2009/02/15 - 2009/02/15
503位(同エリア577件中)
もろずみさん
初夏のような気候が続いています。これは出掛けるしかないですね。
先週に続いてまた奥武蔵トレッキング。
今日は奥武蔵縦走ルートからは外れている天覚山・大高山コース。短いけどかなりハードです。
ルート上に寺社もなく、滝も湖もなくて純粋に山だけという山岳トレーニングに最適なコースです。
その意味で、展望のほかは写真になりにくいという弱点もありますが、山行記録のつもりで写真を並べてみました。
天覚山も大高山も静かなで魅力的な山です。道は以前より整備されて歩きやすくなっています。
他の山より単独で登る人が多いようにも感じました。
ストイックな山歩きが好きな方にお勧めです。
- 交通手段
- 私鉄
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東吾野駅には10:00過ぎに到着。
先週より一段と遅いスタートですが、今日は距離も短いですから。
駅を出て踏み切りを渡ると切り出した材木がゴロゴロ。
こんなスタート風景です。 -
花には巡り会えないコースだと思うので、民家の梅を今のうちに撮っておきましょう。
結局、花の写真はこの一枚になりました。 -
ほとんど車道歩きがなく山道に入るのがこのコースの良いところ。
誰もいないかと思ったら4人パーティーが先行していました。
最近メジャーになったのか? -
いきなり視界が開けます。以前はなかった道標です。
左が沢道、右が尾根道とありますが、どちらも天覚山へと続いてます。
ここで単独行の外人ハイカーが悩んでいたので、どっちでも行けることを教えてあげました。
前は沢道しか選べなかったように思います。
では新ルートの尾根道にチャレンジ。と歩き出したら外人さんもついてきました。 -
目標は右手の尾根に登るわけですが、一気に高度を稼がなければなりません。
尾根道は右から回り込むルート、沢道は谷底からジグザグに這い登るルート。
きついことに変わりはなさそうです。 -
奥武蔵は樹林の中を登ることが多いですが、ここは違います。
谷方向の樹木が伐採されているので明るい道です。
ぐんぐんと高度を上げて行きます。でもまだまだ。 -
南側の視野が開けているので、時々立ち止まって景色を眺める楽しみがあります。
実は息を整えているだけだったりして・・・。(^^;
知ってはいましたが、こんなにきつかったっけ? -
尾根に近づくにつれ谷側は断崖絶壁に近づきます。
先週のように風が強かったら滑落するかも知れませんね。
奥武蔵にザイルを持って来る人もいませんから、落ちても誰も助けてくれません。 -
やっと尾根に上がりました。結構本格的なヤセ尾根です。
ナイフリッジと言ったら笑われそうですが、歩いているときはそう思いました。
こんなルートも奥武蔵には珍しいです。 -
鉄塔が邪魔してますけど北側の展望も素晴らしい。
向こうの山並みが縦走を試みている奥武蔵の稜線です。
天気は最高ですね。 -
振り返ると先ほどの外人さんが立ち止まってカメラを構えていました。
あれは私と同じく息を整えているんだろうな。 -
眼下に見えるのは高麗川と西武秩父線の通る辺り。
春霞のように景色は靄っています。
昨日ほどではないけど今日も春の陽気です。 -
ほとんど直登みたいなルートでした。
登りきると何となく達成感があって嬉しくなる道です。
これで難所は突破!(実はまだまだ序の口でしたけど) -
山道に入ってしばらく行くと天覚山直下の広場に出ます。
ここで沢道を登ってきた先行の4人パーティーと合流。
小さな石柱を発見。「両峯神社跡」とあります。
両峯とは天覚山と大高山のことらしい。
ここに小さな社があったのでしょう。 -
あと一息という所で大きな岩が行く手を阻みます。
これを回り込んで最後の急勾配を登っていきます。 -
はい、天覚山のピークに到着しました。
先客が数人、景色をスケッチしてます。これは予想外。
以前(と言っても15年くらい前)は山中で数人しか会わなかったのに、今日はもう10人くらい見かけました。
ま、寂しくなくて良いか。 -
天覚山は標高445M。全然高くないです。
でも東と南の展望が開けていてなかなかなものです。
空気が霞んでいて今日は富士山は見えないけど。 -
少し休んでいると先ほどの外人さんも登頂成功。
入れ違いに先に出発することにしました。
実はこのルートは『飯能アルプス・表銀座コース』という立派な名前がつけられています。
東に向かうと久須美峠・東峠を経て、多峯主山・天覧山へと続きます。
これは相当距離がありそうですね。 -
さて、ここからは林間の尾根道を快調に・・・。
と思ったのですが、小ピークが連続した一筋縄ではいかない道でした。(^^;
でも気持ちよい! -
途中にいくつもの分岐があり、道標が一応あります。
でも、申し訳程度の小さな道標なので見逃しやすいです。
グループで話しながら歩いたりすると道を外れるので要注意。
その点、単独行だとむしろ注意深く道標をチェックしますね。 -
冬場でも尾根道の展望はあまり良くありません。
ふと振り返ると今登ってきた天覚山が見えました。
こういう山容だったんだ。 -
いくつ目かの小ピーク。こんな険しい登りです。
登ったり下ったりしているので高度を稼げません。
体力だけ消耗していく気がします。
山岳トレーニングにはぴったり。 -
正面に見えてきたのが大高山。
ずいぶんと格好の良い山ですが、あのピークに登るのか・・・。
まだ結構登らなければなりませんね。やれやれ。 -
這うようにして登った所が大岩です。
さすがに足に来ているので、展望はありませんがここで小休止。
外人さんに追いつかれてしまいました。 -
外人さんに先に行ってもらって、大高山への最後の登りにアタック。
すぐ後をついて行くつもりでしたが、もう前に姿も見えません。 -
ようやく大高山のピークに達しました。標高は493M。
山頂は樹木に囲まれて狭いですがここでお昼にしましょう。
外人さんもライチタイム中でした。
待っていてくれたわけでもないですが、食事は一人より二人の方が楽しい。(^o^)/ -
冬以外は見ることができない南側の展望です。
あとの三方向は木々に遮られています。
ここで、外人さんの持っているガイド本を見せてもらったら、その詳しさにびっくり!
日本語のガイドは写真はきれいですが地図が貧弱。
その点、英語で書かれたその本は、歩く人のためにあると言ってよいくらい丁寧な作りでした。
こんど洋書屋で探してみよう。 -
ピークで30分くらい休んで出発です。
と、いきなりこんな急勾配を下りていくことになります。
慎重に足を運ばないと転がり落ちそう。 -
結構膝に来る急坂を下ったり、小ピークを越えたりで周囲を見る余裕はあまりない。
展望が開けた所はこの一ヶ所だけでした。
あれ?まだそんなに下ってないなぁ。 -
こんな感じに突然林道にぶつかります。
すぐに反対側の山に取りつくわけで、今日はほとんど舗装路を歩くことがありません。 -
やっと勾配が緩やかな林間の道になってきました。
と言っても、ゴツゴツした岩や木の根が盛り上がっているので快調に飛ばすというわけには行きません。
どこまでもハードなコースですね。 -
山中の十字路に出ました。前坂という場所です。
直進は「スルギを経て子の山」とありますが、子の権現への道のようです。飯能アルプスのルートは直進です。
左は「中藤を経て竹寺」です。どちらも距離がありそう。
で、もちろん吾野駅への下山路を選択します。
先行した外人さんは迷わなかっただろうか? -
今度こそ本当に下るだけ。
なかなか快適な下山路ですが、この先から道が荒れています。
まぁ、国道を走る車の音とか聞こえてくるので遭難の心配はなさそうですけど。 -
途中で道を間違えたのか、踏み跡の少ない荒れ放題の小径に入り込みました。
作業用のケーブルカーの残骸が打ち捨てられていました。
山中で見る不思議なオブジェ。 -
藪をかけ分けて本来のルートにトラバースします。
眼下に吾野の駅舎が見えてきたのでひと安心。 -
下りきった所は大きな墓地の脇でした。
これは吾野をスタートする逆ルートだと登山口がわかりにくいですね。
このトンネルを抜けて墓地の左手から登ることになります。 -
ということで無事にゴールしました。
外人さんも無事だったようでベンチで休んでいました。
時刻は14:30少し前。ほぼコースタイム通りでした。
歩き応えのある良いコースですが、この時期がベストでしょう。
気温がこれ以上高いと最初の尾根登りで体力を消耗しますから。
見所が少ないのでガンガン歩きたいという時にまた来たいと思います。
わずかな待ち時間で上り電車がやってきました。
あ、また名代うどんを食べられなかった!
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