2004/09/19 - 2004/09/22
603位(同エリア734件中)
ユウさん
全8回・デリー〜バラナシ〜コルカタ鉄道の旅の写真記録はこちら
http://www.junkstage.com/world/yuu/?cat=7
一度は行ってみたかったインドへ行ったときのこと(2005年)。
なんでもインドは行くと「大好きになるか大嫌いになるかどちらか」といわれていて、どちらにしろ凄いカルチャーショックを受けるのだという。
また、当時国境なき医師団に今更行こうとしていた私はマザーテレサに感化されきっていたのだ。
首都のある西部の都市ニューデリーから入り、東のコルカタから出る行程。
その間、飛行機や列車を乗り継いでの、横断の旅。
身の危険を空気と肌で感じ取ったデリーをすぐに飛び立ち降り立ったのは、バラナシ。ヒンドゥー教徒の聖地だ。
ここで火葬をし、ガンジス川に流すことで有名な地。
子供や僧侶、また妊娠したまま死んだ人や蛇にかまれた人などは、火葬はせずにそのまま沈めるうえに、
コレラ菌が瞬間的に死滅するという聖なる(?)川。
淡水イルカも棲息しており、あまり食べたくはないがここの魚は美味しいらしい。
水深は最も深いところで40メートルもあり、流れもとても速いため、危険行為はご法度。
帰らぬ人となった日本人観光客だっているのだ。
インド人にけしかけられるまま、とりあえず太ももまで沐浴体験はしておいた。
二度目の沐浴で、慣れからか調子こいて階段で滑り、ガンジス川に落ちたことはすこし置いておこう。
ボートに乗って、80以上あり増水しても沐浴できるよう階段状になった「ガート」を見て回る。
沐浴する人、洗濯する人、僧侶に、市場で花を売る子供。
目の前に広がる川に無数の死体が沈んでいるなんて、想像もできない。
疲れたらガートの階段に座れば、商売強欲なインド人がすぐにチャイを売りにきてくれる。
ほかの国だったら絶対に泊まれないスイートルームの値段を見て、私は滞在を決めた。
リビングソファと広いバルコニーからは、大きなプールが見えている。
この日も私がガンジス川の人間観察から帰ってくると、「ちょっと」とホテルマンに呼び止められた。
「明日はイスラム教徒とヒンドゥー教徒との争いがあるから、準外出禁止だよ」
暴動の前は、みんなで集まって相談なぞを始めるので、事前にわかるものらしかった。
朝10時以降は出歩かない方がいい、と言われたので早朝の朝日だけ見に行くことにする。
ボートから見るガンジス川の夜明け…はロマンチックだが、インド人とはかなり交戦。
「僕の船はメッチャ安い」などとスレた日本語を話す男の子に、値段を聞くと50ルピー。(130円程度)
前日は日本語ガイドつきで300ルピーだったので、何か裏があるのだろうと思いつつもついて行く。
多少ぼったくられる、というか、「日本人価格」があってもよいと思っている人間なので、そうそう怒りはしないのだが、騙しのセオリーを知っておいてこれから先に損はない。
ガンジス川という聖地で、まだ「つ」のつく年齢の少年に人生勉強というのも、悪くない。
というわけで、ボートへ。
岸を離れた瞬間、来た。
「ボート代が50ルピー。僕が漕ぐのに50ドル(7500円くらい)」
なるほどそういう手口か、と感心しつつもカチンとくる。
「じゃああたしが漕ぐ。どけ」
と言い、席を無理矢理チェンジさせ、オールを握る私。
しかしボート漕ぎは意外と重労働。
10漕ぎもすれば疲れるので、私は休み休みに、かつ漕がなくても進む下流に向けボートを進める。
けっこうぜいぜい言っているが、ここで引いてなるものか。
そして1番下流のマニカルカーガートという火葬場に着くと、私は満面の笑顔で右手を出し、言ってみた。
「漕いだ。50ドルくれ」
最初は笑っていた男の子も、私が
「ギャグじゃないよ。あんたがそう言ったんでしょ。漕いだら50ドル」
と引かないのを見るとだんだん動揺し始め、「No,No!! I have no money」などと言う。
まあ、取らなかったけど、男の子はボート代の50ルピーすら回収せず、ガートに船をくくりつけると人ごみに消えていった。
こうして、インド1の観光地で軽い洗礼(?)を受けた私の旅は続いていく。
つづき
http://www.junkstage.com/world/yuu/?cat=7
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この旅行記へのコメント (1)
-
- 96さん 2009/03/26 15:57:00
- はじめまして。
- GWにインドへでも行こうと拝見させていただいていました・・・
で、気になったタイトル!
笑わせていただきました〜〜〜(笑)
あっしなら間違いなく50ドル支払ってますよ!
またお邪魔しまーす。
ジェロニも
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