2008/10/28 - 2008/11/05
105位(同エリア176件中)
macoさん
ニュージーランド滞在二日目。昨日の冷たい雨が嘘の様に空は晴れ渡っていた。
起床は午前十時過ぎ。ベッドの中でだらだらしていると同室の白人旅行者が段ボールに食料を抱えて部屋に入ってきた。
「何か果物はいるかい?」と尋ねられる。特に断る理由もないので素直に受け取ることにした。
トマトも彼にとっては果物なのだろう。
貰った果物と野菜をビニール袋に詰め込んで、宿をチェックアウトした。
バス停に向かって適当に歩きだすことにした。
強い日射しを浴びながら、少し汗をかきながらバス停に着いたが、昨日と違うバス停に到着する。
まあ、別に今日にはオークランドをたつから道を覚える必要はないか。
昨日と同様にフェリー乗り場近くのベンチで昨日、買っておいたマフィンと同室の白人から貰った果物で食事を済ます。
「そうだ、島に行こう」
と、思い立つ。オークランドからフェリーで三十分程の島、ワイヘキ島へ向かうことにした。
チケット売り場でチケットを購入し、時間を持て余していると、ゲイが歩いていた。
疑いようの無いほどにゲイだ。実に堂々と闊歩していた。
満面の笑みを投げ掛けられる。
リアクションに困る。
しばらくすると、同じゲイが舞い戻ってきた。
今度は睨まれる。
リアクションに困る。
出航時間になりフェリーに乗り込み、ワイヘキ島へと向かう。
ガイドブックによるとワイヘキ島にはワイナリーが点在しているとのことだが生憎、さしたる興味はない。
ただ、海が見たいだけだ。
フェリーに揺られながら、景色を眺める。雲が少し多いながら日射しが強く、しかし暑すぎずというかなり快適なものだった。
港に着き、海鳥を写真に収めつつ、島の中心のオネロアという地区に向かうことにした。そこへはフェリーの時刻にあわせてバスが出ているが当然のように乗らずに歩いていくことにした。
なだらかな坂道を登りきり町のメインストリートにたどり着いた。潮の香りがするところへふらふら足を向けると砂浜に出た。
その砂浜には地元の住人だろうと思われる人が一人いるだけでだった。
その静かな砂浜でしばらく海を眺めていた。
遥かに南太平洋を望み、エメラルドグリーンの海を見つめる。
町のカフェで昼食をとり早めにオークランド市内に戻り、リュックサック背負って歩くのも億劫になりカフェでくつろいだりして、時間を潰し、ウェリントンに行くためにバスターミナルに向かう。
ニュージーランドに来てから気が付いたことは街の至るところにカフェがあるこどだった。
どこのバリスタも腕がよくおよそパートタイムと思われるスタッフまでもが見事なラテを作ってくれる。
ウェリントン行きのバス乗り場でマオリ系と思われる荷物係の男に話し掛けられる。
少し会話をかわして、もう少し話を続けてもよかったかなと思いつつその夜行バスに乗り込んだ。
夜が明ければ世界最南端の首都、『風の街』ウェリントン。
夜行バスに揺られて十一時間半。三日目の朝、ウェリントンに到着。
途中、途中でメジャーな観光地を通りすぎた。
タウポ、ロトルア、トンガリロ国立公園など。
深夜のため、店などはかろうじてガソリンスタンドが空いている程度だ。幾つかの休憩以外はノンストップでバスは走る。
俺が訪れた時期は観光はシーズンオフでバスは空席が目立っていた。
お陰でかなり快適だったのは嬉しい誤算。
朝、ウェリントンの鉄道駅の中のバスターミナルに到着。天気は快晴。
これから通勤のニュージーランド人に混じりながら街をうろついて宿探しを始める。
しばらくして、宿を見つける。なんなくチェックインを済まし、四人部屋に入りリュックサックを放り投げ、街歩き。
海岸沿いをあてもなく歩き続け、途中カフェで、休憩してほどなくして街のメインストリートまで引き返す。
さすがに一国の首都だけに活気があるが世界でも有数の大都市である東京に住んでいるとやはり小さな感じは否めない。が、これぐらいの規模が広すぎず狭すぎずで調度よいかもしれない。
東京の広さが異常なんだな、きっと。
ひとしきり歩き通してカフェで、まったりしつつ、三軒目のトルコ料理屋で食べたケバブにはまった。値段は安くはないが量、味ともに申し分がなかった。
ついでに言えば、今回、ニュージーランド料理は全く食べていない。
現地に住んでいる友人に聞けば、ニュージーランド料理なんてものはないらしい。
とはいえ、特に困ることもなかった。
街を歩き回っていたらキリスト教の教会の活動だろうか、妙な親父に声をかけ
られる。
一日に二回も。
俺が東京から来たと言うと、「オー!トーキョー!」と、何故か嬉しそうにし
て純金と書いてある小さなポリ袋をくれた。
小さな紙切れに神を讃える文書が日本語で書かれていた。
後日、投げ捨てた。
宿に戻り、早めに床につく。
明日はフェリーで北島から南島に渡るからだ。
翌日、滞在四日目、激しい冷え込みの中、港へ向かうバスターミナルでおばちゃんと話しながら、バスを待っていた。
フェリーで南北の島を隔てるクック海峡を渡ると、ピクトンという町に着く。
そこからバスで三時間程で友人が暮らす町、リッチモンドだ。
雨が降り、風が吹きすさぶ中での出航だったけど懐かしい友人との再会を果たせるとあって、テンションは上がっていた。
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