2008/09/04 - 2008/09/04
292位(同エリア458件中)
タオさん
例年だと、大雪山の紅葉は9月中旬頃から赤岳あたりで始まります。雄大な自然のなかで紅く燃え上がるナナカマドや黄色いダケカンバの葉は、まさに錦秋とよぶにふさわしい美しさです。もちろん、それを目当てに多くの方々がこの山に訪れるます、当然、狭い山道は大渋滞となるわけで、特に紅葉が美しいとされる銀泉台、高原温泉方面は、9月中旬からシャトルバスが運行されます。満員のバスにすし詰め状態で揺られるのも、結構大変ですが、その労苦に応えるだけの価値は十分にあるでしょう。
しかし、今年は8月中旬以降、朝晩と底冷えする日が続き、赤岳では8月下旬から紅葉が始まったというではありませんか。こんなことはここ10年来なかったことです。シャトルバスがまだ始まる前ですし、訪れる人も少ないなか、ゆっくりと日本一早い紅葉を堪能することができました。
特に、大雪山の紅葉狩りは、その年によって紅葉の始まりが変わるので、事前に情報を入手することをおすすめします。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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夜明け前、自宅から高速を利用し、3時間かけて登山口に到着。朝霧が辺りを包んでいますが、朝日も射し込んできて、好天の予感がします。
以前は、宿泊施設や食堂があったこの建物で入山届を出して出発です。 -
30分ほど歩くと展望が開け、いきなり見事な紅葉が飛びこんできます。周りの針葉樹やまだ緑の木々とのコントラストがとても綺麗です。
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まだ標高は1600mくらいです。この先、高度を上げるに従い、さらに期待できそうです。
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この辺一帯は「第一花園」とよばれ、7月頃には高山植物が咲き乱れます。
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霧がどんどん晴れてきます。
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「第二花園」に着きました。運がよければ岩陰からナキウサギが姿を現すのですが。
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雲海の向こうに北大雪の稜線が顔を出しています。
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この池は「神の田圃」といいます。美しい名前です。
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「コマクサ平」に着きました。7月になると、高山植物の女王ともよばれるコマクサが一面に咲きます。
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その奥には、東岳(左)から北に連なる稜線が見渡せます。澄みきった秋の空はどこまでも高いです。
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さらに紅葉が鮮やかになってきました。正面の岩れき地は「第三雪渓」とよばれ、遅くまで雪渓が残っているところです。
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紅、黄、橙、そして緑。美しい景観が広がっています。
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9月上旬でここまで紅葉することは近年なかったと思います。
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雲までも「気」を天上に放っているようです。
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さらに進むと「第四雪渓」に着きます。赤岳までの最後の急登です。振り返ると「東平」とよばれる平坦地が見渡せます。
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登りはじめて2時間半。標高2078m、赤岳山頂に到着です。
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山頂からは大雪山の山々が一望できます。大町桂月が「富士山に登って山の高さを知れ、大雪山に登って山の大きさを知れ」と言ったのが、あらためて実感できます。ちなみに、写真右奥が北海道最高峰の旭岳(2290m)、左の山が白雲岳です。
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赤岳から白雲岳に向かいます。しばらくは、起伏の乏しい高原地帯を歩きます。
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最後の急な岩れきを登りきれば、標高2230m、白雲岳山頂です。近景には遅くまで残る雪渓によって砂礫地帯となっている縞模様が、遠景は旭岳です。思わず歓声をあげたくなる風景が広がります。
雪渓が残る7月頃だと、その縞模様が感動的な光景をつくりだします。ちなみに次の写真は、7月中旬に撮影したものです。 -
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白雲岳から北の展望です。北鎮岳、凌雲岳などが望めます。
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南方の展望です。どこまでも広大な高原が続いています。そして果てには岳人憧れの山、トムラウシが聳えています。
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あまりの気持ちよさに昼食後、山頂で昼寝までしてしまいました。昼下がり、白雲岳を後にします。
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これから緑岳に向かいます。白雲岳避難小屋が見えてきました。
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大雪山らしい雄大な景観が続きます。
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避難小屋に着きました。もちろん、北アルプスのような営業小屋ではありません。装備さえ怠らなければ、満天の星の下、素晴らしい一夜を送れます。
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ヤンベタップ川を渡ります。雪渓が1年中残っています。
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徐々に白雲岳が遠ざかっていきます。
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苔の仲間でしょうか。美しい緑の絨毯を形作っています。
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もうとっくに枯れているはずのコマクサが一輪だけ残っていました。どこまでも可憐な花です。
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緑岳山頂が近づいてきました。
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午後2時半、緑岳登頂です。高根ヶ原から切れ落ちる断崖の下に、豊かな原生林が広がっています。この辺りは高原沼ですが、紅葉にはまだ少し早いようですね。
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高根ヶ原からトムラウシ山まで遮るもののない絶景が広がっています。
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山頂では30分の休息です。もっとゆっくりしたいのですが、ここから銀泉台登山口までは3時間弱かかります。左手に白雲岳と避難小屋をみながら、帰路を急ぎます。
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白雲岳に雲がかかりはじめました。天候が急変しないうちにと、さらに歩を速めます。
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途中から雲のなかの山行となりましたが、「第一花園」まで下がると視界が開け、また紅葉が目に入ってきます。
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午後5時半、登山口に到着です。前半はゆっくり、後半は慌てるといういつものパターンでした。
帰りは層雲峡、黒岳の湯(600円、ただし銀泉台の登山事務所で100円の割引券を配布してくれます)でゆっくりくつろぎ、すぐそばの「登山軒」で味噌ラーメンを食べ、高速道路を利用し一気に岩見沢方面まで戻ります。
今夜もゆっくり眠れそうです。
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