2008/10/28 - 2008/11/05
664位(同エリア908件中)
macoさん
ネルソン郊外の町、リッチモンドで無事に友人との再会を果たす。
たまたま、友人が、たまたま、ワーホリで、たまたま、ニュージーランドに行
かなきゃこの国を訪れる事はなかったんじゃないかなと思う。
これがアメリカならアメリカに、カナダならカナダに、イギリスならイギリスにって、なっていたんだと思う。
全くの偶然なんだけど来てみりゃ、とても素敵な国だと感じる。
ま、これも旅行者としての感想だから、実際に暮らしてみないことにはわからないだろうね。
友人も一年近く、暮らしていて今の町、リッチモンドに来てからは楽しんでいるようでなによりだ。
俺とそいつともう一人、ワーホリで訪れている男の子と三人でその日の夕飯の買物をモール内のスーパーで済ます。
ちなみに、このモール、スーパーがなぜか二つある。
そのスーパーでニュージーランドビールも購入。
そうして三人で、友人のステイ先で夕飯。
ビール飲みつつ、友人が料理を担当。俺と彼は横から口をだす。
そうして出来たメニューは……
『ほうれん草のおひたし』
『青椒肉絲』
『寿司屋の余り物の巻き寿司』
『味噌汁』
素晴らしい日本の家庭料理が並んだ。
飯を食い終わり軒先で煙草を吸いながら、とりとめのない話をして一日が終わったいった。
彼が帰り、俺は友人宅に泊めてもらうことになる。寝る前に外で星を二人で眺めていた。
星ってこんなにあったんだと実感。
流れ星も目撃。
場所によるけけれど、人工衛星も見えるらしい。
翌日。滞在五日目。友人は仕事に出掛け、俺はネルソン市内観光に出掛けた。
手始めにバス停まで迷う。そこら辺にいた人を捕まえて道を尋ねると五分ぐらいだという。
実際には十五分ぐらいだった。
なかなかいいアバウトさ。
バス停に着いたがバスがこの旅で初めて遅れる。
運転手は白髪のおばちゃんだった。
このおばちゃん、客を乗せたものの、レジが止まったままだった。ニュージーランドのバスは乗車の時に料金を払い、レシートをくれる。
動かないのか動かせないのかはわからないがとにかくレジが故障した。
どうするのかと思ったら、バスのターミナルまで戻り、別のバスからレジごと交換していた。
そのせいで予定より三十分遅れで出発した。
別に急いでいないからかまわないものの、随分な力技だった。
ネルソンに到着して街をふらふらしていたら、市内のパーキングでフリーマーケットを発見。といっても規模はかなり小さいけどね。
なんか面白いものでもあるかと思い、入ってみる。そこで、ジャムを売っている店を見つける。
その露店を眺めていたら、夫婦だろうか、女性に声をかけられる。
「あなたはイングランドから来たの?」と。
帽子にイングランドって書いてあるからそう尋ねたみたいだけどさ、どう見てもアジアンですよ。
冗談かもしれない。が、こういう話があったんだよ。ここで。っていう、オマケが付いたのでベリー系のジャムを購入。母親への土産にした。
ひどく、不釣り合いなビニール袋に入れてもらい街歩きを続ける。そこからニュージーランドの中心点へと向かう。
街の外れのちょっとした山を登るとそこがニュージーランドの中心点。
簡単なモニュメントがありそこから市内と海外線が一望出来た。
手すりに落書きを見つけて何処の国でも変わらないもんなのかなって。
マナー違反ではあるけどね。
一通り、街を歩き回って、リッチモンドへ戻ることにした。帰りのバスの運転手は行きと同じおばちゃんだった。
リッチモンドに到着し、仕事が終わった友人と落ち合うためにモールに。
昨日と同様にスーパーで買物をして、今日は俺が料理を担当した。
パスタを作った。
美味しく召し上がっていただきました。
腹ごしらえをしてバーに連れていってもらう。
昨日の男の子と、もう一人、ワーホリで訪れている男の子を加えて四人が軽く
飲む。
ビールが旨い。その上、安い。
バーを出て、めいめいに散っていったが俺と友人が一番遠くだった。
徒歩一時間半。
明日も朝が早いので、すぐに寝ることにした。
至って、地元で会うような感じで二日間、過ごしたが、まあ、こんな付き合い方が俺らしくもあるかも。
明日はクライストチャーチへ列車で向かう。
ニュージーランド滞在も六日目の朝を迎えた。
今日はネルソンから南島の北端の町、ピクトンへ。ウェリントンからフェリーで到着したあの町へ。
少し、引き返したのはここから南島の主要都市クライストチャーチまで列車で旅をするからだ。
朝も早く、友人のステイ先をたって、友人に見送られながらまずはバスでネルソンへ。そこからさらにバスを乗り継ぎ、ピクトンへ。
天候は曇りがちだった。どうにも晴れたり、曇ったりと曖昧な空模様が多かった。しかし、カラッと晴れた日には日差しがまぶしいほどだが湿気はなく心地よい。
ピクトンとまで、一度見た車窓からの風景をぼんやり眺めていた。
途中、山あいでは霧がかかっていた。
気まぐれな天候にもてあそばれながら、ピクトンに到着。ピクトンの空はすっかり晴れ渡っていた。
この旅のハイライトとしては、申し分ない。
バスターミナルからすぐのレイルステイションの事務所で、切符を受け取る。
日本でウェブサイトからブッキングをしていたのだが、ナンバーだけしか控えていなかったのが気がかりだったがとても簡単な手続きでチケットを渡してくれた
。
それを終えるとヒマになってしまったので駅のすぐ近くで見つけた、スケボ専用のパークで一人、スケボーをする。
しばらくすると地元のキッズ達が現れた。
挨拶を交わして、彼らとたどたどしい英語で会話などしてる。
一人、マオリ系のガキはずいぶんなマセガキだったのが印象深かった。
おそらく、スラング混じりだと思うが「日本の女はどうだ?」的なことを言われたので意味深な笑みを返したりして、遊んだ。
多分、十歳ぐらいだと思うが、タバコをくれという。
生意気な!って感じだけど俺もろくな大人じゃないので記念にタバコ二本とパチンコの景品で日本からここまでともに旅した綾波レイのライターを彼に手渡した。
キッズ達と別れ、何度目だろうか、カフェでまったりしつつ列車の到着を待つ。
午後一時、予定どおりに列車が到着。わずか四両ほどの青い車体の列車がやってきた。
列車の座席に座り、車掌に切符を渡す。全員の切符を集めた所で出発した。
発車後、しばらくは車窓から景色を眺めていたが列車の後部車両は屋根があるだけの吹きさらしの車両になっているのでそこへ移動して風に当たりながら、町中から郊外、郊外からワイナリー、牧草地、そこから山を抜けて、川を渡り、と徐々に変わる景色を眺める。
順調に海岸線に沿って列車は南下をしていく。途中、カイコウラというホエールウォッチングで有名な町の海岸に野生のオットセイと遭遇。
かわいいもんでこれがまた。日光でサルに遭遇とは訳が違う。
テトラポットによじ登って、日光浴でもしていたのかも。
後部車両だと吹きさらしのためにもろに風をうけるが、写真をとるには絶好の場所で、次々に観光客が撮影に来ていた。
途中、踏み切りでトラクターに乗った農夫がグッドラックって感じで親指を立てていたっけ。こんな場面、『世界名作劇場』でしか見れないもんじゃないのかな。
ほのぼのした列車も無事にクライストチャーチに到着するも毎度のことながら市の中心まではどう行けばいいのかと考えていると駅の出口にしっかりとタクシーとバスが停まっていた。バスの時間を待つのもかったるい、タクシーも高いとあって、乗り合いのタクシーの運転手に声をかけ乗せてもらうことに。
乗り合いタクシーに乗り、市の中心で降ろしてもらい宿探しをはじめる。『地球の歩き方』を持っていっていたので、めぼしい宿はリストアップしていたが見事に迷子になる。
ちなみにクライストチャーチは町の中心に大聖堂がありそこから碁盤の目のようなシンプルな造りなのだが。
当初の予定とはまったく別の宿にチェックインして翌朝の飛行機に間に合うようにシャトルバスを予約してもらう。
夕方から街歩きを始めたがキレイな街並みなんだけどイマイチだなと感じた。
なんでだろうと思ったら、大聖堂は美しいが街中に日本人と日本語が溢れていたからだ。
それでもオークランドの都会的な匂いとは別のゆったりとした印象。
ひとしきり、歩き回って、コンビニで買物をする。店員がいかにもな外人で堂々と携帯電話で話をする、俺が会計をしているとやたら「シット!」と言っていたりとまあ、見てる分には面白かった。
宿に帰り、明日に備えて寝ることにした。
翌日。
飛行機に乗り遅れる。
寝過ごした。
もうダメだろうと思いながらタクシーを捕まえて空港まで向かう。
空港のインフォメーションでチケットを見せると、はっきりと「もう、今日のフライトは終わった」と宣言された。しかし、これじゃないと帰れないのでどうすれば帰れるか問い質すと、こんな事は稀にあるのか翌日の便を手配してくれた。百ドルの追加料金で。
手続きをしているとその係員の隣に女性の係員が座り何事かを話していた。俺の事を話しているのだろう。彼女は「ジーザス」と呟いた。
言ってやりゃよかったかな。「アイ シンク ソー」って。
翌日まで足止めをくらってしまったが、昨日に引き続き、街をブラブラしてい
た。
大聖堂の前で聖書を朗読する爺さんを眺めたり、広場でチェスを観戦したり、
ケバブの屋台でケバブ買ったり、ケバブ屋に「あんたはトルコ人かい?」って尋ねたら「レバノン人だ」って意外な答えだったり、アートセンターの前でニュージーランド人に声をかけられ、アンケートに答えてたり、コーヒー一杯おごってくれるって言うから。断る理由はないので暇つぶしになりそうなので受けてみることにした。
そいつが日本語ペラペラだったりでさ。
どうやら観光客相手の調査をしているようでそんぐらい観光に力を入れているんだなと思った。
そうしたことをしているうちに日も暮れてきたので宿に戻り、寝ようと思ったが今度は寝れない。
日本から持ってきた「深夜特急」を全部、読み終えた。
作者は今の俺と同じ年の頃にユーラシアを横断するという途方もない旅をしていたんだと思うと俺も彼が見た景色を見てみたくなってしまった。
翌日、早朝にシャトルバスにピックアップしてもらう。
運転手は俺の名前を発音出来ないでいた。
俺の名前は外人は発音しずらいらしい。
空港まで送ってもらい、さっさとチェックインを済ます。
帰りはクライストチャーチから国内線でオークランドまで行き、そこから国際線に乗り換えて成田へとなる。
オークランド空港に着き、のんびり食事していたら国際線のターミナルがわか
らないことに気が付き慌てて探す羽目になる。
直ぐに見付かったが危うくまた、置いてきぼりをくらう所だった。
無事に出国し、搭乗口に行くと修学旅行の学生どもがいた。
こいつらの席の近くになりたくないなと思っていたら。
そいつらに囲まれた席だった。
引率に生徒に間違われる。
最悪のフライトで日本に帰国。
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