日本の滝百選『鹿目の滝』◆2008最後の旅行は九州の滝めぐり【その１３】

2008/12/29 - 2008/12/29

九州の滝めぐりも３日目となり、佳境に入りました。
今回の滝めぐりで最も楽しみにしていた『鹿目（かなめ）の滝』（熊本県人吉市）にやって来ました！
『鹿目の滝』は、私が“バイブル”にしている「日本の滝」という写真集でも西日本編の表紙を飾っているほどの素晴らしい滝です。

※日本の滝百選はこれで47ヵ所めとなりました。

エリア 人吉(熊本)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー JALグループ
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

「ハイアット・レジデンシャルスイート・福岡」から真っ直ぐに人吉市に向かいます。
途中、北熊本ＰＡで休憩します。

「馬カルビー焼」？「いきなりだんご」？

可愛いお嬢さん二人が地元の農産物を売っていました。
あれ！？西瓜がある！
12月に西瓜とは...、さすがに熊本ですね〜。

人吉ＩＣに到着！
真っ直ぐに「鹿目の滝」を目指します。

Photo by wife

「鹿目の滝」に到着しました。

一般的には雄滝（表紙写真）が有名ですが、「平滝」「雄滝」「雌滝」という３つの滝を総称して『鹿目の滝』と呼んでいるそうです。

最初は「平滝」から訪れてみます。

木々の間から「平滝」が見えてきました。

「平滝」とスヌ君のツーショット！

滝直下に行ってみます。
石づたいに小渓流をたどっていきます。

木々の間から視界が広がった場所で「平滝」を撮影するJOECOOL。

Photo by wife

「平滝」は目測で落差約6ｍ・幅20ｍの分岐瀑です。
大きく広がって落ちる姿が美しい滝です。

「平滝」の下流に「雄滝」があります。

渓流沿いの遊歩道を下っていくと、「雄滝」の滝口が見えてきました！

「雄滝」の滝口から上部が見えています。
上流側の遊歩道はここまでで、下流側にある駐車場に戻り、下流側から改めて「雄滝」に向かいます。

下流側の駐車場に車を置いて、雄滝を目指します。

遊歩道を下って約5分、木々の間から『鹿目の滝・雄滝』が見えてきました。

あそこに橋がかかっています。
あの橋まで行けば、きっとはっきりと見えるでしょう。

Photo by wife

下流にかかる橋から遠景で「雄滝」が見えました。
何と素晴らしい景色なんでしょう！

『鹿目の滝・雄滝』をズームで。

『鹿目の滝・雄滝』をズームで。

『鹿目の滝・雄滝』をさらにズームで。
JOECOOLのカメラではこれが限界です。

この素晴らしい滝を見つめるスヌ君は何を思っているのでしょうか？

ゴロゴロとした岩石で埋まった川原を進み、ベストアングルの場所を探します。

Photo by wife

『鹿目の滝・雄滝』とスヌ君のツーショット！

『鹿目の滝・雄滝』は落差36ｍの直瀑で、日本の滝百選にも選ばれています。
一直線に落下する豊富な水量の流身が、落差以上のスケールを感じさせる滝です。
溶岩が固まってできたという周りの柱状節理の断崖の光景も含めてとても素晴らしい滝風景をつくり出しています。

本当に素晴らしい光景に、暫し見惚れていました。
これは今までに訪れた350ヶ所あまりの滝の中でもベスト10に入るものです！

ズームで撮った滝口。
大雨の後などは、横幅がいっぱいに広がって流れ落ちるそうです。

流身も迫力ある姿です。

滝の落下点。
ここからでは滝壺は見えません。

滝の右岸側から滝壺に近付くことができます。
さっきよりもさらに間近で見る『鹿目の滝・雄滝』はすごい迫力です。カメラを構えるJOECOOLにも容赦なく水しぶきが飛散してきます。

右岸側ギリギリまで近付いてみました。
左右の断崖がオーバーハングしている様子がよくわかります。

ここまで近付くと、滝壺も見ることができます。

濃いブルーの滝壺が美しい！

右岸側の崖。

左岸側の崖。
こちらに迫ってくるような錯覚を覚えます。

間近で見た滝口。
レンズを上に向けると水滴が上から降ってきます。

滝の間近で写真を撮るJOECOOL。
滝の大きさがわかっていただけるでしょうか？

Photo by wife

『鹿目の滝・雄滝』の下流風景。

『鹿目の滝・雄滝』の下流の右岸側に別の沢があり、その沢に『鹿目の滝・雌滝』がかかっています。

水量が少なめのようですが、行ってみることにします。

沢づたいにゴロゴロした岩をぬって雌滝に近づきます。

雌滝が見えてきました。
雄滝に比べると確かに女性的な姿の滝です。

wifeは途中で待つことにして、JOECOOLはさらに岩場を登って滝に近づきます。

Photo by wife

雌滝の全景が見える場所までやって来ました。

総落差は30ｍ程あるそうですが、二つの分岐瀑で構成されています。
上段と下段と同じだけの水量が流れているはずなのですが、水量が全然違うように見えます。

こういう女性的な滝も美しくてイイですね〜。

雌滝上段部分をズーム。

雌滝上段部分の滝口。

雌滝上段部分の落下点。
滝壺はないようです。

雌滝下段部分の滝口。

雌滝下段部分の流身。
とても複雑に分岐しています。

滝壺は小さめですが、水はとても澄んでいます。

無心に滝の写真を撮るJOECOOL。

Photo by wife

写真を撮り終えたJOECOOLが下りてきます。
この後、悲劇が...！

岩場でバランスを崩したJOECOOLは、水にはまってしまいました。
幸い、足首くらいまでだったのでヨカッタ...。

Photo by wife

川原でスヌ君の記念写真。

Photo by wife

帰る前にもう一度、遊歩道途中で振り返って木々の間から見た『鹿目の滝・雄滝』です。

本当に素晴らしい滝でした。
こんなに素敵な風景をつくり出してくれた大自然に感謝しながら滝を後にします。

"to be continued"

この旅行記へのコメント （6）

• Makkyさん 2019/06/20 13:15:00

  先ほどは

  質問への回答ありがとうございました。
  まだ、始めたばかりで、お返事の方法がわからず、この記事のコメントに入れさせていただきます。
  滝も見てみたくなりました。
  ありがとうございました

  JOECOOLさん からの返信 2019/06/20 13:27:45

  RE: 先ほどは

  こんにちは
  参考になれば幸いです。
  「鹿目の滝」は、九州内でも５本の指には入る滝だと思いますので、雨でなくてもぜひ訪れてみてください。
  
  どうぞ良い旅を…
  
  by JOECOOL
  
  > 質問への回答ありがとうございました。
  > まだ、始めたばかりで、お返事の方法がわからず、この記事のコメントに入れさせていただきます。
  > 滝も見てみたくなりました。
  > ありがとうございました
  
  
  

• がんもさん 2009/01/23 22:08:13

  うわ！

  こちらまで水しぶきが飛んできそうです！！
  ここ、熊本ですよね？
  
  いや〜知りませんでした。
  滝を見に行ったのは小国にある鍋ヶ滝ぐらいかしら。
  いろいろ見に行ってみようかしら。
  も少し暖かくなったら（笑）
  
  それにしてもこの滝の写真･･･
  千住博さんの世界そのものですね。
  
  すごい！滝ってこんな風に見えるんだ！！！
  JOECOOLさんの写真越しに感動してしまいました。
  
  美しいものを見ているJOECOOLさんは
  心が美しい方なのでしょう･･･（奥様も）
  
  奥様が撮られるJOECOOLさまの写真に
  奥様の深い愛情を感じたがんもでした。
  

  JOECOOLさん からの返信 2009/01/24 12:35:18

  「鹿目の滝」はピカイチです

  がんもさん、こんにちは！
  鹿目の滝の旅行記を見ていただいてありがとうございます。
  
  > こちらまで水しぶきが飛んできそうです！！
  > ここ、熊本ですよね？
  > いや〜知りませんでした。
  
  九州の山中は滝の宝庫です！
  特に九重や阿蘇の周り、霧島周辺などは見たい滝がいっぱい！
  その中でも「鹿目の滝」はピカイチです。
  ここは滝そのものだけではなく、
  周囲の断崖風景の迫力が素晴らしい！
  近くに住んでいたら毎週でも見に行きたい滝です♪
  
  > 滝を見に行ったのは小国にある鍋ヶ滝ぐらいかしら。
  > いろいろ見に行ってみようかしら。
  > も少し暖かくなったら（笑）
  
  手始めに、あのウシさんの像がある阿蘇大橋近くの「数鹿流ケ滝」に行ってみて下さい。
  タイプの違う２つの滝を見たら、『滝ワールド』にハマってしまうかも...。
  
  
  > 美しいものを見ているJOECOOLさんは
  > 心が美しい方なのでしょう･･･（奥様も）
  > 奥様が撮られるJOECOOLさまの写真に
  > 奥様の深い愛情を感じたがんもでした。
  
  アハハ...
  テレちゃいます(笑)。
  
  by JOECOOL

• kuropisoさん 2009/01/22 01:39:13

  あ！表紙だ！！

  こんばんは
  
  ん、と思ったらコメントににもありますが、
  表紙ではありませんか。
  
  やはり素晴らしい滝ですね〜。
  
  さて、先日コミュに登録なさっている
  フジケンさんに教えて頂きました。
  
  ＞天川村ユースホステルのオーナー主催で、双門の滝ツアーというのもあり＞ます。
  ＞http://www5.kcn.ne.jp/~t-yh/
  ＞問い合わせてみられてはどうでしょう？
  
  どうです？？（笑）
  
  こういう風に書かれると
  ん？案外普通に行けるのかって思っちゃいますが。
  
  体鍛えて挑戦しましょうか？
  
  Kuropiso
  

  JOECOOLさん からの返信 2009/01/22 11:47:42

  「表紙と同じだ！」と私も思いました

  こんにちは！
  書き込みありがとうございます。
  
  鹿目の滝に出会えた時は感動ものでした。
  「表紙と同じだ！」と私も思いました（笑）。
  
  
  > ＞天川村ユースホステルのオーナー主催で、双門の滝ツアーというのもあり＞ます。
  > ＞http://www5.kcn.ne.jp/~t-yh/
  > ＞問い合わせてみられてはどうでしょう？
  
  私もその掲示板を読みました。
  ユースホステルのオーナーに一度問い合わせてみます。
  GOTOCHANさんも行きたがっていますし、
  真剣に検討してみます。
  
  by JOECOOL