2008/07/15 - 2008/07/15
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rambling old manさん
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カンボジア2日目
関西 − ホーチミン・シティ− − シェムリアップ
ベトナム航空利用(マイレージ特典航空券)
午前:バイクタクシー・チャーター
バンテアイ・スレイ
アキーラー地雷博物館
タ・プローム
午後:
バイヨン
バプーオン
ピミアナカス
◎おこづかいちょう
・カンボジア的手ぬぐい クロマー US$2
・地雷博物館入場 US$1
・地雷博物館 Tシャツ US$4
・トイレ使用料 1,000リエル(≒27円)
・アンコールトムにて焼飯 US$3.5
・アンコールトムの売り子からおみやげ多数 US$2
・宿泊一泊二食 US$9
・バイク一日チャーター US$19.5
・飲み物 US$2
TOTAL 43.25 (US$) ≒ \4,714
(2008年7月レート US$1=\109)
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 航空会社
- ベトナム航空
PR
-
泊まったお宿は「Relax & Resort Angkor GuestHouse」
この宿に決めたのは簡単な理由。
Yahoo!の検索で「カンボジア ゲストハウス」と入力すると初めに出てくるから。
シングル一泊 US$9 でエアコン・ホットシャワー・朝晩食事付き・インターネットし放題・ランドリー無料・清潔・キレイ・フレンドリーで送迎無料。おまけにカードまで使えて言うことなしでした。 -
気になる水まわりはこんな感じ。
写真にはうつっていないが左手にホットシャワーがある。
うちの嫁さんなんかはこのトイレ+シャワーのスタイルが一切受け入れられないが、これを許容できるのなら女の子にもお勧めできるゲストハウスだ。
僕が泊まっていた時は半分以上が女性の一人旅の人でした。 -
今日の朝ごはんはシンプル。
オムレツとパン、コーヒーでした。
ご飯ものの日もあれば、ミーゴレンの日もあったり飽きさせません。 -
ゲストハウス前はこんな道。
今日はバイクを一日チャーターして、バンテアイ・スレイ+アンコール遺跡小回りコースに出かけます。
ドライバーは昨日空港に迎えに来てくれた彼。
バイクの後ろで揺られて小一時間、森をぬけて、突然屋台の店がならんだ所にでたら、そこがバンテアイ・スレイです。 -
バンテアイ・スレイは9世紀に造られたヒンズー寺院。アンコール・ワットより小ぶりで、見て回るには程よい大きさ。
「東洋のモナリザ」とよばれるデヴァダー(女神)像が特に有名なので、多くの観光客が訪れる。
そのため、遺跡前には多くの売り子が出没する。
絵ハガキセット1ダラー、遺跡解説本1ダラー、すべてがワンダラー。
売り子を振り切って遺跡の中に入る。 -
門のかげに隠れているのが係員。
バンテアイ・スレイはアンコール・ワット入場券と共通なので、アンコール・ワットパスポートを見せて入場できる。
パスポートはペラペラの紙なので、名札に使われるようなカード大の透明ケースがあれば突然の雨にも安心。
そう頻繁に見せるものでもないので、首からつるす必要はないでしょう。 -
バンテアイ・スレイは他の遺跡と違って独特の赤茶色い色。そして、特に深く掘られた繊細なレリーフに目を奪われる。
-
赤茶けた感じ、わかるでしょうか。
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他の遺跡と違って彫りが特に深く複雑。
-
これが「東洋のモナリザ」。
他のツアーのガイドさんの説明をたまたま聞かなかったら、たぶん気付かなかったと思われる程、小さなデヴァダーだった。 -
遺跡の中では小さな姉妹が遊んでました。
妹はバッタを捕まえて遊んでいます。 -
「スォサダイ(こんにちわ)」と挨拶をし、日本から持ってきたあめ玉をあげる。ふたりから「オークン(ありがとう)」との声。
カメラを指差して、「写真撮っていい?」って聞くと、うなずいてお姉さんはポーズをとります。妹の方はなぜか口を開けて「バー」。
「リィハイ(さようなら)」と言って手を振ります。 -
再び門をくぐり、遺跡の外に出ます。
遺跡の外には土産物の屋台が並んでいます。
今日はタオルを持ってくるのを忘れてしまい、汗をぬぐうためのカンボジアンスカーフ、クロマーが欲しくなった。
「このクロマー、いくら?」
「5ドル。2枚買ってくれたら安くするよ。」
「それは高い。1ドルだったら買うよ。」
「ここは観光地だからこの値段。ここまで持ってくるのにお金がかかってる。1枚2ドルね。」
妙に納得してしまい、高いとは思ったが2ドルで購入した。
バイクドライバーと合流し、冷たい飲み物を飲みながらドライバーとしばらく雑談する。
内容は今度の選挙の話や、タイとの国境問題、過去のベトナムとの戦争、それから彼の月収、仕事と、少し突っ込んだ話になる。
彼の言った「日本人は沢山チャンスがあるのになにもしない。僕にはまだ一度もチャンスがない。」という言葉が引っかかった。 -
バンテアイ・スレイからタ・プロームに向かう途中、「Mine museum」の看板を見つけた。
ドライバーに「あれはアキーラーの地雷博物館か?」と聞くと、「そうだ。」と答えた。
アキーラー地雷博物館は是非見ておきたかったのでちょうどよかった。ちょっと寄ってもらう。入場料はUS$1。
博物館の中はアキーラー氏が自ら撤去した膨大な量の地雷が展示してある。シェムリアップに出かけることがあれば是非見ておきたい。
現在のカンボジア、シェムリアップは数十年前までの歴史を完全に封印したかのような遺跡リゾート地になりつつある。
多少なりともカンボジアの歴史を勉強し、カンボジアに出かけると、遺跡以外の少し違ったカンボジアの顔を見ることができるかもしれない。 -
写真はポル・ポト時代に作られた紙幣。
資本主義の要素を全て否定したポル・ポトは通貨は廃止し、私財は没収したという話を聞いていたが、紙幣を発行していたのは知らなかった。ただ流通量は極端に少なく、希少な紙幣らしい。 -
朝から一度もトイレに行っていないことに気付く。
暑さで水分がすべて汗としてでてしまっていた。宿から持参したミネラルウォーターを飲んでトイレに行く。
ハンモックで寝ているお姉さんに1,000リエル(ミネラルウォーター500mlの値段と同じだ…)渡し、トイレを使わせてもらう。中は蒸し風呂のような暑さ。
和式便所の前の部分がなく、奥のミニタイル風呂みたいな所に淀んだ水が貯まり、その中にプラスチックの柄杓が沈んでいるというアジアでよく見かけるスタイル。
柄杓でトイレを流し、手を洗う。水は意外と冷たい。 -
タ・プローム
ここは12世紀に造られた仏教寺院。
遺跡自体よりも、自然の大木による浸食で、崩壊しつつある遺跡の姿が有名な所だ。
西門(ここは裏口だが小回りコースに面しているため、通常ここから入る)より鬱蒼とした森を抜け遺跡にアプローチする。
す、すごい。
無造作?に岩がごろごろ転がっているが、その岩にはすべて装飾が施されている。つまりこの岩は、崩れた壁であったり、元柱だったりするんだな。 -
比較的形の残っているナーガ
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崩れた壁の向こうにデバダーをみつける。
-
いたるところに装飾の跡がのこる。
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カメラを構えていたら突然奥からネコが出てきた。
ビックリした〜。 -
遺跡の一番内側の回廊のところに大きなガジュマルの樹があった。テレビやパンフレットでみる有名な姿だ。
ここには沢山観光客がいて、樹をバックに記念写真を撮っている。しばらく腰かけて人がひくのを待つが、次から次へと人が流れ込み、記念写真の列を作っている。
ベストポジションで写真を撮るのをあきらめ、
ぐるっと回ってタ・プロームを出る。 -
元に存在していたように復元するのが正しいのか、今の姿を保存するのが正しいのか、遺跡保護の問題は難しい。
-
次に案内してもらったのはアンコール・トム。
アンコール・トムは3km平方の大きな都市で、その中心にバイヨン寺院、他には三島由紀夫の戯曲に登場するライ王のテラスや象のテラス、王宮、ピミアナカス、バプーオンなど多くの遺跡がある。
アンコール・トムの中には売店・飲食店の集まりがあり、時間も2時を回っていたので、そこで昼食を頂くことにする。
レストランのメニューはサンドウィッチ、フライドポテトなど、およそカンボジアの屋台のイメージとかけ離れたメニューが多い。ここでは無難な「Friedrice with vegetable」を注文する。US$3.5とちょっとお高め。
-
バイヨン寺院
食事を終え、とりあえず近くにある大きな遺跡を見に行く。入口の小屋には「バイヨン」と説明が書かれている。
修復は日本政府修復チームとなっていた。少し親近感がわく。 -
中に入っていくと子供たちが近寄ってきた。英語を話しながらノートを見せに来る。
そのノートは簡単に言うと「〜なので寄付して下さい。」と日本語で書かれたノートで、寄付してくれた日本人の名前がずらりと書かれていた。
「ごめん、ドネーションはできないけど、これをあげる。」と、あめ玉をあげると子供たちはどこかに消えた。 -
迷路のような薄暗い階段を抜けると、青空とともにバイヨンの人面像が浮かび上がる。
その顔はまさに悟りを開いたアルカイックスマイル、クメールの微笑みだった。
中にいると何か守られているような感じになる。とても居心地がいい。どの遺跡も行くたびに「ここはいいなぁ。」と感じるが、ここは別格だった。 -
パブーオン空中回廊下から。
アンコール・トム内のバプーオン(隠し子という意味らしい。)と呼ばれるヒンズー寺院にむかう。
午後は逆光になるため観光客は少ない。またバプーオンは修復中で中には入ることができず、寺院手前までしか行くことができない。
通路の上から写真を撮ろうと試みるが面白くない。下から撮ると逆光に浮かぶ回廊がいい感じなのでは?と思い、結構な高さから飛び降りる。 -
回廊の下には物売りの子供が休んでいた。
「びっくりさせてごめん。」
またあめ玉をあげる。 -
英語が流暢な売り子とその彼氏
パブーオン寺院手前で壮絶な売り子の集団に囲まれる。
喉が渇いたので冷たい飲み物を買って、逆に腰を据えた。
売り子たちの商品は扇子、ブレスレット、アンコールワット型のマグネット、絵ハガキなどである。どれもUS$1。 -
「写真撮るよ。」
みんな少し恥ずかしそうにほほ笑む。
クメールの微笑だ。
この子も僕なんかよりはるかに英語が達者。 -
みんなはにかみながら写真を撮らせてくれる。
高校生くらいになってくると、英語以外にも基本会話くらいなら韓国語・フランス語・日本語もしゃべれます。 -
こんなに小さいけどお手伝い。
でもしゃべれるのは「ワンダラー」だけ。 -
悲しいかな、彼女の武器(売り物)はあやしげな中国風扇子のみ。なかなか買ってくれないんだ。
-
フランス人に果敢にアタック。
でも、やっぱり誰も買ってくれません。
大量のあめ玉をあげてお別れしました。 -
いかにも健康に悪そうな飲み物を発見。
おばちゃんにこれは何の味?ときくと、
右からグレープ、オレンジ、ストロベリーだって。
絶対嘘だ。
…味はケミカルな甘くて冷たい水でした。
たしかに100%新食感。 -
なぜか日本語で
シーガイア
Milk Cooky
ミルク・クッキ・
食欲を増進(しんにょうに井)をろ食品
100%新食感
とあります。 -
パブーオンからピラミッド型の遺跡、ピミアナカスに向かう。エリアごとに売り子が寄ってくるが、ある一定のところまでしか追ってこない。
どうやら販売エリアが決められているようだ。
女の子も「また後で来てね。」と手を振る。 -
ピミアナカス
傾斜角70度はあろうかという階段で、しかもステップの幅は15cm程しかない。
看板には「Climbing at your own risk」とある。
ということは登れるのか。ここまで来たんだ登ろう! -
途中でちらりと振り返る。
下を見ると震えそうなぐらい高い。
「登るときはいい、降りるとき恐ろしいなぁ」と考えながら頂上に着いたが、頂上左手には手すり付きの木製の立派な階段があった…。 -
写真を撮ろうとしたら売り子の子が入ってきた。
ここで今日の遺跡見物は終わりにしよう。
バイクドライバーを探してゲストハウスに戻る。
あ、ライ王のテラスと像のテラスを見るの忘れてた。
ま、いいか。 -
晩御飯は野菜いためとスープ。
なかなか日本人好みの味付けです。
明日はアンコール・ワットの朝日観賞とベンメリアに向かう。早く寝よう…と思ったが、外の東屋で話が盛り上がり、日付が変わるまでみんなでお話してました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ぶーぶーさん 2009/03/01 23:39:30
- カンボジアのこどもたち
- rambling old manさん、こんばんは!
最近急速にカンボジアに惹かれているぶーぶーです。
子どもたち、みんないい笑顔ですね!
こんな素敵な表情を見せてくれるのは、
rambling old manさんのお人柄なんでしょうね。
わたしもあめ玉たくさん持って、
子どもたちの笑顔に会いに行きたくなりました。
ぶーぶー
- rambling old manさん からの返信 2009/03/01 23:49:03
- RE: カンボジアのこどもたち
- > ぶーぶーさん
ありがとうございます。カンボジア、いいですよぉ。
おとなから子供まで、出会う人すべて優しい微笑みを返してくれます。
ヨーロッパもいいし、南国リゾートも大好きですが、今までいった国で一番よかったのはカンボジアでした。
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