パリ・モロッコ・スペインそしてロンドン周遊の旅　18　タンジェからセウタへ

2008/10/10 - 2008/10/20

モロッコからようやっとスペインへ・・・

モロッコの中にポツンと二箇所スペイン領があるのをご存知だろうか？そのうちの一つがジブラルタル海峡に面したセウタという町。半島に町が作られ、その町だけがスペイン領で、周りをすべてモロッコに囲まれている不思議な町。もちろんアフリカ大陸だ。
北アフリカの玄関といわれる、モロッコの町タンジェから車で一時間、約60キロの距離の場所にセウタはある。セウタはスペイン本国からフェリーが頻発しているので、ヨーロッパサイドからは便利だが、セウタからモロッコに向かうバスは少ないので、こちら側に移動がタンジェと比較するとかなり不便に感じるかもしれない。

そんなアフリカ大陸に位置しながらスペイン領でもあるセウタの特徴はなんと言っても町が免税であること。とはいえ物価はモロッコと比べると非常に高いので、物価に非常に驚いてしまい、まるで免税の恩恵に授かっていることも感じることは無い。尤もブランド品を買えばまた違うのだろうが・・・。

エリア セウタ(モロッコ)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 観光バス 船 タクシー
• 航空会社: ロイヤルエアーモロッコ

ヨーロッパからの玄関、タンジェの駅。スペインのアルへシラスから船でアフリカ大陸に渡る人の多くはタンジェに到着する。アルへシラスからタンジェまで船で約二時間。
我々もアフリカ大陸からヨーロッパ大陸に渡るが、今回はタンジェから渡らず、セウタから。

セウタはアフリカ大陸に位置しながらスペイン領。タンジェからセウタまでタクシーで60分
セウタまで道のりに大きな風力発電が

山がちな道路をくねくねと進んでいくと視界が開け、セウタの町が見えた。

国境で下車し、歩いてイミグレーションへ。出国審査を終え、スペインサイドまで徒歩で行くとＥＵのスペインの標識が。

スペインに無事入国すると、国境からセウタの中心部までバスが頻発しているので、そのバスに乗ろう。ちなみに国境から中心部まで約3キロ。バスの中はモロッコ人やスペイン人の混成

市内中心部に到着し日も暮れようとした頃から安ホテルを探そうと街中を歩くが、満室が多くなかなか見つからない。何せ小さな町なので30分くらい探してもセウタではかなりの時間を費やしたことになる。そしてようやく見つけたのがホテルルイス。我々が最後の空き部屋を確保し、我々の次に5分後に訪れた客は満室の憂き目に遭い、追い返されてしまう。

部屋はこれがダブルベッドなのかと疑ってしまうが、贅沢は言っておられん、とりあえず安く泊まれるのだから。。とはいえ食事なしで40ユーロ以上はする・・・。物価高いなーセウタは。まぁ市内の一番中心にあるので仕方ないか・・・。

部屋からの眺め。悪くは無い。

ホテルから歩いて5分の場所にスーパーのスパールがあるので少し夜道を散策。これがセウタのメインストリート。大阪で言えば心斎橋筋、東京で言えば銀座？？？有名ブランドショップが両サイドに所狭しと並んでいるところは変わりない。免税なので、日本で買うよりずいぶん安いんでしょうけどね。。

アフリカサイドの町とはいえスペイン領、雰囲気はヨーロッパそのものです。

え？？ドラゴン！？！？
アフリカサイドの町とはいえスペイン領、雰囲気はヨーロッパそのものです。

バロック様式の美しい教会