高山不動・ 関八州見晴台・顔振峠

2016/05/23 - 2016/05/23

東京地方も梅雨入りまであとわずか。 その前にせいぜい歩き回りたい。
朝の天気予報ではピーカン気温30°Cだとか。　いくぞどっか！！

むうーどこへ・・・この間久しぶりに山登ったら気持ちよかったなあ。
今回も山決定！！ 低い山ね。 朝遅かったから近くの奥武蔵あたりに
しよう。　

エリア 飯能(埼玉)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 私鉄 徒歩

このまま乗っていれば秩父まで行ける電車です。

貸切状態すね。ハハ

車窓からの景色

入間市あたりから山の端が近くなってくる。
高麗あたりではもう山里の雰囲気がでてきます。
いいね いいね。

秩父まで行くには時間が遅いので、途中の見晴らしいい
この駅で下車。

西吾野駅 駅

西吾野駅

西吾野駅 駅

２４４ｍね。 けっこう高いね。

この駅で降りても特段有名な観光スポットはないけれど、
東側の尾根筋まで上がれば高山不動と見晴らし台があった筈
トボトボ

よしよし、道は間違えてないね。 ｾﾞｰｾﾞｰﾋｰﾋｰ
木の根道キライなんだよね。 歩きにくいし。

まあ考えようですね。 木の根がなければ表面の土も
剥がれ落ちて、岩がむき出しですものね。
これも歩きにくいなあ。 ﾋｰﾋｰｾﾞｰｾﾞｰ　
うるさいって？ ゴメンナサイ

そうそう、このあたりの尾根筋は奥武蔵グリーンライン
という自動車道路があるんでした。　ただし、林道と表現
してもいい程度で、すれ違いはかなり難しい道だったな。

ゲッ！ せっかく歩きやすい所に出たのに。 ヨイショ　

丸山っていわれてもなあ。 そういえば小さいピークぽいけど
見晴らしゼロだし。

ようやく関八州見晴らし台入り口の碑が。

案内板にあと少しって書いてあった。
こういうの信じちゃいけません・・・

関八州見晴台 名所・史跡

余裕がない時に限ってきれいな花とかね。
やっぱりけっこうあるじゃない。 ｾﾞｰｾﾞｰ

着いたー！ ７７１ｍね。
由来は知らないけれど、名前通りの眺めはいいですね。

関八州見晴台 名所・史跡

西側は秩父の山々が近い。 右側の尖った山は武甲山。
右端はセメント原料ざっくりいかれて、まっ平らみたい。
気のせいかな。

関八州見晴台 名所・史跡

頂上には高山不動の奥の院のお堂もあった。

関八州見晴台 名所・史跡

さーて、高山不動まで下りますか。

ここが高山不動ですね。 この階段急すぎる。
子供やお年寄りには危険かも。　

高山不動尊 寺・神社・教会

おー かなり古そうなお堂ですね。

高山不動尊 寺・神社・教会

関東三大不動は成田山新勝寺、高幡不動、それに
この高山不動らしい（諸説あり）。

高山不動尊（高貴山常楽院） は、白雉5年（654年）の
開山で、かつては山伏の修験道場として栄えたとか。

高山不動尊 寺・神社・教会

ご本尊は公開されていませんでした。
ともかくお参りね。 ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮよろしくお願いします！

高山不動尊 寺・神社・教会

たしかに歴史を感じる木組ですね。
神社仏閣の建築様式勉強しとけばよかった。

高山不動尊 寺・神社・教会

境内には幹回り１０ｍの大イチョウが。
大きさもすごいけれど、気根がすごいって。
根気じゃなくて気根か・・

高山不動尊 寺・神社・教会

なーるほど気根ね。 崖で露出した根が空中に垂れ下がってる。
ちと妖しい雰囲気あり。

高山不動尊 寺・神社・教会

登山道は高山川の渓流に沿っています。 水音が爽やかです。

渓流には魚が群れていました。
ヤマメ、アブラハヤ、オイカワ？

高山川は吾野あたりで高麗川と合流して流れ下り、
高麗川は坂戸あたりで越辺川と合流、さらに川越で
入間川と合流、最後に大宮で荒川と合流して遥かな
旅をしていくのですね。

もう一つなつかしい山があります。

まだ子供が小さかった頃家族で登った顔振峠。
あの茶屋はまだあるかな。

調子にのって顔振峠まで足を伸ばします。

それにしても、こういう山の斜面にも小さな集落
があるんですね。 農業、林業かな。
ひ弱な都会育ちの私じゃすぐに逃げ出すだろな。

登山道の途中に趣あるお堂が。

魔利支天のお堂だった。 人気はなかったけれど、
きちんと手入れされて、荒れた印象はない。
多分地元の方が守っているのでしょうね。

そうそう、昔もこんな感じの峠で茶屋が数軒あったっけ。

山と違い、峠には古くから人の往来があって、そこここに
名残りを感じられる。

顔振茶屋 グルメ・レストラン

茶屋は後回し、まずは茶屋後方の峠頂上に登ります。

峠の頂上はすこし平らになっていて、休憩には好適ですね。
でも頂上にはなんの標識もなかった。 たしか標高500mくらい
あったはず。

顔振峠は東国に落ちていく弁慶義経が、眺めがよいので振り返った
逸話がその名前の由来だとか。

むかーし、この茶屋で休んだことがある。
久しぶりにここで休憩しよ。

顔振茶屋 グルメ・レストラン

眺めよし。　とろろそばうまい。

顔振茶屋 グルメ・レストラン

きさくなご主人夫婦とおしゃべり。

頂上に標識がない旨話したところ、つまりはこのへんの山は
みんな私有の山で、壊れた標識も国が治してくれるわけ
じゃないとのことだった。

このあたりは過疎化・老齢化が進んで、登山道の保守もできない
ありさまだとか。 考えさせられる問題だなあ・・

顔振茶屋 グルメ・レストラン

さて、そろそろ下りますか。
のどかな山里です。 都内から１時間ちょっとなんですけどね。

ようやく吾野まで下りてきました。

吾野駅 駅

吾野駅ですね。

吾野駅 駅

標高１８５mね。 ひとつ先の西吾野駅は２４４ｍだった。

吾野３兄弟駅（そんなのあるの？）の位置データを比較
してみました。

東吾野駅：池袋起点５３．８ｋｍ　標高１３３ｍ
吾野駅：　池袋起点５７．８ｋｍ　標高１８５ｍ
西吾野駅：池袋起点６１．４ｋｍ　標高２４４ｍ

距離はほぼ正確に４ｋｍ間隔、標高６０ｍづつ上昇してる。

西武線はこのあたりを高麗川、秩父往還道、国道２９９号線
とほぼ平行して１５/１０００の勾配で登っていくのですね。
(鉄ちゃん風にいうと１５パーミルすね)

なにが言いたいかって、つまりこのあたりは景色も移動感
もよく似ていると感じていた通りのデータ的裏付けが・・・
あれ、まとまらない。 どうしよ。

この先、正丸、芦ヶ久保あたりは２５パーミルが連続して
標高は３００ｍ超えるんですって。

吾野駅 駅

そろそろ帰りましょう。

次の上り電車まで３０分。 谷を渡るウグイスの声がかわいいです。

最後までお付き合い頂いた皆様、ありがとうございました。

吾野駅 駅