれど、そう言えばしばらくレリーフらしきものを見ていないような。
この遺跡と同じ頃はピラミッドを建設することが流行り、後世になってからはレリーフで装飾することが流行った、って勝手に解釈しちゃうわよ！(笑)

■サッカラの犬?
柱廊を抜けると、広い中庭。
いたいた、ここにも。
墓守りのおじさんならぬ「遺跡守りの犬」。

■サッカラの犬?
これまで出会った「遺跡守りの犬」は、カルナック神殿（⇒http://4travel.jp/traveler/poi/pict/15838762/）でも、ホルス神殿（⇒http://4travel.jp/traveler/poi/pict/15893820/）でも、アスワンの切りかけのオベリスク（⇒http://4travel.jp/traveler/poi/pict/16019209/）でも、アブシンベル神殿（⇒http://4travel.jp/traveler/poi/pict/16050820/）でも、観光客に動じることなくおとなしい子ばかりだったのに、ここでは遺跡のあちらこちらに散らばってしきりに仲間を呼び合う声がとても賑やか。

■サッカラの犬?
しばらくして、他の子たちはそれぞれの“持ち場”で静かになったのに、この白黒ブチちゃんだけは周囲を睨み回しながら一人でギャンギャン。
なになに？
「怪しい日本人が、遺跡を撮らずにこっちにカメラ向けてるぞ」でしたか！
私を警戒して吠えてたってわけね、こりゃまた失礼しました〜(笑)。

■ジュセル王のピラミッド?
さて、本来の目的・遺跡の観光に戻りましょ(笑)。
その形から「階段ピラミッド」と呼ばれることの多いこのピラミッドは、今朝から見てきた「赤のピラミッド」を造ったスネフェル王や、午後に見に行くギザのピラミッドを造ったクフ王たちより更に古い「世界最古のピラミッド」。

■ジュセル王のピラミッド?
「赤のピラミッド」は、大きめに切り出した石を積み上げて造られていた。
ジュセル王の「階段ピラミッド」は、何となく日干し煉瓦の積み上げに見えるけれど、やっぱりこれも石だそう。
設計したイムホテプは、サッカラ遺跡の入場券にその像が印刷されている。
復旧作業のためと思われる足場が設けられている。
ここはピラミッドの中に入る予定はなし。

■ピラミッド・コンプレックス
この遺跡は、ジュセル王のピラミッドだけでなく、いくつかの建造物で構成されるエリアとなっている。
これを「ピラミッド・コンプレックス」と呼ぶそうで。
コンプレックスの中の建造物の一つ、「南の墓」へ行ってみよう。

■南の墓より
少し小高くなっている「南の墓」に登ると、ジュセル王のピラミッドの向こうにも小さめのピラミッドがいくつか見える。

■南の墓?
小高くなった所から、随分深くまで掘り下げられ、階段が続く遺構が「南の墓」。

■南の墓?
まだ見えている先にも続いているのかな？
これで発掘完了なのかな？
発掘・・・あぁ、また血が騒ぐ・・・(爆)。

■南の墓?
照り返しがキビシー！

■ダハシュール遠景?
「南の墓」を南側から覗き込み、“回れ右”をすると、砂漠の向こうに盛り土のようないくつかのピラミッドがあり、その中に一際大きくて見慣れたものが２つ。
朝一番目の観光で訪れ、筋肉痛というお土産を貰った(笑)「赤のピラミッド」と「屈折ピラミッド」（⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10321019/）。

■ダハシュール遠景?
こうして見ると、ダハシュールとサッカラって案外近いのだなと思う。
こんなにたくさんの小さめピラミッドがあると、この界隈の砂漠の中にはまだ発見されていない遺跡が砂に埋もれているのではないか？と。
しまった、やっぱりスコップ持ってくるんだった(爆泣)。

■砂漠
ピラミッド・コンプレックスの西側に広がる砂漠も、まだまだ何か出て来そうな雰囲気が・・・。
なんて言い始めたら、エジプトの砂漠、ぜ〜んぶ怪しい(笑)。

■ヘブセド祭殿?
「南の墓」から、今度はピラミッド前の中庭東側にある建造物を見に行く。
柱廊と同じように表面がツルツルに仕上げられた建造物。
古代の王が威厳を示すために祭祀を行った場所だとか。

■ヘブセド祭殿?
にも関わらず、壁面には現代の観光客による無数の落書きが。
何て罰当たり・・・(怒)。

■柱廊を戻る
サッカラの観光はこれで終了。
最初に通った柱廊を一列で進む。

■駐車場へ
駐車場には何台か観光バスも停まっているが、ハトシェプスト女王葬祭殿（⇒http://4travel.jp/traveler/poi/pict/15762348/）やカルナック神殿（⇒http://4travel.jp/traveler/poi/pict/15838729/）・ホルス神殿（⇒http://4travel.jp/traveler/poi/pict/15893829/）での混雑に比べれば、車を探すのなんて朝メシ前(笑)。

■振り返る
車に乗る前にもう一度遺跡を振り返って見る。
やっぱりここは何と言っても「階段ピラミッド」よね！

■無数の・・・
それにしても、今日は朝からピラミッド三昧。
砂漠の自然な丘でさえ、ピラミッドだと思えなくもない。
まだこれから、更にデカいピラミッドが待ち受けている。
−筋肉痛、歩いて治るピラミッド−でありますように！(痛)

この旅行記へのコメント （2）

• nonmamさん 2009/06/17 12:56:54

  うまい！

  −筋肉痛、歩いて治るピラミッド−
  
  名言だねぇ。
  
  ■10:10　サッカラに到着
  
  分かっていて撮った写真ではないのでしょう？
  ナイスショットです(*^ｍ^)o==3
  
  ■入場
  
  この人がこの階段ピラミッドを設計して人かぁ…
  古い像なんでしょうねぇ、擦れて顔がモンゴル系に見えるわぁ。
  
  ■ツルツルの壁
  
  ほんとに、どこぞのホテルの壁のよう！
  壁が光っているだけで、涼しく見えるぞ。
  
  ■サッカラの犬　達
  
  どうしてここのワンちゃんたちは日陰に入らんのかのお。
  その方が涼しいのに…
  
  ■南の墓?
  ■砂漠
  
  血、騒いじゃいますか？やっぱり(*^ｍ^)o==3
  でもスコップじゃ、隠して持っていくにはいいけれど、この雰囲気じゃ、ブルトーザーでも大変そう…

  Poppyさん からの返信 2009/06/17 15:01:59

  RE: うまい！←(o^∇^o)ノ

  いやいやいやいや・・・・・
  いかがですか、その後？
  久し振りにお姿拝見できて、PCのこっちからヽ(=´▽`=)ノしてますよ〜。
  
  それがですねぇ・・・
  フツーに地面を歩いているときは何ともないんですけど、
  階段を下りるときがテキメンです``r(^^;)ポリポリ
  上がるときはそうでもないんですけどね。
  四六時中「イテテ、イテテ・・・」連発してました　(⌒▽⌒)アハハ!
  
  そそ、たまたまカメラ構えたら、Ｆ君が通りかかっただけなんです(^o^)ゞ
  ナイスショットじゃなくて、彼のナイスタイミングだったんですねー。
  
  イムホテプさんの像、何だか子供みたいに見えますよね。
  それが、すごい才能を持っている人の仮の姿なんでしょうか？
  エジプトで見る石像とか描かれている人物は、どれも目張りがすごくて、
  彫りも深いんですけど、ちょっとそれとは違う姿ですよね。
  
  あのツルツルの壁は、ここまでの観光ではホテルのロビーでしか見たことがないですww
  遺跡というと、剥き出しの岩肌ゴツゴツ・それがちょっぴり崩れて・・・
  ばかりでしたもんねぇ。
  あれだけお天気が良いのに、やっぱりヒンヤリ感はありましたよ。
  
  んで、その晴天のもと、犬たちはひたすら日光浴ww
  真夏はさすがに耐えられないんでしょうけれど、
  丁度日本の今ぐらいの気温だったはずなので、元気なヤツはみな日なたにいましたね。
  イマドキの日本のワンコでは考えられないですよねぇ・・・
  クーラーの効いたリビングのソファに陣取って３食昼寝＆ちょこっと散歩の
  メタボワンコとは、どうやらワケが違うらすぃーです(^^;)
  
  ルクソールも、血がフツフツと音をたてましたがww
  カイロ近郊の砂漠のボコボコは、まるで「日本に帰るな！」と言っているようでした。
  それが証拠に、いまだに旅行記上では“帰国”できておりませぬ　(;´д｀)トホホ
  あ、でも、多分今週中には帰国しますよ〜♪
  
  Poppy