砂漠化の実態！内モンゴル３５日?　４月

2008/04/11 - 2008/04/23

4月、再び内モンゴルオルドスを訪ねました。4月から6月までは禁牧のところが多く、牧民たちは柵の中で山羊や羊を飼っていました。今回は約2週間の滞在、その間に福岡でバンベンという会社を経営している坂本毅さん主催の植林活動も見させてもらいました。

エリア 中国

• 航空会社: 中国国際航空

フフホト空港です。

今回は上海経由、フフホトから入りました。フフホトの人民広場で見たドラえもん！！

黄河です。その名のとおり濁って黄色い水でした。異常気象による降水量の減少で水量の低下が問題になっています。下流では夏になると断流現象がおきるそうです。

フフホトから700キロを半日で走破。オルドスのウーシン旗近くで見た夕日です。

万里の長城。これは明の時代に元（モンゴル族）の進入を防ごうと強化されたものです。土壁は風化しています。しかしこれだけの労力をかけて一体どれほどの効果があったのでしょうか？

土壁を下から見たところです。風化の様子がよく分かります。今日（1月2日）のニュースによると内モンゴルにある明代の万里の長城は２２％が風化により失われてしまっているようです。

アイラゴンちゃん。髪を切って男の子のようになっていました。

お父さんのブルダさんと一緒に。

食べているのは鳥の足です。おいしそう！

再びウーシン旗の生態移民村を訪ねました。

お母さんのトゥヤさんはご飯の支度。この日のおかずはジャガイモ入りの卵焼き1品だけでした。

家の裏にある敷地にて。国から与えられたわずかな土地で家畜を飼って暮らしています。それでも豚が高値で売れるため、収入は以前の2倍になったそうです。

山羊です。ここの山羊は乳搾り用の山羊です。（食べたりしません）

子山羊と戯れるアイラゴンちゃん

父娘で柵を直します。

隣のおばさんと孫　おばさんは移民村は住みにくいとしきりに言っていました。元の村で放牧したいと。。

ブルダさんの父、サイシャラトウさんの家です。

羊と家

何か作業をするサイシャラトウさん

トウモロコシの根っこを乾かしたものを荷台に乗せています。

おとなしいロバ

それを砂場のようなところに運んで・・

こうすることで砂の動きが止まり、砂漠化を食い止めることができるのだそうです。これを何回も何回も繰り返します。

大変な重労働です。みんな村を出て移民村に行ったので手伝ってくれる人もいません。

家の中はこんな感じ。電気も水道もガスもありません。拾ってきた薪が燃料です。

羊の骨で作ったキセルと皮で作った煙草入れ。

おかずができるまでしばし休息です。

できあがり。羊の肉とジャガイモがメインの肉じゃがです。ホイツァイといいます。日本人の口にもよく合います。