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1988年夏、僕はアフリカのケニアから、エジプトへ飛び、船でアカバ湾を越えてヨルダンへ入った。<br />ヨルダンから、イスラエルへアレンビーブリッジ(キングフセインブリッジ)を渡って、陸路入国する。<br /><br />この時期は、イスラエルでインティファーダがあり、いろいろ危ないという噂もあった。<br />でも、エルサレムへ入ってしまえば、普通に観光客もいて、日本人の若者とも結構出会うものだ。<br /><br />僕はエジプト、ヨルダン、シリア、トルコと北上する途中なので、イスラエルには長くいるつもりはない。<br />1988年8月19日朝、「そうだ、死海で泳がなければ!」と思いつく。<br /><br />水着はもちろん、バックパックに常に入れてあるので問題は無い。<br />泊まっていたヤッフォ門近くの「ニューインペリアルホテル」の受付で、18、19、20日の3日分の宿泊費30ドルを払う。<br /><br />もちろん、きっちりと領収書をもらう。<br />海外旅行では、特に安宿に泊まる時は、はっきりと領収書をもらうことが必要だよ。<br /><br />安宿の宿泊費についても、「払った、払ってない」というトラブルが起きるものなんだ。<br />だから、常に、領収書をもらわなければならない。<br /><br />もちろん、領収書を出さないところもある。<br />その時は、ホテルの宿帳に、「支払った」と書き込んだことを確認する。<br /><br />海外旅行というのは、日本で普通に生活するみたいに、相手を信頼しないことが重要。<br />まあそれは別に項目を設けて、説明したいと思う。<br /><br />宿泊費1泊10ドルだったが、50ドル札を出して、20ドルのおつりをもらった。<br />この理由は、50ドル札が使いにくいので、細かくしたという意味もあるんだけどね。<br /><br />さて、エルサレムをヤッフォ門から出て、20番のバスに乗り、バスターミナルへ。<br />バスターミナルで、死海(Dead Sea)行きのバスを捜す。<br /><br />すると、日本人旅行者と出会う。<br />急いでいたので、軽く話をしただけで別れる。<br /><br />487番バスが死海へ行くとのこと。<br />午前10時半に出発したバスは、しばらくすると、死海へ出て、どんどん下っていく。<br /><br />死海の沿岸道路をバスが走ると、なにか、空気がどんよりと重い感じがする。<br />ま、これは、死海が海面よりも低いと知っているのでそう感じているだけかもしれないが。<br /><br />道路わきにも、ところどころ、塩の山が積んである。<br />心なしか、空気も塩辛いような気がする。<br /><br />僕のノートには、死海はマイナス392メートルとある。<br />でも、他のガイドブックにはマイナス420メートル。<br /><br />とにかく、マイナス400メートル程度はあるわけだ。<br />ちなみに僕が上った一番高い場所は、ボリビアのラパスの近くにあるチャカルタージャ山で5300メートルだったけどね。<br /><br />1時間ほどして、バスがエンゲディというところで、僕を降ろした。<br />他にも白人バックパッカーが2人降りた。<br /><br />しかし、エンゲディというところは、少なくとも1988年は、何にもないところだった。<br />たいして広くもないビーチに、水シャワーが3つくらい立っているだけ。<br /><br />ビーチの地面は石だらけで、そのまま死海へとつながる。<br />着替えをするところもなく、シャワー以外に施設もなかった。<br /><br />その南側には、背の低いリゾートホテルみたいなものが建ってたけどね。<br />ホテルの敷地とパブリックビーチは、きっちりとフェンスで分けられている。<br /><br />でもまあ、死海で浮きさえすればそれでいいので、死海に長くいるつもりもない。<br />ただ、死海を眺めながら、ビールくらいは飲みたかったかな。<br /><br />服を脱いで、水泳パンツを着て、ディパックをビーチに置いて、死海へ入る。<br />最初うつ伏せに、つまり平泳ぎをしようとした。<br /><br />ところが身体が浮くのでバランスが取れず、顔を思い切り死海に突っ込んでしまう。<br />慌てて、顔を両手で拭く。<br /><br />すると、当然のように目の中に死海の塩水が入る。<br />目が痛くなるので、オーッと声を出す。<br /><br />周囲の観光客の皆さんが、僕を見てアッハッハと、笑う。<br />みんな同じような失敗をしたか、最初から死海への入り方がわかってるのね。<br /><br />そういえば、水に浮いている人たちはみんな、腰から入っている。<br />つまり、腰を沈めて、仰向けに浮いているわけだよ。<br /><br />僕もその真似をして、腰から入ったら、身体はうまくバランスをとったまま浮いた。<br />これはなかなか快適。<br /><br />浮いたまま死海の対岸、ヨルダンを見る。<br />「これだけ浮くのだから、対岸まで泳いでいけないかな?」なんて思ったりする。<br /><br />お尻を沈めれば肩から上と、足は水の上に出る。<br />これで、両手の平で水を押すようにすれば、後方へ進むわけだ。<br /><br />でもまあ、それも飽きるので、ただ、みんなニコニコしながら浮いている。<br />死海の泥はエステにも使われているというが、塩水に使ったままでは身体に悪いだろう。<br /><br />とっとと水シャワーを浴びて、服を着る。<br />一般用のビーチは、レストランもないし、休むところもない。<br /><br />死海から上がったら、何もすることがない。<br />486番バスがやってきたので、エルサレムへ戻ると確認して乗り込む。<br /><br />もっと南へ下ると、世界遺産の「マサダの砦」がある。<br />ここは、ユダヤ民族がローマの軍団に包囲攻撃されてところ。<br /><br />攻められて山の上の砦に立てこもり、全員自殺したところだ。<br />ただ、エンゲディからさらにローカルバスで行くには、バスの本数が少なそうだった。<br /><br />世界旅行主義では「一日にひとつのことをすればそれでいい」。<br />今日はとにかく、「死海で泳ぐ」という一大イベントを済ませたのだから、これで十分。<br /><br />来た時は1時間程度だったが、戻りのバスは1時間半かかって、バスターミナルへ戻った。<br />バスターミナルへ戻ると、朝会った日本人大学生と、また出会った。<br /><br />でもあいさつしただけで、とくにこれといった話はしなかった。<br />バスターミナルのカフェテリアで、よく冷えたビールを飲む。<br /><br />まだ早い時間なので、エルサレムへ戻り、さらに城内を歩いて観光しました。<br />エルサレム城内の話は、また別に、まとめて書く予定です。<br /><br />http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/asia/dead_sea.htm

『ローカルバスでエンゲディ(En Gedi/Ein Gedi)へ行き、死海(Dead Sea)での泳ぎ方を悟る』

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1988/08/19 - 1988/08/19

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みどりのくつした

みどりのくつしたさん

1988年夏、僕はアフリカのケニアから、エジプトへ飛び、船でアカバ湾を越えてヨルダンへ入った。
ヨルダンから、イスラエルへアレンビーブリッジ(キングフセインブリッジ)を渡って、陸路入国する。

この時期は、イスラエルでインティファーダがあり、いろいろ危ないという噂もあった。
でも、エルサレムへ入ってしまえば、普通に観光客もいて、日本人の若者とも結構出会うものだ。

僕はエジプト、ヨルダン、シリア、トルコと北上する途中なので、イスラエルには長くいるつもりはない。
1988年8月19日朝、「そうだ、死海で泳がなければ!」と思いつく。

水着はもちろん、バックパックに常に入れてあるので問題は無い。
泊まっていたヤッフォ門近くの「ニューインペリアルホテル」の受付で、18、19、20日の3日分の宿泊費30ドルを払う。

もちろん、きっちりと領収書をもらう。
海外旅行では、特に安宿に泊まる時は、はっきりと領収書をもらうことが必要だよ。

安宿の宿泊費についても、「払った、払ってない」というトラブルが起きるものなんだ。
だから、常に、領収書をもらわなければならない。

もちろん、領収書を出さないところもある。
その時は、ホテルの宿帳に、「支払った」と書き込んだことを確認する。

海外旅行というのは、日本で普通に生活するみたいに、相手を信頼しないことが重要。
まあそれは別に項目を設けて、説明したいと思う。

宿泊費1泊10ドルだったが、50ドル札を出して、20ドルのおつりをもらった。
この理由は、50ドル札が使いにくいので、細かくしたという意味もあるんだけどね。

さて、エルサレムをヤッフォ門から出て、20番のバスに乗り、バスターミナルへ。
バスターミナルで、死海(Dead Sea)行きのバスを捜す。

すると、日本人旅行者と出会う。
急いでいたので、軽く話をしただけで別れる。

487番バスが死海へ行くとのこと。
午前10時半に出発したバスは、しばらくすると、死海へ出て、どんどん下っていく。

死海の沿岸道路をバスが走ると、なにか、空気がどんよりと重い感じがする。
ま、これは、死海が海面よりも低いと知っているのでそう感じているだけかもしれないが。

道路わきにも、ところどころ、塩の山が積んである。
心なしか、空気も塩辛いような気がする。

僕のノートには、死海はマイナス392メートルとある。
でも、他のガイドブックにはマイナス420メートル。

とにかく、マイナス400メートル程度はあるわけだ。
ちなみに僕が上った一番高い場所は、ボリビアのラパスの近くにあるチャカルタージャ山で5300メートルだったけどね。

1時間ほどして、バスがエンゲディというところで、僕を降ろした。
他にも白人バックパッカーが2人降りた。

しかし、エンゲディというところは、少なくとも1988年は、何にもないところだった。
たいして広くもないビーチに、水シャワーが3つくらい立っているだけ。

ビーチの地面は石だらけで、そのまま死海へとつながる。
着替えをするところもなく、シャワー以外に施設もなかった。

その南側には、背の低いリゾートホテルみたいなものが建ってたけどね。
ホテルの敷地とパブリックビーチは、きっちりとフェンスで分けられている。

でもまあ、死海で浮きさえすればそれでいいので、死海に長くいるつもりもない。
ただ、死海を眺めながら、ビールくらいは飲みたかったかな。

服を脱いで、水泳パンツを着て、ディパックをビーチに置いて、死海へ入る。
最初うつ伏せに、つまり平泳ぎをしようとした。

ところが身体が浮くのでバランスが取れず、顔を思い切り死海に突っ込んでしまう。
慌てて、顔を両手で拭く。

すると、当然のように目の中に死海の塩水が入る。
目が痛くなるので、オーッと声を出す。

周囲の観光客の皆さんが、僕を見てアッハッハと、笑う。
みんな同じような失敗をしたか、最初から死海への入り方がわかってるのね。

そういえば、水に浮いている人たちはみんな、腰から入っている。
つまり、腰を沈めて、仰向けに浮いているわけだよ。

僕もその真似をして、腰から入ったら、身体はうまくバランスをとったまま浮いた。
これはなかなか快適。

浮いたまま死海の対岸、ヨルダンを見る。
「これだけ浮くのだから、対岸まで泳いでいけないかな?」なんて思ったりする。

お尻を沈めれば肩から上と、足は水の上に出る。
これで、両手の平で水を押すようにすれば、後方へ進むわけだ。

でもまあ、それも飽きるので、ただ、みんなニコニコしながら浮いている。
死海の泥はエステにも使われているというが、塩水に使ったままでは身体に悪いだろう。

とっとと水シャワーを浴びて、服を着る。
一般用のビーチは、レストランもないし、休むところもない。

死海から上がったら、何もすることがない。
486番バスがやってきたので、エルサレムへ戻ると確認して乗り込む。

もっと南へ下ると、世界遺産の「マサダの砦」がある。
ここは、ユダヤ民族がローマの軍団に包囲攻撃されてところ。

攻められて山の上の砦に立てこもり、全員自殺したところだ。
ただ、エンゲディからさらにローカルバスで行くには、バスの本数が少なそうだった。

世界旅行主義では「一日にひとつのことをすればそれでいい」。
今日はとにかく、「死海で泳ぐ」という一大イベントを済ませたのだから、これで十分。

来た時は1時間程度だったが、戻りのバスは1時間半かかって、バスターミナルへ戻った。
バスターミナルへ戻ると、朝会った日本人大学生と、また出会った。

でもあいさつしただけで、とくにこれといった話はしなかった。
バスターミナルのカフェテリアで、よく冷えたビールを飲む。

まだ早い時間なので、エルサレムへ戻り、さらに城内を歩いて観光しました。
エルサレム城内の話は、また別に、まとめて書く予定です。

http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/asia/dead_sea.htm

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