2008/10/21 - 2008/10/24
3982位(同エリア6127件中)
極楽人さん
ドブロブニクから訪ねた3つの島と、スプリットから日帰りで訪れたフバル島の写真を集めてみました。
【PART-1】は、ドブロブニク旧港から出ている定期観光船で廻ったKOLOCEP、LOPUD、SIPANという島々です。これらの島々には、歴史的な建造物や観光スポットらしきものは何もありません。明るい陽光と真っ青なアドリア海に包まれて、今を生きている人々の日常生活が垣間見れました。
その日も天気が良いので、塩で有名なSTONの街に行こうか、隣国のMOSTARまで足を伸ばそうか、などと迷っていました。妻が島巡りを希望したのでとりあえず旧港に情報を集めに行くとちょうど出航の時間。切符売り場の人にせかされるまま心の準備もなく乗り込んだものです。朝10時から午後5時まで、たっぷり7時間のツアーでした。
【PART-2】は、SPLIT港から大型フェリーで渡ったHVAR島。
世界有数のリゾート島ということで、海も街も建物も中世の姿が美しく保存されていました。夏場にはハリウッドの大物俳優や有名セレブもたくさん訪れるところだそうで、景観も設備も立派なものでした。
スプリット港から船はたくさん出ていますが、無理なく日帰り出来るコースは限られていて、HVAR一日観光はその「定番メニュー」だそうです。
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【PART-1】
ドブロブニク旧港からは近隣の島への観光船がたくさん出ています。運行会社のブース(小屋)が軒を連ね、呼び子が様々なタイプの周遊ツアーを売りこんでいました。
観光船は手前(右下)の桟橋から出航します。 -
私たちが眼を止めたのは「VALAMAR」という会社のプラン。3つの島で下船して観光、昼食と飲み物つきで一人250kn(5,000円)で夕方帰ってくる、というタイプです。
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旧港を出た船は大きく右に曲がり、ドブロブニクの海側にそそり立つ壁に沿って進みます。壁が要塞そのものとして立ちはだかり、海から来た敵には街の様子が一切見えなかったでしょう。
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西へ進路を定めた船が、新市街にさしかかりました。
小ぎれいな住宅や別荘、ホテルなどが多く集まっているエリアです。 -
ドブロブニクの玄関口、陸上交通の出入り口となる吊橋が見えます。SPLITなど、北側にある都市との行き来には必ずこの橋を渡ります。この橋の袂(写真では右下)あたりに新港(グルージュ港)と長距離バスターミナルがあります。
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30分程の航海で最初に着いたのがKOLOCEP島。
空も海も蒼く、入り江の奥に穏やかな村が陽光を浴びていました。20分間の休憩なので遠くにはいけません。 -
丘への道を少し登ると、古い教会がありました。扉を押してみましたが閉まっていました。ちょうど鐘が鳴ったので上を見ると、鐘そのものは揺れていません。録音のようです。
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何もなさそうな村ですが、海はきれいです。青色に石灰質を溶かしたような、この地域特有の色をしています。
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水辺に近づいて眼を凝らすと、透明な海の底にムラサキウニが見えます。「海水浴の時は必ず靴を履くように」という誰かの助言を思い出しました。踏んだら大変です。
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船に戻ってまた30分の航海。
今度の島はLOPUD島です。休憩は30分間。
漁業の村だそうで、魚の匂いがしみこんだような建物が並んでいます。 -
桟橋で少年が釣りをしていましたが、竿は使わずに糸だけでするのがこの地域のやり方だそうです。
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一応は観光コースになっており、レストランやカフェと並んで、人気のナイーブアートを展示しているお店もありました。でも“見どころ”というほどのものはありません。
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村はずれにヤギもいました。
ヤギの写真につけるコメントじゃありませんね。でも、ここもホントに何にもないところです。
強いて言えば、のどか!? -
船に戻って3つ目の島を目指します。次の島まで1時間くらいとか。
このお兄さんが船長さんです。「これからお昼ご飯」だと乗客に告げています。 -
乗船のとき、「魚か鳥肉か?」と聞かれました。魚は鯖のような、カマスのような、サッパリ系の塩焼きです。飲み物はワイン、水、ジン、ビールなどがデッキのバケットに入っていて、いつでも飲めます。
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食事時を狙って、頭のいいカモメが追ってきます。
乗客も面白がって、魚やパンの食べ残しを与えるので、乗客の頭すれすれまで近づいてきます。
「(東北の)松島と同じ・・・」と妻がつぶやきました。 -
3つ目の島はSIPAN島。緑に覆われたなだらかな山のすそに、かたちのいい教会と小さなビーチが見えます。
出航前、説明もそこそこに乗り込んでしまった我々ですが、ここまで来てツアーの狙いがはっきり分かりました。要するにこれは、アドリア海に浮かぶ「普通の島」の生活を見学するツアーだったのです。ドブロブニクの華麗な風景に慣れた眼には少々退屈でもあったのですが、これはこれで大いに意義のあることです。 -
それでも、ここで“2時間の休憩”とは驚きました。午後4時の出航まで、いったい何をすればいいのでしょう?
答えは簡単で「海水浴」です。同船の乗客もやおら着替え始め、波に向かって駆け出しました。こういうツアーだったのです。皆さん浜辺で腰までタオルを巻いて、器用に大胆に着替えていました。 -
水着のない我々は家々の間を抜けて山の道へ。知らない場所に行ったら高いところに登ることにしています。
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アドリア海にブーゲンビリア。温暖な土地の証拠です。
森進一の「襟裳岬」が口をついて出ます。
♪何もォ〜ない〜春ですゥ〜 -
海から見えた教会の裏まで登って、ここで石畳は終わり、舗装もされていない道が山上の砦の跡まで続いていました。これで引き返します。
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浜辺に戻って見つけた、面白い顔の軽トラック。
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こちらはトラクターの改造車ですか。
確かに、島の暮らしの一端が分かります。 -
30分あまり、海辺のカフェで時間をつぶして出航を待ちます。この頃には、同じ船の顔見知り達がカフェに集まって来ました。
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午後4時出航。いちばん遠い島から約1時間かけてドブロブニクに戻ってきました。
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午後5時帰還。アドリア海の島の「真の姿」を見たい人にはお薦めできるツアーでした。それ以外の人には特にお薦しません。
帰り着いたドブロブニク旧港は、もう薄暮の中にありました。 -
【PART-2】
スプリット滞在中に、フバル島(HVAR)を一日観光しました。フバル島の先には緑の洞窟や青の洞窟がある島々が更に連なっています。妻はカプリ島(伊)でも見逃した「青の洞窟」を希望していましたが、そのビシェヴォ島はフバル島〜ヴィス島と渡った先にあり、青の美しさが頂点に達すると言われる「お天気のいい正午頃」までの到着は無理で、また諦めることになりました。 -
フバル島へはスプリット港から大型フェリーで向かいます。朝9:30出航、1時間半の船旅は片道一人38Kn(760円)でした。切符は桟橋の突端にある船会社JADROLINIJA(ヤドロリニア)社のビル内か、出発直前には船の前の切符売り場(小屋)でも購入できます。カードOKです。
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フェリーは定刻にフバル島のスタリーグラード港到着。目的地フバルの街には、ここからバスに乗り換えます。バスは、フェリー到着に合わせて、船のすぐ近くで待っていました。すぐ発車です。
スタリーグラードの街へも行きたかったのですが、街は港から2Km離れていると聞き、とり合えず諦めました。 -
港を離れたバスはすぐに急坂を登り、山の中腹へと向かいます。赤茶けた土がむき出しの裸の島。ただ、道路はよく整備されています。
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うねうねと曲がる海沿いの道を30分、東西に細長いフバル島の西南端にあるフバルの街のバスターミナルに付きました。
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まず、帰りのバスを確認します。インフォメーションは閉まっていました。夏だけ開いているようです。売店ににバス時刻表が張ってありましたが、16:45分までありません。このバスがスタリーグラードからスプリットへ帰るフェリーに連動する唯一の便のようです。
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この時点で時刻は午前12時少し前。ガイドブックに12:00まで開館、と記されていたベネディクト会修道院を目指しました。
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城門をくぐり、旧市街に足を踏み入れます。
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地図で見当をつけた方向に露地を辿ります。それにしても、人が少ないのにはびっくりです。
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ベージュ色の石を分厚く切り取って積み上げた家並みが続きます。道は少しだけ登り、また下ります。それぞれの露地にはそれぞれの個性があって、どれも趣があります。
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ベネディクト会修道院。修道女たちの考案による独特のレース模様が有名で、内部で展示販売されているとのことです。閉館の12:00には3分ほどありましたが、時間とは関係なく「改築中なので」閉館していました。ベルを押して問い合わせたインターフォンからはドイツ語の返答が返ってきて驚きました。(観光の街ドブロブニクでは「接客は英語」が徹底しており、ドイツ語を聞くことはほとんどありませんでした。)
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今度は山のてっぺんにある、16世紀のお城を目指しました。きつい坂道や階段は元気のあるうちに登った方が・・・
お城の入り口にはここも学生アルバイトの切符売りの女性が。たしか一人20kn(400円)でした。 -
お城からはフバルの街や遠くの島々が一望できます。逆光のため青い海がうまく写りませんが、見事な景観でした。お城そのものも立派で、牢獄の跡(なかなか)や雰囲気のいいレストランも備わっています。
それでも、ここは何より「眺望」です。 -
中欧の窪みがフバル港、左側が旧市街で右側には新しい建物もいくつか建っています。海の向こうには小さな島々がいくつも連なり、あの果てに青の洞窟のビシェヴォ島もあるのでしょう。
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旧市街を少し拡大します。クロアチアでは太陽は海から照りつけます。日差しが傾く秋以降には、夕陽を待たないとこの街をくっきりと撮影できないようです。
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更に拡大。よく見ると、古い家並みの中に新しい家も見えます。よく似た建材で建てられているので、調和の取れた昔ながらの街並みが保たれています。
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これは港の右側の新しい市街。島々のつながりが魅力的です。
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更に拡大。聖マルコ教会を中心に、こちら側は比較的新しい家が多く並んでいます。
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山を下り、階段を下りて聖ステバノ大聖堂を望む広場に来ました。ここが街の中心です。
ついこの間までの夏の喧騒は、名残もありません。ひっそりとした光景、街をひとり占めした感覚です。 -
お昼時のレストランも閑散。街の人たちは、夏の3ヶ月で一年分を稼ぐのでしょうか。
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これは立派な市庁舎。すぐ上に、さっきまでいたお城が見えています。
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港の右側、お城から見えた聖マルコ教会の先には、新しい市街が続いています。
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港には学生たちが集結。教師に引率されて遠足にでも着たようです。ここだけ賑やかな話し声が響いていました。
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フバル島はラベンダーの島でもあります。港の道には特産品を並べたお土産屋さんが数件、なかなか来ないお客を待っていました。
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貝の飾り物、レースの刺繍、ラベンダーの匂い袋・・・
なかなか買い手が現れないので、近づくだけで笑顔、言葉を交わすと離れません。 -
お昼は広場から一本入った露地にあるLUNAというレストランで食べることにしました。青い看板、青い窓という、この島には珍しいカラフルなお店です。
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午後維持過ぎのゴールデンタイム。それでもお客は我々二人だけで、「コンニチワ」と日本語で出てきたマスターに最上階テラスに案内されました。ガイドブックに出ていたこのお店は日本人客に有名なのでしょう。お天気がいい日は、テラスが最上席のようです。
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いつものように、空気はさらっと乾いています。それでビール。グラス大で約400円はこの国の相場のようです。それにしても「お通し」が出てきたのにはびっくりしました。
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ムール貝と何とか言う特産の野菜料理、それにクロアチアならではのトリュフ料理を2品頼んでみました。トリュフはクリームソースの中に黒点のようにに混ざっていて「食べた」という実感はありませんが、妙なる香りがしたのは確かです。カード払いで、(確か)全部で288knでした。
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食後もう一度広場へ。これはヨーロッパ最古の劇場の一つとされるアルセナルのテラスから撮った風景です。
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バスターミナルに戻ったところで、学校帰りの少年に声をかけられました。10歳だそうです。空手を習っていて、ジャッキーチェンのファンです。帰りのバスを待つ間、彼も習いたての英語で何だかんだと20分ほど話をしました。これと同じ写真が、まもなく彼の手元に届く筈です。
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これはトイレの領収書。レストランやカフェ以外では、トイレは番人がいる有料の公衆施設になっています。どこも清潔で、相場は3kn(60円)位。観光地フバルでは何と5kn取られました。(写真はSPLITのバスターミナルのものです。)
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帰りのコースは来たときの逆、赤茶けた山並を越えて一路スタリーグラードの港へ向かいます。
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午後5時前。日が傾き、車掌の風景も少し暗くなってきました。
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港に着く前、山の頂上付近から見えた海は、もうすっかりたそがれていました。
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スタリーグラード港から、フェリーでスプリットに戻ります。6時過ぎ、風が冷たくなってデッキにいた人たちも暖かいサロン(船室)に移動したようです。
次は、スプリット篇の予定です。
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