ハワイ観光　「戦艦ミズーリ」　

2008/11/24 - 2008/11/24

「真珠湾（パールハーバー）アリゾナ記念館と戦艦ミズーリ号ツアー」

ツアー後半の「戦艦ミズーリ号」です。

アメリカ国民にマイティ・モーという愛称で呼ばれる大戦艦。第二次世界大戦末期の１９４５年９月２日、東京湾に停泊していたこの戦艦の中で日本の無条件降伏が調印されました。

現在、館内は資料館として公開されており、戦艦アリゾナと並ぶ平和のシンボルになっています。

エリア ホノルル(ハワイ)

戦艦ミズーリ

スペック

全長　　　約２７０ｍ
最大幅　　約３３ｍ
高さ　　　約６４ｍ
排水量　　５８０００トン（満載時）
　　　　　４５０００トン（非満載時）
速力　　　３３ノット
造船所　　ニューヨーク海軍造船所
クラス　　アイオワ級

主砲　　　口径４０．６センチ（３砲塔９門）
　　　　　射程　３７キロ
機関砲　　近接防御火器（４基）
ミサイル　トマホーク巡航ミサイル（３２基）
　　　　　ハープーン対艦ミサイル（１６基）

自販機

ペットボトルの水を売っていました。
一本２ドル。

売店前にいたおじさん

２５セントで何かをくれるらしいのですが・・・。

波止場より

私たちは１０人くらいの日本人ツアーグループでしたが、戦艦を見るにあたって軍関係？（ボランティアかも？）の方が日本語でいろいろな説明をし案内してくれました。

波止場より

中央　副砲/５インチ砲
左　司令塔

波止場より

波止場より

主砲/１６インチ砲

下には種類の違う軍旗がずらっと並んでいました。

波止場より

１６インチ砲。
１６インチというと４０．６センチです。
一つの重量が８００〜１２２５キロもありました。

波止場より

艦橋を見上げてみました。
高さが６３．９メートルです、ビル何階相当？

前部甲板より

砲台脇に設置された出入り口を通って、一気に艦首まで移動、ここがメインの撮影スポットです。

今回の旅行の中で、みにくま君が一番楽しみにしていたところ（*^_^*）

しかしここは風が物凄く強くて、みにくまが転がっていきそうになって危ないです。

前部甲板より

主砲/１６インチ砲

ミズーリを含む４隻のアイオワ級戦艦は、１６インチ砲を９門搭載しています。
上甲板に合計３基の砲塔があり、そのうち２基が艦首、１基が艦尾にあります。

前部甲板より

遠くからでは分かりませんが、近くで見るとすごい迫力です。

この位置は記念撮影のポイントになっており、観光地によくある記念写真撮影サービスがあります。
私たちはグループで撮影しましたが、せっかくなので帰り際に１枚買っておきました。

前部甲板より

前部甲板より

艦首。
重さ１５０００キロの巨大なアンカーは、ミズーリの艦体を支えるおもりの役割をしています。

先端にあるアンテナは、１９８６年、近代設備を搭載した際に設置されたものです。

前部甲板より

先端部のアンテナ、ニックネームは「クリスマスツリー」。

前部甲板より

チェーンのリンク一つの重さは５０キロもあるそうです。

前部甲板より

主砲の性能が書いてあるみたいです。

前部甲板より

主砲

前部甲板より

主砲

前部甲板より

主砲から艦首のクリスマスツリーを。

前部甲板より

主砲と艦橋

前部甲板より

湾岸戦争の際に発射したミサイルの数が記録されていました。

前部甲板より戦艦内部へ

ガイドさんの案内に従い、戦艦内部を見学します。

戦艦内部

けっこう狭い通路が複雑に入り組んでいます。
体の大きなアメリカ人には窮屈ではないかな〜と少し心配になりつつ。

戦艦内部

士官用のベッドルームでしょうか。

２段ベッドになっています。

机やロッカーなどがあり、ベッドには分厚いマットレスが敷かれているなど、後で見る下士官のベッドルームよりも数段快適そうです。

戦艦内部

戦艦内部

戦艦内部

壁には電話がかかっていました。

戦艦内部資料室

軍隊・戦艦内は封建社会なので、身分によりキッチリと居場所が決まっています。

この部屋は士官クラス？の食堂です。
椅子などが立派な感じ。

戦艦内部資料室

１９４５年当時の戦艦ミズーリ。１/９６

戦艦内部資料室

戦艦ミズーリ。
これは、かなり古い型かな？
主砲や副砲、艦橋の形状が全く違いますね。

戦艦内部資料室

キッチン。

戦艦内部資料室

戦艦内部資料室

戦艦内部資料室

降伏文書調印式

戦艦内部資料室

降伏文書調印式

戦艦内部資料室

降伏文書調印式

戦艦内部資料室

戦艦内部資料室

カミカゼアタックとして有名な写真。
後ほどその現場を見学します。

戦艦内部資料室

上級士官のサロンといった感じの部屋。
今は見学者が自由に休憩などできるようになっていました。

戦艦内部

戦艦内部

下士官専門マーク？

戦艦内部

これは何だっけかな。
なにか有名なものだったはず・・。

戦艦内部

ベッドルーム。
当然ベッドも身分によって、大きさ・形状が全然違っていたものと思われます。

この部屋は最も身分の低い兵士の部屋でしょうか。
狭い部屋に３段ベッドが複数あります。

艦橋より

後部甲板より

初期のころは、ここに３機の有人偵察機を搭載していました。
現在はセレモニーのための会場として使われているようです。

後部甲板より

カミカゼアタック

１９４５年４月１１日１４時４３分、沖縄海戦にて上空約３０メートルから１機の特攻機がミズーリめがけて突撃。
右舷艦尾付近に激突しました。

後部甲板より

カミカゼアタック

当時の特攻機激突によってできた歪みが現在も残っています。

後部甲板より

カミカゼアタック

後部甲板より

カミカゼアタック

特攻機激突寸前の写真として有名です。

後部甲板より

TRUMAN LINE

これも何か曰くがありました。
説明をしてくれたのですが、あまりよく聞きとれませんでした・・・。

後部甲板より

いろいろな種類の砲弾が無造作に置いてありました。

甲板の板敷は、現在ボランティアの手によって修復がされているそうです。
今でも終戦当時の木材が残っている箇所もあるそうで、相当傷んでいるのですが、全部修復するにはかなりのコストがかかるため、ボランティアが持ち込んだ板や、観光客の見学料などが修復の原資にあてられています。

後部甲板より

後部甲板より

砲塔は頭の部分しか見えていませんが、実際には５階建の構造になっています。
少し見にくいですが、断面図の模型が展示してありました。

後部甲板より

艦橋を〜。

後部甲板より

トマホークミサイルとハープーンミサイル

後部甲板より

○トマホークミサイル

１９８６年の復帰の際に搭載された最新の巡航ミサイル。
射程距離１６００キロという驚異的なもので、湾岸戦争の折りには大活躍し、合計２８発が発射されました。

後部甲板より

○ハープーンミサイル

トマホークと同様に、復帰の際に搭載された対艦ミサイル。
約２５０キロの弾頭を持ち、１２０キロ以上の射程距離があります。

艦橋より

艦橋より

ここに記されたマークにはそれぞれ意味があります。

左側は軍内で表彰された回数を白い斜めのラインで表示。
右側の黒いマークは機雷を除去した数。

艦橋より

司令部

様々な計器類、電話などの通信機器、モニターなどが一面に並んでいます。

司令部

この時は明るい照明が付いていますが、本来は全体的に薄暗くなっていました。
精神的な安定が得られるよう、落ち着いた配色になっているそうです。

司令部

司令部

司令部

トマホーク発射用のコンピュータだと説明していただいたと思います。

湾岸戦争時、このコンピュータを操作して発射したわけですが、実際に操作した士官には、どこに発射したのかその時は知らされていなかったそうです。

司令部

当時は高性能なモニターなどありませんので、手書きでここにいろいろと記入していったのでしょう。

司令部

みにくま君がいたずらを・・・(・o・)

司令部

司令部

これは司令官席です。
皆さん記念に座って撮影していました。

司令部

司令部

右舷０１デッキ 降伏文書調印式会場

１９４５年９月２日、午前９時０２分。
東京湾内に停泊のミズーリ号右舷０１デッキにて調印式が行われました。
マッカーサー元帥を始めとする連合軍と、重光葵（まもる）全権（当時の外務大臣）、参謀総長梅津美治郎（よしじろう）陸軍大将、他総勢１１名が日本政府代表として出席しました。
これにより、第二次世界大戦は完全に終結を迎えたのです。

右舷０１デッキ 降伏文書調印式会場

右舷０１デッキ 降伏文書調印式会場

右舷０１デッキ 降伏文書調印式会場

床に嵌め込まれた、記念プレート。

艦橋より

トマホークの発射台です。

艦橋より

艦橋より

上からみた副砲。

初期のころは１０基を有していましたが、近代兵器搭載後、４基が除去され現在は６基のみが存在しています。
艦砲射撃においては、１４．５キロまで砲弾が到達します。

艦橋より

艦橋より

武器？でしょうか。

艦橋より

機関砲、近接防御火器。

艦橋より

隊長席、かな？

艦橋より

司令塔より

通常時に指令を発信している場所です。
コース変更の際は、甲板長は司令塔にいる操舵兵に連絡をします。
有事の際は、司令塔への一切の入出が禁止されドアは閉ざされたままになります。

司令塔より

艦首方向を。
主砲も上から見下ろす形です。

司令塔より

さて、これで戦艦内部の見学は終わりです。

桟橋より

戦艦ミズーリの見学を終え、集合場所に移動します。

今回は団体の簡単なツアーだったので、ここまでしか見学できませんでしたが、予め申込みすることによって、機関室や工作室、射撃指令所、発電所などを見学できるそうです。

潜水艦ボーフィン号博物館

今回は私たちのツアーには無かったので、潜水艦の中には入れませんでした。

潜水艦ボーフィン号博物館

しかし、手前の敷地には自由に入れたので、少しだけ写真が撮れました。
もう少し時間があれば奥まで行けたのですが、ほんとにチラッと見ただけで時間切れでした〜。

潜水艦ボーフィン号博物館

ツアーバス

１０人くらいの日本人ツアーだったので、こんな車でパールハーバーまで来ました。
ここから１時間弱かけて各ホテルに帰ります〜。

この旅行記へのコメント （12）

• サボ１０さん 2008/12/07 23:58:34

  真珠湾

  みにくまさん
  
  ハワイはどうですか？　　
  
  私は東京の暁星中学からハワイで英語を１年間学び、ロサンゼルスの暁星（大阪明星の姉妹校）の姉妹校シャミナードを卒業しました。　　
  
  当時（５，６０年代）のアメリカ人の半分が第二次世界大戦は日本が始めるだろうと思われていた時代です。　　１２月７日になるとクラスでは真珠湾攻撃の話。　　日本人は宣戦布告を遅らせて攻撃した「卑怯者」とされ、嫌な思い出があります。
  
  その後私は米国空軍の仕官となり、空軍中佐として退役し、真珠湾フォード島（Mighty Mo　が停泊している島）のネービーロッジに宿泊などしています。　　然し、Pearl Harbor Memorial　を Ford Island　から見ていますが、記念館を訪ねたことはありません。　　正直に云って訪ねたく無い所です。
  
  記念館を訪ねる日本の人が多いのを不思議に思っていました。　　私の年代のアメリカ人では日本人を嫌う人が多くいます。　　その人たちも死んでゆき若い世代となり、真珠湾攻撃の捕らえ方も違ってきている、それで良いのではないでしょうか。　　
  
  
  
  

  みにくまさん からの返信 2008/12/08 00:33:48

  RE: 真珠湾

  
  サボ１０さん、こんばんは〜。
  
  そうですね〜。
  昔は相当な軋轢があったみたいですね〜。
  
  今はもう戦後６０年以上経っていることで、世代交代もあり、みんな冷静な捉え方をしているようです。
  
  記念館では、現実に起こった事実のみを淡々と解説している感じに変更されたそうです。
  
  憎むべきは戦争自体で、相手の国民を憎むべきではないと思います。
  
  しかし、なかなか戦争の傷というのが消えないのも事実ですね。
  
  
  
  

• ちょびれさん 2008/12/07 17:59:11

  おう！

  このツアーっていうのは日本人観光客は多いのですか？アメリカ人から見て
  日本人がここを見に来るのはどういう風に考えているのだろう・・・？
  
  パールハーバーに関しては、高校時代に、愛国心が物凄く高い家庭で育った
  男の子から、ちょびれはどう思うのか？としつこく聞かれ大ゲンカになった
  覚えがあります(^^;)
  感情的に特別なものがあるみたいで、逆にこちらからはじゃあ広島長崎を
  どう思うのか？と逆襲したんだけどお・・・・
  
  ちょび
  

  みにくまさん からの返信 2008/12/07 19:28:54

  RE: おう！

  
  ああー日本人観光客はけっこう多いんじゃないかな〜。
  私たちのグループの他にも日本人観光客グループが何組かいたようですよ。
  
  アメリカ人は日本人観光客がパールハーバーを訪れることに、特別な感情を抱くほどちっぽけな人種ではないように感じます。
  以前は展示物に反日っぽい説明がなされていたようですが、今はそういうこともなくなっていました。
  
  私たちも、今は原爆ドームに観光に来るアメリカ人に対して、特別な感情をもっていないのと同じことかな〜。
  

  ちょびれさん からの返信 2008/12/07 19:50:40

  RE: RE: そうなんだ（*^_^*）

  ひとつの歴史として受け止めているのかなー。なんだかほっとしちゃいました。確かに日本人としても日本に来る観光客に対して特別な目では
  見ないもんなー。
  
  国によって歴史認識も違うし教育の仕方もあるから様々なんでしょうね。
  
  ちょびれ

  みにくまさん からの返信 2008/12/07 23:59:18

  RE: RE: RE: そうなんだ（*^_^*）

  
  アメリカはどこかの国と違って、その辺はドライだと思います。
  戦勝国の余裕なのかもしれませんが。
  
  日本人の方が、どちらかというと根に持つタイプじゃないですかね〜。
  憎むべきは戦争であって、相手の国民ではないですから。
  

• ちふさん 2008/12/07 10:47:49

  厳か！

  厳かな雰囲気で、カッコイイですな。
  ミネラルヲーラーが、2ドルというのが高いのか安いのか普通なのか、分からないですが、自動販売機がかっこいいですね。
  
  

  みにくまさん からの返信 2008/12/07 12:10:04

  RE: 厳か！

  
  ちふさん、こんにちは〜。
  
  なんかかっこいいですよね〜。
  ミネラルウォータ２ドルはちょっと高めだと思いますが、観光地としては良心的価格だったり？
  
  アメリカっぽい自販機でごっついですよね〜。
  自販機自体が日本ほどあちこちにあるわけではなく、ましてやミネラルウォータの自販機は見たことがないので、これはちょっと珍しいかもしれませんね〜。
  

• 一歩人さん 2008/12/06 14:08:52

  いつも応援ありがとうございます。

  みにくまさんへ
  なんでもかんでも江戸の一歩人です。
  江戸っ子と改名したいのですが、
  三代目でないので、無理無理。
  あ！すみません。真珠湾ですよね。
  とても、興味深々です。
  また、立ち寄ります。
  実は、昨日新規投稿画面が、
  スクリプトエラーで投稿不能です。
  ４Tに問い合わせ中ですが、
  回答がまだなもので、
  しばらく復旧できなくて、
  残念です。
  では、また寄ります。
  

  みにくまさん からの返信 2008/12/06 15:11:38

  RE: いつも応援ありがとうございます。

  
  一歩人さん、こんにちは〜。
  
  え、江戸ッ子いいじゃないですか〜。
  三代続かないと、江戸ッ子を名乗るのは許されないんですねｗ
  
  それはそうと、昨日からの新規投稿エラーですよね。
  写真の追加登録もできなくなっていまして、私の「戦艦ミズーリ編」も写真２枚以降追加できず、中途半端になってしまいました・・・。
  
  せっかくのお休みなので、２００枚くらい写真登録頑張るかと思った矢先の出来事で、４Ｔに怒りのメールを送ったのですが、こちらもなしのつぶてです。
  
  今は仕方がないので、過去の旅行記を編集しています(-_-;)
  
  これに懲りずにまた頑張りましょう〜(^o^)／
  

  一歩人さん からの返信 2008/12/06 15:30:07

  RE: え！？わたしだけかと思っておりました。

  みにくまさんへ
  ありがとうございます。
  そうでしたか、投稿不能ですか。
  そういえば、朝から４Tへアクセスできなかったし、
  私だけかと思って、ノートパソコンへつなぎ直したり、
  先ほど、メールアドレスを追加して「江戸っ子」で
  もう一本旅行記を立ち上げようかと思っておりましたが、
  その必要はないかもしれませんね。
  午前は、谷中へ出かけて、写真を撮ったり。
  午後は、ずっとPCで悩んでおりました。
  救いの神でした。ありがとうございました。
  私も頑張って、これから、旅行記を書きます。
  では、また。

  みにくまさん からの返信 2008/12/06 16:04:13

  RE: RE: え！？わたしだけかと思っておりました。

  
  一歩人さん。
  
  残念ながら、今のところ何も変わっていません。
  
  旅行記の新規投稿・写真の登録など、できなくなっています。
  
  すでに登録してある旅行記の編集くらいしかできませんね。
  あとは、他のトラベラーさん訪問とか、メッセージのやり取りは通常通りです。
  
  私は中途半端になっていた過去旅行記を仕上げにかかっていますが、表紙の編集ができないので、これまた困っています。。。。